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国際セールスマネジャーのニックと一緒に夜明け前からホワイトハウスに出撃する。
社長ジョンは、カラヘオに住む彼の義父ピートと一緒に闘牛ポイントに行った。
到着すると、ニックと俺が期待していた波ではなかったので、呆然と薄暗い海にうごくうねりと跳ねる白波を見ていた。
10分ほどすると、突然空が暗くなってきて、雨が落ちてきた。
「イナリーズへ行こう、向こうならきっと晴れているよ」と俺が提案し、彼らが借りているレンタカー(シボレー、トレイルブレーザー)の四駆状態を確かめてから出発する。
普段古い車を乗っているので、こういうレンタカーはアクセレーション、ブレーキング、コーナリング全てに快適で、運転が楽しい。
イナリーズ手前で砂地に入るのだが、あまり走らない。
で、こういう時の常套手段であるタイヤの空気を抜く。
この車は砂地に弱く、空気圧を20psiまで落とさないと走らなかった。
車の試乗レポートみたいだなあ。
3キロほど砂浜を走って着くと、頭半程度だろうか。かなりいいシェイプの波が割れている。
「おお、ぜひ!」
と、喜び外に出ると、思っていたより風が吹いていた。
↑こんなクリーンだった海があんなにストーミーになるとは、この時は予想しなかった。
しかもサイドになる南風。うねりが南東なので後ろから押される感じでパワフルに映る。
南うねりの特徴である左斜め前からの角度と、このーー北西に向いたーーサンドバーの影響で、レフトが3割、ライトが少し、後はクローズアウトだった。
波を読んだら次はボードを選ぶ番。
ニックが持ってきたボードは4本。
5’6”RNF、5’10”FF、6’0”ダイアモンドバック(以下DB、試作品)、6’2”JJ。
全て新品。
うらやましい…。
もちろん試作であるDBに乗ってみたかったが、それはニックも同様だが、紳士の言葉で、 「乗っていいよ」と薦めてくれるが、 持ち主の第一選択肢を尊重して堅く辞退する。
次の選択肢にはJJがあったのだが、あまり大げさな波ではなかったので、FFを選ぶ。
でもどうしてもDBに乗りたったので、「セッション後半に取り替えて」と約束をする。
この時感じたのは、サーフボードはゴルフクラブみたいなあ、ということ。
波の重さ、強さ、高さによってボードを選び出すことが、ゴルフクラブのそれと似ている時代がきた。
長さとスタイル、モデル、世界選りすぐりのシェイパーたちの自信作のマスターコピーであるカーボンファイバー、中空製のAVISOボードを複数持ち、波を見て悩む。
もちろんこれは宣伝などではなく、私個人が感じたことだ。
こんな状況なんて、少し前だったら想像すらできない。
風が強く、太陽も出ていないのでウエットに着替える。
天気はストーミーとなってきた。
うねりが少し大きくなっている。
いい波だなあ、と喜ぶニック。
この波は、見た目よりはるかに大きいことを知っている俺は黙っている。
ニックを待って、300m程度上流に歩く
南うねりでは左から右に流れ、北うねりではその反対。
パドルを始める。
考えてみると、DB対FFの日米パドル対決だ。
「おーしやるぞ」とぐいぐい漕いでいく。
勝負のつもりは全くないのだけど、こういう害がなく、フェアな競争は大好きなので、ニックには知らせていない「勝手に対決」だ。
インサイドの深いセクションを越えると、泡塊がやってくる。
ノーズを浮かし、波を越える、力があるようでボードの向きが90度横を向いてしまう。
少し強い泡が来たので、ダックダイブに切り替える。
そのまま進むのだが、強波の通過後の海面は渦を巻き、たまにノーズが吸いこまれる。
こういうときはパドルを止めずに「姿勢、動作」のみを細かく修正していく。
AVISOって、ボードが柔らかいからこういうバンプが作るコブ、衝撃を吸収し、パドルが安定する。
ラインナップの手前に砂を巻き上げるファーストセクションまでやってきた。
大きな波が来た。
ボードを捨てたくなるが、ぐっとこらえグイーンとダックダイブする。
低い咆哮と共に、爆発に巻き込まれ、一瞬で2回転する。
こういうときは、できる限りボードと体を密着させるといい。
なぜ、そこまでしてボードを離さないかと言いますと、海中衝撃終了後、浮力ですぐに浮き上がれるからです。
セットが過ぎ、少し行くとまたセットが入ってきた。
近くに来ると、底掘れしない系とわかった。
安心し、浅くダイブすると、波先の一部分に背中が引っかかった。
「うわー」
と後ろ向きにかなり引きずられた。
「失敗した。慢心であった」と後悔しながら浮き上がり、沖を見ると、いいサイズの波がセットで来ていた。
それから5本のセット波を懺悔後悔系の苦いダックダイブをし、一度セットが切れた。
横を見るとニックが追いついてきている。
やばい、とフル加速し、何本かうねりを越えると、またセット。
そのまま漕ぎ進むと、崩れる前に越えることができた。
ようやくというか、やっと沖に出られた。
ニックはやはりあのうねりによって、戻されていた。
風のせいで波面が荒れているけど、十分なシェイプ。
ニックはまだダックダイブをしている。
彼はタイミングを一瞬逃した代償として、波を余計に味わっている。
彼が悪いわけではない、これは「流れ」なのだと思う。
沖に出るときに一歩早く踏み出したか、そうでないかで明暗を分けるときがある。
今回は俺に流れが向いただけ。
やはり強烈な波だ。
イナリーズはやはり剛球ならぬ剛波一直線。
何度か波に乗り、または、やられていると、沖に待ちに待った形のライトがやってきた。
「パワー!!」と、戦隊TVを見た小学生のように気を入れてテイクオフをすると、やはりセクションはダブルアップし、どんどん掘れ上がっていく。
「これはいい、絶対に良い」と突き進み、二段掘れしている線に合わせて、バレルセットすると、いきなり吹き飛ばされた。
バックウオッシュであった。
まだそのことを受け入れられず、ショックの空中から「断念」という名の波の中に突っ込まれると、すごい勢いで巻かれていく。
その後、沖の水平線を見ることはなく、パドルとダックダイブの連続。
途中でレフトに乗ったニックも同じくスタックし、ふたりでパドルとダックダイブを繰り返す。
いつかニックがいなくなり、少しして後ろを見ると、沖だと思っていたらすぐ目の前が砂浜だった。
悔しく思いながら一度上がる。
ニックはとっくに浜に上がっていたようで、上流に向かって歩いている。
一度岸に戻り、水を飲んで再出発する。
