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大きくなるはずの南西うねりはさらに小さくなった。

クレイグと夜明け頃からホワイトハウスに行くが、満潮と重なったこともあって、あまりブレイクしていなかった。

「まあ、体を動かしましょう」

ということで沖に出て何本か乗って終了。

エメラルド色の波が美しかった。



オフィスに戻り、原稿仕事とメール整理、いくつかの電話ミーティングを済ますとランチの時刻となった。

こんな日はうどんと決めていて、お湯張りから茹であがるまでのドラマが8000字ほどあるのだが、今日はそれを書いている時間はない。

なみある?に寄稿する動画2点を製作するのだが、「HOW TO仕立て」の字幕スーパーに苦労する。

言いたいことはたくさんあるのだけど、画面の速度についていけず、また字数制限もあるので思っているより時間がかかっている。

気づいたのが一流サーファーのテイクオフの際のパドリング回数が多いこと。

各サーファーの平均パドリング回数を出してみました。

ケリー・スレーター 11回

アンディ・アイアンズ 10回

ブルース・アイアンズ 12回

ギャビン・ベッシェン 12回

ミック・ファニング 11回

ということで、これからはいつもより多くパドルして、テイクオフしていくことを真似てみようと思う。

天才写真家&ライターのジェイミー・ブリシックからメールがあり、彼はまだ日本にいるという。

「世界一のコンパクトカメラは何?」

という質問だったので、「リコーのGRデジタルだよ」と答えた。

そういえば何ヶ月前かにドドゲの三浦さんから同じ質問をされ、同様に答えたが、彼は少しひねって「カプリオGX」を購入してしまった。

GXに搭載されているズーム機能にそそのかされたわけだが、結果「お前のがいいじゃねーか」とヤキモチを妬く始末で、

「ちゃんとGRデジタルと言ったじゃないですか、カプリオはプロ用じゃないので、機能と耐久性が違うんですよ」

と言うと、「やっぱなー」と悔しそうに消沈した。

三浦さんはカメラのキタムラに交換しに行ったのかなぁ?

で、ドノバンから電話があり、

「今サンフランシスコにいて、明日はフェスティバルでライブだぜ」といつもより声に気合いが入っていた。

で、そのフェスティバルを調べると、

トム・ペティにスティール・パルス、そしてベン・ハーパーにジャック・ジョンソンが出ている!

本場はすごいや、なんといってもメンツが違います。

詳しくはこちらに↓

http://www.sfoutsidelands.com/artists/

これだったらドノバンに会いに行けばよかったなあ。

そういえばジェイソン・アンダーソンが見に行くって言ってたな。

写真を撮ってきてもらおうっと。

お近くの方はぜひ!

(おまけ)

先日ハート型の雲をここに掲載したらヤマネコ島の徳ちゃんが「ハート型の珊瑚礁を見つけました」と送ってきてくれたのがこれ。



ハート返しですね。

徳ちゃんのURLはこちらです。

www.i-waterman.com



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今日から大きくなるはずの南西うねりだけど、朝見るとサイズ変わらず、というかむしろ小さくなった気がする。



情報がこれだけ発達しても正確に予想できないのだから海は難しい。

本当なら洋平さんとスリルあるセッションを楽しめたはずなので、すこしというかかなり残念です。



スパーキ家に子犬が誕生したので見に行った。



「ジャックなんたら」ってスパーキが言っていましたが、なんという種類でしたっけ?



熟れる前のグアバをいただき、



闘牛岬に行き、洋平さん家のまゆさん、初夏(はつな)ちゃんとゆったりサーフセッション。

洋平さんのロングボードを初めて見たが、ハーちゃん(ハービー・フレッチャー)と遜色なくてびっくりした。

ノーズライディングからCJネルソンのようなスライドとか、七色のターンをしていました。

さすがです!

