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先月、亨さんと茅ヶ崎でサーフして、お台場に向かう前に何か買って行きましょう。
とセブンイレブンに。

亨さんが運転してくれると言うので、俺は酢豚とヨーグルト、そして最近凝っているチルドビールを購入する。

酢豚を食べながら「グビー」とやってうまい!と感動していた。

戸塚の手前で、亨さんがビールの残りをちらちら見ているので、「飲みます?」と聞くと、

「ビールがぬるくなりますよ」

って心配してくれている。

「実はぬるいビールも好きなんですよ」

と言うと、亨さんはハッとしていました。

これはぬるいコーヒー、飲み残しのスプライト、時間に来ないバス、波情報と違う波、そんなことを許容しようとするやり方なのです。

40才を越えてからそんなことを考え始めました。

野球を見ていると、キャッチャーが望んでいないところにボールが行くことを「制球が悪い」とか「逆球」と言われています。

それで打たれることももちろんあるけど、逆にそれで抑えることもある。

波乗りもそうだと思う。

はっきり言って海の上では、何一つ自分の思い通りにならない。

その思いに一番近い動きができれば心に残るのです。

その近さ、回数でその日の「でき」が決まるのですが、たまにすばらしく良くできた日というのがあって、それは細胞が踊るような、うれしくも幸せな感覚となります。

そんな日に乾杯するビールがたとえぬるくてもいいんじゃないかな、と思っています。

お休みの人、そうでない人もゆったりとGWを楽しんで下さい。

ではではぜひぜひ。


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楽しく波乗りをするためにはいくつか大技がある。

これはそのひとつ、パラレルスタンス。

やりかたは簡単です。

両足をスキーのようすればいいだけ。
後は波まかせ。

シュッター、っと気持ちよく、スリリングな波乗り。

これはその昔、1983年にすかいらーく茂原店のテーブルでランチを食べながら、「ん!新しいサーフィンはこれだ!」と勝手に夢想した大技がこれです。

24年の時を経ても色褪せないし、上手く行くと心に残る滑走となります。

お試しぜひぜひ。



これがこのようにスタンドアップパドルにも応用できます。

 ©Prince Kitajima

そうだ、波は大きく8フィート近くまで上がっているけど、ものすごい強風。
ブロウで35ノットはありました。

カイトサーフィンなら月まで行けますね。



今日はサーフボードのスウィートスポットの見つけ方というお題を見つけました。

というのはこれが見つけられないと、どんな名作ボードでも駄品になりさがります。
事実私もアマチュアの頃は、かなりの確率でこの場所が見つけられず難儀しました。



そのスウィートスポットを見つけるのにはコツがあるのですが、それはどのボードにも全員がうまく行くとは限らないのです。
ここにいくつかルールがあるのでそれを紹介します



1)デッキパッドを使う
  これによって足を置く位置をわかりやすくします。デッキパッドの先端付近は通常フロントフィンのちょうど真上に位置することをおぼえておきましょう。

2)前足を使うサーファー
  ニューボードを手に入れたらできるだけ薄くワックスを塗ってみる。前足の置く位置によってボードにへこみが出来る。ここが前足のスイートスポット。これを見つける事が出来たら、もう前は終了。もう前足は動かす必要はほとんどありません。

3)コンディションによって違いをつける
  足を置く位置の話ですが、掘れている波の場合、後ろ足はアクション系の波よりも前方に置きましょう。デッキパッドの前です。デッキパッドの上ではありません。大きなターンの時に1で触れたフロントフィンの上に足を戻す。このように波の状況に合わせて足の位置を変化させていく。



4)ガンタイプの場合
  これは少し時間を必要とします。ボードスペースが大きい分、足の位置も変わりやすいのです。ただ全般的にガンを使用する時は、後ろ足を前方に出すのが好ましいでしょう。

5)全く別のボード、例えば、シングルフィンやレトロフィッシュ等に乗ってみよう
  スピードの出し方がわかっているならボードをコントロールする事に集中してください。後ろ足をなるべく後ろに置く。そしてさらにターンをする時に足にボードが付いてくる位置まで少しずつ下げてみる。



