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台風13号が来ていて、天気図を見ると南島とヤマネコ島の上に大きなそれがのっかっている。

風速45m、移動速度6km、みんな平気かなあ?

と、とても心配になった。

台風は時に美しい波をもたらせてくれる。

が、なぜ波が起きるのかを考えると、強い風が吹くからに他ならず、それがもし自分の周りにやってきたときに自然の猛威を知るのです。

みなさん、無事でいてください。

こんな時、何もできないのがじれったくなります。



さて、コースト(沿岸)は朝から南風、そして霧雨コンディションなので、ちょうどLAにやってきたリリーさんたちと、ロスアンジェルスのフリーマーケットに行きました。



中古品の靴、ブーツの洪水。



スニーカーマニアの一平君とDCSKがいたら喜んだだろうなぁ。
掘り出し物ばかりでした。

見たこともないエアジョーダン2の黄色があったんだけど、あいにくサイズが大きく断念。



ノアが探していたジャック・スパロウの「ブラックパール号」が大量に販売されていたので、持てるだけ購入する。

これは映画公開(パイレーツオブカリビアン)時に販売され、この船だけがどの店も完売してしまっていて、店頭ではほとんど見つけられなかったのです。

これぞ真のデッドストックだ、フリーマーケット最高!とうれしくなる。



釣りリールも売っていた。
ミッチェルのインスプールもあり、しばらく見とれてしまった。



その人の売っていたタックルボックス。



こんな感じの野外版で、大きすぎず、小さすぎず、規模としては最高でした。



この人は薬を大量に売っているのだが、ここで買うのは怖いなあ。。



時計屋さん。



欲しいのがあったんだけど、どれも高くて断念。



また靴。
俺も靴好きだから魅入ってしまう。



お腹が空いてきたので、食品にも目が行く。



移動メキシカンレストラン。



戦利品と俺。



シリアルは「フロステッド・フレークス」。
俺の永遠の大好物で、そのキャラクターである「トニー・ザ・タイガー」の販促用ぬいぐるみ(体長12cm)を発見し、



うれしくてありったけ大人買いしちゃいました。



さらにこれを「ブログ883回記念」に12人の方にプレゼントします。
当選者への発送はここカリフォルニアから郵送でご自宅までお送りします。

ご希望の方は「トニーください」と、このコメント覧、またはshop@nakisurf.comに書いていただく、またはメールください。

応募者が12名を越える場合は、弊社柳瀬による厳選なる抽選にて選出いたします。

応募期限は2008年9月19日までです。
どうぞふるってご応募ください!

さて、フリーマーケットを出て、日本のパン屋さんに行き、トーストとメロンパン、そしてバターロールを購入。

駐車場でこんな払い下げのパトカーを見つけました。

これを購入したのはスキーヤー&サーファーでしょうね。
こんなデコレートもいいなあ。



405fwyを南下し、オフィスに急ぐ。

到着するとAVISOのRS(アーエス)が納品に来ていたので、一緒にヨーグルトワッフルを食べました。

彼が行った1991年の四国話で盛り上がるが、彼の話はいつも長いので、それは1時間以上にも及び、聞いているのが辛くなるほどでした。(笑)



まだ天気が悪いです。

南の人は台風にお気を付けください!

良い週末をお過ごし下さい!
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暗い内に起きてフリーウエイに乗ると、もう大渋滞だった。

まだ7時前。
以前はこの時間は空いていたのに車の氾濫で、一山いくらで売れるほど車が走っている。
夕方などは両側で14車線が渋滞で満杯となったときはヘリコプターを飛ばして写真を撮りたくなったほど。

