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朝4時に起きて、ブイ情報を見ると、

13ft. 16sec. @314(NW)

とあり、どうやらいきなり北西うねりが入ってきたようだ。

16秒とはかなりのグランドスウエルだ、と気を入れる暇もなくフレちゃんに電話すると、

「まちがいなくメジャーリーグベイだな」と言う。

しかし、こちらは許可証を持っていないジョンがいるので「イナリーズに行くね」とハイウエイを西に走った。



イナリーズに着くとこんなにすごい波だった。



かなり大きく、流れもすごい。
いきなりのリアル・イナリーズで驚いた。



「Oh my god...」と唖然とするジョンを横目に着替える。



あまりの海のすごさに波乗りする気が失せたジョンをなだめ、すかしてなんとか着替えさせてボードにワックスを塗ってもらい、「よし行こう!」と上流にずっと歩いていく。

ジョンをたまに見ると咳き込んだり、セットを見て下を向いたりしているのでかなりの緊張が伝わる。

「この波を6'2"じゃむずかしいでしょ」

「俺は5'0"だぞ」

「......」

と彼の逃げ場がなくなっていく。

でもジョンのように「サーフ歴23年、そしてかなりのグッドサーファーだから溺れることはない」という確信を持って景気付けながらカレントの切れ目まで来た。

ジョンは「セットの間隔を計ってみる」と言いながら腕時計を見つめている。

セットが来るのを待っていたが、あまりにも来ないので、リーシュを付けていると、今度は「胸の動悸がすごいよ、俺には大きすぎるみたいだ」とまた弱音を吐くので「大丈夫、ダイジョーブ、ノーウオーリービーハッピーだ、ノープロブレモー」と各国の言葉で安心させる。

「先に行くね」と待てずに沖に漕ぎ出して、途中で水平線が暗くなると「嗚呼、大セットだ」と今度は俺が怖がりながら流れに乗ってパドリングアウトしていった。

幸いにも大セットはやってこずに沖に出ることができた。

沖はセットも見えず平和なのと、ひさしぶりの真イナリなので、小さめの肩の切れたのに偵察を兼ねてテイクオフした。

すると、波から押された瞬間に空中に飛び出すようなテイクオフとなり、なんとかテイルのレイルが波面に噛んで無事を得た。

ジョンに向かって腕を上げながら「ダイジョーブー」と無言でアピールする。

一本すごいのが入り、セクションのつなぎ目からテイクオフし、そのままワンターンし、合わせてバレル、そして出てきてからもう一回パンプしてバレルに入り、さらにもう一回バレルに入れそうだったのだが、あまりのうれしさになぜかキックアウトしてしまった。

悔しいがうれしい。

でも今年初の一本で三回バレルだったのに、とよく考えてもやはり悔しい。

今度は「ヒュー!ジョニー!!」と嬌声を発して、まだ浜にリーシュを持ったまま立っているジョンを呼ぶ。

それを聞いて意を決したジョンがパドルアウトを開始した。

俺は沖のセットを見る。

何も見えない、「いいぞ、ジョン急げ!」と心の中でつぶやく。

インサイドセクションを抜け、アウトのファーストセクションにさしかかったところでいきなりセットが現れた。

怖がらせてはいけないと、動かないでいたが、今度は俺が喰らってしまいそうなので慌てて沖に動く。

ドッゴーン!!

とものすごい量の圧縮したリップが飛んできた。

「これじゃ、ジョンはお陀仏だあ」と少し彼を憐れむ。

ものすごい泡から逆向きになって現れたジョンの絶望的な顔を見た。

「大丈夫だ!もう何も来ていない。急げ!」と応援して、彼のモチベーションを高める。

もう一発小さいのを喰らって、ようやく出てきたジョンは

「ヒュー、あきらめるところだったよ、圧力がすごい!ムーンサルト3回転を決めたぜ」

と顔を紅潮させながらジョンは真剣なるジョークを交えた正直な感想を漏らした。

「でしょ、だってここはイナリーズだもん」となぐさめずに、イナリ印のブランド崇拝者ならではの意見を伝えた。

ジョンはセット間隔は「16分だ」と彼らしい真面目なる計測結果を俺に教えてくれる。

俺はあんまりそういうのを気にしないので、ふーんと聞き流した。

少ししてジョンにいい波がやってきた。

「GOGOGO〜!」といい波だということを知らせ、ジョンが決死でパドルインするが、テイルがリップに乗ってしまった。

彼はまっすぐ降りる(チョッカル)ことしか選択肢がなくなり、ジョンはグッドサーファーらしくテイルを踏むのだが、そのままリップから飛び降りるように墜落し、量子爆弾のようなインパクトの直撃を受けた。