しかし、ふたりとももう沖に出ることはできなかった。
原因はひとつ、風で押されたうねり、そしてストームからひっきりなしにやってくる波数。
そんな状況から沖に出る隙間が見つからなかったのだと思う。
もうひとつ、サイドカレントとなり、沖に出るチャンネルが出現しなかった。
「これからどうする?」
とニックが聞くので、「この風ならソフトサンドがオフショになって、うねりも小さくなるからちょうどいいかも」と答えると、
「そこに行こうよ」とニック。
ウエットのまま車に乗り、ソフトサンドまでオフロードをひた走る。
丘の上に到着すると、青い海にパーフェクトなサンドバー。
その上によれよれっと、白い膝波が割れていた。
「最高のコンディションなのにうねりがない。少しのんびりしている」とニックが言うので、チャンスだとばかりにダイアモンドバックを試させてもらうことになった。
調子の良さはパドリングからわかった。
この弱いうねりの上をきれいにすばやく走り、ズババと切れるターン。
試乗レポートをこのまま書いていきたいのだが、字数が増え過ぎちゃうので「DBインプレッション」を書く日までお待ち下さい。
「干潮で良くなってきた」と南チームから連絡が入ったので、北西端から南まで一気に舞い戻り、ホワイトハウスに向かった。
やはり、というかイナリーズのうねりでもわかったようにサイズアップした波がホワイトハウスらしくなっている。
俺とニックはしっかりしたホワイトハウス波に乗り、大満足して海から上がると、約束のミーティングの時間まで後40分に迫っていた。
それからカラヘオカフェで始まったアヴィソミーティングはロゴマークの位置、性能の確認、諸々細部詳細まで進み、カフェ閉店後は公園に場所を変え、先ほど二日目を終了しました。
まだ言えませんが、すごくいいニュースがあります。
ミーティングの間に感じたのは、このAVISO社って、すごい革新的だなあ、ということ。
明日はミーティング三日目。
その前にサーフミート、もちろんまた夜明けからの出撃です。
今日は波乗り、というか沖に出るまでのドラマに触れてみましたが、書いていてすきっとしないのはなぜだろう?
きっと波乗りというのは、読んで字のごとく、「波に乗る」ということだから、「波潜り」、「波の間漕ぎ」ではないからだろうと、ここまで書いたが、疲れた体から出てくるのはやはり貧困な単語となってしまう。
意識も省エネをするのであろう、と感じ、今日はここで終了です。
長々とありがとうございました。
一緒に戦った戦友ニックに捧げる言葉があります。
「泡が切れませんでしたね」
移動中にお世話になったマンゴの木。
丸い実は全てマンゴです↓
ビタミン補給するニック。あまりの甘さに逆上し、「カリフォルニアならこれ一個3ドルはするぜ」とまくしたてた。
社長ジョンは、カラヘオに住む彼の義父ピートと一緒に闘牛ポイントに行った。
到着すると、ニックと俺が期待していた波ではなかったので、呆然と薄暗い海にうごくうねりと跳ねる白波を見ていた。
10分ほどすると、突然空が暗くなってきて、雨が落ちてきた。
「イナリーズへ行こう、向こうならきっと晴れているよ」と俺が提案し、彼らが借りているレンタカー(シボレー、トレイルブレーザー)の四駆状態を確かめてから出発する。
普段古い車を乗っているので、こういうレンタカーはアクセレーション、ブレーキング、コーナリング全てに快適で、運転が楽しい。
イナリーズ手前で砂地に入るのだが、あまり走らない。
で、こういう時の常套手段であるタイヤの空気を抜く。
この車は砂地に弱く、空気圧を20psiまで落とさないと走らなかった。
車の試乗レポートみたいだなあ。
3キロほど砂浜を走って着くと、頭半程度だろうか。かなりいいシェイプの波が割れている。
「おお、ぜひ!」
と、喜び外に出ると、思っていたより風が吹いていた。
↑こんなクリーンだった海があんなにストーミーになるとは、この時は予想しなかった。
しかもサイドになる南風。うねりが南東なので後ろから押される感じでパワフルに映る。
南うねりの特徴である左斜め前からの角度と、このーー北西に向いたーーサンドバーの影響で、レフトが3割、ライトが少し、後はクローズアウトだった。
波を読んだら次はボードを選ぶ番。
ニックが持ってきたボードは4本。
5’6”RNF、5’10”FF、6’0”ダイアモンドバック(以下DB、試作品)、6’2”JJ。
全て新品。
うらやましい…。
もちろん試作であるDBに乗ってみたかったが、それはニックも同様だが、紳士の言葉で、 「乗っていいよ」と薦めてくれるが、 持ち主の第一選択肢を尊重して堅く辞退する。
次の選択肢にはJJがあったのだが、あまり大げさな波ではなかったので、FFを選ぶ。
でもどうしてもDBに乗りたったので、「セッション後半に取り替えて」と約束をする。
この時感じたのは、サーフボードはゴルフクラブみたいなあ、ということ。
波の重さ、強さ、高さによってボードを選び出すことが、ゴルフクラブのそれと似ている時代がきた。
長さとスタイル、モデル、世界選りすぐりのシェイパーたちの自信作のマスターコピーであるカーボンファイバー、中空製のAVISOボードを複数持ち、波を見て悩む。
もちろんこれは宣伝などではなく、私個人が感じたことだ。
こんな状況なんて、少し前だったら想像すらできない。
風が強く、太陽も出ていないのでウエットに着替える。
天気はストーミーとなってきた。
うねりが少し大きくなっている。
いい波だなあ、と喜ぶニック。
この波は、見た目よりはるかに大きいことを知っている俺は黙っている。
ニックを待って、300m程度上流に歩く
南うねりでは左から右に流れ、北うねりではその反対。
パドルを始める。
考えてみると、DB対FFの日米パドル対決だ。
「おーしやるぞ」とぐいぐい漕いでいく。
勝負のつもりは全くないのだけど、こういう害がなく、フェアな競争は大好きなので、ニックには知らせていない「勝手に対決」だ。
インサイドの深いセクションを越えると、泡塊がやってくる。
ノーズを浮かし、波を越える、力があるようでボードの向きが90度横を向いてしまう。
少し強い泡が来たので、ダックダイブに切り替える。
そのまま進むのだが、強波の通過後の海面は渦を巻き、たまにノーズが吸いこまれる。
こういうときはパドルを止めずに「姿勢、動作」のみを細かく修正していく。
AVISOって、ボードが柔らかいからこういうバンプが作るコブ、衝撃を吸収し、パドルが安定する。
