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「花は桜木、人は武士、柱は桧、魚は鯛、小袖はもみじ、花はみよしの」
これは一休さんで知られる一休宗純(いっきゅうそうじゅん、1394ー1481)の残した言葉で、彼が一級品だと思うものをカテゴリ別に分けて評したのである。
それではと、俺もそれを受けて、昨日の4時間に渡るAVISOセッションを評してみる。
独断と偏見なので、苦情メイルは受けつけません。(笑)
「波はイナリーズ、人は無人、柱(ストリンガー)は中空、魚はラウンドノーズフィッシュ、いでたちはトランクス、ボードはAVISO」
そんな日だった。
そういえば、今週は天才編集者と名高い富山さんがイナリーズとソフトサンド視察にきて、そのポテンシャルを確かめていた。
これが富山さん、
やわらかな人格者のグレイトサーファーです。
富山さんと乗ったソフトサンド。
いい波でした。
AVISOに話を戻すと、AVISOのニックとロストのジャーがAVISOをテストすべく、サンクレメンテからイナリーズに飛んできた。
それをテストするのは彼らと、ローカルのカムアと俺。
↑左がニックで右がカムア。
そして5.10AVISO。
↑よく見えないけどこれはハワイのジェフ・ジョンストン6.0。
↑これはジャーと俺の6.2ジェフ・ジョンストンPRO
写っていないけど、5.5AVISO RNFも乗りました。
こんなサイズでも軽く乗れちゃいます。
波はこんな感じでパーフェクト。
イナリーズの今年一番の「ザ・デイ」となりました。↓
通常のボードがばきばき折れているコンディションだけど、5本のAVISOは全員無傷で、なおかつその安定したテイクオフと制動を極限の波で確認しました。
あまりの動きの良さにそこにいたハワイアンたちも「俺にも乗せてくれぃ!!」と即席試乗会となり、みんなその卓越した性能に驚いていた。
それで冒頭に書いたようなAVISOを讃える言葉となったのですね。
今まで自分だけで乗っていて、良かったけど、あまり言っていいのかな?
と少し消極的でした。
でもこうしてみんなで乗って、その高い性能を全員で体感すると、
「よし!俺も発言する!」という気になったのです。
宣伝ではなく、中空、新素材、一流シェイパーのクローンというサーフボードに乗り、私たちが新時代の幕を開けたような誇らしい日となりました。
天気は今日も快晴です。
おしまい。パチパチ♪
これは一休さんで知られる一休宗純(いっきゅうそうじゅん、1394ー1481)の残した言葉で、彼が一級品だと思うものをカテゴリ別に分けて評したのである。
それではと、俺もそれを受けて、昨日の4時間に渡るAVISOセッションを評してみる。
独断と偏見なので、苦情メイルは受けつけません。(笑)
「波はイナリーズ、人は無人、柱(ストリンガー)は中空、魚はラウンドノーズフィッシュ、いでたちはトランクス、ボードはAVISO」
そんな日だった。
そういえば、今週は天才編集者と名高い富山さんがイナリーズとソフトサンド視察にきて、そのポテンシャルを確かめていた。
これが富山さん、
やわらかな人格者のグレイトサーファーです。
富山さんと乗ったソフトサンド。
いい波でした。
AVISOに話を戻すと、AVISOのニックとロストのジャーがAVISOをテストすべく、サンクレメンテからイナリーズに飛んできた。
それをテストするのは彼らと、ローカルのカムアと俺。
↑左がニックで右がカムア。
そして5.10AVISO。
↑よく見えないけどこれはハワイのジェフ・ジョンストン6.0。
↑これはジャーと俺の6.2ジェフ・ジョンストンPRO
写っていないけど、5.5AVISO RNFも乗りました。
こんなサイズでも軽く乗れちゃいます。
波はこんな感じでパーフェクト。
イナリーズの今年一番の「ザ・デイ」となりました。↓
通常のボードがばきばき折れているコンディションだけど、5本のAVISOは全員無傷で、なおかつその安定したテイクオフと制動を極限の波で確認しました。
あまりの動きの良さにそこにいたハワイアンたちも「俺にも乗せてくれぃ!!」と即席試乗会となり、みんなその卓越した性能に驚いていた。
それで冒頭に書いたようなAVISOを讃える言葉となったのですね。
今まで自分だけで乗っていて、良かったけど、あまり言っていいのかな?
と少し消極的でした。
でもこうしてみんなで乗って、その高い性能を全員で体感すると、
「よし!俺も発言する!」という気になったのです。
宣伝ではなく、中空、新素材、一流シェイパーのクローンというサーフボードに乗り、私たちが新時代の幕を開けたような誇らしい日となりました。
天気は今日も快晴です。
おしまい。パチパチ♪
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今日は新しく、大きな西北西うねりが入ってきた。
ダブルオーバーくらいの100mバレル。
アンディやブルース・アイアンズも登場して、ものすごい波乗りをして俺たちを唖然とさせる。
AVISOチームもカリフォルニアからやってきて、すごいスピードでバレルを抜け、それを見ていたハワイアンがAVISOボードを欲しがり、群がるという一幕もありました。
今ジョエル・パーキンソンがAVISOにはまっているらしく、オーストラリアでAVISOとパーコの2ショットを目撃したという電話、メイルがあった。
どうやらオーストラリアでもAVISOが超人気となり、NAKISURFもまた品薄になりそう...。
さて、昨日のページが字数が多すぎて、FIREFOXなどのブラウザで不具合が見られる、と報告されたので、1/2にして前編後編と分けてみました。
あまり多いとパンクするなんて知らなかった...。
2万字だからなぁ。
*****************************
(昨日からの続き)
06/07/18 16:14
toru saho
では、nakiさんの一日の過ごし方を教えてください。
まずは波のある日。
06/07/18 16:15
Mitsuhide Funaki
朝は普段4時に起きて、1時間は掲示板やメイル、ファイル整理をしてから、暗いうちにイナリーズに出撃し、写真を撮ってから波乗り。
それからオフィスで仕事をして、ランチ。
波乗りは風が止んでたら夕方に。
午後の時間は仕事をしたり絵を描いたり。
夜も仕事。
だいたい12時くらいまでは仕事してます。
あっこれだと睡眠4時間だ。
眠いわけだ。
06/07/18 16:21
toru saho
では、『美しい』、と思うものは何ですか?
06/07/18 16:21
Mitsuhide Funaki
色彩、心、そら。
06/07/18 16:22
toru saho
nakiさんにとって、『愛』とは何ですか?
06/07/18 16:23
Mitsuhide Funaki
良いこころ。
幸せ。
そら。
06/07/18 16:24
toru saho
nakiさんにとって、『女性』とはどのような存在ですか?
06/07/18 16:24
Mitsuhide Funaki
愛、神、そら。
06/07/18 16:30
では、世界は平和になると思いますか?
06/07/18 16:31
Mitsuhide Funaki
なって欲しいけど、なぜバカなエゴの張り合いをしているのか、を世界の権力者が理解するまで難しいと思う。
でも今でも十分平和なんだろうな、とも考えている。
06/07/18 16:31
toru saho
うんうん、同感です。
では、
06/07/18 16:32
toru saho
好きな音楽は何ですか?
06/07/18 16:33
Mitsuhide Funaki
とおるさんと似ているかも。
でもジャズとゆるいロック、柔らかい曲かな。
でもラップやヒップホップは拷問に近く、聞かされている間は耐えられない時間となる。
06/07/18 16:33
toru saho
拷問、あはははは。
好きな楽器は何ですか?
06/07/18 16:34
Mitsuhide Funaki
弦楽器全て。
打楽器は小さい音でなら。
06/07/18 16:36
toru saho
波乗り以外で好きなスポーツは何ですか?複数可
06/07/18 16:36
Mitsuhide Funaki
野球野球野球。
06/07/18 16:36
toru saho
好きな映画を一本教えてください。
06/07/18 16:37
Mitsuhide Funaki
1本はむずかしいな。
なんだろう?パンダコパンダ?
06/07/18 16:37
toru saho
好きな本は何ですか?
06/07/18 16:38
Mitsuhide Funaki
嵐山光三郎さんの「編集者諸君!」
これ最高です。
06/07/18 16:38
toru saho
好きな言葉、または座右の銘とかありましたら教えてください
06/07/18 16:39
Mitsuhide Funaki
Keep the dream alive! 夢をあきらめない。
06/07/18 16:41
toru saho
好きな食べ物は何ですか?
06/07/18 16:41
Mitsuhide Funaki
うどんです。
大好きです。
06/07/18 16:42
toru saho
好きなお酒は何ですか?
06/07/18 16:42
Mitsuhide Funaki
芋焼酎「蘭」。
06/07/18 16:43
toru saho
では、好きな色は何色ですか?
06/07/18 16:43
Mitsuhide Funaki
青だったけど、最近白かも。
06/07/18 16:43
toru saho
では、好きな動物は何ですか?
06/07/18 16:44
Mitsuhide Funaki
ネコとパンダ。
06/07/18 16:44
toru saho
日本は好きですか?
06/07/18 16:47
Mitsuhide Funaki
昔嫌いでしたが、今大好きです。
06/07/18 16:47
toru saho
では、尊敬する人はいますか?
それは誰ですか?
一人挙げてください。
06/07/18 16:48
Mitsuhide Funaki
月並みですが父です。
めちゃくちゃでしたが俺のヒーローです。
06/07/18 16:49
toru saho
素敵です!
素直にそういえない自分が嫌いだ・・・。
では、宇宙人はいると思いますか?
06/07/18 16:50
Mitsuhide Funaki
もちろんいるでしょう。
でないと私たちの存在がありえないので。
06/07/18 16:50
toru saho
霊的な感覚(スピリチュアルウィンド)を信じますか?
06/07/18 16:51
Mitsuhide Funaki
はい、そんなことだらけが身の廻りで起きています。
純城にも多いようで、結構不思議なことだらけです。
06/07/18 16:51
toru saho
では、スピリチュアルウィンドを、僕も意識したことがあるのですが、nakiさんがそれを意識した時、どんなことが頭によぎりましたか?
06/07/18 16:52
Mitsuhide Funaki
正しい心が正しい場所に導いてくれているんだ、という宗教的なことです。
06/07/18 16:53
toru saho
人生をやり直したい、と思いますか?
06/07/18 16:53
Mitsuhide Funaki
前は思っていたけど、今はいい、楽しくやっているから
06/07/18 16:54
toru saho
nakiさんにとって、『過去』とはどういう存在ですか?
過去を忘れますか?
それとも吟味するほうですか?
06/07/18 16:54
Mitsuhide Funaki
両方です。
でも吟味はしないけど、記憶には留めておきます。
でも過去には流されないです。
06/07/18 16:55
toru saho
過去を後悔することはありますか?
それとも後悔とは無縁ですか?
06/07/18 16:55
Mitsuhide Funaki
色々と後悔します。
でもその都度、学習しているつもりなので進化しているとは信じています。
あれ?不思議だなあ。
今CYXBORGの編集者さんからメイルが来て、ボスのNISIさんが話したいという内容です。
この気持ちが伝わったのかな?
06/07/18 16:56
toru saho
ほんとですか!
では、人生に立ちはだかる『壁』とは、「乗り越えるもの」だと思いますか?
それとも「扉」だと思いますか?
06/07/18 16:59
Mitsuhide Funaki
乗り越えません、扉や階段を探し出します。
06/07/18 16:59
toru saho
nakiさんにとって、最高のプレゼントとは何ですか?
06/07/18 16:59
Mitsuhide Funaki
朝陽、波、そして愛を持った人。
06/07/18 17:00
toru saho
では、最大の喪失とは?
06/07/18 17:00
Mitsuhide Funaki
後悔する過去。
06/07/18 17:01
Mitsuhide Funaki
あのう、風が止んだので波乗りに行こうと思いますが、いいですか?
06/07/18 17:01
toru saho
コレで中断しましょう。
前半最後の質問です。
一億円あれば、何に使いますか?
06/07/18 17:02
Mitsuhide Funaki
一億円あったらコスタリカと奄美大島にそれぞれ家を買います。
06/07/18 17:02
toru saho
わかりました。
つぎ、何時ごろやりましょう?
06/07/18 17:03
Mitsuhide Funaki
何時がいいですか?
夕食後4時間後、または明日早朝(そちらは夜10時)
06/07/18 17:05
toru saho
日本時間の夜23〜24時ではどうですか?
06/07/18 17:06
Mitsuhide Funaki
こっちの朝6〜7時だと波乗りしていると思います。
今日みたいにやりますか?
でも明後日からカリフォルニアなのであまり時間がないかもです。
06/07/18 17:07
toru saho
では、夕食後、四時間後ではどうでしょう。
残りは濃い質問ですよ。
06/07/18 17:09
Mitsuhide Funaki
了解しましたお願いします。
(2度目の中断)
06/07/18 21:12
toru saho
よろしくおねがいします。
お疲れ様です。
nakiさま、ごきげんいかがですか?
06/07/18 21:43
Mitsuhide Funaki
お待たせしました。
06/07/18 21:45
toru saho
波乗りと出逢ったきっかけは何ですか?
06/07/18 21:47
Mitsuhide Funaki
丸井で売っていたレインボウサンダルという虹色の厚底ビーチサンダルで、「サーファーならこれを履けるのだな」と、軟派な理由で入りました。
でもやってみるとチャラチャラした世界ではなく、その難しさ、深さ、海に感動しました。
06/07/18 21:48
toru saho
初めての板は自分で買いはりました?
先輩とかにもらったり?
06/07/18 21:49
Mitsuhide Funaki
最初は先輩から借りたボードを使い、少し経ったら家族の紹介で東京は荒川区にあったバリサーフの社長がライダー用のボードを貸してくれました。
06/07/18 21:51
toru saho
波乗りの、どんなところに一番惹かれましたか?
06/07/18 21:52
Mitsuhide Funaki
スピード、ロマン、そして海です。
06/07/18 21:54
toru saho
昨日の会話で、「続けることで不安が薄くなっていった」と言われてましたが、逆に言えば、それは自分自身を信じられるようになり、他人にどう思われようが、どんな自分にも自信が持てるようになっていった、という感覚ですか?
06/07/18 21:56
Mitsuhide Funaki
その通りです。
簡単に言うとバカボンパパの「これでいいのだ」に通ずる達観でもあり、余裕、自信、そんなところです。
06/07/18 21:57
toru saho
それから経験を重ねられて今感じるのは、「海からのインスピレーション」とのことですが、これはnakiさんの中に湧く感覚の物語ですよね。
06/07/18 21:58
Mitsuhide Funaki
感覚が飛翔するのです。
インスピレーションと欲求が絡まり、焦点が合うとそんな感覚になりませんか?
06/07/18 21:59
toru saho
なります。
なにかこう、身体の中でほとばしります、書くのって難しい。
06/07/18 21:59
Mitsuhide Funaki
難しいです。
文芸は深い芸術でもあるのです。
06/07/18 22:00
toru saho
ほんとそうですね。
では、それは、場所や波によって変化するものですか?
それとも海に触れることから抱く感覚ですか?
06/07/18 22:01
Mitsuhide Funaki
海からのマナ(エネルギー)と私は理解していますが、もしかしたら宇宙からなのかも、それとも人間の持つ潜在的なパワーのどれかだと思います。
06/07/18 22:02
toru saho
そうですよね、想像をめぐらせると永久に答えなど見つかりそうにないです。
個人が『悟る』ことなのかもしれません。
06/07/18 22:03
Mitsuhide Funaki
そうです。
06/07/18 22:03
toru saho
不安が薄くなり、自分を信じられるようになる、そう自覚したのはいつごろですか?
06/07/18 22:04
Mitsuhide Funaki
台風で大波の洗礼を受けた後です。
06/07/18 22:05
toru saho
本当に『洗礼』ですね、その体験は。
その時の状況を詳しく憶えていますか?
06/07/18 22:07
Mitsuhide Funaki
ダブル弱くらいで、そこの波質が凄く、崖の前でパーリングし、そのままセットがやってきて、崖に叩きつけられていました。
死ぬかと思いました。
喰らいながら「もう波乗りはこりごりだ」と感じていました。
06/07/18 22:11
toru saho
こりごりだと感じても、また海に戻ろうとおもったのはなぜですか?
06/07/18 22:12
Mitsuhide Funaki
やられて上がり、時間が経つにつれ、悔しさがこみ上げてきたのです。
技術と経験さえあればあの波も楽しく乗れるはず、という前向きな考えが芽生えました。
06/07/18 22:13
toru saho
あの波を楽しく乗れるようになりましたか?
