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全員集合のディナー風景です。

ジム・ケンプトンが音頭を取り、乾杯とちょっとした受賞式があった。

ドノバンはタレント賞を受賞し、



トラビスはかっこよく、波乗りをがんばったで賞を。



ケニーはニューヨークヤンキースで賞を獲得。



そして俺も輝いていたで賞をいただきました。
みんなありがとう。

「俺はきっと波乗りしてなければこの場所には来なかっただろうし、そしてみなさんにお会いできて、楽しく温かい時間を過ごせたことに感謝しています。
さらにこの旅に招待してくれたドノバンにもう一度ありがとう!」

とスピーチしました。



イビキがものすごかったジムと、ミシシッピことラウラ・プライス。



アイクナーとウインナー(エヴァン)。



ビラボン社のジェイソンとカンパニー。



俺とトラビス。



集合写真。
誰が誰だか何人わかりますか?



宴もたけなわだが、お疲れのジムがベッドに戻る。



俺たち(ドノバン、ドッキー、ゴードン)の第一送迎バスが朝4時に来るので、寝ないでパーティをしようということになり、熱いビリヤード大会が催された。



この後、パーティ人数は減り、ジェフが熱望していたバーの鍵を発見し、ラムとオレンジジュースでさらに盛り上がったのはあまり知られていない事実である。

ジェフ、ありがとう。↓



夜明け前に猛烈にお腹が空き、大好きなカウボーイブレックファーストを想う。



これはこのようにレイヤーとなっていて、上からトマトソース、半熟目玉焼き、ステーキ、トルティーヤと重なっている。



パーティも後半となり、ひとり減り、もうひとり減りとなり、時間を見るとすでに4時を廻っていた。

わわっ!と駆け戻ると支度を終えたドノバンたちが「お前今まで遊んでいたのか?」
とびっくりした表情をしていたところをパシャリ。



「今荷物を持ってくるから待ってて、置いていかないよーに」と強気の懇願をし、なんとかギリギリセーフで出発する。

夜明けがやってきたころのドッキーと、



眠っちゃったドノバン。



俺たちのいた方角から陽は昇った。



俺は空港でさらにウオッカを飲み、横にいるドッキーは「まだ飲むのか!」と目を丸くして驚いた。



座席はこんな感じで、みんなと仲良く帰りました。



興奮しているのかまだ眠れない俺は機内で波や太陽、砂浜、食事、岬、と散らばる様々なことを回想していました。

これがエルサルバドル・ドノバン家の4人組。



↑左からドッキー、ドノバン、スタンリー、俺。

紙袋に入れてきた荷物の整理をしていたら、昨日のランチの残りバナナを発見した。

それをかじると、甘く、やさしく、さみしく、せつないエルサルバドルの味が全ての日々をふわふわと俺に投げかけてきた。



うっとりと幸せな気持ちとなり、ありがとうエルサルバドル、ありがとうサーフィングと感謝に満たされ、昨日に続いてほろほろしてしまった。

「このすばらしい旅をいつまでも」

と言いながら機内ビールを注文したら、ちょうど目を覚ましたドッキーが「お前まだ飲むのか!」とまたもや驚いた。(笑)

永く熱い旅はこれにておしまいとあいなりました。

ありがとうございました。■
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今日は遂に最終日。
曇天となり、波も下がり、ゆっくりと荷支度しています。

起きたてのDOC。



そこで、ドノバンが考案したのは地元の子供たちを集めてサーフコンテストを開催すること。

ドノバンたちが沖から押してあげて、みんな大喜びで波に乗っていました。



ジャッジはキャンパー(宿泊者)たち。



上位4名にはDocからサーフボードのプレゼント。
しかもドノバンが使用したボードなんてすごい!