彼らは今日からオアフ島に引っ越しです。
さみしいなあ。

でも一緒にゆったりサーフできてよかったです。

「またサーフしましょう、次はイナリーズですね」と涙のお別れをしました。



ふたりの共通の友人クレイグも一緒に愉快なセッションでした。



それから某ホテルのヤングジェネラルマネジャーのナナちゃんと、上信越のコービー・ブライアントと名高いマウイのトモくんが遊びに来てくれました。



なんと、コカコーラTのペアルックを着てくれていて、乗っているボードもAVISO JJ6'2" PROで、普段はホノルア湾でリッピングしまくっているそうです。

この島では闘牛岬の長い波と、ハウピアスペシャルかき氷、そしてソフトサンドの美しさに感動していました。

で、「マウイの細川哲夫さんは元気ですか?」

という話となりました。

ナナちゃん、トモくん、きてくれてありがとうございました。

良い週末をお過ごし下さい!
プルメリアの垣根っていいなあ。



と珍しく夕方に波乗りに行くと、南西うねりが大きくなっていた。

ホワイトハウスではセットで4フィート、ダブル程度のピークになっている。



夕陽ごろが満潮いっぱいなので、普段いる砂浜は海に沈んでいる。

そこで、満潮のスイミングプール波をチェックに行くと、ハート型の雲が西に浮かんでいた。



ドノバンから電話があり、ドッキーがAVISOニュートイの新サイズを製作したことをとても喜んでいた。

彼はエルサルバドル以来、AVISOがお気に入りで、「こんなに調子いいボードはないぞ!」と子供のように喜んでいる。



バレル(チューブ)ライドもこのようにスムース。

これはAVISOボードの弾力が波のこぶを吸収するからに他ならず、じつにやわらかい乗り心地となる。



ドノバンドッキーがデザインした奇抜なボードをAVISOで製作できないかどうかを現在調整中です。

うまくすると来年早々に発表できるかもしれません。(確率25%)

乞うご期待ください!

とオフィスでメール整理をしていると、湘南のソウルサーファーであり、SUP(スタンド・アップ・サーフィング)を愛するサーファーからこんなメールが届きました。

================================
(前半文章を略しています)

先週金曜日、南海上の熱帯低気圧が突然台風11号に昇格、湘南でも土曜日の昼前ぐらいからウネリが入り始め、最大で肩+ぐらいでしたが、昨日の午前中までうねりは頑張ってくれました。

ただし、折悪しく(?)一年中で最も混雑するお盆休みの週末と重なり、各ブレイクは目を覆いたくなるような惨状でした。

さて、ノースハワイでのSUP事情、想像に難くありません。

ブログの「SUPウォーズ」の項を読んで悲しくなりました。

私がSUPをする時には以下を心掛けています。

1.人のいない、もしくは少ない時間帯のみだけ使用する
(春夏は夜明け前、秋冬は明け方、ぎりぎり割れる満潮時、など)に、なるべく短時間、集中して漕ぐ。

2.サーファーが増えて来たら、即上がる。
(何人になったら上がるかは、波数、サーファーのバランスによって判断)

3.先にSUPがいたら、他のブレイクに行く。

4.他のSUPが来たら、他のブレイクに移動する。

これらが前提で、更に

5.行くべき波だけに絞り込み、他はピクリとも動かない。

6.セットの終わりの方を選ぶ。(時と場合によりますが)

7.乗った波では、全力でパフォームし、最後のショアブレイクまでメイクする。

8.なるべく遠回りして、ゆっくり沖に戻る。

それでもSUPを苦々しく思っているサーファーは大勢いることでしょう。

ショートとロングですら難しいのに、SUPとプローン(通常)のサーファーが共存するのは不可能に近いでしょう。

であれば、波をとる事に道具としてのアドバンテージを持つSUP側が他のサーファーに対して「謙譲」の心を示さねばならないと考えます。

今後SUPのマーケットが拡大するについれて、道具の供給者や各種スクール、メディアなどが、モラルアップの啓蒙活動を展開していく事が予想されますが、最終的にはクレイグさんのおっしゃる、
「結局は個人のマナーですよ」に賛同します。

日本のSUPがノースハワイのようにならないように「謙譲」の心を持ってもらえたら、と思いましてここにメールします。

(後略)
================================

ということです。
さすがだなあ。

問題になる前に各々でマナーを考え、知り、そして共存できるようになるといいですね。。

ちなみに闘牛岬は今日もSUP軍団に占領されたようです。(涙)