ラインナップの手前に砂を巻き上げるファーストセクションまでやってきた。
大きな波が来た。
ボードを捨てたくなるが、ぐっとこらえグイーンとダックダイブする。
低い咆哮と共に、爆発に巻き込まれ、一瞬で2回転する。
こういうときは、できる限りボードと体を密着させるといい。
なぜ、そこまでしてボードを離さないかと言いますと、海中衝撃終了後、浮力ですぐに浮き上がれるからです。
セットが過ぎ、少し行くとまたセットが入ってきた。
近くに来ると、底掘れしない系とわかった。
安心し、浅くダイブすると、波先の一部分に背中が引っかかった。
「うわー」
と後ろ向きにかなり引きずられた。
「失敗した。慢心であった」と後悔しながら浮き上がり、沖を見ると、いいサイズの波がセットで来ていた。
それから5本のセット波を懺悔後悔系の苦いダックダイブをし、一度セットが切れた。
横を見るとニックが追いついてきている。
やばい、とフル加速し、何本かうねりを越えると、またセット。
そのまま漕ぎ進むと、崩れる前に越えることができた。
ようやくというか、やっと沖に出られた。
ニックはやはりあのうねりによって、戻されていた。
風のせいで波面が荒れているけど、十分なシェイプ。
ニックはまだダックダイブをしている。
彼はタイミングを一瞬逃した代償として、波を余計に味わっている。
彼が悪いわけではない、これは「流れ」なのだと思う。
沖に出るときに一歩早く踏み出したか、そうでないかで明暗を分けるときがある。
今回は俺に流れが向いただけ。
やはり強烈な波だ。
イナリーズはやはり剛球ならぬ剛波一直線。
何度か波に乗り、または、やられていると、沖に待ちに待った形のライトがやってきた。
「パワー!!」と、戦隊TVを見た小学生のように気を入れてテイクオフをすると、やはりセクションはダブルアップし、どんどん掘れ上がっていく。
「これはいい、絶対に良い」と突き進み、二段掘れしている線に合わせて、バレルセットすると、いきなり吹き飛ばされた。
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まだそのことを受け入れられず、ショックの空中から「断念」という名の波の中に突っ込まれると、すごい勢いで巻かれていく。
その後、沖の水平線を見ることはなく、パドルとダックダイブの連続。
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いつかニックがいなくなり、少しして後ろを見ると、沖だと思っていたらすぐ目の前が砂浜だった。
悔しく思いながら一度上がる。
ニックはとっくに浜に上がっていたようで、上流に向かって歩いている。
一度岸に戻り、水を飲んで再出発する。
しかし、ふたりとももう沖に出ることはできなかった。
原因はひとつ、風で押されたうねり、そしてストームからひっきりなしにやってくる波数。
そんな状況から沖に出る隙間が見つからなかったのだと思う。
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俺とニックはしっかりしたホワイトハウス波に乗り、大満足して海から上がると、約束のミーティングの時間まで後40分に迫っていた。
それからカラヘオカフェで始まったアヴィソミーティングはロゴマークの位置、性能の確認、諸々細部詳細まで進み、カフェ閉店後は公園に場所を変え、先ほど二日目を終了しました。
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その前にサーフミート、もちろんまた夜明けからの出撃です。
今日は波乗り、というか沖に出るまでのドラマに触れてみましたが、書いていてすきっとしないのはなぜだろう?
きっと波乗りというのは、読んで字のごとく、「波に乗る」ということだから、「波潜り」、「波の間漕ぎ」ではないからだろうと、ここまで書いたが、疲れた体から出てくるのはやはり貧困な単語となってしまう。
意識も省エネをするのであろう、と感じ、今日はここで終了です。
長々とありがとうございました。
一緒に戦った戦友ニックに捧げる言葉があります。
「泡が切れませんでしたね」
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ビタミン補給するニック。あまりの甘さに逆上し、「カリフォルニアならこれ一個3ドルはするぜ」とまくしたてた。
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先月、亨さんと茅ヶ崎でサーフして、お台場に向かう前に何か買って行きましょう。
とセブンイレブンに。
亨さんが運転してくれると言うので、俺は酢豚とヨーグルト、そして最近凝っているチルドビールを購入する。
酢豚を食べながら「グビー」とやってうまい!と感動していた。
戸塚の手前で、亨さんがビールの残りをちらちら見ているので、「飲みます?」と聞くと、
「ビールがぬるくなりますよ」
って心配してくれている。
「実はぬるいビールも好きなんですよ」
と言うと、亨さんはハッとしていました。
これはぬるいコーヒー、飲み残しのスプライト、時間に来ないバス、波情報と違う波、そんなことを許容しようとするやり方なのです。
40才を越えてからそんなことを考え始めました。
野球を見ていると、キャッチャーが望んでいないところにボールが行くことを「制球が悪い」とか「逆球」と言われています。
それで打たれることももちろんあるけど、逆にそれで抑えることもある。
波乗りもそうだと思う。
はっきり言って海の上では、何一つ自分の思い通りにならない。
その思いに一番近い動きができれば心に残るのです。
その近さ、回数でその日の「でき」が決まるのですが、たまにすばらしく良くできた日というのがあって、それは細胞が踊るような、うれしくも幸せな感覚となります。
そんな日に乾杯するビールがたとえぬるくてもいいんじゃないかな、と思っています。
お休みの人、そうでない人もゆったりとGWを楽しんで下さい。
ではではぜひぜひ。
今日、デザイン仕事をしながらある曲にビカッ!と胸を打たれた。
美しい曲。
詩がすばらしい。
日本語を組み合わせてこんなドラマを作れるのだ、と再確認しました。
話は変わって、
マエストロをインスパイアしてくれた「URASHIMA」と「DANDY」の作者オガマさんに電話をしているのですが、つながらず。
イナリーズ用のDANDYが欲しいです。
ゴールデンウイークでマウイに来ているのかなあ?