06/07/18 22:13
Mitsuhide Funaki
もちろんです。
今だったらレイドバックでバレルに入っちゃいます。(笑)
06/07/18 22:14
toru saho
いい!
『ドア』ですね!
06/07/18 22:14
Mitsuhide Funaki
開いたままにしておきたいです
06/07/18 22:15
toru saho
生活の場所を海外に移すきっかけはあったのですか?
06/07/18 22:17
Mitsuhide Funaki
はい、それまではハワイには毎年行っていたのですが、一度米国本土、カリフォルニア州サンクレメンテに行ってからというもの、スーパーマーケットで買い物をしている俺、ピアで波乗りをしている自分がイメージできたので「これは行けるぞ」と感じていたら、官製はがきに手書きで送ったアメリカ永住権が抽選で当選しました。
06/07/18 22:18
toru saho
すごい"宝くじ"ですね、それわあああ。
06/07/18 22:18
Mitsuhide Funaki
はい、でもアメリカは入国してからが大変でした。
誰も助けてくれないし、その頃って今と違ってネットもないし、なんにもない。
06/07/18 22:19
toru saho
英語も現地調達ですか?
06/07/18 22:21
Mitsuhide Funaki
実はバブル時代の時、横浜は新山下でアメリカからの芸能人を呼んで公演する仕事をしていました。
その時の担当が通訳という名の芸能人お世話係で、その時に勉強したのです。
NHK教育のセサミストリートを見たり、車内ではFENを聴いたりしていました。
06/07/18 22:23
toru saho
新たな過去が・・・。
もっとゲロってくださいね。
コンペティションから離れていった(?)のはなぜですか?
そんな仕事のような理由からですか?
06/07/18 22:23
Mitsuhide Funaki
いや、この仕事は22才頃で、それからコンペティションに再び戻ったのです。
06/07/18 22:24
toru saho
あああ、なるほど。
コンペは好きでしたか?
06/07/18 22:25
Mitsuhide Funaki
コンペティションから離れたのは、「波乗りこそ最高なのだ」という楽観的な考え方で、それを簡単に説明するとサーフィングで勝ち負けをつけること、人に自分を採点されることに疑問を感じていました。
カリフォルニアで会ったドノバンも全く同様な考え方で驚きました。
試合は好きでした。
でも勝ったときだけ好きで、今から思うと負けたときにもっと学べばよかったかな、と。
そういう「負」からは逃げていましたから。
06/07/18 22:26
toru saho
ああ、さっきのドノバンとの「あっち(大波)にはいかない」と。
06/07/18 22:28
Mitsuhide Funaki
その通りです。
大波は俺にはちっとも楽しくない。
怖い〜、という感覚です。
06/07/18 22:28
toru saho
わかりました。
では少し写真のことを聞かせてくださいね。
ぼくが初めてnaki worldを知ったのは写真でなんですが、プロとして写真を撮り始めるようになったきっかけはなにですか?
06/07/18 22:32
Mitsuhide Funaki
写真ではプロとアマの境界線はよくわからないのですが、アート・ブルーワーのお弟子さんにホルヘ・サラスという写真家がいて、彼に組んでもらった85mmレンズの水中セットで波の写真を撮っていたらシェィが現れ、いきなりエアを決め、それを後ろから撮ったら良いのが上がってきました。
その写真を持ってシエィと一緒にサーフィングマガジンに持っていったら今は亡きラリー・ムーア(フレーム)がその作品をとても気に入ってくれ、それで掲載され、小切手をもらったのがきっかけです。
06/07/18 22:34
toru saho
素敵な出会いばかりですね。
シエィとはその頃からのつきあいなんですね。
06/07/18 22:34
Mitsuhide Funaki
そうです。
06/07/18 22:34
toru saho
最近彼はWQSを廻っているのですか?
06/07/18 22:35
Mitsuhide Funaki
シエィは膝の治りがまだ悪く、そしてカメリナという娘が生まれたので、フリーサーフと育児に専念しています。
一時のジョン・レノンのように。
06/07/18 22:36
toru saho
まだあの怪我が完治してないのですか?
パイプでやったやつですよね。
06/07/18 22:37
Mitsuhide Funaki
そうです。
ACLでしたっけ?
前十字靱帯断裂です。
06/07/18 22:37
toru saho
普段出かけるとき、いつもカメラを持ち歩いていますか?
06/07/18 22:38
Mitsuhide Funaki
それが...。
持って歩かないんです。
06/07/18 22:38
toru saho
そうなんですか!
コンパクトとかも?
06/07/18 22:39
Mitsuhide Funaki
だから美しい虹や夕焼けの数々を撮り逃しています。
手ぶらが好きなようです。
カメラを持って歩くと濡れてはいけない、落としてはいけない、と何かと大変です。
06/07/18 22:39
toru saho
あはははは。
nakiさんにとって『表現』とは、それを受け取った人の解釈にゆだねますか?
それともnakiさんが込めた想いを感じ取ってほしいですか?
06/07/18 22:40
Mitsuhide Funaki
私の作品は「出力された思想」なので後者です。
06/07/18 22:41
toru saho
nakiさんが、写真や文章で表現するとき、込めているもの、心掛けていることはありますか?
それはその場合によって変化しますか?
06/07/18 22:42
Mitsuhide Funaki
写真は一瞬(ダッシュ)で、文章はマラソンなので表現は異なってきます。
写真は後世に残せるように美しいものを現在から切り取ること。
文章は思ったことを焼き付けたものです。
06/07/18 22:42
toru saho
素敵な考え方ですね。
06/07/18 22:42
Mitsuhide Funaki
そうですか?
06/07/18 22:43
toru saho
はい、とても素敵だと思います
06/07/18 22:43
toru saho
表現する立場にいることで、プレッシャーを感じることはありますか?
06/07/18 22:44
Mitsuhide Funaki
いつも感じています。
特に他の表現者の影に怯えています。
06/07/18 22:45
toru saho
プレッシャーはやっぱり感じてしまいますか、意識してしまうのですか?
06/07/18 22:46
Mitsuhide Funaki
実はそうでもないです。
そのプレッシャーは一瞬ですぐに忘れ、作品製作のために自由にやっています。
06/07/18 22:47
toru saho
様々な媒体で、自分の表現がこうやってたくさんの人達に届くのはどんな気分ですか?
06/07/18 22:49
Mitsuhide Funaki
さらに飛び越したいです
ピカソや棟方志功さんのように「人のこころを捉えて離さない何か」が欲しいです。
06/07/18 22:50
toru saho
もっともっとたくさんの人たちにみてもらいたいですよね、
たとえば、nakiさんの写真を、CDRなんかに焼いて親しいファミリーに配ったりしてもいいんですか?
06/07/18 22:53
Mitsuhide Funaki
配るのはいいですけど、もっと高い位置で芸術を見たい人に限定したいです。
怖いのがピカソまでが印刷されて680円のポスターになっています。
それはNGかなと。
06/07/18 22:54
toru saho
そうですね、"安売り"は価値を下げてしまいますものね。
では、少し長い質問になったので、どうかじっくり読んで、お答えをいただきたいです。
僕は、表現というもの、会話や文章や詩やメロディ、仕草やクセや絵や写真や建築、もちろんサーフィンも、表現されるものには、たとえ無意識にでも、その表現者の気持ちや心や想いが込められてると信じてて、で、nakiさんの写真に興味を持てたのは、その表現が発信者からの一方的なものではなくて、nakiさんが込めたであろう写真への気持ちを『共有』できるような感覚を抱けたからなんです。
これについてはどう思いますか?
06/07/18 22:57
Mitsuhide Funaki
よくわかります。
それは受け手である人が教育されていたり、才能がある場合に私が込めた思想を共有されているようです。
ですからこちらからの一方的な出力だけではなく、受け手のレベルにも関わってきていると思います。
06/07/18 22:58
toru saho
ありがとうございます。
よかったです。
では、次も少しだけ、長いです。
で、この『共有』という感覚をもう少し詳しく書くと、nakiさんの写真を目の当たりにした時、僕の中で僕だけの物語ができるんです。
こういう感覚って、ありとあらゆる表現者・アーティストの中でもすごく稀有な印象で、nakiさんの表現にはそう思わせてくれる「優しさ」や「ゆとり」があるんです。
例えば、その表現があまりに突出していてそれ以外受け付けない、その一面に限ってしか見えないような表現じゃなくて、nakiさんのそれには、男が意識する女性のようなやわらかさと同時に女性が意識する男性の強さというか、想像させてくれるゆとりがあるというか、柔軟な広さを無限に意識させてくれるんです。
どこまでも硬くなくて、水のように柔らかくて、海のように大きいんです。
海という字の中に母がいるような、そしてどこかメランコリックでもあったり…、そんな感覚を抱かせてくれます。
nakiさんにこのような感覚はありますか?
06/07/18 23:00
Mitsuhide Funaki
すごいです!
ご推察の通り、俺は海そのものになろうとしているのです。
つまり波の写真を撮っている際に意識しているのは、海と一体になること。
もし亨さんが私の作品を見て、そう感じ取るのは、その海の気持ちが伝わったことに他ならないのでしょう。
こちらが感動させられました。
06/07/18 23:03
toru saho
感動します。
ありがとうございます。
海ってなんて偉大なんだ・・・。
空、風、地球、宇宙、無限だ!
そんな表現に向かわせる原動力は何ですか?
06/07/18 23:05
Mitsuhide Funaki
ドノバンや亨さんたちに代表される受け取り手の欲求なのかな?
または先ほども言いましたが、自分の作品を後世へ残そうとする欲求、希望なのかもしれません。
06/07/18 23:07
toru saho
やっぱり次世代の存在を、時代を意識しますか?
06/07/18 23:07
Mitsuhide Funaki
もちろんです。
500年後が気になります。
生きていたい…。
06/07/18 23:07
toru saho
海亀になるしかないですね。
06/07/18 23:08
Mitsuhide Funaki
霊となって漂います。
06/07/18 23:08
toru saho
あはははは。
さっきの表現に向かわせる原動力は何ですか?とは、受け取り手の欲求ではなくて、nakiさんが表現したいと思う源は何ですか?ということでした。
06/07/18 23:10
Mitsuhide Funaki
海のこころと色彩。
それらすべてを絡めたメッセージを写し込み、焼き付け、自分を含めた受け手に届けたい、という思いがあります。
06/07/18 23:11
toru saho
nakiさんは、海からの使者ですね、ほんとに。
今、最も望む被写体は何ですか?
06/07/18 23:14
Mitsuhide Funaki
太陽光と被写体の混合です。
最近それの「比率」を掴みつつあります。
06/07/18 23:14
toru saho
今、最も欲しいものは何ですか?
06/07/18 23:14
Mitsuhide Funaki
飛べる翼。
06/07/18 23:15
toru saho
今、最も乗ってみたい波はどこにありますか?
06/07/18 23:15
Mitsuhide Funaki
イナリーズ。
または初めてサーフィンの練習をした鎌倉峰ヶ原か、キンチャンズ。
06/07/18 23:16
toru saho
もし「これができたら波乗りをやめてもいい!」と思えるような最終目標があれば教えてください。
06/07/18 23:16
Mitsuhide Funaki
一生波乗りを続けていきたいという最終目標です。
06/07/18 23:17
toru saho
ところで、naki さんはなぜそんなに柔らかい物腰なのですか?
例えばネット上の文字でのやり取りとかすごく丁寧ですよね。
なにか理由があるのですか?
06/07/18 23:18
Mitsuhide Funaki
愛を届けたいのです。
06/07/18 23:18
toru saho
すばらしい!
信じられます。
06/07/18 23:19
Mitsuhide Funaki
愛が人生を変えます。
愛はどこにでもふんだんにあって、無くならない。
しかし、愛をないがしろにすると、どこにも無くなってしまう代物だからです。
夢も愛のグループの一員です。
06/07/18 23:20
toru saho
All Is Full Of Loveですね。
06/07/18 23:21
Mitsuhide Funaki
その通りです。
06/07/18 23:21
toru saho
では、最後はベタな三本で〆ます!
06/07/18 23:21
Mitsuhide Funaki
ぜひ!
今日は3がキーワードですね。
06/07/18 23:21
toru saho
nakiさんにとって『仲間』とはどんな存在ですか?
ベタな質問ですが、心を開いてください。
06/07/18 23:22
Mitsuhide Funaki
夢を求めて一緒に歩く存在。
06/07/18 23:22
toru saho
では、nakiさんにとって『波乗り』とは何ですか?
06/07/18 23:23
Mitsuhide Funaki
夢そのもの。
それは儚く、果てしない
06/07/18 23:23
toru saho
nakiさん、このあいだ気が付いたんですが、『人』の『夢』と書いて『儚い』なんです!
これ少しショックでした。
06/07/18 23:24
Mitsuhide Funaki
やはり。
人とは宇宙単位で見ると小さな極小単位だからでしょう。
06/07/18 23:25
toru saho
では、nakiさんにとって『海』とは何ですか?
06/07/18 23:25
Mitsuhide Funaki
はじまり、還る場所、生きる糧
toru saho
最後に読者に伝えたい言葉はありますか?
06/07/18 23:27
Mitsuhide Funaki
Keep the dream alive!
06/07/18 23:27
toru saho
ありがとうございました!
お疲れ様でした。
06/07/18 23:28
Mitsuhide Funaki
ありがとうございます。
まとめてからメイルしますね。
しかし、亨さんがこんないい質問されるとは思いませんでした。
06/07/18 23:28
toru saho
めっそーもありません。
こちらこそ本当に感謝しています。
06/07/18 23:28
Mitsuhide Funaki
俺たちをこうしてつなげたあの流れ星はこのために現れたのでしょうか?
06/07/18 23:28
toru saho
そう信じます。
06/07/18 23:29
Mitsuhide Funaki
おやすみなさい、良い夢を。
06/07/18 23:29
toru saho
はい。
おやすみなさい。
ダブルオーバーくらいの100mバレル。
アンディやブルース・アイアンズも登場して、ものすごい波乗りをして俺たちを唖然とさせる。
AVISOチームもカリフォルニアからやってきて、すごいスピードでバレルを抜け、それを見ていたハワイアンがAVISOボードを欲しがり、群がるという一幕もありました。
今ジョエル・パーキンソンがAVISOにはまっているらしく、オーストラリアでAVISOとパーコの2ショットを目撃したという電話、メイルがあった。
どうやらオーストラリアでもAVISOが超人気となり、NAKISURFもまた品薄になりそう...。
さて、昨日のページが字数が多すぎて、FIREFOXなどのブラウザで不具合が見られる、と報告されたので、1/2にして前編後編と分けてみました。
あまり多いとパンクするなんて知らなかった...。
2万字だからなぁ。
*****************************
(昨日からの続き)
06/07/18 16:14
toru saho
では、nakiさんの一日の過ごし方を教えてください。
まずは波のある日。
06/07/18 16:15
Mitsuhide Funaki
朝は普段4時に起きて、1時間は掲示板やメイル、ファイル整理をしてから、暗いうちにイナリーズに出撃し、写真を撮ってから波乗り。
それからオフィスで仕事をして、ランチ。
波乗りは風が止んでたら夕方に。
午後の時間は仕事をしたり絵を描いたり。
夜も仕事。
だいたい12時くらいまでは仕事してます。
あっこれだと睡眠4時間だ。
眠いわけだ。
06/07/18 16:21
toru saho
では、『美しい』、と思うものは何ですか?
06/07/18 16:21
Mitsuhide Funaki
色彩、心、そら。
06/07/18 16:22
toru saho
nakiさんにとって、『愛』とは何ですか?
06/07/18 16:23
Mitsuhide Funaki
良いこころ。
幸せ。
そら。
06/07/18 16:24
toru saho
nakiさんにとって、『女性』とはどのような存在ですか?
06/07/18 16:24
Mitsuhide Funaki
愛、神、そら。
06/07/18 16:30
では、世界は平和になると思いますか?
06/07/18 16:31
Mitsuhide Funaki
なって欲しいけど、なぜバカなエゴの張り合いをしているのか、を世界の権力者が理解するまで難しいと思う。
でも今でも十分平和なんだろうな、とも考えている。
06/07/18 16:31
toru saho
うんうん、同感です。
では、
06/07/18 16:32
toru saho
好きな音楽は何ですか?
06/07/18 16:33
Mitsuhide Funaki
とおるさんと似ているかも。
でもジャズとゆるいロック、柔らかい曲かな。
でもラップやヒップホップは拷問に近く、聞かされている間は耐えられない時間となる。
06/07/18 16:33
toru saho
拷問、あはははは。
好きな楽器は何ですか?