まあ、これはある意味サーファーのエゴに感じるマナー論ですが、日本にブームがやってくる前の「転ばぬ先の杖」としてご理解いただければ幸甚です。

今日も長々した話を綴らせていただきました。
読んでいただき、ありがとうございます。

波はさらに小さくなり、腰、たまに胸くらい。

ということで、ゆっくり起きて闘牛岬にロングボーディングをしようと、フレディに電話をする。

「波は小さいけど、あのブラックダイヤモンドなら乗れるぞ。俺も乗りたいからあのボードでおいでよ」

ということで、ブラックダイヤモンド・セッションと相なった。



65才のフレディはブラックダイヤモンドを持って、実にうれしそうである。

サザエさんの波平さんよりも11才も年上なのに、毎日元気でサーフィンするお姿を見て、気合いが入る。

今日は昨日着ていたTシャツを「サーフウオッシュ」しようと着たまま海に入った。

現在発売中のBLUE誌の巻頭コラムにもあるが、

「着ながらに 洗濯したり 夏の海」

という句のままの日です。

この句を聞いた洋平さんは、「うまい句ですね」とお世辞で褒めてくれたが、洗濯業界から「そういうことを言うと、洗濯量が減るのでやめてくれ」という料簡の狭い抗議メールが来そうだ。(笑)

1.車から闘牛岬浜まで5分33秒、

2.浜からインサイドピークまでパドリング4分12秒、

3.インサイドピークから10パームスまでパドリング2分26秒、

4.10パームスで、乗れる波が来るまで6分11秒。

これは何の数字かと言うと、ひさしぶりにサーフウオッチを付けてみたので、今日の波乗りの特徴的な時間を計ってみた。



この時計(ニクソン)は優れもので、潮見表がディスプレイに表示される。

前出のフレディとブルースにドーダと自慢し、沖で悦に入る。

さらに俺は「もうすぐ潮がもっと干くぞ」

とか、

「明日の潮はあまり干かないな」

と当たり前のことをぶつぶつ言っていたら、どうやらうるさいようで、いつのまにかみんなはインサイドピークに移動していた。

洋平さんにも自慢しようとしたが、ちょうど波に乗っていってしまった。

しょうがないので「日本時間は何時かな?」とセカンドタイムを表示させて遊ぶ。

洋平さんはDVSのハイドルフルを気に入ったようで、じつに美しいラインで闘牛の長いレフトにマニューバーを描いていった。

クレイグに「ジャパーニーズドノバンだね」と言うと、ロングボードを漕ぎながら「ヨーヘーさんはウマイネー」と答える。

途中で俺のBD3と彼のDVS5'9"を交換して、お互いに新感覚波乗りを楽しみました。



帰ってくる途中にマリン企画の編集長Uさんより電話があり、ドノバンと俺の2ショット写真を探しているとのこと。

クラブキングに銀塩写真入稿の締め切り近し。

前出のBLUE誌のコラム締め切りが今週いっぱいで、サーフィンライフのKさんにブルース・アイアンズの写真を依頼される。

マリン企画のMIOさんからも電話があり、彼も洋平さんを15年来知っているので、彼の波乗りがいかにうまかったかを喧伝すると、

「洋平さんは、昔から短いボードも長いボードも乗るのが上手でしたよ」ということで、なるほどと納得する。

と自分へのメモをここに書いていると、レッドソックス松坂さんの登板なので、MLBコムの生中継を見ながら写真を整理する。

常用カメラのGRデジタルの新しいファームウエアが出たそうなので、ダウンロードし、アップデートすると、新しい機能が使えるようになり、それに驚きました。



人間もこんな風にコンピューターにつないで、健康診断、または治療ができるようになる日が来るのだろうな、などと思いながら作業する。

明日はどんな波に乗れるのだろうか?