マウイと言えば、アラスカにいる友子ちゃんと今朝スカイプでチャットしました。
昨日コディアックに着いたそうで、そこまでの道のりが大変だったようです。
コディアックは、アラスカ最大の島で、周辺には常緑の島々。
北緯57.79度、西経152.40度
友子ちゃんによると、神様がいるほど美しい場所だそうで、いつかアラスカにサーフトリップに行くことになりました。
©Tomoko Okazaki
シャチと一緒にサーフしたりするのかなあ。
夢は果てしなく遠く、そして胸の中でふくらんでいきます。
NAKISURFトリップ第一回目はアラスカというのもすてきだなあ。
これはコールのHPSですね。
これが冒頭に書いた曲の詩です。
映像と一緒にどうぞ。
ひかる・かいがら
旅立つ人よ 行方は聞かない
そっと潮風にゆだねます
砂に埋めた 願いのかけらを
たったひとつだけ 手のひらに
ひかるかいがらを あなたにあげよう
サヨナラを口にする代わりに
ひかるかいがらを あなたにあげよう
この海の色 おもいだせるように
なくしたものの 行方は知れない
そっと夕闇に帰るだけ
潮の流れや 季節の歩みに
きっと答えならあるでしょう
ひかるかいがらは 囁いてくれる
しあわせはいつもそばにあると
そしてかいがらは 囁いてくれる
ほほえみかたを おもいだせるように
待っているからと
伝えたくて 何度も
手を振るよ
ふたたび出逢える
その日を胸に思い描いて
今…
ひかるかいがらを あなたにあげよう
サヨナラを口にする代わりに
ひかるかいがらを あなたにあげよう
この海の色 おもいだせるように
そしてかいがらは囁いてくれる
ほほえみかたを おもいだせるように
作詞: HUSSY_R 作曲: 山崎将義
美しい曲。
詩がすばらしい。
日本語を組み合わせてこんなドラマを作れるのだ、と再確認しました。
話は変わって、
マエストロをインスパイアしてくれた「URASHIMA」と「DANDY」の作者オガマさんに電話をしているのですが、つながらず。
イナリーズ用のDANDYが欲しいです。
ゴールデンウイークでマウイに来ているのかなあ?
マウイと言えば、アラスカにいる友子ちゃんと今朝スカイプでチャットしました。
昨日コディアックに着いたそうで、そこまでの道のりが大変だったようです。
コディアックは、アラスカ最大の島で、周辺には常緑の島々。
北緯57.79度、西経152.40度
友子ちゃんによると、神様がいるほど美しい場所だそうで、いつかアラスカにサーフトリップに行くことになりました。
©Tomoko Okazaki
シャチと一緒にサーフしたりするのかなあ。
夢は果てしなく遠く、そして胸の中でふくらんでいきます。
NAKISURFトリップ第一回目はアラスカというのもすてきだなあ。
これはコールのHPSですね。
これが冒頭に書いた曲の詩です。
映像と一緒にどうぞ。
ひかる・かいがら
旅立つ人よ 行方は聞かない
そっと潮風にゆだねます
砂に埋めた 願いのかけらを
たったひとつだけ 手のひらに
ひかるかいがらを あなたにあげよう
サヨナラを口にする代わりに
ひかるかいがらを あなたにあげよう
この海の色 おもいだせるように
なくしたものの 行方は知れない
そっと夕闇に帰るだけ
潮の流れや 季節の歩みに
きっと答えならあるでしょう
ひかるかいがらは 囁いてくれる
しあわせはいつもそばにあると
そしてかいがらは 囁いてくれる
ほほえみかたを おもいだせるように
待っているからと
伝えたくて 何度も
手を振るよ
ふたたび出逢える
その日を胸に思い描いて
今…
ひかるかいがらを あなたにあげよう
サヨナラを口にする代わりに
ひかるかいがらを あなたにあげよう
この海の色 おもいだせるように
そしてかいがらは囁いてくれる
ほほえみかたを おもいだせるように
作詞: HUSSY_R 作曲: 山崎将義
マエストロを書いたのはいいのだが、友人たちにメイルや電話で謝罪する毎日。
確実に1人立腹で、何度電話しても出ないし、コールバックもなし。
しょうがないので、この事態を知る彼の親友に電話をすると、
「ああいう細かいこと気にする人だから当分ダメでしょうね」
だって....。
まずいなあ。
ジョークじゃ済まないのかなあ。
他にも怒っている人がいたら教えて下さい。
お詫びに「ぜひステッカー」を差し上げます。
ああ、また電話が鳴っている....。
今日も暗い内からイナリーズ。
今日からうねりが届いていて、びっくりするほどのサイズ。
しかも流れが強く、多くは掘れ過ぎちゃって、バレルにならず。
なぜ掘れてバレルにならないかを考えると、流れでうねりの中腹が凹むのだが、浅瀬に到達していないのでトップが飛ばずにチューブにならないのですね。
しかしそこは世界のイナリーズ、何本かはものすごい大きさのバレルとなりました。
これはその中の一本。
エアスピットがバオッ!と吹き出してしまうので、こんなに濃霧視界。
臨場感ありますね。
この大セットの裏にもう一本極上のが来ていて、そのバレル内部から水滴0%、露出完璧で1枚撮ることができました。
帰ってきてからモニターを眺めているんだけど、ただただ感動。
今年一番の作品になりました。
この作品はまだお見せできないけど、来たる5月20日(大阪)、26日(横浜)で開催されるザ・グリーンルーム・フェスティバルに持っていきます。
お楽しみに!