ドノバンは入賞者を集めて、「友だちとシェア(共有)して乗るんだぞ」と繰り返して言っていた。

この地元の人はトタンとバラックでできた家というか囲いに家族で住み、靴もそれぞれ片方づつ違うのを履き、服もつぎはぎの終戦後のような生活をしている。

彼ら家族の日々は海からの漁にかかっている生活をしている。

なので「サーフボード」という舶来の遊び道具を買うなんてとんでもなく、これで漁村の子供たちの究極の遊び道具が村に4本手に入ったようだ。

いい話だなあ。

獲得したばかりのサーフボードを持って、みんなで足が付く沖に行き、嬌声を発しながら波に乗っている。

これに乗って彼らは色々な波と海を知り、幾年経っても一生このことを忘れないんだろうな、と思った瞬間に涙がほろほろと溢れてきた。

サーフィンという遊びが時を紡いで感動させてくれました。

ということでエルサルバドル最終日は「ほろほろ感動日」となりました。



愛する、家族同然になったキャンパーたちとにっこにこのランチを食べ、



また荷支度の続き。



レストランで働くのはいつもにっこにこ、かわいいミリエンちゃん。



食後はハンモックで昼寝するのがエルサルバドル風。



その間俺とスコットはロングボーディング。



トラビスとエリック。↓



みんなでジャグジータイム。



(明日のブログは今夜のラストナイトパーティの模様をお届けします)

【速報ニュース!】

サンクレメンテのクリスチャン・ワックが、オーストラリアで開催された『ヌーサ・サーフィングフェスティバル2008』でノーズライディングチャンピオンに輝きました。

彼はノーズライダーでないAVISOボードで「このボードは最高のノーズライダーだ」と言っていたが、今度は新作である「CJノーズライダーモデル」を手にすると、もう勢いは止まらず、予選からダントツで、トータル秒数を2位に倍以上つけてぶっちぎりの優勝をしました。

クリスチャンはサンクレメンテ高校の3年生で、末恐ろしいというか、「彼は軽くジョエル・チューダーを越えるだろうね」とハービー・フレッチャーがコメントするのもうなづけてしまいます。


©asp

やっぱり時代はAVISOなのかなあ。


夜明け前から沖に出るとこんなサンライズだった、

ドノバンの15秒バレルのはじまり。

彼は多分世界一のチューブライダーで全てメイクする。

EVEN(たとえ)バレル内がフォームボール(泡フェイス)となってしまっても、うまーくパンプしてメイクしてくる。

間違いなく天才だ。



来週レコーディングするという新曲を、岬の上で俺にだけに披露してくれたドノバン。

ありがとう、にっこにこ!



Great Time!

左からDOCCY、スタン・アベ、そしてドナヴォン。



ニューヨークヤンキースのケニー・リー。

彼の面白い顔と、俺の2ショット。



めちゃくちゃかわいいサーファーガール、マリーちゃん。



スタンリーはマイスペースブログ更新中で宇。

ドノバンたちを撮影した「FUEL TV」をみんなで見た。
今回の旅の中継である。

右からこの旅の招待チケットをスイープスティック(くじ)で当てた「ウイナー」ことエヴァン、ドノバン、そしてNAKISURFの新作Tシャツを着ているのは、サウスキャロライナのスーパースターであるトラビス・スノーデン。



実はこのNAKISURF Tは限定商品で、来週からbeams各店で販売を開始します。

数量限定のため、現在のところ確実に初期入荷する店舗は以下のようになっております。

beams原宿本店

beams横浜店

beams大阪心斎橋店

beams広島店

beams池袋店



トラビスはこのイーグルTが一番のお気に入りで、ほとんど毎日着てくれていた。
でもTVにTシャツが出ちゃったら問い合わせがすごそう。

商品ラインナップは以下の通りで、サイズがS,Mのみの展開です。

この商品は全品が地球にやさしく、肌触りが心地よいアメリカンアパレル社製の「オーガニックTシャツ2001ORG」を使用しました。

サイジングの目安としては、私が身長168cmで「S」。
そしてトラビスが身長173cmで同じく「S」を選んでいました。

とすると、トレンドは思惑通りまだまだスリムフィットのようです。



↑全体像。
↓*1.イーグルT(ザクロ色)