06/07/18 16:34
Mitsuhide Funaki
弦楽器全て。
打楽器は小さい音でなら。
06/07/18 16:36
toru saho
波乗り以外で好きなスポーツは何ですか?複数可
06/07/18 16:36
Mitsuhide Funaki
野球野球野球。
06/07/18 16:36
toru saho
好きな映画を一本教えてください。
06/07/18 16:37
Mitsuhide Funaki
1本はむずかしいな。
なんだろう?パンダコパンダ?
06/07/18 16:37
toru saho
好きな本は何ですか?
06/07/18 16:38
Mitsuhide Funaki
嵐山光三郎さんの「編集者諸君!」
これ最高です。
06/07/18 16:38
toru saho
好きな言葉、または座右の銘とかありましたら教えてください
06/07/18 16:39
Mitsuhide Funaki
Keep the dream alive! 夢をあきらめない。
06/07/18 16:41
toru saho
好きな食べ物は何ですか?
06/07/18 16:41
Mitsuhide Funaki
うどんです。
大好きです。
06/07/18 16:42
toru saho
好きなお酒は何ですか?
06/07/18 16:42
Mitsuhide Funaki
芋焼酎「蘭」。
06/07/18 16:43
toru saho
では、好きな色は何色ですか?
06/07/18 16:43
Mitsuhide Funaki
青だったけど、最近白かも。
06/07/18 16:43
toru saho
では、好きな動物は何ですか?
06/07/18 16:44
Mitsuhide Funaki
ネコとパンダ。
06/07/18 16:44
toru saho
日本は好きですか?
06/07/18 16:47
Mitsuhide Funaki
昔嫌いでしたが、今大好きです。
06/07/18 16:47
toru saho
では、尊敬する人はいますか?
それは誰ですか?
一人挙げてください。
06/07/18 16:48
Mitsuhide Funaki
月並みですが父です。
めちゃくちゃでしたが俺のヒーローです。
06/07/18 16:49
toru saho
素敵です!
素直にそういえない自分が嫌いだ・・・。
では、宇宙人はいると思いますか?
06/07/18 16:50
Mitsuhide Funaki
もちろんいるでしょう。
でないと私たちの存在がありえないので。
06/07/18 16:50
toru saho
霊的な感覚(スピリチュアルウィンド)を信じますか?
06/07/18 16:51
Mitsuhide Funaki
はい、そんなことだらけが身の廻りで起きています。
純城にも多いようで、結構不思議なことだらけです。
06/07/18 16:51
toru saho
では、スピリチュアルウィンドを、僕も意識したことがあるのですが、nakiさんがそれを意識した時、どんなことが頭によぎりましたか?
06/07/18 16:52
Mitsuhide Funaki
正しい心が正しい場所に導いてくれているんだ、という宗教的なことです。
06/07/18 16:53
toru saho
人生をやり直したい、と思いますか?
06/07/18 16:53
Mitsuhide Funaki
前は思っていたけど、今はいい、楽しくやっているから
06/07/18 16:54
toru saho
nakiさんにとって、『過去』とはどういう存在ですか?
過去を忘れますか?
それとも吟味するほうですか?
06/07/18 16:54
Mitsuhide Funaki
両方です。
でも吟味はしないけど、記憶には留めておきます。
でも過去には流されないです。
06/07/18 16:55
toru saho
過去を後悔することはありますか?
それとも後悔とは無縁ですか?
06/07/18 16:55
Mitsuhide Funaki
色々と後悔します。
でもその都度、学習しているつもりなので進化しているとは信じています。
あれ?不思議だなあ。
今CYXBORGの編集者さんからメイルが来て、ボスのNISIさんが話したいという内容です。
この気持ちが伝わったのかな?
06/07/18 16:56
toru saho
ほんとですか!
では、人生に立ちはだかる『壁』とは、「乗り越えるもの」だと思いますか?
それとも「扉」だと思いますか?
06/07/18 16:59
Mitsuhide Funaki
乗り越えません、扉や階段を探し出します。
06/07/18 16:59
toru saho
nakiさんにとって、最高のプレゼントとは何ですか?
06/07/18 16:59
Mitsuhide Funaki
朝陽、波、そして愛を持った人。
06/07/18 17:00
toru saho
では、最大の喪失とは?
06/07/18 17:00
Mitsuhide Funaki
後悔する過去。
06/07/18 17:01
Mitsuhide Funaki
あのう、風が止んだので波乗りに行こうと思いますが、いいですか?
06/07/18 17:01
toru saho
コレで中断しましょう。
前半最後の質問です。
一億円あれば、何に使いますか?
06/07/18 17:02
Mitsuhide Funaki
一億円あったらコスタリカと奄美大島にそれぞれ家を買います。
06/07/18 17:02
toru saho
わかりました。
つぎ、何時ごろやりましょう?
06/07/18 17:03
Mitsuhide Funaki
何時がいいですか?
夕食後4時間後、または明日早朝(そちらは夜10時)
06/07/18 17:05
toru saho
日本時間の夜23〜24時ではどうですか?
06/07/18 17:06
Mitsuhide Funaki
こっちの朝6〜7時だと波乗りしていると思います。
今日みたいにやりますか?
でも明後日からカリフォルニアなのであまり時間がないかもです。
06/07/18 17:07
toru saho
では、夕食後、四時間後ではどうでしょう。
残りは濃い質問ですよ。
06/07/18 17:09
Mitsuhide Funaki
了解しましたお願いします。
(2度目の中断)
06/07/18 21:12
toru saho
よろしくおねがいします。
お疲れ様です。
nakiさま、ごきげんいかがですか?
06/07/18 21:43
Mitsuhide Funaki
お待たせしました。
06/07/18 21:45
toru saho
波乗りと出逢ったきっかけは何ですか?
06/07/18 21:47
Mitsuhide Funaki
丸井で売っていたレインボウサンダルという虹色の厚底ビーチサンダルで、「サーファーならこれを履けるのだな」と、軟派な理由で入りました。
でもやってみるとチャラチャラした世界ではなく、その難しさ、深さ、海に感動しました。
06/07/18 21:48
toru saho
初めての板は自分で買いはりました?
先輩とかにもらったり?
06/07/18 21:49
Mitsuhide Funaki
最初は先輩から借りたボードを使い、少し経ったら家族の紹介で東京は荒川区にあったバリサーフの社長がライダー用のボードを貸してくれました。
06/07/18 21:51
toru saho
波乗りの、どんなところに一番惹かれましたか?
06/07/18 21:52
Mitsuhide Funaki
スピード、ロマン、そして海です。
06/07/18 21:54
toru saho
昨日の会話で、「続けることで不安が薄くなっていった」と言われてましたが、逆に言えば、それは自分自身を信じられるようになり、他人にどう思われようが、どんな自分にも自信が持てるようになっていった、という感覚ですか?
06/07/18 21:56
Mitsuhide Funaki
その通りです。
簡単に言うとバカボンパパの「これでいいのだ」に通ずる達観でもあり、余裕、自信、そんなところです。
06/07/18 21:57
toru saho
それから経験を重ねられて今感じるのは、「海からのインスピレーション」とのことですが、これはnakiさんの中に湧く感覚の物語ですよね。
06/07/18 21:58
Mitsuhide Funaki
感覚が飛翔するのです。
インスピレーションと欲求が絡まり、焦点が合うとそんな感覚になりませんか?
06/07/18 21:59
toru saho
なります。
なにかこう、身体の中でほとばしります、書くのって難しい。
06/07/18 21:59
Mitsuhide Funaki
難しいです。
文芸は深い芸術でもあるのです。
06/07/18 22:00
toru saho
ほんとそうですね。
では、それは、場所や波によって変化するものですか?
それとも海に触れることから抱く感覚ですか?
06/07/18 22:01
Mitsuhide Funaki
海からのマナ(エネルギー)と私は理解していますが、もしかしたら宇宙からなのかも、それとも人間の持つ潜在的なパワーのどれかだと思います。
06/07/18 22:02
toru saho
そうですよね、想像をめぐらせると永久に答えなど見つかりそうにないです。
個人が『悟る』ことなのかもしれません。
06/07/18 22:03
Mitsuhide Funaki
そうです。
06/07/18 22:03
toru saho
不安が薄くなり、自分を信じられるようになる、そう自覚したのはいつごろですか?
06/07/18 22:04
Mitsuhide Funaki
台風で大波の洗礼を受けた後です。
06/07/18 22:05
toru saho
本当に『洗礼』ですね、その体験は。
その時の状況を詳しく憶えていますか?
06/07/18 22:07
Mitsuhide Funaki
ダブル弱くらいで、そこの波質が凄く、崖の前でパーリングし、そのままセットがやってきて、崖に叩きつけられていました。
死ぬかと思いました。
喰らいながら「もう波乗りはこりごりだ」と感じていました。
06/07/18 22:11
toru saho
こりごりだと感じても、また海に戻ろうとおもったのはなぜですか?
06/07/18 22:12
Mitsuhide Funaki
やられて上がり、時間が経つにつれ、悔しさがこみ上げてきたのです。
技術と経験さえあればあの波も楽しく乗れるはず、という前向きな考えが芽生えました。
06/07/18 22:13
toru saho
あの波を楽しく乗れるようになりましたか?
06/07/18 22:13
Mitsuhide Funaki
もちろんです。
今だったらレイドバックでバレルに入っちゃいます。(笑)
06/07/18 22:14
toru saho
いい!
『ドア』ですね!
06/07/18 22:14
Mitsuhide Funaki
開いたままにしておきたいです
06/07/18 22:15
toru saho
生活の場所を海外に移すきっかけはあったのですか?
06/07/18 22:17
Mitsuhide Funaki
はい、それまではハワイには毎年行っていたのですが、一度米国本土、カリフォルニア州サンクレメンテに行ってからというもの、スーパーマーケットで買い物をしている俺、ピアで波乗りをしている自分がイメージできたので「これは行けるぞ」と感じていたら、官製はがきに手書きで送ったアメリカ永住権が抽選で当選しました。
06/07/18 22:18
toru saho
すごい"宝くじ"ですね、それわあああ。
06/07/18 22:18
Mitsuhide Funaki
はい、でもアメリカは入国してからが大変でした。
誰も助けてくれないし、その頃って今と違ってネットもないし、なんにもない。
06/07/18 22:19
toru saho
英語も現地調達ですか?
06/07/18 22:21
Mitsuhide Funaki
実はバブル時代の時、横浜は新山下でアメリカからの芸能人を呼んで公演する仕事をしていました。
その時の担当が通訳という名の芸能人お世話係で、その時に勉強したのです。
NHK教育のセサミストリートを見たり、車内ではFENを聴いたりしていました。
06/07/18 22:23
toru saho
新たな過去が・・・。
もっとゲロってくださいね。
コンペティションから離れていった(?)のはなぜですか?
そんな仕事のような理由からですか?
06/07/18 22:23
Mitsuhide Funaki
いや、この仕事は22才頃で、それからコンペティションに再び戻ったのです。
06/07/18 22:24
toru saho
あああ、なるほど。
コンペは好きでしたか?
06/07/18 22:25
Mitsuhide Funaki
コンペティションから離れたのは、「波乗りこそ最高なのだ」という楽観的な考え方で、それを簡単に説明するとサーフィングで勝ち負けをつけること、人に自分を採点されることに疑問を感じていました。
カリフォルニアで会ったドノバンも全く同様な考え方で驚きました。
試合は好きでした。
でも勝ったときだけ好きで、今から思うと負けたときにもっと学べばよかったかな、と。
そういう「負」からは逃げていましたから。
06/07/18 22:26
toru saho
ああ、さっきのドノバンとの「あっち(大波)にはいかない」と。
06/07/18 22:28
Mitsuhide Funaki
その通りです。
大波は俺にはちっとも楽しくない。
怖い〜、という感覚です。
06/07/18 22:28
toru saho
わかりました。
では少し写真のことを聞かせてくださいね。
ぼくが初めてnaki worldを知ったのは写真でなんですが、プロとして写真を撮り始めるようになったきっかけはなにですか?
06/07/18 22:32
Mitsuhide Funaki
写真ではプロとアマの境界線はよくわからないのですが、アート・ブルーワーのお弟子さんにホルヘ・サラスという写真家がいて、彼に組んでもらった85mmレンズの水中セットで波の写真を撮っていたらシェィが現れ、いきなりエアを決め、それを後ろから撮ったら良いのが上がってきました。
その写真を持ってシエィと一緒にサーフィングマガジンに持っていったら今は亡きラリー・ムーア(フレーム)がその作品をとても気に入ってくれ、それで掲載され、小切手をもらったのがきっかけです。
06/07/18 22:34
toru saho
素敵な出会いばかりですね。
シエィとはその頃からのつきあいなんですね。
06/07/18 22:34
Mitsuhide Funaki
そうです。
06/07/18 22:34
toru saho
最近彼はWQSを廻っているのですか?
06/07/18 22:35
Mitsuhide Funaki
シエィは膝の治りがまだ悪く、そしてカメリナという娘が生まれたので、フリーサーフと育児に専念しています。
一時のジョン・レノンのように。
06/07/18 22:36
toru saho
まだあの怪我が完治してないのですか?
パイプでやったやつですよね。
06/07/18 22:37
Mitsuhide Funaki
そうです。
ACLでしたっけ?
前十字靱帯断裂です。
06/07/18 22:37
toru saho
普段出かけるとき、いつもカメラを持ち歩いていますか?
06/07/18 22:38
Mitsuhide Funaki
それが...。
持って歩かないんです。
06/07/18 22:38
toru saho
そうなんですか!
コンパクトとかも?
06/07/18 22:39
Mitsuhide Funaki
だから美しい虹や夕焼けの数々を撮り逃しています。
手ぶらが好きなようです。
カメラを持って歩くと濡れてはいけない、落としてはいけない、と何かと大変です。
06/07/18 22:39
toru saho
あはははは。
nakiさんにとって『表現』とは、それを受け取った人の解釈にゆだねますか?
それともnakiさんが込めた想いを感じ取ってほしいですか?
06/07/18 22:40
Mitsuhide Funaki
私の作品は「出力された思想」なので後者です。
06/07/18 22:41
toru saho
nakiさんが、写真や文章で表現するとき、込めているもの、心掛けていることはありますか?
それはその場合によって変化しますか?
06/07/18 22:42
Mitsuhide Funaki
写真は一瞬(ダッシュ)で、文章はマラソンなので表現は異なってきます。
写真は後世に残せるように美しいものを現在から切り取ること。
文章は思ったことを焼き付けたものです。
06/07/18 22:42
toru saho
素敵な考え方ですね。
06/07/18 22:42
Mitsuhide Funaki
そうですか?
06/07/18 22:43
toru saho
はい、とても素敵だと思います
06/07/18 22:43
toru saho
表現する立場にいることで、プレッシャーを感じることはありますか?
06/07/18 22:44
Mitsuhide Funaki
いつも感じています。
特に他の表現者の影に怯えています。
06/07/18 22:45
toru saho
プレッシャーはやっぱり感じてしまいますか、意識してしまうのですか?
06/07/18 22:46
Mitsuhide Funaki
実はそうでもないです。
そのプレッシャーは一瞬ですぐに忘れ、作品製作のために自由にやっています。
06/07/18 22:47
toru saho
様々な媒体で、自分の表現がこうやってたくさんの人達に届くのはどんな気分ですか?
06/07/18 22:49
Mitsuhide Funaki
さらに飛び越したいです
ピカソや棟方志功さんのように「人のこころを捉えて離さない何か」が欲しいです。
06/07/18 22:50
toru saho
もっともっとたくさんの人たちにみてもらいたいですよね、
たとえば、nakiさんの写真を、CDRなんかに焼いて親しいファミリーに配ったりしてもいいんですか?
06/07/18 22:53
Mitsuhide Funaki
配るのはいいですけど、もっと高い位置で芸術を見たい人に限定したいです。
怖いのがピカソまでが印刷されて680円のポスターになっています。
それはNGかなと。
06/07/18 22:54
toru saho
そうですね、"安売り"は価値を下げてしまいますものね。
では、少し長い質問になったので、どうかじっくり読んで、お答えをいただきたいです。
僕は、表現というもの、会話や文章や詩やメロディ、仕草やクセや絵や写真や建築、もちろんサーフィンも、表現されるものには、たとえ無意識にでも、その表現者の気持ちや心や想いが込められてると信じてて、で、nakiさんの写真に興味を持てたのは、その表現が発信者からの一方的なものではなくて、nakiさんが込めたであろう写真への気持ちを『共有』できるような感覚を抱けたからなんです。
これについてはどう思いますか?