確実に1人立腹で、何度電話しても出ないし、コールバックもなし。
しょうがないので、この事態を知る彼の親友に電話をすると、
「ああいう細かいこと気にする人だから当分ダメでしょうね」
だって....。
まずいなあ。
ジョークじゃ済まないのかなあ。
他にも怒っている人がいたら教えて下さい。
お詫びに「ぜひステッカー」を差し上げます。
ああ、また電話が鳴っている....。
今日も暗い内からイナリーズ。
今日からうねりが届いていて、びっくりするほどのサイズ。
しかも流れが強く、多くは掘れ過ぎちゃって、バレルにならず。
なぜ掘れてバレルにならないかを考えると、流れでうねりの中腹が凹むのだが、浅瀬に到達していないのでトップが飛ばずにチューブにならないのですね。
しかしそこは世界のイナリーズ、何本かはものすごい大きさのバレルとなりました。
これはその中の一本。
エアスピットがバオッ!と吹き出してしまうので、こんなに濃霧視界。
臨場感ありますね。
この大セットの裏にもう一本極上のが来ていて、そのバレル内部から水滴0%、露出完璧で1枚撮ることができました。
帰ってきてからモニターを眺めているんだけど、ただただ感動。
今年一番の作品になりました。
この作品はまだお見せできないけど、来たる5月20日(大阪)、26日(横浜)で開催されるザ・グリーンルーム・フェスティバルに持っていきます。
お楽しみに!
波なんか何もないと、ローカルのみんなが言っているけど、イナリーズはオーバーヘッドはある。
ホワイトハウスはフラット、ブラックハウスは腰。
西に向いているトムクンズは膝、ノースも腰と言っているので、どこから来たうねりなんだろう。
イナリーズで朝焼け写真を撮り、AVISOで波乗りをして大満足の朝であった。
オフィスに着き、メイル確認をしたり、写真をアップロードしたりしてから、竜ちゃん、勇人くん、スタッフ、亨ブログを閲覧。
みんな色々なところにいて様々なことをしているね。
最後に小刻み掲載で有名な潤ちゃんブログを開き、彼の愛用ボード「オッタマゲール」の動画を見てオッタマゲーター!などとバカなことを書き込んでいたら、郵便局の車がやってきた。
どうやら大きくてポストに入らないようで直接持ってきてくれた。
ん?日本からだ。重いぞ。中身は雑誌群で、年一回のサーフカタログが各出版社から届いた。
うわーサーフボードからウエットスーツまで色々あるんですね。
少し感動。
さすが日本。
一番感動したのがOGMサーフボードの「DANDY」。
これはワニからのインスピレーションですね。
すごい。
OGAMAさんのシェイプでこれは良さそうだ。
イナリーズでこれを乗ってみたいです。
他には「URASHIMA」もすごい。
上級者のさらなる上のエキスパート専用とした紹介文。
抜粋すると、
「カカイ先生なら上手に乗ってくれると思います。海で待っています。マルキの前11時」
というコメント。
これはすごい、半端じゃない…。
これは他メーカーをまったく寄せ付けていないぞ。
いわゆるぶっちぎりです。
さすがOGAMAさん、やはり大先生ですね。
ということで閃いたのが、今日はサーフィン業界における「先生」「妖怪」「マエストロ」とされる人たちを思いつくまま以下に列記してみることにしてみます。
1)酒の席で「自分は歴史的なビッグウエイバーで、最近の若いのはだらしがない」と言うが、頭サイズで沖に出られなくなるサーフショップ店長。
2)「俺はサーフィン界一番の大喰いだぞ」と周囲に言いふらし、当時中学生だった上條将美プロに千葉志田下にあった「松風」という定食屋で勝負を挑み、軽く負けた21才。(これは昔の俺です)
3)非常に混んでいるポイントブレイクで、ひとりだけたくさんの波に乗る捜査一課という噂の強面警察官。
4)いつもニューデザインのボードを積んで、品川ナンバーのBMWに乗ってやってくる芸能プロダクション専務。その肩書きは詐称で、実は馬込の左官屋経営者であるという。
5) 週に一回は寝坊し、仕方がないので他社の波情報を見ながら、波情報を発信するウエイブレポーター。
6)新品同様に直してくれるが、その修理代3回で新品のボードが買えるほど料金が高いリペアマスター。
7)ロングボードスケートを玄関に5本は並べてあって、コンビニに行くにはいつもスケボーだと言っているが、段差は全て歩いている居酒屋の店長。
8)「仕事が昼に終わるので、波乗りがたくさんできるから」と魚市場に就職するが、「好きな朝の波に乗れないから海に行くのは止めました」という24才。
9)自分の大好きなブレイクと、同じ名前の現場を発見し、波が出ると堂々とブレイクの名前をホワイトボードの『行き先』に書き、そこに波乗りに行く建設会社営業部長。
10)いきなり波乗りにはまり、サーフィン禁止の契約を気にして、人目の付かないブレイク、しかも超ドダンパーで入り、怪我をしたプロ野球選手。
11)アメリカ留学(実は語学学校3ヶ月中退)の話をすると、止まらないウエットスーツ営業マン。
12)女の子のウエットスーツ採寸の際に、「水着を取らないと、ちゃんと計れないから取らなきゃダメ」と真顔で言うショップオーナー。
13)シェイパー志望でサンディングをしているのだが、10年経ってもいまだサンディングしかやらせてもらえない奈良県出身の28才。
14)「サーフィンでプロになるためにはハワイしかない」と貯金して長期間滞在を始めたのだが、あまりの波の大きさに消沈し、日本に帰りたくなり、ワイキキのABCストアでキリンビールとカップラーメンを買っているフリーター。
15)岸ではやさしいのに、海に入ると「もっとパドルを強く!、強く!!」と叫び、波に乗れないと「パドルが弱い!!!」と激怒するサーフスクールの先生。
16)自分の人生を悔やむ話ばかりをピークでして、同情を買って波に乗ろうとするラーメン屋。