沖に戻ってきたが、暗い顔で消沈している彼に「後もう一回パドリングをすれば楽勝だったぞ」と伝えるのだが、ジョンのショックは大きいようで、気のない返事だけが返ってきた。

それから何本か乗るが、流れがすごく、上がらなくてはならない目印のサビタ号が目前に迫ってきた。

ジョンはあきらめたようで、ずっと向こうに流されてから上がってしまった。

俺も上がろうと一瞬思ったけど、ちょうどフェイマス社主宰のジェイミーがやってきて見ているので、また気合いが入った。

奥の方が波も大きく、テイクオフの掘れもすくないので、上流へ本気パドリングを開始した。

呼吸だけ気にしながら全開パドルを続ける。

顔から汗が吹き出ているのがわかる。

こんなフィジカルなサーフィングはひさしぶりだなあ、と岸を見るとジェイミーがパドルアウトしてきた。

いいセットが入り、それをジョンがピンボケで撮ってくれたのがこれ。



これがすばらしい波で、そのままハイラインでバレルを抜けてきたインサイドセクションまでも撮ってくれていた↓



ジェイミーのバレル↓



上がってみると、細く、長く伸びきってしまったリーシュ。

軽く1.5倍は長くなりました。

イナリ印のパワーを物語る証拠ですね。

去年はリーシュセイバーごとポリエスターボードに食い込んでしまったけど、AVISOはそうはならない。



で、疲れ果てて上がってくると、上記した撮影がジョンによってされていて、それに喜んだ俺は持ってきたこの「サメ君に乗るから撮ってね」と空気を入れる。



ジョンは「デュード!本気か?」

というのだけど、それには答えずに沖に向かった。



浮きすぎてダックダイブができないので、こうして波の上を通してゲッティングアウトした。



流れと、波の圧力があまりにもすごく、「一本だけ乗ろう」と決意して乗ったのだが、ジョンがよそ見していたのか、撮れたのはこのインサイド写真だけ。



ちゃんと乗ったんですよ。(笑)
ジョンにも「次のAVISO新モデルはこのサメシェイプだぞ」と念を押して、にっこにこでジョンのお母さんの家に行きました。



続きます。



(おまけ) 昨日D大先生はサンフランシスコ公演で、このブログでもおなじみのジェイソンが見に行ってきた。

俺の作品がグラフィックになったツアーバス。



D大先生のサンフラン衣装がコレ↓



アコースティック↑
エレキング↓



(おまけ2) 先週末に行われたスケートコンテスト時にノースハワイ辣腕写真家のジャスティンが二灯フラッシュでノアを追っていました。



作品を見せてもらったらかなりの出来で、俺も二灯フラッシュが欲しくなりました。

(お知らせ)
南島キャプテン津村さんがマウイ島に戻ってしまいました。



せっかくうねりが来たのに残念です。

先日彼の波乗りを撮ったので、後日掲載しましすね。

津村さんの55才の波乗りチャレンジに俺も勇気と元気をいただきました!
ありがとうございました!

今日は少し長くなってしまったけど、読み切れましたか?

いつもお越しいただき、ありがとうございます。

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朝みんなでサーフし、JJロケットフィッシュが闘牛に勢揃いした。