原油高だが、他の交通手段がないロスアンジェルスの毎日はこんな渋滞地獄のようです。

それに較べて日本は電車があるから便利ですね。

今日はWCTローワーズ決勝日。

USサーファーマガジンの副編集長(写真部)のJPから電話がかかってきて、

「ここにいるのなら水中から撮れる特別パスを出すから撮って欲しい」と言われたが、「今年はパスします」と断ってしまった。



写真を撮ってばかりの頃は一生懸命にコンテストの温度、緊張感を写そうと朝は暗い内から陽が沈むまで会場で撮っていたが、その気がなくなってしましった。

かっこよく「燃え尽きた」と言えばよいのだろうが、そんなものではなく、サーファー同士の勝負に興味がなくなってしまったのです。

もちろんケリー・スレーターは見たいし、世界のサーフィングの今はどうなっているのかは知りたい。

しかし、それ以上に「勝負としての波乗り」に興味がなくなってしまったのです。

メールが2通届き、それには

「世界のサーフィングがそこにあるのになぜ見に行かないのですか?」

とやさしく諭してくれる人、または

「行きたいのに行けない人がいるのに、観戦を放棄するとは何事か、自己批判せよ!」

と厳しい人もいる。

そこで、腹をくくって自己批判してみようと、

「俺的には今まで『すごいサーファー、サーフィングの熱いファン』で、それぞれのサーファーたちも分類し、特徴を知っているつもりでいたから、コンテスト観戦に行かないことによって、明確な自分の立場を自分自身に見せたい」という思いなのです。



ということで、ベーカリーでチョコレートクロッサン(クロワッサン)、柳瀬がアーモンドクロッサンを買い求め、Tストリートで波を見ながら食べていると



なかなか良いセットが入ってきていた。



よし、ここでサーフしよう!
と入ると、インサイドはこんなドカボレコンディション。



ノーズのレイルまで全てを使い、なんとかテイクオフしました。
こうして見ると、サーフボードを余すところなく使っているのにびっくりしました。

今日はHPS-4に先に乗り、その後柳瀬のMPツインに乗りました。



トップターン。
このセクションも掘れていますね。



クリス・ワードが入ってきて、いきなりエアをぶちかましました。
あいかわらず良いサーファーです。

「ひさしぶりだね。マリアは元気?」

とひさしぶりに言葉を交わしました。

クリスの娘、マリア・ワードはサンクレメンテ小学校のノアの元同級生なので、親同士のつきあいなのです。

俺が海から上がり、カメラとサーフボードを柳瀬と交換すると、フルレイバックスナップをバリバリ。



すごい!

次の波はセクションが大きく開いて、切り立っていたので「エアになる!」と瞬間的に判断し、縦位置でシャッターを切るとやはりこのようにお高いエアをされました。



あまりにもすごいので敬語になってしまいます。

Tストリートは混んでいるので、ジプシーサーフボードのシェイパー、スティーブ・ケスラーでさえもアツガリ・ゴンザレスにこのような前乗りをくらわされていました。



どうやらソウルサーフィンはピアのあっち側に行ってしまったようです。

クリスはショートセッションで、というか波数が少ないのでさっきの波で上がり、柳瀬はどこかな?

と探すともう上がって歩いてきていた。

ごめんなさい、クリスに夢中で撮れませんでした。



聞くと、ボディボードにはさまれて乗れなかったのだそうで、柳瀬にとってもなかなか厳しい朝だったようだ。

そのままフリーウエイに乗り、大好きなIN N OUTバーガーに行き、最近凝っているハンバーガーのレタス巻きを3つ注文する。

1個1.65ドルなので、3個食べても550円と安く、大満足するメニューです。

順番待ちのレシート#が32なので「サーフ!」と柳瀬と顔を合わせてにっこりとする。


完成作品。



このようにミートパテとトマト、炒めたタマネギとソースがレタスにくるまっているのです。



おいしい!



とWCTコンテストに向かった柳瀬と別れ、ハンティントンビーチにある「プロキャム」へ行きました。

ここはカリフォルニアでは随一の高精度サーフボードの3Dスキャン、そしてそのデュープリケイト(プレシェイプ)が可能な工場で、コールのマジックボードの多くはここでスキャンされています。

俺のエルサルバドル、カリフォルニアでのマジックボードであったファイヤーブレード(旧名エリア51)のスキャニングが終わったというので、工場見学を兼ねて取りに来たのです。



プレシェイプ済みのボード群。



内側から工場外側。



プロキャム主宰のブライアン。
14フィートの長さのボードまでスキャン&削れるんだそうで、これは12フィートの長さだそうです。



その在庫群。



ブラーブランクという新素材。



おなじみジャストフォーム。



今月からやってきたさらなる新素材。



もうついていけません。

今まではこのシェア全てをクラークフォームが握っていたと思うと、怪物みたいな業界だったのだな、と再認識。



これからミーティングするジーボーから電話があり、

「タジがケリーを9.00と9.63でコンボ(10点満点では追いつけないほど離すこと)したんだ。
で、後半ケリーが9.70を出して近づき、そして最後の波で9.27を出して逆転優勝したんだぞ!!」