06/07/18 22:57
Mitsuhide Funaki
よくわかります。
それは受け手である人が教育されていたり、才能がある場合に私が込めた思想を共有されているようです。
ですからこちらからの一方的な出力だけではなく、受け手のレベルにも関わってきていると思います。
06/07/18 22:58
toru saho
ありがとうございます。
よかったです。
では、次も少しだけ、長いです。
で、この『共有』という感覚をもう少し詳しく書くと、nakiさんの写真を目の当たりにした時、僕の中で僕だけの物語ができるんです。
こういう感覚って、ありとあらゆる表現者・アーティストの中でもすごく稀有な印象で、nakiさんの表現にはそう思わせてくれる「優しさ」や「ゆとり」があるんです。
例えば、その表現があまりに突出していてそれ以外受け付けない、その一面に限ってしか見えないような表現じゃなくて、nakiさんのそれには、男が意識する女性のようなやわらかさと同時に女性が意識する男性の強さというか、想像させてくれるゆとりがあるというか、柔軟な広さを無限に意識させてくれるんです。
どこまでも硬くなくて、水のように柔らかくて、海のように大きいんです。
海という字の中に母がいるような、そしてどこかメランコリックでもあったり…、そんな感覚を抱かせてくれます。
nakiさんにこのような感覚はありますか?
06/07/18 23:00
Mitsuhide Funaki
すごいです!
ご推察の通り、俺は海そのものになろうとしているのです。
つまり波の写真を撮っている際に意識しているのは、海と一体になること。
もし亨さんが私の作品を見て、そう感じ取るのは、その海の気持ちが伝わったことに他ならないのでしょう。
こちらが感動させられました。
06/07/18 23:03
toru saho
感動します。
ありがとうございます。
海ってなんて偉大なんだ・・・。
空、風、地球、宇宙、無限だ!
そんな表現に向かわせる原動力は何ですか?
06/07/18 23:05
Mitsuhide Funaki
ドノバンや亨さんたちに代表される受け取り手の欲求なのかな?
または先ほども言いましたが、自分の作品を後世へ残そうとする欲求、希望なのかもしれません。
06/07/18 23:07
toru saho
やっぱり次世代の存在を、時代を意識しますか?
06/07/18 23:07
Mitsuhide Funaki
もちろんです。
500年後が気になります。
生きていたい…。
06/07/18 23:07
toru saho
海亀になるしかないですね。
06/07/18 23:08
Mitsuhide Funaki
霊となって漂います。
06/07/18 23:08
toru saho
あはははは。
さっきの表現に向かわせる原動力は何ですか?とは、受け取り手の欲求ではなくて、nakiさんが表現したいと思う源は何ですか?ということでした。
06/07/18 23:10
Mitsuhide Funaki
海のこころと色彩。
それらすべてを絡めたメッセージを写し込み、焼き付け、自分を含めた受け手に届けたい、という思いがあります。
06/07/18 23:11
toru saho
nakiさんは、海からの使者ですね、ほんとに。
今、最も望む被写体は何ですか?
06/07/18 23:14
Mitsuhide Funaki
太陽光と被写体の混合です。
最近それの「比率」を掴みつつあります。
06/07/18 23:14
toru saho
今、最も欲しいものは何ですか?
06/07/18 23:14
Mitsuhide Funaki
飛べる翼。
06/07/18 23:15
toru saho
今、最も乗ってみたい波はどこにありますか?
06/07/18 23:15
Mitsuhide Funaki
イナリーズ。
または初めてサーフィンの練習をした鎌倉峰ヶ原か、キンチャンズ。
06/07/18 23:16
toru saho
もし「これができたら波乗りをやめてもいい!」と思えるような最終目標があれば教えてください。
06/07/18 23:16
Mitsuhide Funaki
一生波乗りを続けていきたいという最終目標です。
06/07/18 23:17
toru saho
ところで、naki さんはなぜそんなに柔らかい物腰なのですか?
例えばネット上の文字でのやり取りとかすごく丁寧ですよね。
なにか理由があるのですか?
06/07/18 23:18
Mitsuhide Funaki
愛を届けたいのです。
06/07/18 23:18
toru saho
すばらしい!
信じられます。
06/07/18 23:19
Mitsuhide Funaki
愛が人生を変えます。
愛はどこにでもふんだんにあって、無くならない。
しかし、愛をないがしろにすると、どこにも無くなってしまう代物だからです。
夢も愛のグループの一員です。
06/07/18 23:20
toru saho
All Is Full Of Loveですね。
06/07/18 23:21
Mitsuhide Funaki
その通りです。
06/07/18 23:21
toru saho
では、最後はベタな三本で〆ます!
06/07/18 23:21
Mitsuhide Funaki
ぜひ!
今日は3がキーワードですね。
06/07/18 23:21
toru saho
nakiさんにとって『仲間』とはどんな存在ですか?
ベタな質問ですが、心を開いてください。
06/07/18 23:22
Mitsuhide Funaki
夢を求めて一緒に歩く存在。
06/07/18 23:22
toru saho
では、nakiさんにとって『波乗り』とは何ですか?
06/07/18 23:23
Mitsuhide Funaki
夢そのもの。
それは儚く、果てしない
06/07/18 23:23
toru saho
nakiさん、このあいだ気が付いたんですが、『人』の『夢』と書いて『儚い』なんです!
これ少しショックでした。
06/07/18 23:24
Mitsuhide Funaki
やはり。
人とは宇宙単位で見ると小さな極小単位だからでしょう。
06/07/18 23:25
toru saho
では、nakiさんにとって『海』とは何ですか?
06/07/18 23:25
Mitsuhide Funaki
はじまり、還る場所、生きる糧
toru saho
最後に読者に伝えたい言葉はありますか?
06/07/18 23:27
Mitsuhide Funaki
Keep the dream alive!
06/07/18 23:27
toru saho
ありがとうございました!
お疲れ様でした。
06/07/18 23:28
Mitsuhide Funaki
ありがとうございます。
まとめてからメイルしますね。
しかし、亨さんがこんないい質問されるとは思いませんでした。
06/07/18 23:28
toru saho
めっそーもありません。
こちらこそ本当に感謝しています。
06/07/18 23:28
Mitsuhide Funaki
俺たちをこうしてつなげたあの流れ星はこのために現れたのでしょうか?
06/07/18 23:28
toru saho
そう信じます。
06/07/18 23:29
Mitsuhide Funaki
おやすみなさい、良い夢を。
06/07/18 23:29
toru saho
はい。
おやすみなさい。
先日のCYXBORG誌に掲載された俺ととおるさんのインタビューを全文掲載します。
原稿用紙100枚相当あるので、お時間のあるときにドーゾ。
06/07/17 22:00
Toru Saho
nakiさんこんにちは。
最近では、nakiさんの名前を目にする機会は写真での場合がほとんどですが、まずは波乗りとの出会いを教えてください。
何歳のときにどこの海で始められましたか?
06/07/17 22:01
Mitsuhide Funaki
最初は銚子の海で始めました。
....でもCYXBORGは一般誌ではないので、もっとハイブロウな質問でいいですよ。
06/07/17 22:03
toru saho
おお、そうですね!
レベルはじょじょに上げていきます。
波乗りしながら仲間と同じ時間を共有する喜びってどんなときですか?
06/07/17 22:09
Mitsuhide Funaki
リフレクション。
彼が乗る波の楽しさがこちらに伝わり、俺の喜びが相手に伝わり、最後には海(波)にそれが伝わることかな。
06/07/17 22:11
toru saho
それは言葉というよりも『感覚的』な感情ですか?
06/07/17 22:12
Mitsuhide Funaki
その通りです。
感覚のみです。
でも波乗り後の会話で、それらは自分からだったり友人からフラッシュバックされてくるから感覚のみではないかも。
06/07/17 22:15
toru saho
そうですね。
その会話でさらにその感覚が高尚させられますものね。
06/07/17 22:15
Mitsuhide Funaki
そうです。
06/07/17 22:19
toru saho
そんな『仲間』とのエピソードを。
仲間と過ごした最高に『幸せ!』と感じたときってどんな状況でしたか?
06/07/17 22:20
Mitsuhide Funaki
その瞬間瞬間でたくさんあるんだけど、今それをたぐってうまく思い出せない。
そういえば今日5Rも波乗りしたんですよ。
06/07/17 22:22
toru saho
おおお凄いですね。
それほど海に入りたいと思わせる一番の欲求というか、何に駆られて海に入るのですか?
06/07/17 22:24
Mitsuhide Funaki
昔はロマンチックな「夢」というものを海から探していました。
このまま突き進むと何が現れるのだろう?という好奇心。
そして今は海からのインスピレーションが欲求の全て。
06/07/17 22:26
toru saho
うんうん、その夢に突き進み、好奇心が満たされた感覚や手応えはありましたか?
06/07/17 22:28
Mitsuhide Funaki
ありました。
その夢の反極にあったのが「不安」だったのですが、それがどんどん薄くなっていったのです。
自分のこの行為は正しいのだ、と実感していったのです。
(ここで一度中断)
06/07/18 14:13
toru saho
おはようございます!
06/07/18 14:14
Mitsuhide Funaki
湘南は雨らしいですが、大阪も雨ですか?
06/07/18 14:15
toru saho
大阪は今日も雨だった。
06/07/18 14:15
Mitsuhide Funaki
こっちは快晴です。
06/07/18 14:16
toru saho
一週間は太陽にごぶさたしてます。
今週も雨が勝ちそうです。
06/07/18 14:17
Mitsuhide Funaki
さてさて始めますか?朝食は食べましたか?
俺はトーストが好きで、バリのバッフェでトーストばかり。
あれから一晩して、いい質問が増えている気がします。
06/07/18 14:20
toru saho
いろいろ考えてみました。
ではいきます。
一番最初の記憶を教えてください。
06/07/18 14:22
Mitsuhide Funaki
父が夜帰ってきて、腕枕で横に寝てくれた。
開いた窓からは見たこともないほどの大きな満月。
06/07/18 14:22
toru saho
素敵な記憶じゃないですかあ!
nakiさんはやんちゃでしたか?
それとも大人しいタイプ?
06/07/18 14:27
Mitsuhide Funaki
大人しい、と思っていましたが、親戚の人の意見を総合するとかなりいたずらだったようです。
06/07/18 14:27
toru saho
あはは。
そうだ、今ベン・ハーパー聴いてるんですよ。
曲はセクシャルヒーリングです。
06/07/18 14:29
Mitsuhide Funaki
おお!ベン・ハーパー!
それにしてもベンとはすごい。
さっきドノバンと話したときに彼の話題にもなったんですよ。
そういえば今日は変な日でアーチ、ドノバン、ハービーといわゆる「GURU」からの電話がいっぱいです。
何の日なんだろう?
06/07/18 14:30
toru saho
おおおお!つながっていますね、宇宙だ!
06/07/18 14:30
Mitsuhide Funaki
いい曲だ。
誰の歌のカバーでしたっけ?
これもまた宇宙ですね。
06/07/18 14:30
toru saho
マーヴィン・ゲイのです
06/07/18 14:30
Mitsuhide Funaki
マーヴィンさん!
そうだ、俺の横浜、新山下時代にマービンは良く聞いていたんです。
俺こういうジャンル大好きです
06/07/18 14:32
toru saho
はい、その間いたずら話が聞きたいです。
06/07/18 14:33
Mitsuhide Funaki
はい、いたずら話はやめて、唄の話にしましょう。
06/07/18 14:34
toru saho
はい。
今はHigh Tide Or Low Tideが流れています。
ドニーとはベンちゃんのどんなことを話したんですか?
06/07/18 14:34
Mitsuhide Funaki
おっ、High Tide Or Low Tideかあ、ジャックはやはりサーファーだなあ。
06/07/18 14:34
toru saho
このHigh Tide Or Low Tideが、いいんです!
ベンとジャックがカバーしてるんです。
06/07/18 14:35
Mitsuhide Funaki
それにしても「ドニー」なんていう彼のニックネームというか、呼び方をよく知っていますね。
俺はドニーとは最近使わなくなったけど。
彼はベン・ハーパーを尊敬していて、かなり偉大な人間だっていう話をしました。
その曲すごい!
ジャックとベンがボブ・マーレイのカバーを演るんだ。
すばらしい.....。
06/07/18 14:36
toru saho
そうなんです。
06/07/18 14:36
Mitsuhide Funaki
音楽は偉大です。
今勢いがあるからズバズバっとチャットしましょう。
06/07/18 14:37
toru saho
はい!
孤独を感じるときはありますか?
06/07/18 14:38
Mitsuhide Funaki
実は昔から孤独癖があって、病気のように孤独を感じて、またそれを愛しています。
06/07/18 14:39
toru saho
ぼくもそうです。がnakiさんにとってどんな時に孤独を意識しますか?
それはずっとまわりにあるもの、ですか?
06/07/18 14:40
Mitsuhide Funaki
ALL THE TIME. いつもです。
閉塞感に閉じ込められています。
06/07/18 14:40
toru saho
では、nakiさんにとって、孤独とは辛いものではありませんね?
06/07/18 14:42
Mitsuhide Funaki
まったく辛くはありません。
実はそれを楽しんでいます。
06/07/18 14:43
toru saho
自分を解放できる貴重な時間ですね。
06/07/18 14:43
Mitsuhide Funaki
解放とは違いますが、自分を凝縮できると思っています。
06/07/18 14:44
toru saho
おお、なるほど。
新しい考え方に出逢いました。
06/07/18 14:44
Mitsuhide Funaki
意識もアートですから。
06/07/18 14:44
toru saho
そうですね。
日々繰り返す時間を工夫しながらすごしますか?
それとも、気ままに流れにまかせてすごしますか?
06/07/18 14:47
Mitsuhide Funaki
両方あります。
ものすごく管理して時間を大切にする日と、自棄な日が半分半分あります。
06/07/18 14:49
toru saho
ビジネス以外で、一日のスケジュールをカッチリ決めますか?
06/07/18 14:50
Mitsuhide Funaki
カッチリ?
うーん、旅の時にやるかも。
でも一般の人のレベルで言ったらかなりいいかげんなものだと思います。
06/07/18 14:50
toru saho
では、どんなことで泣いたりしますか?
06/07/18 14:52
Mitsuhide Funaki
悲しい時には泣かないのです。
小さい頃に悲しいことがありすぎて涙が枯れたようです。
でもスポーツ、特に野球では小さなことでじわっ、ときます。
06/07/18 14:53
toru saho
感動の方にぶれるんですね。
06/07/18 14:53
Mitsuhide Funaki
うん、そうだ感動ですね。
感動側に自分のエモーショナルがある、と。
06/07/18 14:54
toru saho
いままでで最高の想い出をおしえてください。
06/07/18 14:56
Mitsuhide Funaki
最高の想い出?
ドノバンを撮った写真を見せて、彼が感極まった時かな?
なんだろう?
イナリーズの長いバレルを抜けた時?
ペリカンの写真が上がってきた時かな?
06/07/18 14:59
toru saho
写真を見ていて、nakiさんはドニーとが一番相性が良さそうにみえます。
06/07/18 15:00
Mitsuhide Funaki
その通りです。
彼も不思議だ..と言っているのですが、これはやはり相性なんでしょうね。
06/07/18 15:00
toru saho
ヴァイヴが、波長があっているというか、
06/07/18 15:00
Mitsuhide Funaki
お互い感じています。
06/07/18 15:02
toru saho
感覚的に共鳴できる相手と過ごすと幸せですね。
06/07/18 15:03
Mitsuhide Funaki
はい、でも今は離れてしまったので、今日の電話では彼がこちらにサマーハウスを購入する質問でした。
ラグナ(カリフォルニア)の夏の喧噪を逃れたいって言ってます。
これでまた一緒に作品を撮れるようになるかも。
06/07/18 15:04
toru saho
それは楽しみですね。
ドニーのことも聞きたいのですが、元の質問に戻りますね。
では、最悪な思い出を教えてください。
06/07/18 15:08
Mitsuhide Funaki
うわっ、これもいっぱいあるなあ。
でもイメージしたら良くないので思い出さなくてもいいですか?
06/07/18 15:08
toru saho
では、一つだけ教えてください。
06/07/18 15:27
Mitsuhide Funaki
最悪の経験は、最近だと一昨年にフィジー南東諸島ボートトリップで背中側の肋骨5本折ったワイプアウトです。
一緒に行ったカズヤもリーフで手首の頸動脈切りそうになるし、それは怖いトリップでした。
でもその年の感謝祭の頃に戻り、夢のようないい波を当てたからそれは帳消しとしました。
06/07/18 15:29
toru saho
一度目だけなら、フィジーの呪いのようやけど、その年によくまた戻ろうとよく思いましたね。
怖くなかったですか?
二人とも死にかけてるじゃないですか!