タグの代わりにスクリーン印刷とし、ここには100%オーガニックコットン製であることと、カウアイで製作、USA製、そして私の英語詩である

「いい波といい人生 美しい虹の道を歩きましょう 歌の小径を歩きましょう そうすればあなたは美しく輝くのです」

というメッセージが入っています。↓



↓これはイーグルTの別バージョンパープル。



メッセージ↓



*2ぜひT、生成り(ナチュラル)カラー↓



ディテール↓



ぜひT、ブラック。

なんと黒地に黒インク。
光沢の違いで黒が渋く光ります。↓



ディテール↓



波は相変わらずで、朝夕オフショア、日中オンショアというコンディション。
快晴で、気温34度、水温28度!なのです。



↑はドノバンの後ろから撮った波全景。
ここから見ると小さいですが、近づくと大きい。

これはめくれ上がるインサイドバレル↓



↓AVISOの安定した乗り心地ならではの私の平行スタンス乗り。



↓ドノバンランチはけっこう大量で、アメリカンフードがお好きなよう。
今日は左からナチョス、サルサ、フィッシュタコX3&ビーンズ、アボカド,フレンチフライ、そしてコーラでした。



俺は白身魚のフィレットに



すいかスムージーをいただきました。



高名なるフィルマー(映画とかのカメラマン)のエリックは、ラウラにこうしてセクシャルハラスメントまがいのことをしていたところをパシャリ。

証拠はばっちり。(笑)↓



部屋に戻るとドノバンに変装したスターリンがいた。
彼はまじめそうで、おふざけが大好きなよう。↓



本物は黙々とマイスペースを更新中。↓



また明日に続きます!


ただいま接続中です。

ワイヤレス環境なので電波の状態が良いと、みんながリビングルームに集まり、それぞれメール送受信やサイト閲覧をしています。

右はビラボンキャンプ主宰のジム・ケンプトン。

旧いコアなる文化系サーファーなら彼の名前をUSサーファーマガジンなどで知っているだろう。
腕利きのライターでもある。

ドノバンのシェイパーとしておなじみのドクターことDOCとジムのツーショット。



ドクターは略してドックと発音され、みんなに愛されている。
やさしき佳い男である。

旅前半はひさしぶりの波乗りに苦戦していたが、後半はこのようにセカンドピークからびしりとドロップを決め、ターンを繰り返し滑っていった。



そのバックサイドを賞賛して、ビラボンがらみでオッキー(OCCY)とミックスし褒めた。

その横にいたドノバンに『ドッキー(DOCCY)』と命名されて、みんなには「ドッキー!!」と呼ばれまんざらではない笑顔を見せていた。

暑いのでひまさえあればこのようにTシャツのままプールにつかる。
じつは洗濯も兼ねているのですね。



ランチ頃、レストランに降りていくと、かなりのオンショアが吹いてきた。



今日はスパゲティとしたが、味がまったく付いていなかったので、塩とレッドペッパーを振ると、「Muy buena!ムイブエナ!」とラテン系の愉快な味となった。



そして大好きなチキン野菜辛スープ。



レストランで働くguapaウワパ(きれい)なオリビアちゃん。



今日のケーキはおいしいおいしいの2つ星でした。



【歌、俳句キャンペーン受賞者の発表です】

一ヶ月前に募集しました「歌、俳句」の各受賞が決定いたしましたので、ここに報告いたします。

このエルサルバドル旅のドノバンや波のオリジナルプリント4x6(15cmx10cm)をプレゼントいたします。

各受賞者さま、ご投稿ありがとうございました。

おめでとうございます!