それからノアはスケートパークに行き、新しいカラニという友だちができた。



今AVISOのジョンとミーティング中なので、ブログアップまでしばらくお待ち下さい。

この週末は時間がないなあ。



すごくきれいなノースハワイ錦鯉。

昨日お伝えしたワイメアタウンフェスティバルだが、着くといきなり名車図鑑のハマーH1があった。



背丈の水深まで走れるというオフロード完成車。



カイラはフラ道場のボランティアでアイスを売っていた。



津村さんは「パステレ」という青バナナと肉を使ったハワイアン料理に挑戦。



味見させていただいたけど、メキシコ料理のような風味で、口の中にどかりとマリアッチ楽団が飛び込んだようになった。

俺は無難にカルビプレート。

肉と、コーンと肉で8ドル。
これによって、なぜ多くのハワイの人が太っているかを知った。



野菜ゼロのハードコアなディナーでした。

お祭りなので、こんな手作りのアナログなゲーム台があったり。



贋物ブランド売り場ももちろん登場。



イノブタの彫刻のあまりの完成度にうっとりとし、



この小さな粒アイスが一袋5ドルということに驚きました。



ハワイアンミュージックもこの通りライブで。
ああ、ドノヴァンを思い出します。



三日月の準闇夜がすぎ、暗い内からスケートパークに向かった。



今日はスケートボードコンテストでした。
ファイナルの三人。
左からノア、トーファー、アッシャー↓



その後はジョンも誘って、ホワイトハウスに



津村さんが鋭い波をテイクオフしたり、墜落したり、伝統的なホワイトハウスのドラマをひさしぶりに味わった。

さらに、今日はノアの初ホワイトハウス&初バレルの記念すべき日となりました。

昨日短めのブログとしたら、今度は「伊勢佐木町から黄金町駅経由横浜駅までには短すぎます。ちなみに車両はE233系が好みです」というメールをいただいた。

なかなか細かく、そして難しい注文だなあと思いました。

さて、夜明け前にブイ情報を見ると、南うねりは上がっていなかった。

ジョンとフレちゃんに連絡を取ると、ジョンは「イナリーズに行きたいなあ」と言う。

そこで、津村さんと俺、ジョンとフレちゃんは2台に分乗してイナリーズに向かった。

到着すると、腰胸、たまに頭くらいのセット波。

持って行った4本のボード群。



左から

JJ Rocket Fish 6'6"

JJ Rocket Fish 6'2"

DVS ROCKET TWIN FISH 5'10"

COLE BD3 5'0"

という豪勢なラインナップとなった。

波を良くチェックすると、大きいのはクローズアウト状態なので、小さめのを選ぶように、とキャプテン津村さんとジョンに伝える。

ジョンと津村さんのライディング写真を撮ったのだけど、アップロードが今できず、それは明日以降に掲載しますね。

「長老フレちゃんとお会いしたいです」という津村さんの夢がかなった瞬間。



そして、ジョンに「AVISOのチューンナップ」のレクチャーを受けました。

これも近日中に修理と一緒に一挙掲載しますね。



これから「ワイメアタウンフェスティバル」というノースハワイのお祭りに行ってきます!

(短いけどおまけ)
先日オアフに行く日の朝、メジャーリーグベイで乗った波の写真があるのでここに掲載しますね。

曇天の無風。
夜オンショアが吹いていたのか、沖で吹いているのか、というウオブリング(ドヨドヨ)系のうねり。



でもメジャーリーグベイはトレッスルズ北部のような波で、こんなセクションがずっと続きます。



インサイドセクションをグライドするカイル鞠黒
いい波だなあ↓



バットフィッシュ5'4"でビハインドから滑走するフレちゃん↓



ショアブレイクセクションでのカービング。



この日は軍による抜き打ちの車検査が駐車場で行われていて、このER(救急病院)の看護士さんは砂浜にジョギングをしにきただけなのになんと45分も取り調べを受けていた。

その模様を彼女より聞いているフレちゃん。



彼女によると、看護士だから薬をたくさん所持していて、それであんなに時間がかかったという。

けれど、車のエンジンオイルからシートの中身、ギアケース内部まで調べるという念の入れように、軍警察の怨念を感じた検問でした。

俺はこの島でドラッグを持っている人を見たことがありません。

それでも検査するのは、軍警察が暇すぎるからに他ならない、と俺は思いましたね。

警察の人は時間をもっと有効に使ってほしいものです。

今日もお越しいただきありがとうございます。
良い週末をお過ごし下さい!
「最近のNAKIブログが長すぎて、南千住から八丁堀までの日比谷線内で読めません」というメールが読者から届いた。

