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遅れに遅れたハワイアン航空。



なんとホノルルの乗り継ぎ20分前に到着し、遙か彼方のゲートまで走り、なんとかサンディエゴ便に搭乗でき、満員の通路側、しかも窓側の人が30分おきにトイレに行くという眠れない悲劇を乗り越え到着。

コールとロボ(ジョン・ロバートソン)とのミーティング待ち合わせはTストリートとなった。



霧でほとんど波は見えません。

腰胸くらいかな?
今日から南西うねりと聞いていたので拍子抜けしちゃいました。

すると、ロボのトラックがやってきたが、運転席を見ると彼ではなく、犬だった。



ロボの犬はこんなこともできるんだ、と褒めるとジョンは「ハハハ」と笑いながら「こいつはバクスターと言うんだ」と紹介された。



まだ生後5ヶ月のシーズーだそうで、丸い足が妙にかわいい。

ロボのトラックにはロボモデルが積まれていた。



少し遅れてAVISO王子ニックも到着。



しばらくよもやま話をし、波が見えなくちゃ仕方がないと朝食に向かう。



またバクスターが運転しているようだ。

フレンチ・メキシカンというフュージョン朝食屋では俺がベジタブル・ケセディア、



柳瀬がこのサンドウイッチを注文し



ロボはカッテージチーズ・プレート。

俺の飲み物は豆乳を温めてもらう。



朝食後、コールの待つシェイプ工場に行くと、コールはシェイプルームにいた。



そして、待ちに待った3Dデュープリケート後のファイヤーブレードをシェイプ中だった。



ロボと柳瀬の前で、最終的なシングルボンザーの位置、そしてテイルやフラットエリアの詳細を伝え、相談し、コール監督の下で詰めていく。



『ファイヤーブレード』

これは自分のデザインをコールによって形にしてもらったはじめてのサーフボード。


「まあ、調子がめちゃくちゃ良いか、最低かのいずれかだろうな」

とコールのコメントを受けながらエルサルバドルに持って行き、あらゆる波に乗ると、これは完璧に近いほど調子が良いサーフボードだった。

そんな感動を持ちかえり、それをコールに伝えると、3Dスキャンして、恒久的にこのデザインを閉じこめようということになった。

そして、初乗りから約5ヶ月経って、ここに複製を作り、それをさらに細かく調整する、というのはF1チームのドライバーになったような誇らしさがあり、さらにはそのマシンを一緒にデザインしているようでそれはまるでサーファーの夢がここにある。



もっと深い話をしたいので、このコーヒーショップではなく、続きはまた明日ゆっくり書きますね。

(おまけ)
俺の写真がサーファー誌のカバーに使われているというので、ランチタイムにサーファーマガジンに行き見本誌を見てきました。


フォトアシスタントエディターのJPと記念撮影。

(この号のことも後日詳しく書きます)
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サーファー宣言

以下の項目は、10月に行う「NAKISURFビーチパーティ&懇談会」へ向けての事前文書として討論に付されるべきものである。

1. サーファーは生の意味が問われるありとあらゆる場所で、反動的なイデオロギーと勢力、そして自然からのパワーに対して、あらゆる機会を捉えて対峙していかなければならない。
 
2. 誰であれその「NAKISURFビーチパーティ&懇談会」への帰属を単なる原則における一致の問題であるかのように考えることはできない。この意味するところは、参加者の活動の本質部分は共同で練り上げられた展望におき、よく統御された行動にとっての必要に一致しなければならないのです。

3. 創造の可能性は、個々のさまざまな芸術の感心によって知らされているる。
 
と書いていたら頭がおかしくなってきた。(笑)
最近、文章が変だ。

人の書いた文体が頭に入りすぎるのか、秋だからなのか、俺のスタイルはいま様々な文体に飛び火している。

まあそれはさておき、俺はこれからフライトを乗り継いでカリフォルニアはソルトクリークに向かいます。



そこで今週末行われるドノバンのスペシャルコンサートと、コズミッククリーク・チャレンジというのがあるので、それのオフィシャル撮影を依頼されたのです。


↑これは俺が撮ったエルサルバドル写真ですね。

コズミッククリーク・チャレンジは第一回から観戦していて、大好きなイベント。
みんながオールドサーフボードを持ち寄ってサーフするのです。
ゆったり、のんびりクルーズという緩いサーフィングが散らばる日々となりそう。

