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懲りもせずうき世の闇にまがふかな 
身を思はぬは心なりけり 

という和歌を詠んだ西行。

この歌に今の俺を摺り合わせてみる。
そして868年後、その俺の心を見透かすように彼はもう一首したためていた。


まどひ来て悟り得べくもなかりつる
心を知るは心なりけり

これはどうして良いのかわからぬ、己の心を悟るのもまた己なのである、という意味と察する。

閑話。

神乃島の写真を整理していると、まるで天上界にいたかのような印象を受ける。
実際にはきれいだなあ、という俗な感想しか持たなかった。

なのに時間が経つと、刺すように痛いほどにそのメッセージが伝わってくる。

この写真、一つ目海岸から見る山並みは天の川に満たされていた。
これを見ると、何の心を知るべきだったのかは一目瞭然だった。

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深夜に寝て、朝4時起床。
メール仕事をして、明るくなってきてからホワイトハウスに行くと、胸くらいの波とサイドウインド。

「こういうときは闘牛ポイントしかない」

ということで闘牛に行く。

オフショアの腰くらい。
たまの胸サイズを狙うが、1時間に2本程度のようだった。

片瀬海岸から来て、ソルトポンドでキャンプ生活を送っているあっちゃんと一緒に虹の話をしていたら、太い虹が出た。

それはやがて上にもかかり、ダブルレインボーとなる。

メインポールの下、つまり紫の下から黄色、緑とトリプルとなりそうな加色があったので、それを観察するが、どうやらこれがピークだったようで、次に見たら薄くなって、上のダブルまで消えてしまっていた。

ランチが早かったので、夕方には空腹となり夕食を食べた後、超が付くほどの眠気に襲われる。

襲われると書いたが、まさにその通りで重力が倍増した。
立っていられない。

そのままソファの上ではなく、その下に倒れ込むように睡る。

永い夢を見ていた。

小学生の時に欲しかった「ロードマン」という自転車の夢で、その中で俺は白いロードマン(なぜかマウンテンバイク)を手に入れ、広告用のCC(キャッチコピー)を考えていた。

「渓流の白い風となれ!」

というCCが頭に閃いた時、目を覚ました。

そして現実と夢の間を行ったり来たりしながら覚醒していくときに
「今日のブログ書いていない...」

ということに気づく。

頭の横に置かれた携帯着信を見ると、サーフィンライフ・オンザボードのMさんと、カパアの友人ウッドからの2本で、留守電を聞くと、ざらざら音だけが残っていた。

この時計を見るとすでに23時。

「うーん」と、なんとか起き、このことを書きはじめた。

そういえば3日前の夢で「眠りをつないだ夜」。

というCCを思いついたのだが、今となっては意味不明である。

きっと時差ぼけで、そんな夜だったのだろう。

ロードマンで思い出したけど、当時(1976年)のオリジナルキャッチコピー(OCC)は、

「ロードマンを買ってから、ボクは早起きになった」

というものだった。



奇しくも31年後、俺はそのロードマンで早起き(23時)するとは思わなかった。

でもこの「渓流の〜」ってCC気に入っちゃったなあ。

そうだ、今新作のBESSELL6'4”が来て、そんなこともあって最近早起きだったのだ、と思い出した。

サーファーは子供と変わらないようだ。

明日はイナリーズが立ちそうなので「行ってみよう」ということで今日のブログ終了。
おやすみなさい。


おまけCCをひとつ。

「イナリーズの白い風となれ」

夢のパクリキャッチコピー(DPCC)ですね。




↑これは島東側の風景です。

こんなところをロードマン・マウンテンバイクで走りたい。

つい2週間前まで神乃島でこんな森に囲まれていた。



一つ目海岸でおいしかったワインボトルを撮る自分がボトルに映っている。



そして東京。



この橋はレインボーブリッジというけど、大自然をバックグラウンドとした東京大改造。
ここは埋め立て地なので、元々は東京湾。



建設美というのだろうか、角の輝きに魅せられてしまう。



そしてノースハワイ。



あきちゃんと豪くんの結婚式は、こんな厳かな場所で行われました。



式はハワイアンスタイルのすばらしいセレモニーでした。
あのニック・カスレロも来て、ウエディングソングを唄っていきました。



そして多くの感動をいただきました。

あきちゃん、豪くん、いつまでもお幸せに!