これでそれぞれの足の位置が決まったわけですが、基本は前足をボードのセンター(中心)に。後ろ足が加速の際に前方(ノーズ寄り、フィン前)に、ターンの際はフロントフィンの上に下げ、大きなターンの際はさらにテイル側に下げるということです。
昔に調子の悪い時にビデオでスタンスの位置をチェックすると、後ろ足がデッキパッドの前にあって、絶好調なときにはきちんと後ろ、つまりちょうどバックフィンとフロントフィンの間に乗っていました。
それぞれのサーファーのスウィートスポットは違うのでしょうが、次の波乗りの際に自分の位置を注意してみると、これからのサーフィンライフがぐっと変わると思います。


どこで読んだかは忘れたけど、サーフボードについて(日本語で)詳しく書いてあったのを読んだ。

他には波乗りのこと、テイクオフの仕方など本当に詳しく書いてある。

ある程度まで読んだところで、「これは何か違う」と疑いを持ち始めてしまった。

何が違うのかは些細微妙で、それが何なのかは的確に捉えられなかった。

それから何ヶ月も経って、友人の一人がその「詳しい教本を読んで、その通りにしています」という内容のメイルがあった。

そこにその一節がコピーされていたので読み返してみると、何が違うのかがやっとわかった。

実に表面的なのだ。

テイクオフにしても頭を下げる上げると色々あるが、もっと書かねばならない詳しいことを何も書いていないのだ。

以前に波乗りを教えている際に「波のこぶ(芯)を見つけてその下に入ると、速い究極のテイクオフができますよ」と教えた。

「そのこぶは時には大きく時には小さく、たった5cm程度からの窪みですが、波の中に発生するのです。それを予想し、そこから漕ぎいれば簡単にボードを波の内側に滑り込ませることができます」と。

ピーク(セクション内)に少しでも近づく、ピーク(波)からの距離、うねりの角度、そのセクションを見渡し距離を知り、次のセクションへの乗り継ぎ、流れの確認、立ち上がるまでのパドリングの回数、ボードの長さ、厚み、幅、自身の能力、海底の変化。

テイクオフは実にさまざまな要素の組み合わせであることは波乗りをされる方なら身を持って知っているだろう。

俺もこうしてサーフサイトを運営して、KNOW、またはHOWを伝えている立場である。

だからあまり大きなことは言えないが、私も含めスタッフは「波乗愛」ということ伝えるようにしてもらっている。

話は違うが、原監督が2006年シーズンから就任し*、シーズン前に『ジャイアンツ愛』というスローガンを掲げたが、さんざんなシーズンを終えてみると、そのスローガンは

「負けてもわがジャイアンツを愛してください」

ということだったのがよくわかったシーズンだった。

と、嵐山先生もどこかにこのことを書いていたが、原監督は先見の明があったのとこのときはっきり知った。

(*開幕ダッシュには成功したが、交流戦中盤から8連敗、10連敗、9連敗などの大型連敗(他に敵地18連敗、保護地域外26連敗等)により、最終的に4位で終わる)