昨日、クレイグと俺の共通の友人である洋平さんが島に到着する。

本来は10時の便だったのだが、機材不調ということで、3時半の便に振り替えられた。

しかし、その3時半の便にも乗れずに洋平さんが到着したのが6時。
実に8時間も遅れた計算となる。

洋平さん曰く「参っちゃいました。飛行機の故障なら仕方がありませんが、それならもっと早い便に振りかえて欲しいです。カスタマーサービス最悪です...」と焦燥しきっていた。

「航空会社は8時間、つまり一日の1/3という無益な時間をお客さまに過ごさせたことに補償はないのだろうか?」

ということを考えたが、きっと小さな字の注意書きに「遅れても補償しません」と書いてあるのだろうな。

空港からクレイグ家に向かう途中で、「日が暮れちゃう」と慌てて闘牛岬に行き、暗くなる前に2本だけ波に乗りました。

水平線に沈むサンセットにグリーンフラッシュも見え、その美しさに大満足する。

「人生楽ありゃ苦もあるさ〜♪」

と水戸黄門の主題歌「あゝ人生に涙あり」を歌いながら帰宅。

で、今朝。

いつものように早起きをし、夜明け前にホワイトハウスに行く。

到着後5分ほどでクレイグと洋平さんが現れた。



オフショアなので「波イイデスネ、ヤリマショーヨ」とゲッティングアウトする。

見た目はスロウだが、沖に出てみると、時折ストロングな波がやってきた。

ウエッジするピーク内で、

こぶが多すぎる

下に変な段がある

もう少し奥に入ればよかった

もう少し沖からパドルしなくては

という懸念や特異事項があり、さらには沖には俺たち3人だけなので、つい波への執着心が欠けていたようで、ことごとく止めてしまうか、見送ってしまった。

そこで、少し自分自身に嫌気を感じ、「次の波こそ」

と沖を睨んでいたが、結局この後すぐに風が入り、同様の波に乗ることはなかった。

やはり波とは一期一会で、しっかり立ち向かわなくてはいけない、とまた勉強する。

そして、この風が合う「闘牛岬」に移動することとなった。

MILSOLケースのピストル用とBD用ケースの揃い踏み。



今日はどんな波になるのだろう?

とスイミングプールに波を見に行くと、ブレイクの前にあった空き地に邸宅建設が始まっていた。



不景気のはじまりのアメリカだが、それは富裕層にはあまり関係ないらしく、大邸宅の建設ラッシュは続いている。

それにしてもこの家の値が7億円!

お隣が売りに出ていて、その値段が$9,750,000。

ということは約10億8千万円。





しかもここは別荘なのだそうで、本家はどんな家なのでしょうか。

アメリカのお金持ちって際限がないのですね。
しかし、彼らはいったいどんな仕事をしているのだろうか?

と、謎は深まった。

昨日アップしたYOUTUBE動画で、アンディアイアンズがコールボードに乗っているクリップがあったので、ここに紹介させていただきます。

HPSです。

http://jp.youtube.com/watch?v=3S6iqmvTLNE



夜明け前からホワイトハウスに行き、昨日デレックに教わったテイクオフを試す。

陸でさんざん練習したからか、掘れるテイクオフセクションにて効果を発揮し、ほんの少しはレベルアップしたようだ。

ヴォアンとツヨシさんが入っていて、波と波の間は世間話をする。

波の写真の手前をパドルアウトしているのはヴォアンで、俺は写真を撮ってから沖に出るのでどうしても後手となる。

あいかわらずセット間隔が長いので、ようやく掴んだ大きめの波に乗りながら「今日はここまで」と決心し、浜に上がる。

で、ヴォアンとツヨシさんの波乗りをしばらく見て、ヴォアンが上がってきたところで見学も終了。



見学していると、ホワイトハウスは美しく良い波で、「あれも乗れそう、これもいい波」だと思いがちだが、実際にはものすごく掘れ、パワフルな波です。

ブレイクまで岸から距離があるので、波の詳細とインパクトの深度がわからないからそう思ってしまうのです。

グアバ畑を探しに少し山に入る。



乗っていったのはカビカの「サビタ2号」。

これはマニュアルシフトなので、下り坂はニュートラル、信号赤の手前でしっかりとクラッチを切り、惰性走行を得意技とし、現在は記録的な燃費率を達成している。

エンジンブレーキが効かないのが問題だが、田舎道なのでーー他に車もいないからあまり問題はないだろう。

オフィスに戻り、サーフファースト誌の「ただいま撮影中」連載14回の見開きページを入稿。

YOU TUBEに未投稿だったNAKISURFムービー14編を投稿。

http://jp.youtube.com/profile_videos?user=nakisurf

ビデオ録画したリトルリーグ世界選手権の予選D組、2試合目の

日本対カナダ

戦を早送り再生観戦し、日本が快勝してにっこり。

以前に作品を「フォトテクニック・デジタル誌」に寄稿したのだが、いまだに掲載誌が届かず、担当編集者とやりとりしているが、仕方がないので日本にいる弊社佐保にお願いして当該誌を購入してもらい、その画像を送ってもらった。