U-SKEさんからメイルがあって、その添付画像を開けたら驚いた。

©U-ske photo

なんと、湘南西側にある河口だという。

ライダーは勇人。
このボードはBESSELLの確か6'0"。

ファイブフィン仕様を敢えてバックフィンのみで使っていたようだ。
それでもきちんと乗ってこんな写真を残してすごいなあ、と感動。

©U-ske photo

さすがべセール、バックフィン一本でこの壁を滑らせるとは、安定感と速度は完璧ですね。

ノースハワイに帰ってきてから毎日波があったので、勤勉に目覚ましをかけて未明に起きてホワイトハウスに。
おかげで無風のいい波に乗ることができた。

BESSELLの新作6'4"が届いたのもあり、サーフィングにヒートアップした毎日だった。

肝臓のために数日行う禁酒期間も解け(あまり量は飲まないんですけど)、バックトゥノーマルとなったようだ。



そして今日。

朝七時が満潮いっぱいということもあり、目覚ましをかけずにゆっくりと起きてからホワイトハウスに行くと、強いトレードウインドが東に向いていた。

ということは、ここはサイドウインドとなる。

あまり気乗りはしなかったが、波乗りはしておくべきと思い、沖に出ることにした。

車に積んだばかりのゴーグル(水中メガネ)があったので、それを首にかけた。

ワックスを塗っているとカイルがやってきて、最近得意のモーリードイル(初心者用のスポンジサーフボード)でホワイトハウス波に挑戦するという。

「おもしろい考えだ」と一緒に沖に出ると、オーバーヘッドくらいのフェイスが横風にあおられてたわんでいた。

一本乗るが、凸凹の斜面では砂利道のスケートボードに近いものがあり、あまり楽しいものではない、ということに気づく。

カイルはドイルでピークからすごいドロップをした。
それはまるで崖からボードで降りるようなものだった。

彼の言うところの「オートマチック・ストール(自動減速)」が微妙に効き、レイトドロップとなっているのだろう。

彼と話していると沖にウミガメを見た。

「イエィ、ホヌー(ウミガメ)!!」

というカイルの横を抜け、ホヌの近くまで行く。

ゴーグルをセットし潜ると、ホヌは両ヒレを優雅に舞うように目の前を泳いでいる。

緑色の甲羅が水底のリーフと同化し、まるでリーフが親ガメのよう。

底には黄色、緑、赤、オレンジ色をした多くのリーフフィッシュが集まっていて、小宇宙そのもの。

ホヌのように両手両足を動かし、一緒に泳ぐ。

息が苦しくなってきたので、海面を見るとところどころに泡が散っていた。



「そうだ、(上界は)風が強かったのだ」

と思い出し、海面に出るとカイルが「波だぞー」と声をかけてきた、
ちょうど目の前に凸凹フェイスの波が崩れようとしていたので、そのまま大きく息を吸い、波の下に潜る。

大量の泡が発生し、視界を白く満たした。

波もきれいで大好きだが、波の下も負けずに美しい。

底にはさっきのホヌがゆったりと泳いでいる。

俺は波乗りを忘れ、ホヌと魚と泳いでいると深い穴を発見した。
そこには魚が「塊」という言葉のように群れていた。

彼、彼女らのように息が続かないので、息継ぎのたびにこの世界に戻り、正気になるのだが、海中世界と同化したようで、海の流れに身をまかせどこまでも漂っていた。

(おまけ)

海からあがるとこんな車が停まっていた。

スペアタイヤに後部座席横積みのショートボード。
クラシックでいいなあ。



アロハ精神ですね。
写真、動画、文章と今の俺の必携品であるラップトップを新調しました。

その記念すべき場所はアップルストア渋谷店でした。
12日だったので、912を記念日としよう。



一緒に映っていただいたのはアップル・ジーニアスのおひとりジーマンさん。
いろいろお世話になりました。
USキーに付け替え、メモリー増設後の開封儀式をしていただきました。