06/07/18 15:32
Mitsuhide Funaki
完全に呪いです。
このトリップの時はこのボートトリップ2回目でなめてました。
「カヴァもまずいからいらない」とか平気で言ってましたから。(笑)
でもその波は純城曰く、タヒチのチョープーより浅くてヤバイ波だそうです。
チャンネルも無くて…、実際に見ると信じられないほど恐ろしいのに写真を撮っても恐ろしく写らない不思議な波。
でも本当に浅くてものすごい波。
でそこにまた戻った時、その怪我した場所に波が無くて「良かったぁ」とやってたら最終日に6ftくらいがいきなり上がり、「俺は試されているんだな」と感じました。
でもその旅には自分ではフォトグラファーとして参加したので一日みんなの写真を撮って、みんなが引き上げてからイエンというフィジーのレジェンドとふたりでそこに戻り、暗いピットに向かってテイクオフ。
自分では一瞬自殺かと思ったけど、そのままバレルインで、インサイドまで突っ走れた。
怪我からこの戻った理由といきさつを全て知っているイエンがボートから見守ってくれて、自分のことのように喜んでくれ、
「ガッツに感動したよ。これで魂とこの場所を自ら救済できたな」
と、最大のほめ言葉をもらった。
その夜がすごい星空となったんだけど、船から降り、丘まで登り星を眺めながら考えたのは「逃げない攻めの姿勢が今回は良かったのだ」と。
それはこの旅の写真の仕上がりがすごかったことが証明していた。
06/07/18 15:34
toru saho
自殺て・・。
修行のようですね・・・・。
06/07/18 15:35
Mitsuhide Funaki
導かれる、または誰かに試されていたのだと思います。
普段何も攻めない分、たまにこういうことをしてバランスを取っているのかも。
06/07/18 15:37
toru saho
素敵だなぁ、そう思えることが。
心にゆとりがないと、そんな思考にたどり着かないと思います。
ご自分ではどう思いますか?
06/07/18 15:38
Mitsuhide Funaki
いやあ、武士や戦国時代でなく良かったと。
夜は敵を気にせずゆっくりと眠れますから。(笑)
06/07/18 15:39
toru saho
あはははは。
謙遜(けんそん)しはりますね。
06/07/18 15:41
Mitsuhide Funaki
本当です。
波に関しては、もっともっとすごい人が恐ろしい波を普通に滑っていますから。
そんなのを目の当たりにした俺とドノバンは「あっちには行かないよ〜」って大波トライを辞めちゃいました。
それからの大波への挑戦というのは、あくまでも自分の中でのチャレンジであって、未知の波ではなく、確かな結果を求めての小さな冒険なんだと思う。
06/07/18 15:43
toru saho
はい、そうですね。
他人にどう思われるかではなく、自分の中の価値が大切ですものね。
06/07/18 15:43
Mitsuhide Funaki
そうなんです。
それを大事に背伸びせずに自分にできることをしています。
06/07/18 15:44
toru saho
本当にそう思います。
フィジーに戻りますが純城さんの垂直テイクオフ、めっちゃ強烈に印象に残ってます。
06/07/18 15:44
toru saho
nakiさんの記事も。
06/07/18 15:45
Mitsuhide Funaki
純はかなり異常です。
だって波の腹、ダックダイブの位置で刺し乗りしてメイクした人を生まれて初めて見ました。
アーチだってあんなのやらない。
俺の記事は何を読みましたか?
06/07/18 15:47
toru saho
あの写真は凄すぎて笑いましたもん。
nakiさんの記事は、ほとんど読んでます。
その号だけ買ったりします。
印象に残ってるのはクリスチャンやKCやアッチ方面のキャラクターを、漢字2文字の羅列で的確に表現してたやつ。
あとは、ヘミングウェイの引用とか。
この人すげえな、と。
06/07/18 15:49
Mitsuhide Funaki
ロッキーショア、桃源なんたら〜ですね。
うれしい。
俺は写真や絵よりも文章を褒められると弱いのです。
ヘミングウエイは文芸に身を置く志なら通り過ぎていて当然です。
でも彼の晩年はアル中だったらしく、一度便宜上真似しました。(笑)
今もっとこういった硬派な文芸作品を多く読みたいのですが、今は少し娯楽作品に走っています。
06/07/18 15:50
toru saho
あははは。
では今までに旅したなかで、世界で一番好きな場所はどこですか?
06/07/18 15:52
Mitsuhide Funaki
それは良い質問です。
コスタリカ?奄美大島?屋久島?メキシコ?
うーんやっぱりここだ、カウアイ島です。
長い旅、つまりA LONG VACATIONのつもりで引っ越してきました。
06/07/18 15:53
toru saho
カウアイのどこに惹かれてこの島を選んだのですか?
06/07/18 15:55
Mitsuhide Funaki
雨かな?
それによっての緑、そして誰もいない完璧な長いライトのバレル波。
でもそれは越してきてから見つけたんだな…。
実は越してくる前はあまり考えていなくて、白い砂と青い海のビーチブレイクに感動して、トランクスだけで入れる水温もカリフォルニアでは考えられなくて、フリーウエイもないし、おバカなセレブもいないところ。(笑)
06/07/18 15:56
toru saho
僕も雨が好きです。
では、旅を楽しむ秘訣とは?
06/07/18 15:59
Mitsuhide Funaki
良いも悪いも受け入れる心、そしてそれを糧にしようとする欲求かな?
06/07/18 15:59
toru saho
うんうん、そうですね。
旅に必ず持って行く、オリジナルな道具を一つおしえてください
06/07/18 16:01
Mitsuhide Funaki
ホワイトムスクの香水。(笑)
06/07/18 16:02
toru saho
最高の旅を共有したい仲間を3名挙げてください(四人旅)
06/07/18 16:04
Mitsuhide Funaki
だったらアーチ、ドノバン、竜ちゃんかな。
あっ、一平くんも入れたいです。
でも5人じゃ多いから、ドノバン俺と竜ちゃん、それで次は一平くん、アーチに俺の2回旅でもいいですか?
俺の旅は3人までが条件なんです。
あっ!ユースキーもいたな。
どうしよう?
06/07/18 16:04
toru saho
あははははは!
では、世界で一番好きな街cityはどこですか?
06/07/18 16:05
Mitsuhide Funaki
シティかあー。
どこも嫌だけど、やはり東京がすごいからトーキョーです。
06/07/18 16:06
toru saho
世界で一番好きな波は何処の波?
または過去最高の波は?
そのフィジーの南東諸島の波ですか?
06/07/18 16:07
Mitsuhide Funaki
ここにあるイナリーズです。
最高も好きも全部ここに詰まっています。
驚異的なんですよ。
06/07/18 16:07
toru saho
では、いままでで最高のホワイトサウンドを聞いたのは、どこの波ですか?
06/07/18 16:09
Mitsuhide Funaki
ホワイトサウンド!
よく知っていますね。
とおるさんは何者なのでしょうか?
ホワイトサウンドを聞いたのは一度きりで、ソルトクリーク右端の11番ホールです。
それは宇宙的で、感動を通り越して昇天したのをおぼえています。
06/07/18 16:10
toru saho
昨日nakiさんの原稿を調べて、昔書かれたコラムの中にあったんです。
06/07/18 16:10
Mitsuhide Funaki
不思議な体験をしました。
でもシエィ(・ロペス)とかの一流サーファーに聞くと、複数回この音を聴いているようです。
06/07/18 16:11
toru saho
nakiさんのその時は、朝?夕方でした?
06/07/18 16:12
Mitsuhide Funaki
あそこは冬の西うねり、オフショアが強くないと切り立たないので、記憶にあるあの波は、いつでも寒い早朝が思い出されます。
06/07/18 16:13
toru saho
では、どの時間に海に入ることが多いですか?
好きな時間帯は?
06/07/18 16:13
Mitsuhide Funaki
早朝と夕方です。
斜面に拡がる色彩も波乗りとしてカウントしているのです。
(明日に続く)
原稿用紙100枚相当あるので、お時間のあるときにドーゾ。
06/07/17 22:00
Toru Saho
nakiさんこんにちは。
最近では、nakiさんの名前を目にする機会は写真での場合がほとんどですが、まずは波乗りとの出会いを教えてください。
何歳のときにどこの海で始められましたか?
06/07/17 22:01
Mitsuhide Funaki
最初は銚子の海で始めました。
....でもCYXBORGは一般誌ではないので、もっとハイブロウな質問でいいですよ。
06/07/17 22:03
toru saho
おお、そうですね!
レベルはじょじょに上げていきます。
波乗りしながら仲間と同じ時間を共有する喜びってどんなときですか?
06/07/17 22:09
Mitsuhide Funaki
リフレクション。
彼が乗る波の楽しさがこちらに伝わり、俺の喜びが相手に伝わり、最後には海(波)にそれが伝わることかな。
06/07/17 22:11
toru saho
それは言葉というよりも『感覚的』な感情ですか?
06/07/17 22:12
Mitsuhide Funaki
その通りです。
感覚のみです。
でも波乗り後の会話で、それらは自分からだったり友人からフラッシュバックされてくるから感覚のみではないかも。
06/07/17 22:15
toru saho
そうですね。
その会話でさらにその感覚が高尚させられますものね。
06/07/17 22:15
Mitsuhide Funaki
そうです。
06/07/17 22:19
toru saho
そんな『仲間』とのエピソードを。
仲間と過ごした最高に『幸せ!』と感じたときってどんな状況でしたか?
06/07/17 22:20
Mitsuhide Funaki
その瞬間瞬間でたくさんあるんだけど、今それをたぐってうまく思い出せない。
そういえば今日5Rも波乗りしたんですよ。
06/07/17 22:22
toru saho
おおお凄いですね。
それほど海に入りたいと思わせる一番の欲求というか、何に駆られて海に入るのですか?
06/07/17 22:24
Mitsuhide Funaki
昔はロマンチックな「夢」というものを海から探していました。
このまま突き進むと何が現れるのだろう?という好奇心。
そして今は海からのインスピレーションが欲求の全て。
06/07/17 22:26
toru saho
うんうん、その夢に突き進み、好奇心が満たされた感覚や手応えはありましたか?
06/07/17 22:28
Mitsuhide Funaki
ありました。
その夢の反極にあったのが「不安」だったのですが、それがどんどん薄くなっていったのです。
自分のこの行為は正しいのだ、と実感していったのです。
(ここで一度中断)
06/07/18 14:13
toru saho
おはようございます!
06/07/18 14:14
Mitsuhide Funaki
湘南は雨らしいですが、大阪も雨ですか?
06/07/18 14:15
toru saho
大阪は今日も雨だった。
06/07/18 14:15
Mitsuhide Funaki
こっちは快晴です。
06/07/18 14:16
toru saho
一週間は太陽にごぶさたしてます。
今週も雨が勝ちそうです。
06/07/18 14:17
Mitsuhide Funaki
さてさて始めますか?朝食は食べましたか?
俺はトーストが好きで、バリのバッフェでトーストばかり。
あれから一晩して、いい質問が増えている気がします。
06/07/18 14:20
toru saho
いろいろ考えてみました。
ではいきます。
一番最初の記憶を教えてください。
06/07/18 14:22
Mitsuhide Funaki
父が夜帰ってきて、腕枕で横に寝てくれた。
開いた窓からは見たこともないほどの大きな満月。
06/07/18 14:22
toru saho
素敵な記憶じゃないですかあ!
nakiさんはやんちゃでしたか?
それとも大人しいタイプ?
06/07/18 14:27
Mitsuhide Funaki
大人しい、と思っていましたが、親戚の人の意見を総合するとかなりいたずらだったようです。
06/07/18 14:27
toru saho
あはは。
そうだ、今ベン・ハーパー聴いてるんですよ。
曲はセクシャルヒーリングです。
06/07/18 14:29
Mitsuhide Funaki
おお!ベン・ハーパー!
それにしてもベンとはすごい。
さっきドノバンと話したときに彼の話題にもなったんですよ。
そういえば今日は変な日でアーチ、ドノバン、ハービーといわゆる「GURU」からの電話がいっぱいです。
何の日なんだろう?
06/07/18 14:30
toru saho
おおおお!つながっていますね、宇宙だ!
06/07/18 14:30
Mitsuhide Funaki
いい曲だ。
誰の歌のカバーでしたっけ?
これもまた宇宙ですね。
06/07/18 14:30
toru saho
マーヴィン・ゲイのです
06/07/18 14:30
Mitsuhide Funaki
マーヴィンさん!
そうだ、俺の横浜、新山下時代にマービンは良く聞いていたんです。
俺こういうジャンル大好きです
06/07/18 14:32
toru saho
はい、その間いたずら話が聞きたいです。
06/07/18 14:33
Mitsuhide Funaki
はい、いたずら話はやめて、唄の話にしましょう。
06/07/18 14:34
toru saho
はい。
今はHigh Tide Or Low Tideが流れています。
ドニーとはベンちゃんのどんなことを話したんですか?
06/07/18 14:34
Mitsuhide Funaki
おっ、High Tide Or Low Tideかあ、ジャックはやはりサーファーだなあ。
06/07/18 14:34
toru saho
このHigh Tide Or Low Tideが、いいんです!
ベンとジャックがカバーしてるんです。
06/07/18 14:35
Mitsuhide Funaki
それにしても「ドニー」なんていう彼のニックネームというか、呼び方をよく知っていますね。
俺はドニーとは最近使わなくなったけど。
彼はベン・ハーパーを尊敬していて、かなり偉大な人間だっていう話をしました。
その曲すごい!
ジャックとベンがボブ・マーレイのカバーを演るんだ。
すばらしい.....。
06/07/18 14:36
toru saho
そうなんです。
06/07/18 14:36
Mitsuhide Funaki
音楽は偉大です。
今勢いがあるからズバズバっとチャットしましょう。
06/07/18 14:37
toru saho
はい!
孤独を感じるときはありますか?
06/07/18 14:38
Mitsuhide Funaki
実は昔から孤独癖があって、病気のように孤独を感じて、またそれを愛しています。
06/07/18 14:39
toru saho
ぼくもそうです。がnakiさんにとってどんな時に孤独を意識しますか?
それはずっとまわりにあるもの、ですか?
06/07/18 14:40
Mitsuhide Funaki
ALL THE TIME. いつもです。
閉塞感に閉じ込められています。
06/07/18 14:40
toru saho
では、nakiさんにとって、孤独とは辛いものではありませんね?
06/07/18 14:42
Mitsuhide Funaki
まったく辛くはありません。
実はそれを楽しんでいます。
06/07/18 14:43
toru saho
自分を解放できる貴重な時間ですね。
06/07/18 14:43
Mitsuhide Funaki
解放とは違いますが、自分を凝縮できると思っています。
06/07/18 14:44
toru saho
おお、なるほど。
新しい考え方に出逢いました。
06/07/18 14:44
Mitsuhide Funaki
意識もアートですから。
06/07/18 14:44
toru saho
そうですね。
日々繰り返す時間を工夫しながらすごしますか?
それとも、気ままに流れにまかせてすごしますか?
06/07/18 14:47
Mitsuhide Funaki
両方あります。
ものすごく管理して時間を大切にする日と、自棄な日が半分半分あります。
06/07/18 14:49
toru saho
ビジネス以外で、一日のスケジュールをカッチリ決めますか?
06/07/18 14:50
Mitsuhide Funaki
カッチリ?
うーん、旅の時にやるかも。
でも一般の人のレベルで言ったらかなりいいかげんなものだと思います。
06/07/18 14:50
toru saho
では、どんなことで泣いたりしますか?
06/07/18 14:52
Mitsuhide Funaki
悲しい時には泣かないのです。
小さい頃に悲しいことがありすぎて涙が枯れたようです。
でもスポーツ、特に野球では小さなことでじわっ、ときます。
06/07/18 14:53
toru saho
感動の方にぶれるんですね。
06/07/18 14:53
Mitsuhide Funaki
うん、そうだ感動ですね。
感動側に自分のエモーショナルがある、と。
06/07/18 14:54
toru saho
いままでで最高の想い出をおしえてください。
06/07/18 14:56
Mitsuhide Funaki
最高の想い出?
ドノバンを撮った写真を見せて、彼が感極まった時かな?
なんだろう?
イナリーズの長いバレルを抜けた時?
ペリカンの写真が上がってきた時かな?