担当編集者は、グリーンルームフェスティバルまで取材に来てくださったり、とても気持ちの入った人だったのだが、どうやら競合のCAPA誌にサーフ写真を掲載したのが気に障ったようである。



サーフ写真を専門で撮る俺にとっては「寝耳に水」な話である。



両誌共に

「夏なので波乗りしている写真を掲載したい」

とのことだったが、最近サーファーを水中から撮ったのはエルサルバドルにてのドノバンだけなので、彼の作品のみを送った。

けれど、両誌のドノバン作品を見てもらうとわかるのだが、撮った日時場所が違うので、彼の着ているものからサーフボード、そして波まで別物なのです。

サーファーならば、バタフライとクロールくらい違うことは一目瞭然でわかるだろう。

編集者は「夏向けにサーフ写真」が欲しい、それなら船木に頼もう=彼なら普段からサーファーを撮っているのだろう。

と思われていたのだろうか?

今年の作品に限れば、ドノバン以外のサーファーのお見せできるような水中ショットは持っていないのだ。

俺は「波の写真を波の中から撮ること」を生きがいにしているので、サーファーが映っていない波の写真なら5万枚ほどハードドライブに持っているのですが...。

よく考えると、この雑誌社と俺は事前にこのサーファー写真掲載についての独占契約を交わしたわけでも、このエルサルバドル撮影に対する経費もいただいたわけではないので、この件に関しての編集者(編集長か?)の不満は「料簡が狭い」と思える。



競合誌CAPAの方は、もう少し初級者に向けたテクニックというか心得という内容で、こちら「フォトテクニック〜誌」はカメラ中級者に露出やISO、そしてホワイトバランス、ファイル種類の詳細を紹介したのだが、競合誌に掲載されてしまった、と昂ぶっている編集者にはあまりわかってもらえないようだ。

まあこんなことはよくある話で、俺にとってはあまり新しくないのだが、掲載誌くらいは送ってきて欲しい。

最初に寄稿したときは丁寧な礼文が掲載誌の中に添えられていたのに、今回は正反対な対応である。

同じ写真、同じ文章なら激昂してしまう意味がよくわかるのだが、これらは全て違うショットであるからなんとも言い難い...。

掲載誌発売からもうすぐ2ヶ月。

俺はいつになったらこの号を見ることができるのだろうか?

美しい満月。

もう一回り、つまり次の満月がハーベストムーンという名月になるので、天気が良ければ愉快なお月見となります。



ここはハワイなので、オフィス前のハイビスカスをシルエットに一枚。



花が咲いていればいいのだけど、太陽の明かりでないと開かないようだ。

もっと月明かりが明るければ開くのだろうか?

この月は朝3時のもので、なぜこんなに早く起きているのかと言うとこのオフィスにはエアコンがないので、朝涼しい時間に仕事をしてしまおうという魂胆なのです。

今日は起きてからしばらく読書をした。

読んでいるのは筒井康隆さんの『夜のコント・冬のコント』。

怖いくらい文体が鮮烈で痛快である。

これを20年前に書かれていたとは、と驚きと共に敬服する。

NALU誌が昨日届いていたので、抱井さんのコラムを3回繰り返して読んだ。

今回は「鴨川少年団」について書かれていて、そのやさしい時代へしばしタイムスリップし、抱井さんワールドに浸った。

気がつくと夜明けが近づいていた。

慌ててピストル6'6"とトランクスを車に積み込み、大好きなホワイトハウスに行くが、昨夜からやってきているトレードウインド(貿易風)のおかげで波の面がギザギザして、あまりよろしいコンディションではなかった。