と言う。

うー、それなら写真を撮りに行けば良かったかな?(笑)

と電話を置き、今度はコントロールルームに行くと、ちょうどアウトラインをカットしていました。



操作計器はPCですね。



画面を見ると、やたら細かい。
それにしても新時代ですね。



このSUPのアウトラインを切っているそうです。



おー、俺のファイヤーブレード!
工場の人間がこのボードを愛しているそうで、俺も同じですよ。
と言うと笑っていた。

ブライアンに持ってもらってパシャリ。



デッキ側。



昔なつかしいX-A51のコードネームが書いてありました。

これがボトム側です。



これでファイヤーブレードは3Dスキャンによって永遠のデザインとなりました。

どこまで精確か、新素材で全く同様なのをオーダーしました。

「X」のマークの意味は半分だけスキャンし、それをコンピュータで左右対称とするのだそうで、それでもプレシェイプから本シェイプに移行すると、ボードって非対称になるからおもしろい。

これを指摘すると、シェイパーたちは「人間の体が非対称なのだから左右対称である必要はない」と同意見。

俺もそう思います。

たかがサーフボード、されどサーフボード。

ジーボーの待ち合わせの時間までこの漫画を読む。

カレーが食べたくなりました。



ベスパのチャオを発見!



浅井さんも現れ、ミーティング開始です。



ジーボー・テンバーグ。
デザインの天才で、現在ピジン・オレンジをあのジェフ・ヨコヤマと主宰し、ハーレイ社のメインデザイナーです。



弊社に戻ると、発送日のようで竜次くんがパッキング中でした。



結局夕食はカレーとしました。
名付けて味平印カレースパゲッティ。(笑)




コールの工場に行くと、マネジャーのロボ(ジョン・ロバートソン)がWCTライブ中継を見ていた。

コールのシェイプルームは真空の磁気を帯びているようで、入りづらい雰囲気がある。



道具も同様で、本物の光を帯びている。
これはプレーナー。



ストリンガーや細かい場所を削る鉋(かんな)。



そしてサンダー。



厚みを測るキャリパーという道具。



「波よりもシェイプ優先」と手書きサイン。




昨日の動画にも登場した夢のフリップを会得したライアン・カールソン
のボード。



ファイヤーフライのラミネート。



アンディ・アイアンズがオーダーしてきた6'2"。



ロボが黙々とラミネートを切っている。



こちらはAVISOブラックダイヤモンド3(BD3)の3Dスキャン。



当初BD3は全て5'0"で作ろうとしていたのだが、テストライドの末、長さと幅、厚みのバランスが悪いのではないか?

ということになり、サイズを見直したら5'2"になりました。

このサイズが最高なようで、これで体重90kg前後の方まで乗れるようになりました。
(BD3現行サイズは75kgまででした)