17)ラインナップで自分のすごさをわかってもらえず、それを若いサーファーに八つ当たりし、あげくの果てには止めにきたサーファーまでも巻き込み見境なく暴れ、逮捕されたレジェンド。
18)メルセデスを持っているのだが、軽自動車に乗っている時に友人に会ってしまうとさっと隠れる会社役員。
19)「先生」というニックネームの、いつでも海にいる本当の高校教師。
20)スカスカで全然進んでいないのに、自分では男より速いパドリングだと信じているヨガ教室の先生。
21)「昔はヤンキーだった」と言うタウンアンドカントリーのロゴの刺青を入れた深夜シフトのコンビニ店員。
22)日本とバリで重婚している女子プロボディボーダー。
23)「大波が好き」と言っていたのに、頭サイズのセットが来ると、(絶対に)リーシュがからみ、「この波に行きたいけど行けないのでGOしてください」と波を譲ってくれる(自称)洋服デザイン関係者。
24)こだわりすぎて1日中同じボードをシェイプしているカリフォルニアの有名シェイパー。
25)忙しいのに昼まで来ない、サーフボード工場経営者。
26)自分の付けているビキニの面積が小さければ小さいほど、サービス返しで波に乗せてもらえると信じている雑貨屋のアルバイトちゃん。
27)ボトム形状とレイル、テイル形状はもちろん、サーフボードにはかなり、というか、怨念に近いこだわりを持っているのだが、3年貯金したボートトリップの際、サーフボードを積み忘れたことを空港で気が付いた水道工事技術者。
28)多くのプロサーファーと友人で、何人かは自分が教えたんだと言うのだが、パドルもままならない中古車販売経営者。
29)俺の仕事はライダーの波乗りを見ることでもある、と言いながらコンテスト会場に来て、女の子ばかり見ているレジェンドシェイパー。
30)他の4人のジャッジが全員10点を付けているのに、自分だけ見逃し、5.5点と書いてしまい、後でチューブが浅かったから点が低いのだ、と言い張ったプロジャッジ。
31)酔っぱらって海に入り、ワイプアウトは酔っていたからだと言い訳するプロサーファー。
32)フィンの左右を逆に付け、それがわからずに調子が良く、それを正直にインプレッションに書いたプロサーファー。(俺です)
33)真冬にウエットの上から腕時計をし、外すのを忘れて脱ごうとして途中で気が付いたカフェのオーナー。
34)「ボトムに付いたワックスは速度が落ちる」と、ガラコまで塗ってこだわっているのに、膝波でビッグウエイブ用の太く長い抵抗の大きいリーシュを平気でしているデニーズ藤沢店MIT(マネージャー・イン・トレーニング。要は副店長)。
35)海に行く途中、千葉、茂原のココス駐車場で制服に着替え、仕事帰りにちょっくら海に来たよ、とローカルを装う群馬ナンバーのパン屋。
36)バリで買った偽物のローレックスを付け、夏の日曜日七里の駐車場に朝9時に着き、満車で入れずに「風が変わっちゃうよ〜」とイライラしている足立ナンバーのクラウン。
37)毎年バリに行っているのだが、いまだに潮の満ち引きがわからず、ハーフウエイだけでサーフしている芸能事務所アシスタント(女)。
38)先週とは風向きがまったく逆なのに「先週あそこが良かったから」を連発し、オフショアの太東からオンショアの鴨川までドライブさせる同乗者。それを断れない運転手。
39)台風19号で、ショットガンから松部まで乗り、そこからうまくつなぎマリブまで乗ったと豪語し、相手にされない自称芸術家。
40)自分のNSA3級の賞状を額に入れて大事に飾ってあるサーフスクール経営者。
41)サーフコンテストの開会式で、結婚式のスピーチのように延々としゃべる主催者。
42)サーフ合宿で福島まで行き、波乗りせずに一日中飲んだくれている先輩。
43)サーフボードを有形文化財のように大事にするのだが、波乗りはあまり好きではない美容師見習い。
44)元暴走族の総長で、いつもニコニコ下手に出ているリーシュ製作会社社長。
45)ものすごい仕様のレトロフィッシュを持っていて、それを酒の肴に飲むのだが、絶対に海に持ってこないデザイン会社経営者。
46)ビデオでケリー・スレーターを見て、俺の若い頃の方がうまかったと言い切る輸入食料品経営者。さらに10フィートのサンセット波を見て、こんなだらだらなら俺にも乗れると断言。
47)デビッド・ヌイーヴァ(ヌヒワ)を知らないプロサーファー。
48)「環境保護が一番重要ですから」と言いながらタバコの吸い殻を下水に投げる保険勧誘員。
49)モヒカン狩りの自称サーフスケーター
50)彼女をMIXIで探すのだが、悪友たちの紹介文攻めであえなく撃沈し、仕方がないので新しいID名にするのだが、それも見つかりブログに走ったハワイ大学院の優等生。
51)入念なストレッチを砂浜でしすぎて、満潮となり波がなくなってしまった慶応大学教授の息子
52)「お互い仲が良ければ前乗りしてもよい」と信じて10年。今では海に一緒に行く相手が見つからないレストランオーナー。
53)トレーニングチューブでパドルを、 ドジ井坂サーフィン修理工場でテイクオフとスタンスを練習しているのだが、一向にうまくならない市バス運転手。
54)夜でもサングラスを外さないで、自分ではジャック・マッコイを軽く越えた巨匠であると信じているサーフムービー監督。
55)ビーチクリーンの時に全員海から上げてまで拾わせるのに、ビーチクリーンの日でないと一切ゴミを拾わない支部長。
と、調子が出てきたからこのまま、天才奇才先生妖怪たちを思い浮かべて一晩中書いていける気がする。
いきなり気づいたのだが、十人十色の形やこだわりがあるサーフィンライフ。
それぞれが楽しく幸せで、うまくつきあって永年サーフィンに向き合って欲しいな、と思った2007年のGW。
Keep Surfing!
