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ノースハワイは、すっかり春となりました。
俺っぽくないが、現在ベトナム戦争記を読んでいます。
このベトナム戦争を少しおさらいすると、北と南の戦争であったが、実質的には共産主義勢力(ソビエト連邦、中華人民共和国)と、資本主義勢力(アメリカ)の戦いであった。
要は、というか例えるのなら日本の東と西に分かれて、日本人同士が戦うのに東側をアメリカが支え、西にはソビエトと中国が介入したというややこしくも大きな戦いであったと言える。
でも、この戦記は別段生臭くなく、(死や死体が普通になってしまう)興味深かったのはベトナム人同士の争いにアメリカが介入していて、ベトナム人たちは政府軍、反乱軍(通称=ベトコン)と別れて争っていたということ。
その共同戦線をしいたアメリカ人と、政府軍であるベトナム人は考え方も違うし、環境も違うが、その当事者たちは割とあっけらかんとしていたのだなあ、ということ。
夜になると、基地に戻った常駐アメリカ人はアイスクリームを食べながら毎日届くTVと映画を見て、その横に同様に待機するベトナム人は電球もない泥地に穴を掘って基地として毎日休んでいたという対比。
もっと言うと、アメリカ人兵士の任期は1年程度で、ベトナム人兵士の任期は死ぬまでという大きな違い。
そんな環境の違いで反乱軍に向けて戦争をしていたのですね。
その頃流行ったとされるベトナム寓話にこんなのがありました。
少し痛々しいが、面白いので引用してみました。
========
サソリが川を渡ろうとしていて、泳げないサソリはやってきたカエルにこう言いました。
「おい、お前泳げるだろ。俺をのせて向こう岸まで行ってくれないか?」
カエルは「いやだね、そんなことをしたらお前は俺のことを刺して殺すからね」
「そんなことはない、なぜならお前を刺したら俺も溺れてしまうじゃないか」
カエルはそれもそうだな、と思い直してサソリを背中にのせてあげることにしました。
川の真ん中まで来たとき、サソリは突然カエルのお腹を毒針で刺しました。
2匹は水の中に沈んでいくのですが、カエルは薄れゆく意識の中、サソリにこう言いました。
「どうして刺したんだよ。お前だって死んじゃうんだぞ」
すかさずサソリはこう返しました。
「俺にもわからないんだよ、でもこれがベトナム戦争なんだぜ...」
======
というもので、現在の泥沼イラク戦争、そして足を引っ張り合うくだらないビジネス世界にもこの話は通ずるものがあります。
話は変わって、春の南うねりが頭程度のサイズで届いている。
でも風が強く、ホワイトハウス方面は全滅しているので、島の西北西にある基地内のシュネリガンズにマイク(・ベッシェン)と行く。
このようにマイクはDVSを、俺はBD3でサーフするのだが、風はほとんどなく、見た目よりいい波で驚いた。
南うねりなので沖に向かって左からうねりは来るわけだが、そのうねり角度と砂州の地形がベストマッチしてパーフェクトなレフト波を作っていた。
人が乗るとこんな波で、これがずっと続くのだ。
↓サーファーは友人のクリスチャンで、この付近に住み、今朝も彼の波情報でここにやってきたのだった。
マイクは名字からおわかりの通りシェーン&ギャビン・ベッシェンの実父で、昨年近所にサンクレメンテから引っ越してきた。
それで今まで以上に仲良くなるわけだが、子供ふたりをトッププロにしたてたようにコーチングがうまく、会うたび俺もサーフィングを教わっている。
くたびれるほどサーフをして、帰り路にマイクが「シェーブアイス(かき氷)を食べていこう」と誘われた。
「うーんあんなに小さいのに5ドルもして、高すぎるから行きたくない」
とつい本音を言いそうになったが、彼の車でもあったので「ぜひ!」と『ジョジョス』のハイウエイ店(フランチャイズ)ではなく、分かりづらい路地にある本店に行った。
俺が食べたのはマカダミアナッツアイスの上にかき氷とハウピア(ココナッツ)シロップをかけたもので、やはり5ドル。
でも5ドル並においしかったなあ。
たまにはいいか。
さとうきび畑の工場を通り抜けて帰ってきた。
それから写真仕事を終わらせて、「さあブログを書くぞ!」とこのマックブックに向かったら「世界中の弁護士で一番上手なサーファー」とされているイエン・ジャングがやってきた。
彼はAVISOのDOC6'6"クアッド・プロフィニッシュをオーダーしていて、先日ウッドのボードと一緒に届いたのをピックアップしにきたのだ。
(ちなみに弊社はノースハワイのAVISOディーラーでもあります)
彼のトラックに積み込み、にっこにこで去る彼を見て、ニューボードのヨロコビを思い出し、サーファーとしての幸せは海にあるわけではないなあ、と道具に感謝することを思い出した。
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ヴェトナム...
ヴェトナム戦争...。
私は当時7歳でした。厚木基地のそばで育った私は、ヴェトナムから運ばれてきた「死体」の焼却のケムリの意味が分からなかった。
'80Sに思春期を過ごした私に、ヴェトナムの真相を明かしてくれたナンバーは、POISONの「Give some thing to believe in」でしたね...。
私は当時7歳でした。厚木基地のそばで育った私は、ヴェトナムから運ばれてきた「死体」の焼却のケムリの意味が分からなかった。
'80Sに思春期を過ごした私に、ヴェトナムの真相を明かしてくれたナンバーは、POISONの「Give some thing to believe in」でしたね...。
アメリカ
アメリカの光と影って感じでした。
妻の義理兄が日系2世なのでいつも考えさせられます。
夢かもしれないけど、みんながサーファーだったらきっと戦争なんかないと思います!あるのはコンペだけですよね~波を真剣に取り合っても友情芽生えたりしますよね。
ナキさんのおかげでアビソ工場見せてもらえたし、いつもいい夢見せてもらえた事に感謝です!
仕事頑張って余裕がでたら板注文します。ぜひ!
親子で乗れるBD3 狙ってます!
妻の義理兄が日系2世なのでいつも考えさせられます。
夢かもしれないけど、みんながサーファーだったらきっと戦争なんかないと思います!あるのはコンペだけですよね~波を真剣に取り合っても友情芽生えたりしますよね。
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プロフィール
名前:Naki 2009 または船木三秀
HP:NAKISURF
性別:男性
職業:専門職
趣味:海
自己紹介:
11年暮らしたカリフォルニアからノースハワイ島に住みかえ、毎日クオリティの高い波で波乗りをしています。
私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。
風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。
波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。
そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。
同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。
ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。
また、カリフォルニア州、サンクレメンテ発のサーフショップ『NAKISURF.COM』も運営しております。
こちらは長年培ったサーフ業界のコネクションを活かし、世界で一番誇れるWEB STOREを目指しておりますので、どうぞご覧になってください!
ぜひ!
どうぞよろしくお願いします。
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13ft 16sec @314(NW)_リアルイナリーズ崇拝者より_間隔は16分?_ピンボケ愛の日_長くなったリーシュ_サメ君でサーフ_D大先生のSF_2灯フラッシュ_津村隊長ありがとうございました!
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