コールが250パウンド(約115kg)なので、その体重のプロ浮力と考えてもらえればばっちりです。

これは前回のマスターBD3をスキャンして取り込み、コールが手を加えながら拡大したものです。



「リサイズなんか、コンピュータでやればわけないのに」とコールに言うと、

「ただ単にサイズを大きくするだけでは性能はよくならないんだ」と逆に教えられました。

気になるレイルは



コールが自身で乗るフィッシュと同様の『MEF』となるそうです。



これはブルース・アイアンズのBIレイル。



これにコールがどのように魔法を施すのかがとても楽しみです。



ボード全体のフォイルを示すコール。



高浮力版なので、いくつかの新要素が組み込まれるそうで、現在シェイプ中です。



明日にはグラス工場に行き、樹脂とクロスで巻き行程(グラッシング)に入ります。

テストモデルの変更等で遅れてしまったけど、11月始めには製品モデル1号が完成しそうです。

サイズも5'2"そして幅が21-1/4~4/3"、厚みが3-1/4"以下ということで決定です。
コールのシェイピング終了が楽しみです。

俺ならファンボード並のサイズなので、SUP波に乗れてしまうかも、と少し夢見がちです。

(お知らせ)
新しいサーファーズジャーナル誌



の巻頭広告で、私のドノバン作品が見開き掲載されております。



内に入ったドノバンスタンスがいいなあ。
すばらしい。

これはおなじみエルサルバドルですね。
今見ると本当にいい波だ。

コールBD3シェイプを待っているあいだ波乗りに行ってきます!
朝サーフして気づいたことは、カリフォルニア波のきめが細かいことだ。

ノースハワイとかだと、リーフの切れ変わり、またはバックウオッシュ、風波のコブなどによって波がウオブリング(動く、ぶれる)する。

でもカリフォルニアはスイーっと、自分のライディングラインが変わらずに滑っていけるので、実に快適だなあ、とうっとりすっきり。



今日もHPS-4でサーフし、その滑りに酔う。

この酔いは「サーファー酔」として注目され、研究されたら「体に良い」「新しい細胞を増加させる」等の色々な事実がわかってくるのかもしれません。

昨日、そして到着2日目のサーフ時に伝説、そして銘品とされるスキップ・フライ、そしてリッチ・パヴェル、そしてボブ・シモンズ風のボードを試す機会があった。

一般的に伝説と崇められるボード、その実際の乗り味はどんなものかを確かめてみたかった。

以前にumi cafe一平君の持っていたスキップフィッシュは乗らせてもらったが、この時は「波のサイズがあって、ほとんどコントロールできず、混んでいたら一発で誰かを轢いてしまうな」と感じた。(笑)

で、乗ってみるとやはりこれも同様で、ボードの上に立っていられる気がしなかった。

以前にBEAMS加藤さん所有のオールドシェイプボードは、テイクオフできたらバンザイしてしまったほどで、その時は「フィッシュブームはつらいよ」という映画を製作したくなるほど、パドルから乗るまでのドラマがあった。

今回はスキップ・フライのカレント(現行)モデルということで、どうかな?と思っていたが、やはり2本乗って所有者にお返しした。

ボブ・シモンズ風のはまったくだめで、これならボディボードに立ったほうが安定するぞ、とがっかりする。

洋平さん、シゲさん達もこれにトライしたが、彼らもなんとか乗っていた感であった。

やっぱり俺は本物のフィッシュには乗れないのかなあ?」と不安になるが、最後に残ったリッチ・パベルのはなんとかターンができて安心する。

でも不思議なのは、みんなフィッシュに乗っているが、あまり上手に乗っている人を見たことがなく、俺の知っている限りだとドノバンのみがサーフィンになっているようだ。

まあ、これは俺の技術的なこともあるが、フルターンできないボードはつまらない、と思う。

でもあのヒラヒラする浮遊感覚はとてもスリリングなので、これからこの真正フィッシュをブレイクダウンしてチューニングすれば佳いデザインになるかもですね。

とすると、2000年代の新作となっているハイパフォーマンスボード、そしてバットフィッシュに代表されるネオフィッシュ、さらには激短のBDシリーズなどは「時代が」というか、ニーズから生まれたデザインなのだなあ、と考えながらフリーウエイを走らせていたら5FWY横を戦車群が走っていた。