ホワイトハウスはフラット、ブラックハウスは腰。
西に向いているトムクンズは膝、ノースも腰と言っているので、どこから来たうねりなんだろう。
イナリーズで朝焼け写真を撮り、AVISOで波乗りをして大満足の朝であった。
オフィスに着き、メイル確認をしたり、写真をアップロードしたりしてから、竜ちゃん、勇人くん、スタッフ、亨ブログを閲覧。
みんな色々なところにいて様々なことをしているね。
最後に小刻み掲載で有名な潤ちゃんブログを開き、彼の愛用ボード「オッタマゲール」の動画を見てオッタマゲーター!などとバカなことを書き込んでいたら、郵便局の車がやってきた。
どうやら大きくてポストに入らないようで直接持ってきてくれた。
ん?日本からだ。重いぞ。中身は雑誌群で、年一回のサーフカタログが各出版社から届いた。
うわーサーフボードからウエットスーツまで色々あるんですね。
少し感動。
さすが日本。
一番感動したのがOGMサーフボードの「DANDY」。
これはワニからのインスピレーションですね。
すごい。
OGAMAさんのシェイプでこれは良さそうだ。
イナリーズでこれを乗ってみたいです。
他には「URASHIMA」もすごい。
上級者のさらなる上のエキスパート専用とした紹介文。
抜粋すると、
「カカイ先生なら上手に乗ってくれると思います。海で待っています。マルキの前11時」
というコメント。
これはすごい、半端じゃない…。
これは他メーカーをまったく寄せ付けていないぞ。
いわゆるぶっちぎりです。
さすがOGAMAさん、やはり大先生ですね。
ということで閃いたのが、今日はサーフィン業界における「先生」「妖怪」「マエストロ」とされる人たちを思いつくまま以下に列記してみることにしてみます。
1)酒の席で「自分は歴史的なビッグウエイバーで、最近の若いのはだらしがない」と言うが、頭サイズで沖に出られなくなるサーフショップ店長。
2)「俺はサーフィン界一番の大喰いだぞ」と周囲に言いふらし、当時中学生だった上條将美プロに千葉志田下にあった「松風」という定食屋で勝負を挑み、軽く負けた21才。(これは昔の俺です)
3)非常に混んでいるポイントブレイクで、ひとりだけたくさんの波に乗る捜査一課という噂の強面警察官。
4)いつもニューデザインのボードを積んで、品川ナンバーのBMWに乗ってやってくる芸能プロダクション専務。その肩書きは詐称で、実は馬込の左官屋経営者であるという。
5) 週に一回は寝坊し、仕方がないので他社の波情報を見ながら、波情報を発信するウエイブレポーター。
6)新品同様に直してくれるが、その修理代3回で新品のボードが買えるほど料金が高いリペアマスター。
7)ロングボードスケートを玄関に5本は並べてあって、コンビニに行くにはいつもスケボーだと言っているが、段差は全て歩いている居酒屋の店長。
8)「仕事が昼に終わるので、波乗りがたくさんできるから」と魚市場に就職するが、「好きな朝の波に乗れないから海に行くのは止めました」という24才。
9)自分の大好きなブレイクと、同じ名前の現場を発見し、波が出ると堂々とブレイクの名前をホワイトボードの『行き先』に書き、そこに波乗りに行く建設会社営業部長。
10)いきなり波乗りにはまり、サーフィン禁止の契約を気にして、人目の付かないブレイク、しかも超ドダンパーで入り、怪我をしたプロ野球選手。
11)アメリカ留学(実は語学学校3ヶ月中退)の話をすると、止まらないウエットスーツ営業マン。
12)女の子のウエットスーツ採寸の際に、「水着を取らないと、ちゃんと計れないから取らなきゃダメ」と真顔で言うショップオーナー。
13)シェイパー志望でサンディングをしているのだが、10年経ってもいまだサンディングしかやらせてもらえない奈良県出身の28才。
14)「サーフィンでプロになるためにはハワイしかない」と貯金して長期間滞在を始めたのだが、あまりの波の大きさに消沈し、日本に帰りたくなり、ワイキキのABCストアでキリンビールとカップラーメンを買っているフリーター。
15)岸ではやさしいのに、海に入ると「もっとパドルを強く!、強く!!」と叫び、波に乗れないと「パドルが弱い!!!」と激怒するサーフスクールの先生。
16)自分の人生を悔やむ話ばかりをピークでして、同情を買って波に乗ろうとするラーメン屋。
17)ラインナップで自分のすごさをわかってもらえず、それを若いサーファーに八つ当たりし、あげくの果てには止めにきたサーファーまでも巻き込み見境なく暴れ、逮捕されたレジェンド。
18)メルセデスを持っているのだが、軽自動車に乗っている時に友人に会ってしまうとさっと隠れる会社役員。
19)「先生」というニックネームの、いつでも海にいる本当の高校教師。
20)スカスカで全然進んでいないのに、自分では男より速いパドリングだと信じているヨガ教室の先生。
21)「昔はヤンキーだった」と言うタウンアンドカントリーのロゴの刺青を入れた深夜シフトのコンビニ店員。
22)日本とバリで重婚している女子プロボディボーダー。
23)「大波が好き」と言っていたのに、頭サイズのセットが来ると、(絶対に)リーシュがからみ、「この波に行きたいけど行けないのでGOしてください」と波を譲ってくれる(自称)洋服デザイン関係者。
24)こだわりすぎて1日中同じボードをシェイプしているカリフォルニアの有名シェイパー。
25)忙しいのに昼まで来ない、サーフボード工場経営者。
26)自分の付けているビキニの面積が小さければ小さいほど、サービス返しで波に乗せてもらえると信じている雑貨屋のアルバイトちゃん。
27)ボトム形状とレイル、テイル形状はもちろん、サーフボードにはかなり、というか、怨念に近いこだわりを持っているのだが、3年貯金したボートトリップの際、サーフボードを積み忘れたことを空港で気が付いた水道工事技術者。
28)多くのプロサーファーと友人で、何人かは自分が教えたんだと言うのだが、パドルもままならない中古車販売経営者。
29)俺の仕事はライダーの波乗りを見ることでもある、と言いながらコンテスト会場に来て、女の子ばかり見ているレジェンドシェイパー。
30)他の4人のジャッジが全員10点を付けているのに、自分だけ見逃し、5.5点と書いてしまい、後でチューブが浅かったから点が低いのだ、と言い張ったプロジャッジ。