それでも1時間入り、トランクスを干した足でノアとアニーを連れ友人宅に行く。



ここでノアがスケートボードをやり、俺は彼の行ったGランド、そしてウルワツにわらぶき屋根のワロンが一軒しかない写真を見てまたもやタイムスリップをする。

彼はデレックという名のホワイトハウスでは一番のウエイブライダーだ。
どんなに深いバレルでも彼はメイクしてくる。

そんな彼に「切り立ち過ぎた、いわゆる掘れすぎた波へのテイクオフの方法」についてレクチャーを受けた。

それはこんな内容だった。

1.立ち上がったら斜めを向くこと(レイルのみを使う)

2.切り立った時は前足荷重を強めに行うこと

3.パドルを1回でも多く漕ぐこと

4.アゴを使って、ボードを下に落とすように

5.低い体勢で

6.波によっては、それでも飛ばされるので、それは飛ばされろ

というワイルドなものだった。

なるほど、陸で聞いて、一緒に前足荷重をするとよくわかるしできるのだが、実際に波の上でこれを実践できるようにと、何度もイメージして繰り返して練習している。

ホワイトハウスでテイクオフが完璧にできるようになれば、世界中どこに行っても困らないぞ、とも付け加えてくれた。

ホワイトハウスはやはり強敵で、昨日はテイクオフした姿勢のまま、波のどこにも触らずに波のトップからボトムまで突き刺さった。

このデレックも3週間前に振り飛ばされて、鼓膜を破ってしまったんだそうで、サルも木から落ちるという格言を思い出した。

でも、こうして上手な人ほどひどい目に遭っているようで、これを英語の格言で

No pain, no gain.
(苦労なしで得られるものはない)

とある。

でも前出した抱井さんのメールには

「運動神経の鋭い猿は生涯を通じてほとんどケガが無いって飼育員が云ってた」

とあったが、俺たちは運動神経がまだまだ普通なのだな、と気を引き締める。

あの波で、怪我をしないようになれば一流なのかもな。

と窓の外を見たら今朝月の前で撮ったハイビスカスが大きく咲いていた。


(追記)
ESPNを見ていたら毎年恒例のリトルリーグ世界大会の中継があった。

日本対サウジアラビア(国際D組=4チームで総当たり戦)

日本の代表チームは「江戸川南」。

対するサウジアラビアは堅守の代表みたいな強いチーム。

日本の先発は180cmもある背番号24番で、俺は彼に「おっさん」というニックネームをつけた。

彼が最終回1アウトまでノーヒットノーラン。

結局、彼は自分のベースカバーミスで、ポテポテの安打を許してしまってノーヒットノーランはならなかったが、日本が完封勝ちを収めた。

おもしろかったのが、この24番君を紹介するコーナーがあり、そこには「尊敬する人は?」という質問に彼は「お金を持っている人」と答えていた。

とても純粋な回答で、そしてもの悲しくなった。

けれど「これも日本少年の縮図なのだ」と思い直す。

かんじんの試合ではドラマが色々あって、ここで書くとまた長い文章になるので短くします。(long story short)

好投だった相手リリーフピッチャーが味方のエラー(キャッチヤーx1,セカンドx3)で必要ない失点を繰り返し、最終的に火だるまで、監督がマウンドにアドバイス(激励か?)に来たら彼は泣き出してしまった。

その気持ちがよくわかった俺も泣きそうになりました。
チームプレイって大変なんだなあ、と彼に感情移入する。

サーフィンって個人競技なので「自分のミスは自分のもの」というのがやっぱり俺には合っているんだな、と再確認しました。

今日はTVからだけど、野球をする子供たちから強く、そして飛び上がるようなパワーをもらいました。

明日は朝7時(ハワイ時間)からカナダ戦なので録画します。
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プロフィール
名前:Naki 2009 または船木三秀
HP:NAKISURF
性別:男性
職業:専門職
趣味:海
自己紹介:
 11年暮らしたカリフォルニアからノースハワイ島に住みかえ、毎日クオリティの高い波で波乗りをしています。

 私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。

 風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
 その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。

 波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。

 そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。

 同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。

 ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。

 また、カリフォルニア州、サンクレメンテ発のサーフショップ『NAKISURF.COM』も運営しております。

 こちらは長年培ったサーフ業界のコネクションを活かし、世界で一番誇れるWEB STOREを目指しておりますので、どうぞご覧になってください!

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