各獲得賞品は shop@nakisurf.com に「俳名、またはペンネーム、獲得プリント枚数」、そして本名、ご住所、郵便番号を明記してメールくだされば、私が旅から戻る三月下旬頃にカウアイ島から発送いたします。

++++++++++++++++++++++++++++++++++

1.仕事先で楽しんでいるで賞(2枚)は「鎌倉市・匿名希望」さまに。

受賞作品は、「飲み過ぎで?顔がブクブク!あんぱんまん」

2.ムーンライトサーファー賞(3枚)は「緑閃光 」さまに。

受賞作品は、「満月に照らさるるのは無人波 裸で漕ぎ出し我(われ)身を委ねん」

3.テイクオフ表現がすごいで賞(2枚)は「真南風」さまに。

受賞作品は、「キリ立つ面ツルみんなドキドキにっこにこ」

4.ナイトサーフィン経験者で、美しいで賞(3枚)は「paraisotaka」さまに。

受賞作品は、「夜光虫 纏いしスプレイ 闇一閃」

5.もしかしたらイナリーズに来たことあるで賞(2枚)は「no name」さまに。

受賞作品は、「目の前で一芸みせるイナリーズ」

6.それはもしかしたらポイプビーチだったで賞(2枚)は「mania OCHI」さまに。

受賞作品は、「シュノーケル~ 落として気ずく ありがたさ!」

7.歌に託す恋で賞(2枚)は「poo」さまに。

受賞作品は、「ああ無情愛しい人は振り向かず 今は波間に身をゆだねやう」

8.最優秀賞!もしかしたらあなたは西行先生の生まれ変わりで賞(20枚)は「しゅうまい」さまに。

受賞作品は、「風包む翼に見立てしこの板と空を仰がん見果てぬ夢と」

9.九州を俯瞰したで賞(3枚)は「熊本県・世沿」さまに。

受賞作品は、「奥阿蘇の 山の空にも 海の風」

9.社会派、ですがもっとご近所とコミュニケーションをとりま賞(マイナス2枚)は「Z35」さまに。

受賞作品は、「ポリタンの 余った水を 家の前 ぶちまけてたら 通報された」

10.たくさん考えたで賞(説明がよかったです)(5枚)は「しげ」さまに。

受賞作品は、それぞれ

冬修行 湯気立つ波に 漕ぎ出でて
(ドルフィン一発 眠気爽快!)

週末に 木枯らし吹き荒れ 懐手
(来週末まで 長い「お預け」・・・)

波恋し 気圧配置と 睨めっこ
(季語は無くとも 気持ちは通ず!?)

11.しばし凍ってしまったで賞(2枚)は「TAKASHI」さまに。

受賞作品は、「雪の中 来るかわからず セット待つ 三ミリにて」

12.温暖そろえたようで賞(2枚)はまたもや「TAKASHI」さまに。

受賞作品は、「チョープーでリップからラウンドハウス夢の中」

13.逆真流の極意で賞(3枚)は「kazu」さまに。

受賞作品は、「波情報見ないで行くのも逆真流?」

14.広告賞、そしてお気持ちうれしいです賞(2枚)はまたもや「kazu」さまに。

受賞作品は、「ナキサーフ親切丁寧ファイブぜひ」

15.自然派大賞(5枚)は「周」さまに。

受賞作品は、「これからも 自然に感謝の 気持びと」

さらに寄せられたコメントに涙してしまいました。

波乗りを始め多くの人に出会え感謝。
山や川、自然に興味を持て更に感謝。
これからもこの感謝の気持ちを後生へ。

16.オガマさんの舎弟でしたか?少しミステリアスだったで賞(2枚)はまたも「paraisotaka」さまに。

受賞作品は、「今日の波はおもしろかった マンライで ウォーターメロン プルアウト」

17.ロマンチックで賞(2枚)はまたも「kazu」さまに。

受賞作品は、「遥か彼方から やってきた波 ありがたや」

18.星夜賞(3枚)は「パンチ」さまに。

受賞作品は、「暗闇の 新月もまた みちしるべ」

19.冬の勤勉サーファー賞(6枚)は「Fg」さまに。

受賞作品は、以下の3点です。↓

白銀舞う 波間に想う イナリーズ

吹雪でも ホームで波乗り にっこにこ

日々精進 いつかは必ず イナリーズ

20.ぜひぜひイナリーズにお越し下さいで賞(3枚)は「てつ」さまに。

受賞作品は、「雪舞う中 キャップかぶり こぎいでる 目指す先には イナリーズ」
(冬修行の目指す先は、いつかはイナリーズの意)