06/07/18 14:59
toru saho
写真を見ていて、nakiさんはドニーとが一番相性が良さそうにみえます。
06/07/18 15:00
Mitsuhide Funaki
その通りです。
彼も不思議だ..と言っているのですが、これはやはり相性なんでしょうね。
06/07/18 15:00
toru saho
ヴァイヴが、波長があっているというか、
06/07/18 15:00
Mitsuhide Funaki
お互い感じています。
06/07/18 15:02
toru saho
感覚的に共鳴できる相手と過ごすと幸せですね。
06/07/18 15:03
Mitsuhide Funaki
はい、でも今は離れてしまったので、今日の電話では彼がこちらにサマーハウスを購入する質問でした。
ラグナ(カリフォルニア)の夏の喧噪を逃れたいって言ってます。
これでまた一緒に作品を撮れるようになるかも。
06/07/18 15:04
toru saho
それは楽しみですね。
ドニーのことも聞きたいのですが、元の質問に戻りますね。
では、最悪な思い出を教えてください。
06/07/18 15:08
Mitsuhide Funaki
うわっ、これもいっぱいあるなあ。
でもイメージしたら良くないので思い出さなくてもいいですか?
06/07/18 15:08
toru saho
では、一つだけ教えてください。
06/07/18 15:27
Mitsuhide Funaki
最悪の経験は、最近だと一昨年にフィジー南東諸島ボートトリップで背中側の肋骨5本折ったワイプアウトです。
一緒に行ったカズヤもリーフで手首の頸動脈切りそうになるし、それは怖いトリップでした。
でもその年の感謝祭の頃に戻り、夢のようないい波を当てたからそれは帳消しとしました。
06/07/18 15:29
toru saho
一度目だけなら、フィジーの呪いのようやけど、その年によくまた戻ろうとよく思いましたね。
怖くなかったですか?
二人とも死にかけてるじゃないですか!
06/07/18 15:32
Mitsuhide Funaki
完全に呪いです。
このトリップの時はこのボートトリップ2回目でなめてました。
「カヴァもまずいからいらない」とか平気で言ってましたから。(笑)
でもその波は純城曰く、タヒチのチョープーより浅くてヤバイ波だそうです。
チャンネルも無くて…、実際に見ると信じられないほど恐ろしいのに写真を撮っても恐ろしく写らない不思議な波。
でも本当に浅くてものすごい波。
でそこにまた戻った時、その怪我した場所に波が無くて「良かったぁ」とやってたら最終日に6ftくらいがいきなり上がり、「俺は試されているんだな」と感じました。
でもその旅には自分ではフォトグラファーとして参加したので一日みんなの写真を撮って、みんなが引き上げてからイエンというフィジーのレジェンドとふたりでそこに戻り、暗いピットに向かってテイクオフ。
自分では一瞬自殺かと思ったけど、そのままバレルインで、インサイドまで突っ走れた。
怪我からこの戻った理由といきさつを全て知っているイエンがボートから見守ってくれて、自分のことのように喜んでくれ、
「ガッツに感動したよ。これで魂とこの場所を自ら救済できたな」
と、最大のほめ言葉をもらった。
その夜がすごい星空となったんだけど、船から降り、丘まで登り星を眺めながら考えたのは「逃げない攻めの姿勢が今回は良かったのだ」と。
それはこの旅の写真の仕上がりがすごかったことが証明していた。
06/07/18 15:34
toru saho
自殺て・・。
修行のようですね・・・・。
06/07/18 15:35
Mitsuhide Funaki
導かれる、または誰かに試されていたのだと思います。
普段何も攻めない分、たまにこういうことをしてバランスを取っているのかも。
06/07/18 15:37
toru saho
素敵だなぁ、そう思えることが。
心にゆとりがないと、そんな思考にたどり着かないと思います。
ご自分ではどう思いますか?
06/07/18 15:38
Mitsuhide Funaki
いやあ、武士や戦国時代でなく良かったと。
夜は敵を気にせずゆっくりと眠れますから。(笑)
06/07/18 15:39
toru saho
あはははは。
謙遜(けんそん)しはりますね。
06/07/18 15:41
Mitsuhide Funaki
本当です。
波に関しては、もっともっとすごい人が恐ろしい波を普通に滑っていますから。
そんなのを目の当たりにした俺とドノバンは「あっちには行かないよ〜」って大波トライを辞めちゃいました。
それからの大波への挑戦というのは、あくまでも自分の中でのチャレンジであって、未知の波ではなく、確かな結果を求めての小さな冒険なんだと思う。
06/07/18 15:43
toru saho
はい、そうですね。
他人にどう思われるかではなく、自分の中の価値が大切ですものね。
06/07/18 15:43
Mitsuhide Funaki
そうなんです。
それを大事に背伸びせずに自分にできることをしています。
06/07/18 15:44
toru saho
本当にそう思います。
フィジーに戻りますが純城さんの垂直テイクオフ、めっちゃ強烈に印象に残ってます。
06/07/18 15:44
toru saho
nakiさんの記事も。
06/07/18 15:45
Mitsuhide Funaki
純はかなり異常です。
だって波の腹、ダックダイブの位置で刺し乗りしてメイクした人を生まれて初めて見ました。
アーチだってあんなのやらない。
俺の記事は何を読みましたか?
06/07/18 15:47
toru saho
あの写真は凄すぎて笑いましたもん。
nakiさんの記事は、ほとんど読んでます。
その号だけ買ったりします。
印象に残ってるのはクリスチャンやKCやアッチ方面のキャラクターを、漢字2文字の羅列で的確に表現してたやつ。
あとは、ヘミングウェイの引用とか。
この人すげえな、と。
06/07/18 15:49
Mitsuhide Funaki
ロッキーショア、桃源なんたら〜ですね。
うれしい。
俺は写真や絵よりも文章を褒められると弱いのです。
ヘミングウエイは文芸に身を置く志なら通り過ぎていて当然です。
でも彼の晩年はアル中だったらしく、一度便宜上真似しました。(笑)
今もっとこういった硬派な文芸作品を多く読みたいのですが、今は少し娯楽作品に走っています。
06/07/18 15:50
toru saho
あははは。
では今までに旅したなかで、世界で一番好きな場所はどこですか?
06/07/18 15:52
Mitsuhide Funaki
それは良い質問です。
コスタリカ?奄美大島?屋久島?メキシコ?
うーんやっぱりここだ、カウアイ島です。
長い旅、つまりA LONG VACATIONのつもりで引っ越してきました。
06/07/18 15:53
toru saho
カウアイのどこに惹かれてこの島を選んだのですか?
06/07/18 15:55
Mitsuhide Funaki
雨かな?
それによっての緑、そして誰もいない完璧な長いライトのバレル波。
でもそれは越してきてから見つけたんだな…。
実は越してくる前はあまり考えていなくて、白い砂と青い海のビーチブレイクに感動して、トランクスだけで入れる水温もカリフォルニアでは考えられなくて、フリーウエイもないし、おバカなセレブもいないところ。(笑)
06/07/18 15:56
toru saho
僕も雨が好きです。
では、旅を楽しむ秘訣とは?
06/07/18 15:59
Mitsuhide Funaki
良いも悪いも受け入れる心、そしてそれを糧にしようとする欲求かな?
06/07/18 15:59
toru saho
うんうん、そうですね。
旅に必ず持って行く、オリジナルな道具を一つおしえてください
06/07/18 16:01
Mitsuhide Funaki
ホワイトムスクの香水。(笑)
06/07/18 16:02
toru saho
最高の旅を共有したい仲間を3名挙げてください(四人旅)
06/07/18 16:04
Mitsuhide Funaki
だったらアーチ、ドノバン、竜ちゃんかな。
あっ、一平くんも入れたいです。
でも5人じゃ多いから、ドノバン俺と竜ちゃん、それで次は一平くん、アーチに俺の2回旅でもいいですか?
俺の旅は3人までが条件なんです。
あっ!ユースキーもいたな。
どうしよう?
06/07/18 16:04
toru saho
あははははは!
では、世界で一番好きな街cityはどこですか?
06/07/18 16:05
Mitsuhide Funaki
シティかあー。
どこも嫌だけど、やはり東京がすごいからトーキョーです。
06/07/18 16:06
toru saho
世界で一番好きな波は何処の波?
または過去最高の波は?
そのフィジーの南東諸島の波ですか?
06/07/18 16:07
Mitsuhide Funaki
ここにあるイナリーズです。
最高も好きも全部ここに詰まっています。
驚異的なんですよ。
06/07/18 16:07
toru saho
では、いままでで最高のホワイトサウンドを聞いたのは、どこの波ですか?
06/07/18 16:09
Mitsuhide Funaki
ホワイトサウンド!
よく知っていますね。
とおるさんは何者なのでしょうか?
ホワイトサウンドを聞いたのは一度きりで、ソルトクリーク右端の11番ホールです。
それは宇宙的で、感動を通り越して昇天したのをおぼえています。
06/07/18 16:10
toru saho
昨日nakiさんの原稿を調べて、昔書かれたコラムの中にあったんです。
06/07/18 16:10
Mitsuhide Funaki
不思議な体験をしました。
でもシエィ(・ロペス)とかの一流サーファーに聞くと、複数回この音を聴いているようです。
06/07/18 16:11
toru saho
nakiさんのその時は、朝?夕方でした?
06/07/18 16:12
Mitsuhide Funaki
あそこは冬の西うねり、オフショアが強くないと切り立たないので、記憶にあるあの波は、いつでも寒い早朝が思い出されます。
06/07/18 16:13
toru saho
では、どの時間に海に入ることが多いですか?
好きな時間帯は?
06/07/18 16:13
Mitsuhide Funaki
早朝と夕方です。
斜面に拡がる色彩も波乗りとしてカウントしているのです。
(明日に続く)
トランズワールドサーフHPにイナリーズがUPされている、とジェイミーからTELあり。
おおー、アンディにブルース、ダスティンのイナリーズだ!
すごい波です。
掲載後、動画が動かないので、元ネタサイトに行くと、すでに削除されていた...。
やはりこの島は噂通り特A級のローカリズムなんだろうな。
くわばらくわばら....。
掲載したフィルマーは知っているけど、今頃拷問されていないか心配。
で、この見えない動画をどうするか?
今はそれを考えています。
このマックに保存してあるのでクイックタイムで再生し、それを俺のビデオカメラで撮り、掲載するというのは?
と思ったけど、また著作権等が心配なので保留しておきます。
今朝、あきちゃんと豪ちゃんが帰りました。
中村竜の実兄です。
鎌倉和楽家具の主幹で、大波に乗る鎌倉のレアード・ハミルトンと異名を取っています。
あきちゃんはファッション業界ではその名を知らしめています。
それからウッドとイナリーズに向かったらあいにくの南風(サイド)。
ダブルちょいくらいのジャンクで、カレントが巻いていて、少し危険なコンディション。
仕方がないので手前のトモチャンズでやることに。
そうしたらここがいい波で、デコボコフェイスの中、2時間もサーフした。
帰ってくるとオフィスにフェデックスがやってきた。
この島では珍しいので何ごとだ?
何が届いたのか?
と開けるとリプトンからで、
リプトンゴリョク360涸が入っていた。
俺のお茶好きを知ってか知らずか、かなりうれしいカウンターパンチ。
これで1年はお茶に困らないね。
と早速淹れてみると、おいしい!
新鮮でさっぱりとした風味の新緑茶。
パッケージを見ると、紅茶葉で作った新しい緑茶で、豊富な天然カテキンと、天然テアニン成分の働きで、体と心のグッドバランスをはかるという、俺には最高によろしい健康志向。
宣伝抜きで最高です!!
リプトンさん、伊藤さんありがとうございました。
おおー、アンディにブルース、ダスティンのイナリーズだ!
すごい波です。
掲載後、動画が動かないので、元ネタサイトに行くと、すでに削除されていた...。
やはりこの島は噂通り特A級のローカリズムなんだろうな。
くわばらくわばら....。
掲載したフィルマーは知っているけど、今頃拷問されていないか心配。
で、この見えない動画をどうするか?
今はそれを考えています。
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と思ったけど、また著作権等が心配なので保留しておきます。
今朝、あきちゃんと豪ちゃんが帰りました。
中村竜の実兄です。
鎌倉和楽家具の主幹で、大波に乗る鎌倉のレアード・ハミルトンと異名を取っています。
あきちゃんはファッション業界ではその名を知らしめています。
それからウッドとイナリーズに向かったらあいにくの南風(サイド)。
ダブルちょいくらいのジャンクで、カレントが巻いていて、少し危険なコンディション。
仕方がないので手前のトモチャンズでやることに。
そうしたらここがいい波で、デコボコフェイスの中、2時間もサーフした。
帰ってくるとオフィスにフェデックスがやってきた。
この島では珍しいので何ごとだ?
何が届いたのか?
と開けるとリプトンからで、
リプトンゴリョク360涸が入っていた。
俺のお茶好きを知ってか知らずか、かなりうれしいカウンターパンチ。
これで1年はお茶に困らないね。
と早速淹れてみると、おいしい!
新鮮でさっぱりとした風味の新緑茶。
パッケージを見ると、紅茶葉で作った新しい緑茶で、豊富な天然カテキンと、天然テアニン成分の働きで、体と心のグッドバランスをはかるという、俺には最高によろしい健康志向。
宣伝抜きで最高です!!