演習最中で、軍事軍事軍事とグンジ浸けのアメリカです。

俺の好きなリベラルと相反する光景にがっかりする。

今日はAVISO王子ニックとミーティングがあり、波乗り後、彼の自宅兼オフィスに行くと、ちょうどサンディエゴはソラナビーチのデイブがきていた。



デイブはニック、RSと同じくAVISOの国内、そしてインターナショナル担当の営業です。

「AVISO社員は高人格である」の例にもれず、いい男である。

騒々しいのでニックをスターバックスに連れだし、そこでミーティングをする。



ニックとはいくつかのニューモデルの打ち合わせ、カタログ注文、Tシャツの注文、そしてAVISOに乗った各プロたちのDVD注文する。

その後、ニックと別れてコールと一緒にランチ。

彼のアイディアと俺の考えをすり合わせ、ひとつのアイディア=ボードデザインとしていく。

これは終わりなき永遠なる作業で、サーフィングが続けられる限りボードデザインは進化し続けると思う。

上記した伝説のシェイパーたちによる伝統的な懐古デザインもすばらしいが、同シェイパー、同浮力だったとしたら乗り味は間違いなく新しいほうが優れていると感じている。



コールが考え出した新しいテイルデザインと、俺のチャンネルのアイディアを伝えあう。

それぞれすばらしい、と自賛他賛しながら外に出ると、コールが「これだ!」とこの車のサイドパネルを指さした。



この2つのベンチレーションシステムは、BD3のボンザーボトムに礎があり、それを流用進化させたものを店内で話していたところだ。

所有者が来る前に写真を撮らせてもらう。

よく見たら「アマゲ・ロクサン(AMG6.3)」だなぁ、とドドゲの三浦さんを思い出す。



ここからみなさんにも将来のチャンネル形状が想像つくと思います。

でも「似ているけど、少し違う。水の抵抗と空気の抵抗の形状抗力(proflie drag)は違うから当然といえば当然だな」

とコールは言う。

さらに「抵抗を求めるにはどこかに数式があったから工場でこの続きは話そう」ということになった。

「そうだコール、俺のHPS4を見てよ、これはマジックボードなんだぜ」



と彼に見せると、何も驚かずに「当然だよ、どのボードも完璧にシェイプしているからな」と言われ、その通りでしたと返す。

コールの工場に行くと、WCTローワーズがライブ中継されており、ここからたった5マイル(約8km)南でのできごとがモニターに映し出されていた。



ちょうどダミアン・ホブグッドとジョディ・スミスのヒートで、例によって着実に得点を重ねるダミアンに対して、大技で攻めるジョディ。

結果残り三十秒でセットを手にしたジョディが9.80のハイスコアを出し、ラウンド3に進出。

波を待って待って、待ちきったジョディ。
残り一分になったときには俺は半分あきらめていました。

「最後まであきらめてはいけない」とまだ勉強になりました。

そのヒート終了後、コールが出してきたのはこんな数式でした。
これを元にオフィスに戻り、調べたのでここに掲載します。

D=1/2CDρV2 S

* CD は抗力係数(抗力係数 CD は、抗力を動圧(1/2ρV2)と代表面積で無次元化したもので、物体の形状・流体の粘性・流れの速さ (レイノルズ数)、そして迎え角によって変化する。) (Drag coefficient)
* ρ は流体の密度(海面高度の大気中なら 1.2250 kg/m3)
* V は物体と流体の相対速度 (Velocity)
* S は物体の代表面積 (Surface)
* D は、発生する抗力 (Drag)

すごいなあ、こんな公式を用いて抵抗配分を算出していったら完璧なボードができるのだろうな、と驚く。

実際には数学家クラスの計算になるのでしょうね。

コール唯一のチームライダーであるライアン・カールソンのビデオを見ました。



彼はラディカル・マニューバーという賞を受け、5万ドル(約550万円)を手にした、いわゆる普通のコンテストには出ないパフォーマーサーファーです。
(ソウルサーファーとは異なる)

完全に未来のサーフィングで、俺にはどうなっているのかよくわかりませんが、乗っているボードはグラスホッパーの5'11"とコールに聞きました。

俺はこんな回転系の波乗りを完璧にする人は見たことはありません。

WCTでソリッドなターンを見てきましたが、これこそがソリッド中のソリッド、CG(コンピューター・グラフィック)と見間違うほどのサーフィングです。



ロデオフリップ540°というのが正式名称のようです。
世界初なので、日付入りでぜひ!

http://mainland8.freewavechallenge.net/video/212/Ryan-Carlson-540-Rodeo-in-Huntington-Beach

フリーウエイを走っています。

昔住んでいたサンクレメンテ。

サーフ産業が多い「ピコ通り」の上を走る。



観光で来たときに「デニーズだ!」とヨロコビ勇んで入り、そのアメリカ味に絶句し、深く教訓を受けたデニーズ・サンクレメンテ店がまだ営業していた。

ローワーズの横を通るとWCTコンテストが開催されているらしく、今年はこんなサイトと、波質でした。

波はかなり良さそうです。



さらに南下し、こんな街にやってきました。

ジャズフェスティバルが開催されているらしく、オールドアメリカの味があり、かっこいい風景です。



オバマ氏支持者の車が前に来て、よく見るとあちらにもこちらにもOBAMAと立て看板があった。

どうやらこの街は本気印のリベラルなんですね。
すてきです。



この車は!