なので今日は短く行きます。

ワイキキからノースハワイに戻り、フレディに朝の恒例電話をかけると、風は相変わらずだが昨日シェネレガンズがほぼ無風だったという。

では!と「シェネレガンズにGO」とココと向かい、フレちゃんにCATCH SURFという新商品のソフトボード・クアッドフィンをお渡しした。



「波が小さいよ」

と言うのだが、写真に撮るとこんな波である。



冬のハワイのすばらしさがこの写真に詰まっていると思う。

フレちゃんは「このボードおもしろいな、くせになるぞ」と沖でにっこにこ。



そんな幸セッション。



沖ではこのゴーグルを装着して、波光線に反射する砂文様を波の合間に潜ってずっと眺めていた。



波乗りから素潜り。
そんな朝。

PMRFのマージーというこの基地のパスを発行する担当者との面接が11時にあって、それを無事にパスし、来年3月までの通行許可証をもらう。

来年は当然だが、2010年であります。

小さい時思っていたSF未来のような数字にドキリとする。

11時半に空港に着き、お待たせしている南島のキャプテン津村さんをピックアップしに向かう。

「ノースハワイは寒いねぇ」とにっこにこでマウイからやってきた津村さんに「いや、同じですよ。この空港は風が当たるから寒いのです」と、彼の大好きなベトナム料理屋さんでランチ。

津村さんは「肉団子フォー」という温麺、俺は昨日勇人さんとナナちゃんたちと食べた同様の「ポーク・ブン」を注文した。



ここと、ワイアナエのベトナム屋さんとの違いは薄切り肉か、小間切れ、そして千切れ細米麺か、細米麺の違いだったが、肉の味はこちら、麺はワイアナエに軍配を上げた。

津村さんは「これこれ、この味だよ〜」と終始にっこにこであった。



それから俺は発作的に1400字程度のコラムを書いた。

これは3月10日発売の日本一のカルチャー誌『BLUE』に掲載されるので、詳細はまたそのときに書きますね。

明日は南うねりが入るという。

そして今AVISO主宰のジョンから電話があって、「空港に着いたよ!」と元気に電話をくれた。

明日またこの続きを。

(短くてもおまけ)
最近「挑戦」でTVスターとなったキンチャンズのきんちゃん。
映像家でも知られ、名写真家で名高い池田潤ちゃんが、きんちゃんのボトムターンを先日春一番後に作品として収めたのでここに掲載します。


©Jun Ikeda 2009
ワイキキにやってきました。



こんな眺めの良い部屋。

歴史的なクイーンズのリーフが一望できて、こんな角度で見るワイキキは初めてです。

これでうねりがあればすばらしいコンディションとなった今日ですね。

全てをアレンジメントしてくれたナナちゃんに感謝。

「ノースは風が悪い」言うことでノーサーフとし、勇人さんが迎えに来てくれて、



サンドウイッチ、サラダの朝食に目を奪われながら



勇人さんは「アヒ(まぐろ)ラップ」を、俺は「パパイヤ半分」の健康朝食。



勇人さんはアイスコーヒー、俺は豆乳紅茶。



「GRD買ったんすよ」とにっこにこの勇人さん。



その後、俺の買い物につきあってくれて「カハラモール」に行き、本屋でAVISOの表紙号を見つけました。



本文もすごいし、乗っている波もすばらしい。
場所はどこなのだろうか?

世界にはまだまだ色々な波がありますね。



カハラモールの韓国料理に食指が動くも、健康食ブームの俺は写真だけで我慢。



ランチは前出のナナちゃんと合流し、このワイアナエAVE沿いにあるベトナム料理屋さんに。



野菜たっぷりであっさりした味付けが特徴のベトナミーズ。



俺は「ブン」という冷やし中華風に甘酸っぱく味付けした米麺に「豚焼肉」を載せた物を注文。

やはりさっきの韓国料理屋で見た肉のインパクトがあったのだろうな。



その後、勇人さんのお母さんのジュンコさん家に行って、このスティールドラムの音色を聴かせていただきました。



ビートルズの「イエスタデイ」、「エリーゼのために」を聴いているだけで、宇宙との交信をしている気になってきました。

この美しい楽器に触れさせていただけるというので、音階を自ら確かめながらそっと叩くと、「ポロロロ・ロロリ〜ン」とじつに気持ち良い音がふんわり立ち昇った。

この天からの楽器を操ることを生業とするジュンコさんはじつに美しかった。

容姿はもちろん、筋がしっかり通った生き方、そして食事法、色々なことについて学びました。

勇人さんと時間を過ごす毎に「しっかりとした人だ」、と思っていたけど、お母さんとお会いしたらそれがよくわかり、やはり子供の教育には親がしっかりしていなければならないな、と俺も背筋を正しました。

ありがとうございました!