リプトンさん、伊藤さんありがとうございました。
このブログ新春特別企画第2弾で掲載したブルース・カイパンズさんの『シュガートースト・ブルース』がSURF1最新号に掲載されています。
WEBから雑誌に出世!?した典型です。
大崎均のモデルになったきんちゃんからもヨロコビのメイルが届き、みんなJJモンクス地下室店でパーティしているそうです。
この機会に由緒正しい逗子発雑誌「SURF1」をドーゾよろしくお願いします。
海のそばでサーフ雑誌を作っているのは、この得さんGP、マリン企画さんとETクリエーションさんだけです。
悪いローカリズムが幸せなサーフィングのじゃまをしています。
撤廃までもうすぐです。
IPCCも地球温暖化の次にこのトピックスを話し合いたいそうです。
ブルースさん、おめでとうございます。
来年の直木賞をめざして猛進してくださいね。
カネボウから配布されたカレンダーがあって、その7月に俺が撮った竜ちゃん作品が使用されています。
コスタリカのテラザで、思い返すと良い旅だったなあ。
そのアーティクルも去年SW誌に掲載済で、これがその原稿です。
*********************************
初夏は俺にとってのコスタリカの季節。
毎年行っているので、あの長い飛行機の時間を体がおぼえてしまい到着時刻になるとすっきりと目が覚める。コスタリカン・コーヒー、熱気、ムーチョ・ラスオラス(たくさんの波)、カサド(定食)、フルーツ、あの日、あの波が記憶からゆらゆらと立ち昇ってくる。
やはり最初に思い出すのはカリチェ岬の波。青い海、少し緑がかった波、岬の先に隆起したリーフ、こちら側に寄ってくる波、大きなマニューバーラインとなるライトと、激しいターンができるレフト。プライベートビーチなので、ここに住むか、舟をチャーターしてやってくるというアクセスしかないのもすてきな要因だ。実は友人シエィ・ロペスがここに家を所有していて、ちょうどフィジー戦で家を留守にするのをいいことに俺は鎌倉の中村竜こと、竜ちゃんを呼んで永遠の夏を一緒に過ごそうとやってきた。
夏の南うねりがヒットすれば、伝説レフト、 速いセクションが途切れず半kmの距離が乗れるという パヴォネスが姿を現す。アクセスは未舗装道路の山道を越えていくので、頑強な四輪駆動車が必須となる。
さて、ゲートのドアが開いたようだ。風が海と織りなすノスタルジアを求めて俺と竜ちゃんはやってきた。飛行機より降りて地に足をつけてもまだコスタリカだという実感はなかったが、長旅に一段落ついたという気持ちで少しほっとした。
ノマド=放牧というすてきな言葉があるが、俺たちはこころの放牧をしにきた。空港から山道を2時間下り、ハコビーチでその頑強な四輪駆動車を借り、シェイの家に風邪で高熱を出している竜ちゃんを休ませ、その下のカリチェ岬にリッピングを求めて行く。窓から見えたようにブレイクはかなり混んでおり、それはアメリカ公立校が夏休みに入ったからということだった。アメリカの公立校は、三~四月は春休み、そして六月から夏休みって、休みだらけだよ。そういえばマイアミ・フロリダからコスタリカまでは2時間の航行とかなり近く、悔しいほどだ。「コスタリカはやっぱり5月までに限るなぁ」と独り言。ここにいたサーファーたち全員が舟チャーター組だったようで、夕方になると10人を乗せ、そして別の舟で7人が帰り、ブレイクは去年のように静かになった。
今日は6月8日の月曜日。水曜日から南の大きなうねりがやってくるという波情報。
夜半、大粒の雨が降ってきて、それはまるで台風のようだった。明日の波を夢見て、風の音を聴きながら眠った。
翌朝、暗いカリチェ岬に行くと無人だった。気持ちよく乗り、のんびりとクルーズしていると、10数人のサーファーたちが歓声をあげ、舟がやってきた。彼らのヨロコビを見て泣きたいような気持ちになる。ここは年々サーファーが増えているという噂だが、今年は特に多い気がする。こうなったら気持ちよく海から上がり、自然のプール、潮だまりで少し遊び、明日パヴォネスに出発することを決意し、蟹の足跡だけがある砂浜をゆったり歩いてシェイ家に戻った。
翌朝未明、水、エンジンオイル、スペアタイヤ等、車の全てを確認し、地図も再確認して出発する。途中ドミニカルという混沌の町で迷い、何度も同じ場所をそして行き止まり巡りとなった。なんとか山道に出るが、標識がないのでこの道でいいという確証は何もない。とにかく陽のあるうちにパボネスに着かねばならない。山を越えた頃からドライブは一層困難となる。この時のコスタリカは記録的な大雨が降り、橋が落ちていたり、増水で道が河になっていた。そんな時は、(1)沈没しても脱出できるように車窓を開け、大事なものを身につけ河に進入する。(2)車がやってくるのを気長に待ち、どうやって渡るのか、どこが浅いのか確かめてから渡る。(3)ある時、ずっと車が来るのを待っていたが、何も来なかった。そして一匹の犬がやって来た。犬は河を右から斜めに横切り、途中から少し流されて、ラインを正面に戻し、渡りきった。俺たちはその犬ラインに忠実に進み、ここもメイク。(4)渡るのが無理な河もあった。それは幅100m、深さ推定5mといった大河。流木が多く流れ、他車もバスも徒歩もみんなここで足踏みしている。
絶望に似た気持ちで車を降りると、向こう岸から何かが来る。それは筏(いかだ)のようなもので、大きな樽と丸太を組み合わせて何枚かの鉄板を乗せ、こちら側と向こう岸に張られた鉄線をディーゼルエンジンで巻き取りながらやってくる。「おーこれなら向こう岸に行けるぞ!」と、その到着を待った。危なっかしくもこちら側に来た筏に車を載せ、待っていた人を乗せ、バスも載せて出発。料金は一台200円くらい、人は30円か。…ん?だが一向に動く気配がない。どうやら流木群がなくなるのを待っているらしい。流れてくるのは直径3m、長さ10mという大木群、そして流れが速いのでそんなのを喰らったら一発で転覆するだろう。でも流木群はいくら待っても無くならない。無くならないけどそれをのんびり待つ人たち。 俺はあきらめて車に戻り本を読んでいた。しばらくたっても動く気配がなく、「今日は無理だ。明日まで待つの?」とあきらめた途端に横断を決行した。“ブイーンドルドル~”とディーゼルエンジンが向こう岸からの鉄線をたぐり寄せている。がんばれ急げ!中央付近の急激な流れで筏は斜めとなるが、筏はおかまいなしに進む。少し心配となり、地元風の同乗者を見ると、どうやらこれが普通なようで、めいめいの荷物の上に腰掛け、熱射を浴びながら世間話をしている。向こう岸に無事に着き、安堵する暇もなく、エンジンをスタートさせ、そのまま村道を駆け、パナマ国境近くまで行ったところで3度目のガソリンを補給し、国道を右に折れると角にバーがあり、そこのささやかなる標識に【←PAVONES 68km】とあった!おお、目的地の名前に興奮し、近づいた確信にアクセルを少し踏み込み気味でガンガン向かう。
それから2時間後、夕陽の落ちる頃に俺たちはパヴォネスに着いた。思いかえすと迷い、彷徨(さまよ)った意識のまま、俺はあらゆる道の方角を疑い、なんとかここに辿(たど)り着いた。この夕陽の照り返しの色彩は感動を軽く通り越し、すでに神々しい。
目の前に拡がった湾の左側に面した玉石の河口。世界で5本の指に数えられるという長いレフトはまだうねりが小さく、ささやかなしょぼ波だったが、夕陽の色を落とした雲がやさしく浮いていた。明日南うねりが入ってくるという予想を信じ、流木の転がる砂浜を後にし、予約してあった宿に落ち着いた。出発前にハコの薬局で、抗生物質を注射してもらった竜ちゃんはまだ弱っている。よくまあこんなでこぼこ運転に文句を言わず乗っていたものだ。早く治って一緒にサーフィンしたいよ。
夜は瞬間的に去り、時計は4時半を表示していた。夜明け前にベッドから抜け出し、まだ暗いポイントへ見に行くと、昨日よりもはるかに大きな波が崩れていた。 南カリフォルニアのリンコンを逆さにし、それを2つつなげたような波質と距離で、なるほどTHE DAYには500m以上ものセクションがつながるのが明らかだ。長い波に見とれていたら太陽が昇ってきた。その瞬間は感動的で、あらゆるものが神々しく映った。
まだ熱にうなされている竜ちゃんを宿に残し、歩いてブレイクに向かう。大きいセットでダブル程度だろうか、パーフェクトで、奇跡的に長いショルダーと、広いフックを持つフェイスが特徴的だ。波質は見た目よりも堅く、レイルが噛みづらく、フィンが抜けそうになる。テイクオフし、ファーストセクションは飛ばされそうになるのをこらえながらミドルセクションまで行き、フックに一瞬だけ戻るようなカットバックをし、そのままインサイドに向かい、バレル気味をメイク。強い昂奮が高まり自然と両手を拡げていた。THE DAYの目標となる「湾の端に舟が引き上げてある浜」まではまだ100mくらいあったけど、ゆうに400mはフルスピードで乗った。
また河口の先まで延々と歩き戻り、また1本、もう1本と波に乗る。時間感覚を失い、食事を忘れて波に乗ったのはひさしぶり。昨日の辛ドライブが一気に撒散していく。夕暮れに、竜ちゃんが起きてきて、一本だけ波に乗った。病み上がりのふらふらの体で長い斜面を上へ下へ駈けていった。「すごくいい波です!」という言葉に彼の復活を知った俺は、バーにやってくるというハン・ソロを倍は太らせた風の舟乗りを見つけ、オビ=ワン・ケノビのように翌朝向こう岸のマタパロ(Matapalo)というブレイクに乗せていくように交渉した。スペイン語のみの会話だったのでかなり苦労した。「マタパーロ?マニャナ(明日)、セーズ(7)」という3つで事足りた気もしたが。
とにかく翌朝セーズの7時に虹と共に出発した俺たちはイルカと一緒に湾の向こう側まで渡ると、パヴォネスと鏡写しのライト(レギュラー)波、つまり夢景色がそこにあった。緑を基調とし、空の青をはぜたような視界に「夢心 沸き立つ波の 純粋人生」なる川柳も浮かんだ。この『純粋人生』とはコスタリカの国のスローガンで、PURA VIDAと綴る。まさにこの純な波と、どこまでも拡がる豊かな空間にこだまする鳥の声にPURA VIDAという言葉が浮いていた。魂が詰まった長い波にボードを滑らせながら次のコスタリカはここにゆっくりと来ようと決め、一日をマタパロに捧げ、波乗りへの殉教者の気持ちとなった。
永遠な時間と思っていてもそこは現実世界。ボートから降りてのんびりしているとまた豊かな日没がやってきた。蚊取り線香を点け、ベッドに滑り込み目を閉じると、愉しみは「夢の魔法波」の回想タイム。今日乗った、どこまでも伸びた緑の斜面を繰り返し思い出した。
髪をひかれる思い、とあるがまさにその気持ちだった。
朝、パヴォネスがフラットとなるのを見届けてからシェイ家に戻ろうと出発し、丸一日かけてオフロードを逆戻り。行きに迷った場所は今ではいい思い出だ。なぜかラッキー池田のフレーズ「♪ハイー、ハイッ、ハイッ!♪」と口ずさみ、軽快にハンドルを切りながら何時間も水たまりを避けながら走っていった。
これも夕方ぎりぎりにカリチェ岬に戻ると、近所のサーファーがひとりで波待ちをしていた。(あんなに混んでいた)サーファーはどこに行ったの?と聞くと、俺たちが行っている間にパヴォネスと同じうねりがここにも届いていたそうで、混雑は狂騒となり、たった1mほどのピークのポイントブレイクに50人が押し寄せたそうだ。結果、ボート代(往復約5000円)と乗れない波、または人を避けながら乗ることに対する価格が不釣り合いなことに気が付いたビジターがここを見限った結果、誰も来なくなったという。なんとタイミングがいいのだろう。もし俺たちがパヴォネスに行かなければ、俺たちも混雑で燃え尽きる、または怒りのサーファーになっていたのだろうか。ふむー、これぞ旅のドラマだと、ヤッタゾ!と血湧き、肉が躍る気持ちとなったのはいうまでもない。
翌日は早朝から魂のセッション。ここの複雑な岬の地形が織りなす波は、まるで魔法の玉手箱のようで、次はどんな波が来るのか?とクラクラするほど楽しいのだ。波乗り後、町に出るついでにビーチブレイクに行き、ハモサの大木前無人ブレイクで竜ちゃんがスラッシュしまくった。帰りにスーパーで食材をたんまりと仕入れ、ローカルオンリーの肉魚野菜マカロニポテトサラダゆで卵がたっぷり載ったジュース付きの200円定食に目をうっとりとさせ、腹を満腹にさせる。
やがて曜日はドミンゴ、つまり日曜日となった。このカリチェ岬は別荘地なので、休日となると人口が増加する。カリチェ岬の青と緑を混ぜた色の波上にさまざまな人間が集まっている。ラテン系が多いからなのか、それぞれのキャラがずばりと立ち、なかなかおもしろいのでここに羅列してみた。
(A)ローンを組み、10年前よりこの高級別荘地に住み、よってこの岬波を自分の庭だと勘違いし、またコスタリカサーフィンの長老であり、自分ではレジェンドだと信じているレストラン経営者。グーフィースタンスでセットの一番いい波に乗り、リップのそばで体をかがめるがなぜかチューブには入ってはいない。しかしそれを深いバレルだと信じている45才。
(B)サンホセに自宅があり、ここに親の別荘があり、毎週末サーフィンしにくる19才男。フロントサイド命のレギュラーフッター。
(C)Bの従兄弟。パドリングがようやくできる程度。17才だと思う。
(D)南アフリカから二年間の契約でサンホセに赴任してきた白人40才。ここにも家があり、投資目的で購入したという。「俺の家は、去年は5千万だったが、今では値上がりして1億出しても買えないよ」というのが口癖。インサイドレフトの掘れるセクションでいつもプルアウトしてしまうからAの長老がいつもこのことをたしなめている。
(E)岬の向こう側から自前の小ボートでやってくる銀髪白人。ここに20年住んでいるというがAとは仲が悪いようだ。両手を挙げたジグザグターンがインサイドでの得意技の52才。
(F)その銀髪の彼女であろう18才くらいの子。Tフロント、Tバックの極小ビキニでパドリングし、周りを唖然とさせる。しかしガニマタ横走りだけの乗り技。
(G)Aの許可を得て、正面ゲートから入ってきたハコビーチのメイン通りにある観光客相手のまずく高いことで有名な悪徳レストランの経営者47才。「パラッパラッパラ〜〜」と大声で叫びながら8’0”のシングル+スタビのド派手ファンボードでバックサイドレフトを刻む。図体が大きく、一見アルパチーノ風の目つきであるが、重度の肥満。しかし、岩場に上がる際に手際が良く、わが岩場研究班の竜ちゃんを驚かせた。海から上がると俺たちにビールを勧めてきた。
(H)カリフォルニアでサーフボードのサンディングマンをしているというこれまた肥満の白人。友人がこの別荘のオーナーでそこを借り、11日間休暇に来た40代の男。ロングボードでたまにレフト波に乗るが、テイクオフできるとバンザイを2回し、泡に飛び込む。ここの波は怖いと、正直に白状した。
(I)そのHの彼女。長身で太め。推定体重90キロ、ピークの真下でパドリングするのでかなり邪魔な35才くらいの白人。
(J)黄色のボードに乗った黒髪アジア系のブルースリー風、やせ形色男。レギュラーフッターでエアにチューブまで決めるブレイクの王者。マナーが良く、ハンサムなので、その笑顔にFがうっとりとしていた。28才。これは竜ちゃん。
(K)セットはみんなに乗せ、オバケ波が来て無理にそれを追いかけ、見事に撃沈して一番お気に入りのボードを折ったアジア系のレギュラーフッター39才。これは俺ね。
まあこんな人間観察をし、みんなの休日を邪魔しないように楽しんだ。
翌日からも同じように早朝カリチェで波遊び、潮が干くと、エストレオ・セントロに行く。このエストレオというのは黒砂遠浅の地形。それがびっしりと300m幅で決まり、柔らかな斜面と丸まった3角形の波先を見ているとまるで芸術品のように美しい。
ある朝、ハコとハモサの間の国道沿いにTERRAZAという一見リゾートホテルだが、あくまでもリゾート風味にとどめたという貧なモーテル調のホテルがある。ここの裏のブレイクをチェックしようと、ドライブウエイを走り、フロントを堂々と通り抜け、ささやかな中庭にある白人主義に陶酔したプールの向こう側に出ると、茶色い洞窟のような大バレルが爆発していた。たったひとりのサーファーが巨大バレルに吸い込まれ、長い時間をその中で費やし、遙か向こうから吹き出されていた。この波に魅せられフロリダから移住してきた元ASPサーファーのチャーリー・クーンだった。俺と竜ちゃんは目をみはり、ここに来た偶然に感謝し、ボードを抱えて沖に出た。河を従えた黒砂の砂浜が拡がっている。もう少しすると、熱したフライパンのように熱くなるのだろう。そして大岩が岬側に隆起しているテラザは地形が決まりやすく、クローズアウトしづらいビーチブレイクでその名を馳せている。竜ちゃんとチャーリー君(・クーンね)のバレルセッションが始まり、中央アメリカの妖気漂う浜を世界レベルのフィールドとした。今まで場所ばかりで竜ちゃんの波乗りについてあまり触れていなかったが、 漁師が一目置くという潜り技術、 鎌倉の斜面と、世界の波で鍛えたテクニックで師匠チャーリー君を驚かし、見物に来ていたコスタリカン、そしてフロリダサーファーにスパイスを与えていた。
このまま俺たちのこころの放牧は続き、神がかったこと、動植物にドラスティックな天候、楽しい友人達のことをこのまま書き続けたいのだが、枚数が多くなりすぎて誰も読まないだろうからここで終わることにする。そうだな、旅で大事なのは友と夕陽と波だなあ、ということを確かにしてくれた俺の30代最後の夏がこれで終わった。“Farewell.”