かっこいいけど、車種不明です。
誰かおわかりになりますか?

最初JOTA改と思いましたが、いかがでしょうか?



とその美車を通り過ぎた。

夕暮れのサイドミラー。



半月ですね。



佳い波に乗りました。
水が温かいので、トランクスで大丈夫でしたよ。
でも、海上がりはかなり寒くなり、レンちゃん号のヒーターをつけて走っていました。



明日の波はどうなるんだろう?

(おまけ)
BP&BBQパーティの際に「真のパドリング講座」を開催しました。



福地さんへ手の軌跡と動きの確認。



勇海くんとバースデーガール朋民の2ショット。

昨夜のBBQは最高に楽しかったです。
遠くよりお越しいただき、ありがとうございました。



後列左からボストンレッドソックス、サンディエゴ・パドレス、オークランド・アスレチックス、カンサスシティ・ロイヤルズというメジャー4球団にピッチングマシーンを納品されている鈴木さん、

元弊社経理のはるかちゃん、

アーバインのトシさん、

シェイパー志望のりょうくん、

柳瀬、

ジョセフ・ヒロカズくん、

朋民、

勇海くん、

サンディエゴは医療博士の福地さん。

前列は池谷、

メキシコはカボの大ちゃん、

ウチナンチューの竜次くん、

そして俺。

他には浅井さんがお孫さんのマコトくんを連れてやってきてくれました。

じつはこのパーティ、メキシコ大ちゃんがティファナの「アデリータバー」からお姉さんたちを呼んでくれていたそうですが、彼女たちはビザがないと国境を越えられないらしく、あえなく断念。

大ちゃんがっがり。

次回は、はるかちゃんの友人であるポールダンサーに期待しています。

と宴は盛り上がり、3時終了予定だったが終わったのは4時。

最後まで残ってくれたのは鈴木さん、トシさん、そしてはるかちゃんでした。

発泡ワイン6本、マグナムワイン1本、ビール5ケースがからっぽとはすごい。

最後にはバーボンを飲みながら嵐山センセの著作を朗読した。
彼の「文章力のすばらしさ」に読みながら感動してしまった。

さらに読み進むと俺の思想は太古の闇と、宇宙の涯(はて)から涯へと吹く風に屹立(きつりつ)し、その原野にはブナがあり、モミの木の森の奥に陽は沈み、暗い山々はざわめき、うなり響いた。

と、*埴谷雄高著の「垂鉛と弾機(おもりとばね)」のブンタイになったところであたりを見渡すと、もうみんな眠ってしまっていた。

でもまだ埴谷雄高になったつもりでいて、「真理は石のように座っていなければならない」などとぶつぶつと言いながら睡る。

かなり酔っぱらっていたのだなあ。

 *埴谷雄高(はにや ゆたか)。存在の秘密や大宇宙について語った思弁的な大長篇小説『死靈(しれい)』。世界文学史上未曾有の形而上小説が代表作の作家。

さてさて、途切れないオンショアが続いているカリフォルニア。

実は今、自分のサーフボードを持っていなく、AVISOに何か借りようと思っていたんだけど、ASR中なのと、各国の代理店とお客さんへ貸し出し中で断念。

昨日までは柳瀬のMPツインを借りていたのですが、今日は彼も一緒にサーフということで、弊社在庫のストックボードをおろそう、ということになった。

たまには普通シェイプのボードに乗ろうとHPS4を見ていたら#8050123の5'10"x18-3/8"x2-1/8"という自分サイズを見つけたので、一瞬でこれに決める。



このHPS4の細く美しいアウトラインを見ていると「実存主義哲学」という言葉が浮かんできた。



さらに「普遍的でシンプルなラインに浮遊するシュルレアリスム(超現実主義=ものすごく過剰なまでの現実)の*アンドレ・ブルトンを撃て!」と、キャッチコピーを付けたのは、昨日の酒がまだ残っているからに違いなかった。

 *アンドレ・ブルトン(André Breton)フランスの詩人・エッセイスト・批評家(1896-1966)