勇人さんのボード、ベセールのガン↓



EPSの6'0"スケルトンフィッシュ



で、あっという間に「ノースハワイに戻る時間だあ〜」と空港に舞い戻りました。

こちらが「ぜひ教祖トムくん」の友だちの「にこにこ聡明美人」のナナちゃんです。

彼女は長年UHでホテル業界について勉強されて、今では「ホテルでのサービスと空間のさまざまな想像を多面構築している」という人です。

みんながこのオアフ島ワイキキに来て、夢のような時間を過ごせるように日夜がんばっているのです。



離島便にチェックインし、自分の出発時間とゲートを確認して、



ゲート58でジュンコさんのCDを聴いています。



すばらしい、そしてやさしい音色のメロディに俺は溶けています。

ポロ、ポロロ〜ン♪


9.5ft. 14sec. @310-330

という北西うねりが届いている。
少しサイズは下がったけど、十分なうねり。

今朝もフレちゃんとメジャーリーグベイに行き、先発していたカイル鞠黒とクレちゃんことクレイグと4人だけのモーニングセッションをしてきた。

基地の中は軍警察が多く、あちこちで検問をやっていたので、もしかしたら何かの危険レベルが上がったのだろうか?

さて、昨日お伝えした長老フレディによる「簡単完璧なAVISO修理法」というのを掲載します。

俺の修理法はフレディによると、傷口を長期間維持するのはむずかしいらしく、「あれはやはり臨時用だね」とのことです。

まずは傷口を220番の耐水サンドペーパーで、先日ここに詰め込んだワックスはもちろん、前回のリペア跡まできれいに削りとります。

すると、こんな亀裂が出てきました。
「いいのかな?」というほど削りました。



その亀裂または穴にグラスファイバーが入ったレジン(ここでは全て紫外線硬化型レジンの製品を使いました)で埋めます。



埋めたら太陽光にあてて10分置いて、周囲をきれいに220番のサンドペーパーで削り取ります。

これで一部終了です。



↑このような(ファイバー)クロスを用意して、修理箇所よりも大きめに切ります。



このようにマスキングテープを傷周囲に貼ってから修理箇所にレジンを塗ります。↑↓



↓次に先ほど切ったファイバークロスを修理箇所にのせます。



↓指先でクロスを動かしながら修理箇所に密着させていきます。
この際に修理箇所とクロスの間に空気が入らないように注意してください。



ファイバークロスは吸水するので途中でレジンを足しました。



ここで二部終了です。

アセトンかラッカーシンナーで手を良く拭いてください。
(フレディは素手でしたが、俺は使い捨てのゴム手袋を使用しています)



修理箇所が紫外線に当たるように置き、およそ10分〜30分(晴れていれば短く、曇っていれば長くが目安です)すれば硬化します。



ここではフレディ家のサイモンに見張りをお願いしました。



硬化を確かめ、



完全に固まる前(80〜90%程度)にカッターナイフで、マスキングテープに沿ってファイバークロスを切ってからマスキングテープを剥がします。



この通りです。



さらにカッターナイフをこのように使い、修理箇所周辺の「バリ」を取ります。



完全硬化も兼ねて、海まで行きました。

到着後、もういちど細かいバリを削り取り、



220番のサンドペーパーで修理箇所を削り、



磨きます。



完成!



フレディは「この上にもう一度刷毛でレジンを塗るときれいだぞ」と勧めてくれましたが、俺はあんまりピカピカが好きではないので、これにて終了です。

せっかくだから、とひさしぶりにワックスをきれいに剥がすと、あれだけ酷使したボードなのに足跡一つ付いていませんでした。

さすがAVISOだ!



ではでは俺は空港に急ぎます。

みなさんも良い日にしてくださいね!
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プロフィール
名前:Naki 2009 または船木三秀
HP:NAKISURF
性別:男性
職業:専門職
趣味:海
自己紹介:
 11年暮らしたカリフォルニアからノースハワイ島に住みかえ、毎日クオリティの高い波で波乗りをしています。

 私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。

 風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
 その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。

 波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。

 そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。

 同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。

 ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。

 また、カリフォルニア州、サンクレメンテ発のサーフショップ『NAKISURF.COM』も運営しております。

 こちらは長年培ったサーフ業界のコネクションを活かし、世界で一番誇れるWEB STOREを目指しておりますので、どうぞご覧になってください!

ぜひ!

 どうぞよろしくお願いします。
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