永遠の夏(とわのなつ) 遙か南の(はるかみなみの) 夢雫(ゆめしずく)
(了、4/7/06)
コスタリカのテラザで、思い返すと良い旅だったなあ。
そのアーティクルも去年SW誌に掲載済で、これがその原稿です。
*********************************
初夏は俺にとってのコスタリカの季節。
毎年行っているので、あの長い飛行機の時間を体がおぼえてしまい到着時刻になるとすっきりと目が覚める。コスタリカン・コーヒー、熱気、ムーチョ・ラスオラス(たくさんの波)、カサド(定食)、フルーツ、あの日、あの波が記憶からゆらゆらと立ち昇ってくる。
やはり最初に思い出すのはカリチェ岬の波。青い海、少し緑がかった波、岬の先に隆起したリーフ、こちら側に寄ってくる波、大きなマニューバーラインとなるライトと、激しいターンができるレフト。プライベートビーチなので、ここに住むか、舟をチャーターしてやってくるというアクセスしかないのもすてきな要因だ。実は友人シエィ・ロペスがここに家を所有していて、ちょうどフィジー戦で家を留守にするのをいいことに俺は鎌倉の中村竜こと、竜ちゃんを呼んで永遠の夏を一緒に過ごそうとやってきた。
夏の南うねりがヒットすれば、伝説レフト、 速いセクションが途切れず半kmの距離が乗れるという パヴォネスが姿を現す。アクセスは未舗装道路の山道を越えていくので、頑強な四輪駆動車が必須となる。
さて、ゲートのドアが開いたようだ。風が海と織りなすノスタルジアを求めて俺と竜ちゃんはやってきた。飛行機より降りて地に足をつけてもまだコスタリカだという実感はなかったが、長旅に一段落ついたという気持ちで少しほっとした。
ノマド=放牧というすてきな言葉があるが、俺たちはこころの放牧をしにきた。空港から山道を2時間下り、ハコビーチでその頑強な四輪駆動車を借り、シェイの家に風邪で高熱を出している竜ちゃんを休ませ、その下のカリチェ岬にリッピングを求めて行く。窓から見えたようにブレイクはかなり混んでおり、それはアメリカ公立校が夏休みに入ったからということだった。アメリカの公立校は、三~四月は春休み、そして六月から夏休みって、休みだらけだよ。そういえばマイアミ・フロリダからコスタリカまでは2時間の航行とかなり近く、悔しいほどだ。「コスタリカはやっぱり5月までに限るなぁ」と独り言。ここにいたサーファーたち全員が舟チャーター組だったようで、夕方になると10人を乗せ、そして別の舟で7人が帰り、ブレイクは去年のように静かになった。
今日は6月8日の月曜日。水曜日から南の大きなうねりがやってくるという波情報。
夜半、大粒の雨が降ってきて、それはまるで台風のようだった。明日の波を夢見て、風の音を聴きながら眠った。
翌朝、暗いカリチェ岬に行くと無人だった。気持ちよく乗り、のんびりとクルーズしていると、10数人のサーファーたちが歓声をあげ、舟がやってきた。彼らのヨロコビを見て泣きたいような気持ちになる。ここは年々サーファーが増えているという噂だが、今年は特に多い気がする。こうなったら気持ちよく海から上がり、自然のプール、潮だまりで少し遊び、明日パヴォネスに出発することを決意し、蟹の足跡だけがある砂浜をゆったり歩いてシェイ家に戻った。
翌朝未明、水、エンジンオイル、スペアタイヤ等、車の全てを確認し、地図も再確認して出発する。途中ドミニカルという混沌の町で迷い、何度も同じ場所をそして行き止まり巡りとなった。なんとか山道に出るが、標識がないのでこの道でいいという確証は何もない。とにかく陽のあるうちにパボネスに着かねばならない。山を越えた頃からドライブは一層困難となる。この時のコスタリカは記録的な大雨が降り、橋が落ちていたり、増水で道が河になっていた。そんな時は、(1)沈没しても脱出できるように車窓を開け、大事なものを身につけ河に進入する。(2)車がやってくるのを気長に待ち、どうやって渡るのか、どこが浅いのか確かめてから渡る。(3)ある時、ずっと車が来るのを待っていたが、何も来なかった。そして一匹の犬がやって来た。犬は河を右から斜めに横切り、途中から少し流されて、ラインを正面に戻し、渡りきった。俺たちはその犬ラインに忠実に進み、ここもメイク。(4)渡るのが無理な河もあった。それは幅100m、深さ推定5mといった大河。流木が多く流れ、他車もバスも徒歩もみんなここで足踏みしている。
絶望に似た気持ちで車を降りると、向こう岸から何かが来る。それは筏(いかだ)のようなもので、大きな樽と丸太を組み合わせて何枚かの鉄板を乗せ、こちら側と向こう岸に張られた鉄線をディーゼルエンジンで巻き取りながらやってくる。「おーこれなら向こう岸に行けるぞ!」と、その到着を待った。危なっかしくもこちら側に来た筏に車を載せ、待っていた人を乗せ、バスも載せて出発。料金は一台200円くらい、人は30円か。…ん?だが一向に動く気配がない。どうやら流木群がなくなるのを待っているらしい。流れてくるのは直径3m、長さ10mという大木群、そして流れが速いのでそんなのを喰らったら一発で転覆するだろう。でも流木群はいくら待っても無くならない。無くならないけどそれをのんびり待つ人たち。 俺はあきらめて車に戻り本を読んでいた。しばらくたっても動く気配がなく、「今日は無理だ。明日まで待つの?」とあきらめた途端に横断を決行した。“ブイーンドルドル~”とディーゼルエンジンが向こう岸からの鉄線をたぐり寄せている。がんばれ急げ!中央付近の急激な流れで筏は斜めとなるが、筏はおかまいなしに進む。少し心配となり、地元風の同乗者を見ると、どうやらこれが普通なようで、めいめいの荷物の上に腰掛け、熱射を浴びながら世間話をしている。向こう岸に無事に着き、安堵する暇もなく、エンジンをスタートさせ、そのまま村道を駆け、パナマ国境近くまで行ったところで3度目のガソリンを補給し、国道を右に折れると角にバーがあり、そこのささやかなる標識に【←PAVONES 68km】とあった!おお、目的地の名前に興奮し、近づいた確信にアクセルを少し踏み込み気味でガンガン向かう。
それから2時間後、夕陽の落ちる頃に俺たちはパヴォネスに着いた。思いかえすと迷い、彷徨(さまよ)った意識のまま、俺はあらゆる道の方角を疑い、なんとかここに辿(たど)り着いた。この夕陽の照り返しの色彩は感動を軽く通り越し、すでに神々しい。
目の前に拡がった湾の左側に面した玉石の河口。世界で5本の指に数えられるという長いレフトはまだうねりが小さく、ささやかなしょぼ波だったが、夕陽の色を落とした雲がやさしく浮いていた。明日南うねりが入ってくるという予想を信じ、流木の転がる砂浜を後にし、予約してあった宿に落ち着いた。出発前にハコの薬局で、抗生物質を注射してもらった竜ちゃんはまだ弱っている。よくまあこんなでこぼこ運転に文句を言わず乗っていたものだ。早く治って一緒にサーフィンしたいよ。
夜は瞬間的に去り、時計は4時半を表示していた。夜明け前にベッドから抜け出し、まだ暗いポイントへ見に行くと、昨日よりもはるかに大きな波が崩れていた。 南カリフォルニアのリンコンを逆さにし、それを2つつなげたような波質と距離で、なるほどTHE DAYには500m以上ものセクションがつながるのが明らかだ。長い波に見とれていたら太陽が昇ってきた。その瞬間は感動的で、あらゆるものが神々しく映った。
まだ熱にうなされている竜ちゃんを宿に残し、歩いてブレイクに向かう。大きいセットでダブル程度だろうか、パーフェクトで、奇跡的に長いショルダーと、広いフックを持つフェイスが特徴的だ。波質は見た目よりも堅く、レイルが噛みづらく、フィンが抜けそうになる。テイクオフし、ファーストセクションは飛ばされそうになるのをこらえながらミドルセクションまで行き、フックに一瞬だけ戻るようなカットバックをし、そのままインサイドに向かい、バレル気味をメイク。強い昂奮が高まり自然と両手を拡げていた。THE DAYの目標となる「湾の端に舟が引き上げてある浜」まではまだ100mくらいあったけど、ゆうに400mはフルスピードで乗った。
また河口の先まで延々と歩き戻り、また1本、もう1本と波に乗る。時間感覚を失い、食事を忘れて波に乗ったのはひさしぶり。昨日の辛ドライブが一気に撒散していく。夕暮れに、竜ちゃんが起きてきて、一本だけ波に乗った。病み上がりのふらふらの体で長い斜面を上へ下へ駈けていった。「すごくいい波です!」という言葉に彼の復活を知った俺は、バーにやってくるというハン・ソロを倍は太らせた風の舟乗りを見つけ、オビ=ワン・ケノビのように翌朝向こう岸のマタパロ(Matapalo)というブレイクに乗せていくように交渉した。スペイン語のみの会話だったのでかなり苦労した。「マタパーロ?マニャナ(明日)、セーズ(7)」という3つで事足りた気もしたが。
とにかく翌朝セーズの7時に虹と共に出発した俺たちはイルカと一緒に湾の向こう側まで渡ると、パヴォネスと鏡写しのライト(レギュラー)波、つまり夢景色がそこにあった。緑を基調とし、空の青をはぜたような視界に「夢心 沸き立つ波の 純粋人生」なる川柳も浮かんだ。この『純粋人生』とはコスタリカの国のスローガンで、PURA VIDAと綴る。まさにこの純な波と、どこまでも拡がる豊かな空間にこだまする鳥の声にPURA VIDAという言葉が浮いていた。魂が詰まった長い波にボードを滑らせながら次のコスタリカはここにゆっくりと来ようと決め、一日をマタパロに捧げ、波乗りへの殉教者の気持ちとなった。
永遠な時間と思っていてもそこは現実世界。ボートから降りてのんびりしているとまた豊かな日没がやってきた。蚊取り線香を点け、ベッドに滑り込み目を閉じると、愉しみは「夢の魔法波」の回想タイム。今日乗った、どこまでも伸びた緑の斜面を繰り返し思い出した。
髪をひかれる思い、とあるがまさにその気持ちだった。
朝、パヴォネスがフラットとなるのを見届けてからシェイ家に戻ろうと出発し、丸一日かけてオフロードを逆戻り。行きに迷った場所は今ではいい思い出だ。なぜかラッキー池田のフレーズ「♪ハイー、ハイッ、ハイッ!♪」と口ずさみ、軽快にハンドルを切りながら何時間も水たまりを避けながら走っていった。
これも夕方ぎりぎりにカリチェ岬に戻ると、近所のサーファーがひとりで波待ちをしていた。(あんなに混んでいた)サーファーはどこに行ったの?と聞くと、俺たちが行っている間にパヴォネスと同じうねりがここにも届いていたそうで、混雑は狂騒となり、たった1mほどのピークのポイントブレイクに50人が押し寄せたそうだ。結果、ボート代(往復約5000円)と乗れない波、または人を避けながら乗ることに対する価格が不釣り合いなことに気が付いたビジターがここを見限った結果、誰も来なくなったという。なんとタイミングがいいのだろう。もし俺たちがパヴォネスに行かなければ、俺たちも混雑で燃え尽きる、または怒りのサーファーになっていたのだろうか。ふむー、これぞ旅のドラマだと、ヤッタゾ!と血湧き、肉が躍る気持ちとなったのはいうまでもない。
翌日は早朝から魂のセッション。ここの複雑な岬の地形が織りなす波は、まるで魔法の玉手箱のようで、次はどんな波が来るのか?とクラクラするほど楽しいのだ。波乗り後、町に出るついでにビーチブレイクに行き、ハモサの大木前無人ブレイクで竜ちゃんがスラッシュしまくった。帰りにスーパーで食材をたんまりと仕入れ、ローカルオンリーの肉魚野菜マカロニポテトサラダゆで卵がたっぷり載ったジュース付きの200円定食に目をうっとりとさせ、腹を満腹にさせる。
やがて曜日はドミンゴ、つまり日曜日となった。このカリチェ岬は別荘地なので、休日となると人口が増加する。カリチェ岬の青と緑を混ぜた色の波上にさまざまな人間が集まっている。ラテン系が多いからなのか、それぞれのキャラがずばりと立ち、なかなかおもしろいのでここに羅列してみた。
(A)ローンを組み、10年前よりこの高級別荘地に住み、よってこの岬波を自分の庭だと勘違いし、またコスタリカサーフィンの長老であり、自分ではレジェンドだと信じているレストラン経営者。グーフィースタンスでセットの一番いい波に乗り、リップのそばで体をかがめるがなぜかチューブには入ってはいない。しかしそれを深いバレルだと信じている45才。
(B)サンホセに自宅があり、ここに親の別荘があり、毎週末サーフィンしにくる19才男。フロントサイド命のレギュラーフッター。
(C)Bの従兄弟。パドリングがようやくできる程度。17才だと思う。
(D)南アフリカから二年間の契約でサンホセに赴任してきた白人40才。ここにも家があり、投資目的で購入したという。「俺の家は、去年は5千万だったが、今では値上がりして1億出しても買えないよ」というのが口癖。インサイドレフトの掘れるセクションでいつもプルアウトしてしまうからAの長老がいつもこのことをたしなめている。
(E)岬の向こう側から自前の小ボートでやってくる銀髪白人。ここに20年住んでいるというがAとは仲が悪いようだ。両手を挙げたジグザグターンがインサイドでの得意技の52才。
(F)その銀髪の彼女であろう18才くらいの子。Tフロント、Tバックの極小ビキニでパドリングし、周りを唖然とさせる。しかしガニマタ横走りだけの乗り技。
(G)Aの許可を得て、正面ゲートから入ってきたハコビーチのメイン通りにある観光客相手のまずく高いことで有名な悪徳レストランの経営者47才。「パラッパラッパラ〜〜」と大声で叫びながら8’0”のシングル+スタビのド派手ファンボードでバックサイドレフトを刻む。図体が大きく、一見アルパチーノ風の目つきであるが、重度の肥満。しかし、岩場に上がる際に手際が良く、わが岩場研究班の竜ちゃんを驚かせた。海から上がると俺たちにビールを勧めてきた。
(H)カリフォルニアでサーフボードのサンディングマンをしているというこれまた肥満の白人。友人がこの別荘のオーナーでそこを借り、11日間休暇に来た40代の男。ロングボードでたまにレフト波に乗るが、テイクオフできるとバンザイを2回し、泡に飛び込む。ここの波は怖いと、正直に白状した。
(I)そのHの彼女。長身で太め。推定体重90キロ、ピークの真下でパドリングするのでかなり邪魔な35才くらいの白人。
(J)黄色のボードに乗った黒髪アジア系のブルースリー風、やせ形色男。レギュラーフッターでエアにチューブまで決めるブレイクの王者。マナーが良く、ハンサムなので、その笑顔にFがうっとりとしていた。28才。これは竜ちゃん。
(K)セットはみんなに乗せ、オバケ波が来て無理にそれを追いかけ、見事に撃沈して一番お気に入りのボードを折ったアジア系のレギュラーフッター39才。これは俺ね。
まあこんな人間観察をし、みんなの休日を邪魔しないように楽しんだ。
翌日からも同じように早朝カリチェで波遊び、潮が干くと、エストレオ・セントロに行く。このエストレオというのは黒砂遠浅の地形。それがびっしりと300m幅で決まり、柔らかな斜面と丸まった3角形の波先を見ているとまるで芸術品のように美しい。
ある朝、ハコとハモサの間の国道沿いにTERRAZAという一見リゾートホテルだが、あくまでもリゾート風味にとどめたという貧なモーテル調のホテルがある。ここの裏のブレイクをチェックしようと、ドライブウエイを走り、フロントを堂々と通り抜け、ささやかな中庭にある白人主義に陶酔したプールの向こう側に出ると、茶色い洞窟のような大バレルが爆発していた。たったひとりのサーファーが巨大バレルに吸い込まれ、長い時間をその中で費やし、遙か向こうから吹き出されていた。この波に魅せられフロリダから移住してきた元ASPサーファーのチャーリー・クーンだった。俺と竜ちゃんは目をみはり、ここに来た偶然に感謝し、ボードを抱えて沖に出た。河を従えた黒砂の砂浜が拡がっている。もう少しすると、熱したフライパンのように熱くなるのだろう。そして大岩が岬側に隆起しているテラザは地形が決まりやすく、クローズアウトしづらいビーチブレイクでその名を馳せている。竜ちゃんとチャーリー君(・クーンね)のバレルセッションが始まり、中央アメリカの妖気漂う浜を世界レベルのフィールドとした。今まで場所ばかりで竜ちゃんの波乗りについてあまり触れていなかったが、 漁師が一目置くという潜り技術、 鎌倉の斜面と、世界の波で鍛えたテクニックで師匠チャーリー君を驚かし、見物に来ていたコスタリカン、そしてフロリダサーファーにスパイスを与えていた。
このまま俺たちのこころの放牧は続き、神がかったこと、動植物にドラスティックな天候、楽しい友人達のことをこのまま書き続けたいのだが、枚数が多くなりすぎて誰も読まないだろうからここで終わることにする。そうだな、旅で大事なのは友と夕陽と波だなあ、ということを確かにしてくれた俺の30代最後の夏がこれで終わった。“Farewell.”
永遠の夏(とわのなつ) 遙か南の(はるかみなみの) 夢雫(ゆめしずく)
(了、4/7/06)
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プロフィール
名前:Naki 2009 または船木三秀
HP:NAKISURF
性別:男性
職業:専門職
趣味:海
自己紹介:
11年暮らしたカリフォルニアからノースハワイ島に住みかえ、毎日クオリティの高い波で波乗りをしています。
私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。
風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。
波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。
そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。
同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。
ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。
また、カリフォルニア州、サンクレメンテ発のサーフショップ『NAKISURF.COM』も運営しております。
こちらは長年培ったサーフ業界のコネクションを活かし、世界で一番誇れるWEB STOREを目指しておりますので、どうぞご覧になってください!
ぜひ!
どうぞよろしくお願いします。
私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。
風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。
波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。
そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。
同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。
ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。
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13ft 16sec @314(NW)_リアルイナリーズ崇拝者より_間隔は16分?_ピンボケ愛の日_長くなったリーシュ_サメ君でサーフ_D大先生のSF_2灯フラッシュ_津村隊長ありがとうございました!
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