21.お気持ちがよくわかりますで賞(3枚)は「TAKASHI」さまに。

受賞作品は、「高いけど それでも欲しい AVISOかな」

22.あふれる豊かさで賞(5枚)は「ピノコ」さまに。

受賞作品は、「プルメリア 冷えた車内に香り満ち 願い溢れる 早朝の海」

23.季節文賞(4枚)は「good cal-」さまに。

受賞作品は、以下の2点です。

「夜明け前 道着へきがえ 稽古積む」
(春夏秋冬、波乗道に精進する者は夜明け前からウエットに身を包み練習するという詩)

「夏の海 波と戯れ 南風」
(夏のサーフィンは波質がどうであれ楽しいという詩)

24.波乗愛で賞(4枚)はまたも「しげ」さまに。

受賞作品は、以下の2点です。

「波刻む 我が板我が身 我が心」

「春の波 夏の波秋の波 冬の波」

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

以上、24点の受賞者を発表しました。

複数で入選された方はメールに合計枚数を明記してくださいね。

ありがとうございました!

(おまけ)
これはキャンペーン応募時に使用したノアによるボヨヨンエアのシークエンスの続きです。↓









波は少し小さくなったが、まだまだ大きい。

前半は沖に向かって左から来る南東うねりだったが、5日前から真南のうねりとなり。こちらのほうが良い波となるようだ。

それにしても尽きない波。
中米は波の宝庫である。

この数日の流行は隣の岬に行くことで、「ヴァッカ(牛)」と名付けられた放牧場で美しいライト波に乗っている。



↑ドノバン大先生。

↓スターリン師範代のボヨヨン。



そこには安全を考えてプレデター(傭兵)を連れて車で行く。
こうして車の内外にショットガンを抱えて乗っていく。

すごい世界だ。



↓ゴードンのテイクオフ。



今日の夕食はエルサルバドル伝統の黒豆スープでした。
少しピリ辛で、さすが猛暑の国に見合ったお味です。



ハートのエースラベルの『ピルズナー』というビールがやたらおいしく、これにライムをたっぷり入れて飲むのがドノバン風。



今日はリゾートキャンプ横でテント生活をしている美女2人組が遊びにきました。
女っ気はミシシッピ州からやってきたラウラと、たまにやってくるマリーしかないから、みんな大喜びでご一緒していました。



(明日に続きます)
昨日は接続できずすいませんでした。
ここのモデムが壊れ、他機(旧機)に変えたら復活しました。

コネクション(接続)がないとすごく不便。
弊社のやりとりも、掲示板やブログの閲覧もできないし、メール送受信も途絶える。

陸の孤島となり、情報から取り残される。

この旅はドノバンが招待してくれたバケーションなのだが、俺は写真を撮り始めると止まらなくなる。

海の上で一日5時間は撮り、波乗りをし、遊び、その間にメールや原稿等の仕事をこなしているのだが、昨日は接続がなかったおかげで遊びだけとなった。

そしてワークホリック(仕事中毒)の俺はひどく不安になった。

でも一度海に入り、太陽をどっぷり浴びると、そんな世俗的なことはどうでもよくなるから不思議だ。

「世間から取り残されたい」という退廃的な気持ちとなり、それは自由なこころと連結する。

「このまま行方不明者となろうか?」

と一瞬だけ、ちいさく瞬(またた)くように考えるが、それは若い頃に持っていた「こころの暴走」の名残のようで、実際には現在の自分の生活や家族が恋しくてたまらない。

でも一瞬でもこんな危険なことを考えてしまうのは、この楽しすぎるバケーションの持つ罠のようだ。

それは各時、大小異なるが、こんなアプローチで「自身の世界から離れなさい」と囁(ささや)かれる。

「気をつけなくては...」と、もう一度それを思い出しながら、空の色と海を分けた広い水平線を見て、汗で濡れたTシャツのまま水を浴びた。



それにしてもこんな場所でインターネットがつながるなんて驚いた。

波はあいかわらずダブルオーバーヘッドよりも大きい波がクランキン(=とても良いこと)している。



↑SURFER誌のフォトグラファー、スコット・アイクナーの波乗りを撮った。

このまま右側に見えるように岬に沿って250mは続く、美しい世界的な波だ。

このファイルを見せると、「OHナキ!すばらしい!すばらしい!俺の人生で一番すばらしいサーフィンショットをお前が撮ってくれた!アリガトウゴザリマスルぅ!」とその喜びようといったらない。