同様に波乗愛を考えてみると、

「オンショア」

「オフショア」

「サイドショアに無風」

「小波、大波、中波」

「好きな波、嫌いな波」

「冷水、温水」

「行けない日のいい波だという携帯波情報」

「ブレイク到着前に知る2重丸の情報」

「怪我した日」

「全開だった日」

「朝陽、夕陽」

「眩しい昼下がり波」

「波乗り旅」

「高速料金」

「夏の、一日3000円の駐車場」

「タオルを忘れた日」

「5のぞろ目のガソリン代」

「サービスエリアの松屋朝食」

「コンビニ弁当」

「海上がりのビール」

「硬くて塗れないワックス」

「溶けてしまったワックス」

「持っていないワックス」によって、

「滑るボード」

「やたら重いボード」

「軽いボード」

「壊れたボード」

「フィンが合っていないボード」

「最先端のボード」

「最先端のフィン」

「助手席に載せたボード」

「屋根に積んだボード」

「一緒に寝たボード」

「約束の時間に来なかった友人」

「干潮、満潮」

「大潮、小潮」

「満月、新月」

「岬に玉石波」

「河口にリーフ波」

「雨に滲む海岸線」

「パドル筋痛にサーフTシャツ」

「ステッカー」

「海帰りのサザンの曲」

「高速手前のすかいらーく」

「サーフDVDにビデオ、TV番組」

「旧ボード」

「過浮力ボード」

「拾ったボード」

『ニューボード」

「プロ使用のボード」

「借りたボード」

「ボードがないからボディサーフィング」

「新しい月刊サーフ雑誌」

「大昔のサーフ雑誌」

「SNSのサーフコミュニティ」

「好きな定食屋」

「先輩の語る昔は良かった波」

「硬くなったウエット」

「新しい柔らかいウエット」

「臭くなったウエット」

「冷たく濡れて砂だらけのウエット」

「かじかんで脱げないウエット」

「暖かいシャワー」

「海上がりの温泉」

「リーシュが切れて泳いだこと」

「リーフで背中を切ったこと」

等々、波乗りにまつわる全てを含めての愛だということに気づいた。

ご存じのようにお日様が照る日ばかりではない。

朝が来て夜が来る、雨も降って雪も降るかもしれない。

そんな波乗りライフをまとめて愛しているのが私たちと信ずる。

だから変な表面的なうんちくは火曜日の燃えないゴミの中に捨て去り、新しき、清らかな気持ちで海に行こうではないか、と思った今日。

俺はここを愛のあるテクニックを伝え、真からのこころ豊かなサーファーが集う場所にしてみたい。

あふれるテクニックと、大波にも動じない経験、やさしい気持ちの調和が波乗り道から見つけられたら幸いなのです。



昨日書いたように退歩的な日々。
せめて早起きしようと、気合いを入れて起きたらまだ夜中の1時だった。
そのままメイル返したり原稿執筆中。

体を退歩させてはいけないと思い、昨日は山登りしようと決意したのだが、麓に到着した途端に大雨に降られた。
雨具でもあったら良かったのだが、あいにくTシャツとトランクスだけで、風邪を引いてはいけないと断念。
さらに体は鈍ってきている。

波乗りしたいなあ、とメイルを開いていたら友人の土井さんが先週に行った種子島紀行が届いていて、読み返していると、マットと行った種子島が蘇ってきた。

これは海老前でのマットとフォード。↓
(パドルしているのがフォーちゃんね)



この時はふたりとも全てコールのボードだった。
コールとも電話で話したが、全快までもう少しだそうで、ようやく光が見えてきた。
治ったらボードを作ってもらおう。

ティミーにも頼もうと思っている。
レトロツインとか乗りたいな。

そう言えば伊豆に一泊旅行に行った時、リアルサーフの直人さんがレトロツインにうまく乗っていた。
あれはかっこよかった。

そんなことを思い出しながら読書に戻り、昨日の「昭和出版残侠伝」を3度目の読み返し終了。
さらなる本を開いていたら、

「自分一人で石を持ち上げる気がなかったら、二人でも持ち上がらない」

というゲーテの言葉を発見した。

「人生気合いかもな」とゆるんだ心を入れ直し、事務所で写真整理したら鎌倉での竜ちゃんの写真が見つかった。
木の質感と、竜ちゃんの雰囲気がしっとりと滲んでいる↓



今回日本で行き忘れたのが西武ロフトで、渋谷ごと行かなかった。
鎌倉と南西諸島の往復で、少し東京って感じで、一度奄美クルーと竜ちゃん号で渋谷を抜けた時は、雨に煙る傘だらけのハチ公前交差点を見て、みんな乾いた車内にいる自分にうっとりとしていた。(笑)




渋谷ではブックファーストと、ホットヨガがお気に入りで、文化村前のLAVAに行っている。
鈍った体にはかなり効くのでオススメです。


バリでのショットです。

このように壁の際を使って、レイルを大きく傾けるようにすると大きなラインのカットバックとなります。

ちなみにこれは前回同様高速なので、ボードを体に引きつける意味で外レイルを掴んでいます。

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プロフィール
名前:Naki 2009 または船木三秀
HP:NAKISURF
性別:男性
職業:専門職
趣味:海
自己紹介:
 11年暮らしたカリフォルニアからノースハワイ島に住みかえ、毎日クオリティの高い波で波乗りをしています。

 私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。

 風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
 その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。

 波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。

 そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。

 同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。

 ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。

 また、カリフォルニア州、サンクレメンテ発のサーフショップ『NAKISURF.COM』も運営しております。

 こちらは長年培ったサーフ業界のコネクションを活かし、世界で一番誇れるWEB STOREを目指しておりますので、どうぞご覧になってください!

ぜひ!

 どうぞよろしくお願いします。
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