この高いレベルの酔いによってか、「うれしさ」と「難解の言葉」は比例しているようだった。

米国資本主義体制の粋「Zパッド」には、*ロートレアモンの形而上学があった。

 *ロートレアモン伯爵(Le Comte de Lautréamont)1846年-1870、フランスの詩人、作家。



情景感覚の類推(アナロジー)構造に基づき、ハーちゃんが創造したこのデッキパッドには、アストロデッキの名作であるシングルグリッドが使用されており、しばし忘れさられていた高グリップ性能に対する関心を強調し、さらにはそれによって崇高さを増した構想力に最も美しい例を見い出した。

このZパッドのモノトーンが織りなす闇に私の魂は螺旋状に吸い込まれ、その装飾だけである難解単語群はナタリー・サロートの書く本のように超複雑およびシーニュ(記号)風になるのだが、

と、ここに漂う言葉の突出的現象の無意味性に限界を感じ始めたので、

「そろそろこのナンカイ意識はやめよう」



と思いながら接着部分を拭き、

位置を決めて、「いざ!」と貼り付けました。



無事に接着できると、またナンカイな言葉があふれはじめたが「もう考えないぞ」とぐっとこらえると、なぜか井上陽水の「傘がない」のメロディが流れてきて、それはCDからの音楽であった。



気分がいいのでフィンは色で選んだサイモン・アンダーソンのクアッドシリーズSー25。

ウエットやタオルをバックパックに詰めて、と支度をしていたら池谷がフィンを取り付けてくれました。

ありがとう!



横からフィンを見ると、【25】【25】と数字が並び、にっこにこな気持ちになった。



出発する瞬間にメキシコ大ちゃんがオーシャンサイドの波を見たようで、「いやあ波はかなり小さいです」という情報を受けた。

そこで予定していたミドルス行きを変更し、ニューポートビーチは「コットンストリート」の前に行きました。

週末なので、逆真会会則に沿い、混雑するブレイクには行かない考えを実行。



ワックスを塗り、ビーチで着替えるスタイルで海まで歩いて行き、


©Kosuke Photo 2008 September

波打ち際までくると、沖に向かっての流れと、今朝から吹いていた風で波面はでこぼこだった。

サイズは腰くらい、たまーに胸くらいのセットが入ってきて「これがセットだな」とその本数を確認すると、2本から3本であるらしかった。

それでも50人くらいは沖で波待ちしていて、少し昔だったらこの辺りは無人で怖いくらいだったので、カリフォルニアの熱いサーフィンブームを感じた。

流れで掘れ上がるテイクオフ、ターンをすると「!」というくらいレイルターンから反射される速度が高く、そして切り返しが確実だった。

「マジックボードだ!」

と確信し、この悪波セッションを記憶に深く刻むほどにっこにこで終えた。

弊社フォトグラファー池谷が撮ってくれたのが、これです。


©Kosuke Photo 2008 September

信じられないほどのぐしゃぐしゃなコンディションで、こんなマジカルセットに乗れたのも奇跡だが、何よりもそれを呼び込んだこのボード運気に感謝した。

帰り路に柳瀬と「こんなことってありえない、いきなりマジックボードに当たっちゃうのって、コールはやはりすごい」と評しながら車まで歩く。

みなさんに誓うが、これも営業トークではない。
よく「ビジネスでボードが調子いいって言っているんでしょ?」
と友人に訊かれるが、そんなことはない。

俺は滑りを確かめながら乗っているのだ。

「実際に滑りが悪いモデルは弊社で扱っていないからサイトとメーカーのカタログをよく見較べて確かめてください」

と以前どこかに書いたんです。

ソフトボードでさえも実際に乗って調子の良さを確かめ、それから仕入れているんですよ。

まあ、このHPS4がマジックボードかどうかは、上の写真が物語ってくれるのだが、自分的にはこの日のベストな波に乗ることができ、さらにはこんなアプローチをできたことをもう一度喜んだ。



やはり「普遍的でシンプルなラインに浮遊するシュルレアリスムのアンドレ・ブルトンを撃て!」なボードなのだなあ、とこの難解なキャッチコピーがぴったりな気持ちになっている今日です。

長いブログおしまいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

みなさんも佳い週にしてください!