でも困るのがうれしすぎるようで、各所に隠してある俺のカメラを見つけると、こうして勝手に自分の笑顔を撮していってしまうこと。

画像をチェックしようと画面を見ると、まず最初に飛び込んでくるのがこの「にっこにこの彼の顔」で、



昨日なんか酔っぱらってやってきて「ヘイナキ!俺のヌードを撮らしてやるぞ」と、例の低い声で言いながらプール帰りの腰巻きタオルを取っちゃう始末。

ここでは卓球大会も数多く催され、アメリカ方式のルールは負けた人が交代し、勝った人がゲームに残るという「道場破り方式」。

これは自慢となるが新島の体育館で鍛えた俺の腕で、一度も負けることなく、2時間をかけて人々の挑戦を受け続けた。

エルサルバドル人はもちろん、アメリカ西海岸、東海岸、ベネズエラ人、そしてハワイアン(スコット)も撃沈して、ついにワールドチャンピオンに輝いた。(笑)

これはそのファイナル風景。



波乗りして、泳いで、走り廻っているので、中学生の時のようにお腹が空き、ご飯をたっぷり食べている。

この中米風チキンサンドウイッチがめちゃくちゃおいしい。

ここに滞在する多くのサーファーが中毒的にはまっているので、この味を表現しようと思ったが、字数がすでに多すぎるのでやめる。



食堂のメニュー。
もちろんスペイン語です。



よく遊びにくるマリー。
ベネズエラ生まれのフレンチカナディアンの美人です。

ここは男ばかりの所帯なので、かわいいマリーが来るとみんな着替えてきたり、名刺を持ってきたりと忙しい。

マリーはそんなことには興味はなく、波だけが気になるサーファーガールのようです。



これはドノバンとスタンリーが仲良くマイスペースを見ているところ。
USAではマイスペース人気がすごいです。



(昨日アップできなかったお詫びのおまけ)

コールのクアッドフィン人気がすごく、ここエルサルバドルでもコールボードに乗ったローカルサーファーをよく見かける。

これは我がリゾートのキャプテン、マールリシオのさっき入っていたバレル。
こうやって30分後には見られるというデジタルフォトは便利だなあ。



彼もこのようにファイヤーフライの愛用者で、「コール、ムイ・ビエーン(最高)!」と親指を立てながら近寄ってくる。

「俺はコールと友達なんだぞ」と自慢をすると、

「オービエンビエン!!」
と驚いてくれるので、少し偉くなった気がして、いつもより胸をそらして会話をした。

これはサンクレメンテから送られてきた画像で、ライダーはロボことジョン・ロバートソン。







ロボとはフィジー未踏島にボートトリップに行った間柄であるけど、当時より少し体重をお召しになっているのが気になるが、このようにビッグエアをかましているのを見ると、波乗りにダイエットなど必要ないのだなぁ、と実感する。



ではまた明日にぜひ!
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プロフィール
名前:Naki 2009 または船木三秀
HP:NAKISURF
性別:男性
職業:専門職
趣味:海
自己紹介:
 11年暮らしたカリフォルニアからノースハワイ島に住みかえ、毎日クオリティの高い波で波乗りをしています。

 私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。

 風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
 その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。

 波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。

 そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。

 同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。

 ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。

 また、カリフォルニア州、サンクレメンテ発のサーフショップ『NAKISURF.COM』も運営しております。

 こちらは長年培ったサーフ業界のコネクションを活かし、世界で一番誇れるWEB STOREを目指しておりますので、どうぞご覧になってください!

ぜひ!

 どうぞよろしくお願いします。
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