31)酔っぱらって海に入り、ワイプアウトは酔っていたからだと言い訳するプロサーファー。
32)フィンの左右を逆に付け、それがわからずに調子が良く、それを正直にインプレッションに書いたプロサーファー。(俺です)
33)真冬にウエットの上から腕時計をし、外すのを忘れて脱ごうとして途中で気が付いたカフェのオーナー。
34)「ボトムに付いたワックスは速度が落ちる」と、ガラコまで塗ってこだわっているのに、膝波でビッグウエイブ用の太く長い抵抗の大きいリーシュを平気でしているデニーズ藤沢店MIT(マネージャー・イン・トレーニング。要は副店長)。
35)海に行く途中、千葉、茂原のココス駐車場で制服に着替え、仕事帰りにちょっくら海に来たよ、とローカルを装う群馬ナンバーのパン屋。
36)バリで買った偽物のローレックスを付け、夏の日曜日七里の駐車場に朝9時に着き、満車で入れずに「風が変わっちゃうよ〜」とイライラしている足立ナンバーのクラウン。
37)毎年バリに行っているのだが、いまだに潮の満ち引きがわからず、ハーフウエイだけでサーフしている芸能事務所アシスタント(女)。
38)先週とは風向きがまったく逆なのに「先週あそこが良かったから」を連発し、オフショアの太東からオンショアの鴨川までドライブさせる同乗者。それを断れない運転手。
39)台風19号で、ショットガンから松部まで乗り、そこからうまくつなぎマリブまで乗ったと豪語し、相手にされない自称芸術家。
40)自分のNSA3級の賞状を額に入れて大事に飾ってあるサーフスクール経営者。
41)サーフコンテストの開会式で、結婚式のスピーチのように延々としゃべる主催者。
42)サーフ合宿で福島まで行き、波乗りせずに一日中飲んだくれている先輩。
43)サーフボードを有形文化財のように大事にするのだが、波乗りはあまり好きではない美容師見習い。
44)元暴走族の総長で、いつもニコニコ下手に出ているリーシュ製作会社社長。
45)ものすごい仕様のレトロフィッシュを持っていて、それを酒の肴に飲むのだが、絶対に海に持ってこないデザイン会社経営者。
46)ビデオでケリー・スレーターを見て、俺の若い頃の方がうまかったと言い切る輸入食料品経営者。さらに10フィートのサンセット波を見て、こんなだらだらなら俺にも乗れると断言。
47)デビッド・ヌイーヴァ(ヌヒワ)を知らないプロサーファー。
48)「環境保護が一番重要ですから」と言いながらタバコの吸い殻を下水に投げる保険勧誘員。
49)モヒカン狩りの自称サーフスケーター
50)彼女をMIXIで探すのだが、悪友たちの紹介文攻めであえなく撃沈し、仕方がないので新しいID名にするのだが、それも見つかりブログに走ったハワイ大学院の優等生。
51)入念なストレッチを砂浜でしすぎて、満潮となり波がなくなってしまった慶応大学教授の息子
52)「お互い仲が良ければ前乗りしてもよい」と信じて10年。今では海に一緒に行く相手が見つからないレストランオーナー。
53)トレーニングチューブでパドルを、 ドジ井坂サーフィン修理工場でテイクオフとスタンスを練習しているのだが、一向にうまくならない市バス運転手。
54)夜でもサングラスを外さないで、自分ではジャック・マッコイを軽く越えた巨匠であると信じているサーフムービー監督。
55)ビーチクリーンの時に全員海から上げてまで拾わせるのに、ビーチクリーンの日でないと一切ゴミを拾わない支部長。
と、調子が出てきたからこのまま、天才奇才先生妖怪たちを思い浮かべて一晩中書いていける気がする。
いきなり気づいたのだが、十人十色の形やこだわりがあるサーフィンライフ。
それぞれが楽しく幸せで、うまくつきあって永年サーフィンに向き合って欲しいな、と思った2007年のGW。
Keep Surfing!
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プロフィール
名前:Naki 2009 または船木三秀
HP:NAKISURF
性別:男性
職業:専門職
趣味:海
自己紹介:
11年暮らしたカリフォルニアからノースハワイ島に住みかえ、毎日クオリティの高い波で波乗りをしています。
私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。
風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。
波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。
そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。
同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。
ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。
また、カリフォルニア州、サンクレメンテ発のサーフショップ『NAKISURF.COM』も運営しております。
こちらは長年培ったサーフ業界のコネクションを活かし、世界で一番誇れるWEB STOREを目指しておりますので、どうぞご覧になってください!
ぜひ!
どうぞよろしくお願いします。
私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。
風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。
波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。
そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。
同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。
ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。
また、カリフォルニア州、サンクレメンテ発のサーフショップ『NAKISURF.COM』も運営しております。
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