喧噪のサンディエゴ市内を後にして、北上しながらエンシニータスに行きました。

ここは美パフォームサーファーだと俺が勝手に思っているブラッド・ガーラックを輩出した街であり、JUN PHOTOの谷沢くんの第2の故郷であります。

ところどころにエンシニータスならではのエッセンスがあり、その昔にトーマス・キャンベルと一緒に食べたタイ・レストランもまだ営業していた。

他には、

1.このあいだ夢に出てきたサーフショップビヨン・デヴォーの出身地

2.人生で2回目のカリフォルニアトリップの目的地(正確にはルケーディア)

3.アメリカではじめて行った映画館がエルカミノ通り沿いにあり(AMC)

4.ムーンライトビーチというロマンチックな名前のビーチもある

この空が遠く、そして夢見がちなのは、先ほどAYOの「ONLY YOU」を聞いていたからに違いなく、波のことを思う前にマルク・シャガール(Marc Chagall)の絵画を思い出していた。

そんな気分でゆったりと車を走らせて、上の写真にある信号を左に曲がり、海を見に行くと、こんな現実的なサーフコンディションだった。



「うーむ」

とうなりながらブレイクを見るが、たまにやってくるセットはつながり気味で、スープ乗りに徹すればサーフィングは可能のようだ。



他を見てみよう、と南下する。

スワミーズとカーディフの間に各ブレイクがあるが、そのパイプスの横を見るとショアブレイクならなんとか乗れそうだったので、ここで入ることにした。



早速ウエットスーツに着替え、崖の下まで降りてみると、胸くらいあったように見えた波は膝ちょい程度しかなかった。

この「巨大な南うねり」はどうやら過大期待だったようで、「まあ波とはこんなもの」と達観しながら小波に楽しく乗った。



フリーウエイの黄昏にうっとりとしながら北上100km。

気絶睡眠し、今朝もなんとか早起きし、スタッフ全員でニューポートでサーフしてきました。

その後、コスタメサの忌野清志郎さん由来のお店に行き、俺はパンケーキ(小サイズ)を食べました。

これは中がしっとり、外側カリカリで、七里ヶ浜の浅野さん階下のお味を思い出しました!

そして、これからBP&BBQパーティなので、柳瀬と池谷、そしてともみと買い出しに行きました!



現在仕込み中です。

今回の目玉は

*テッド印のステーキにヒロさん印の「温泉卵・エシャロット・レモン・アンチョビ・V8ソース」コラボレーション

さらに飲みきれないだろう量のビール2種とワイン4種

大量のドクターペッパーとスプライト

*鎌倉腰越「きよい」風の手羽先塩焼

*錦糸町は「焼肉三千里」味をアレンジした幻のスペアリブソースのカルビ

*ココ印のオリーブオイル&シーソルト「ベイクドベジタブル」

*業務用ジンジャードレッシングをレモンペッパーと赤唐辛子でアレンジメントした野菜サラダ

メキシコはティファナのアデリータ印のサルサソース&チップス(弊社メキシコ特派員、佐藤大地監修)

*千葉県銚子市の「やっぺ祭り」屋台味の焼きトウモロコシ

カウアイ島スーパーマーケット「ビッグセーブ」がツーリストに向けて販売している風のフルーツ盛り合わせ

*マークが付いている料理は俺流の「マボロシ味」であって、なぜ幻なのかというと、思いつきの目分量で味付けしているからに他ならず、これらは負けた試合に全力を出し切る甲子園球児のような涙味となりえるのです。

開始は6時、終了は深夜3時を予定しています。

お近くの人はまだ間に合いますので、弊社アーバインオフィスまでお越しください!

ぜひお待ちしております!!

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プロフィール
名前:Naki 2009 または船木三秀
HP:NAKISURF
性別:男性
職業:専門職
趣味:海
自己紹介:
 11年暮らしたカリフォルニアからノースハワイ島に住みかえ、毎日クオリティの高い波で波乗りをしています。

 私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。

 風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
 その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。

 波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。

 そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。

 同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。

 ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。

 また、カリフォルニア州、サンクレメンテ発のサーフショップ『NAKISURF.COM』も運営しております。

 こちらは長年培ったサーフ業界のコネクションを活かし、世界で一番誇れるWEB STOREを目指しておりますので、どうぞご覧になってください!

ぜひ!

 どうぞよろしくお願いします。
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