ジーマンさん、そして健三さん、ありがとうございました。



じゃーん!
すごいなあ。
一昔にPOWER BOOKを初めて手にしたときのような感動。
やはりタイタニウム(チタニウム)シルバーはいいなあ。

これにCS3とファイナルカットプロ、



アパチュアをインストールしました。



そして、こちらは現在発売中のBLUE誌。



連載2回目のNAKI流巻頭コラムが掲載されています。

今回は「旅」について書きました。

ぜひ、お手にとってください。



下の本は桑原さんのオフィスで見つけ、そのままいただいてしまった名書「逝きし世の面影」。
江戸時代の風俗や姿をありありと描いています。

時代劇で見るこの頃は息苦しそうだけど、本当の江戸世界はのびのびと自由で、楽園みたいに感じます。

男女混浴の銭湯だったのですね。
しかし煮え湯並の熱さだったみたいですが...。



↓本文中の挿絵。
自己紹介なのだが、これを見たイシハラさんは「現代でも名刺交換にこの名残がある」
と鋭いことを言っていました。



おまけ:

ゾロ目大好きです。


無事荷物が見つかり、6時間遅れで2つともハワイアン航空貨物で届きました。
お騒がせしました。
でも見つかって良かった。

朝4時に起き、豆乳ミルクティーを飲みながらBIG ISSUEをぱらぱらと読む。



これは浮浪者支援マガジンという新型雑誌で、実際に大雨の渋谷東急口(9/12)で浮浪のプロから買いました。
(ジョニー・デップのスペル違いはご愛敬でお願いします)

土地を流転しながら旅をしている人に新しい形の労働ですね。
特に働きたくても働けない人もいるのだろうから、これはいいアイディアだと思いました。
実際に購入した人の応対はやさしく、すてきでした。

浮浪者は風体で嫌われがちだけど、こうして社会への接点を持つのはすばらしいこと。
駅前で見かけたら支援お願いします。

浮浪=野宿なんだけど、「野宿には何をもっていくのですか?」

という質問があったので、偶然神乃島で撮ってあった夏の野宿必需品一覧表をアップします。



左から

1. 寝袋。
これはアウトドア、ビーチ葉山店の黒野さんからプレゼントされたもので、軽く、小さく、携帯にはとても便利ものです。
ジャングルバッグという商品名で、NAKISURFで扱いたい商品のひとつです。

2. 雨除けの青いブルーシート2.7mx1.8m。

3. 飲料水

4. 金鳥の蚊取り線香

5. 焼酎(深夜寒くなってしまった時に、または嗜好用)

6. ひも

7. 単3電池で光る携行ランタン

8. ライターx2

9. 接着テープ

10. トラベルナイフ

この10点セットがあれば雨風をしのげます。
野宿は旅が24時間楽しめるのでみなさんもぜひ!

日本にいる間に発売されていた雑誌「サーフ1」



に私と川本さんのQ&A「マジックボードについて」が4ページ掲載されています。



扉ページ↑



そして本文。↑

さらに「ただいま撮影中」の連載第2弾が見開き掲載されています。
今回はカリフォルニア編です。
BD2もあります! ↓



衝撃の波、八重山の友人KARA君の沖縄ドロップも掲載されているのでぜひ読んでみてください。

そうだ、夜明け前にホワイトハウス。
南南西うねりがオーバーヘッド。

でも数が少なく、満潮と重なり、まあまあコンディション。
暗いラインナップにパドルアウトし、ずどーんと入ってきた強波1本が昨日から続くこのうねり群のフィナーレだったようだ。

明日も行ってみよう。

おまけ:
イシハラさんからいただいたCD。
選曲もよく、ジャケットアートもこのとおり、さすがです。



おまけ2:
きんちゃんに連れられて行った藤沢市善行のマカロニ市場のピザ。
サービスも良く、おいしかったぁ。



恵比寿3丁目プリンもぜひぜひ。

追加です:
アップして気づいたのですが、本日でブログ500回となりました。
三日坊主の俺がこんなに書けたのもみなさんのおかげです!
いつもありがとうございます!

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プロフィール
名前:Naki 2009 または船木三秀
HP:NAKISURF
性別:男性
職業:専門職
趣味:海
自己紹介:
 11年暮らしたカリフォルニアからノースハワイ島に住みかえ、毎日クオリティの高い波で波乗りをしています。

 私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。

 風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
 その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。

 波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。

 そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。

 同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。

 ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。

 また、カリフォルニア州、サンクレメンテ発のサーフショップ『NAKISURF.COM』も運営しております。

 こちらは長年培ったサーフ業界のコネクションを活かし、世界で一番誇れるWEB STOREを目指しておりますので、どうぞご覧になってください!

ぜひ!

 どうぞよろしくお願いします。
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