ドノバンの楽屋風景、ステージから撮ってここに掲載しますね。

ちょうどAVISO話で、コールとのミーティングがあったので都合が良いです。

それが終われば日本に飛び、冒頭の「NAKISURFビーチパーティ&懇談会」を関東のどこかで開催しようかと思います。

「真のパドリング講座」

「逆真会会合」

「AVISO試乗会」

「COLEファイヤーブレード品評&試乗」

「フォーカラットZライダー&コンセプトボード試乗」

「なんでもQ&A」

などなどをビーチに持ち込んだおにぎりなどと一緒に、と計画しています。

未決定ですが、10月最初の週、4日の土曜日を狙っています。

場所は千葉の太東付近かなあ。
それとも茨城?湘南?

詳しくは追ってここに掲示しますね。

みなさんお誘い合わせの上、どしどし参加ください!

参加費はもちろん無料です。



(おまけ)
エルサルバドルでも一緒だった。
ビラボンのジム・ケンプトンが「サーフィング」という本を出版した。



これはそのサイン会。
じつにうれしそうな顔をしている。
作家の晴れ舞台ですね。

彼とはソルトクリークで再会する約束もしています。

サーフィング専門の作家に会うのは、(英語使いでは)ジェイミー・ブリシック以来なので楽しみです。



(おまけ2)
なぜか持っているイチローさんのMLBルーキーイヤー(2001)のグローブ。



小さい頃からグローブ好きで、美津濃の硬式用の青カップ(わかる人いるかなあ?)が欲しかった。

けれど、小学4年生のおこづかいでは買えず(確か当時3万円だった記憶が)にスポーツ用品店のショーウインドーを見ながら「いつかはぼくも」と決意したことがあります。

その反動からか、大人になってから発作的にグローブ収集をしています。

「デレック・ジーターのゲーム使用」も911チャリティオークションで手に入れ、これはカリフォルニアから引っ越すときにきんちゃんに譲りました。



なぜこういうものが欲しくなるのか?

と自問すると、プロの持つ道具の迫力というか、その強く帯びている磁気が欲しく、それにうっとりとしたいのでしょうね。

それでは行ってきます!

まずはホノルルまで飛びます。



昨日、椎名さんの新刊「わしらは怪しい〜」を読んだと書いた。

釣りバカの俺としては、すばらしくもかなしく、そして登場人物のバカ度が高いこの釣行記に感銘を受けた。

しかも俺の一番好きな雑誌「つり丸」連載なのです。

で、写経ではないが、今日のブログは「椎名さん風昭和軽薄体進化版」を模写してみました。

題して

「男たちの波」

昨夜、サーフィンライフに送る原稿チェックを校正格のとおるに送り、「問題なし」のメールが来たので、ヨロコビに身を悶えさせながらビールを飲む。

最近禁酒気味で、酒を飲まなくなったおれにはたまに飲むビール、これが大変うまいとグビーと喉を鳴らす。

翌朝、いつものように夜が明ける前に目をさましたおれはメール、原稿仕事を片付けた。

その後怠慢な天気、つまり太陽がのぼらない朝がやってきて、さらにわしわしとメール仕事を続けていると携帯が鳴り、それは「フレちゃん」こと長老のフレディからだった。

「ワシはね、昨日闘牛でひとりでサーフしたんだよ。いい波だったなあ、だからね、今日も空いていると思うけど、行く?」

と言うではないか。

昨日はサーフを休んだ日で、そんなことになっていたとは!

「いきますいきます」

と携帯を置きながら、おれは悔しさで「ガルルルルルウ!」と叫んで火を吹きそうになった。

バカ化した脳に男の夢がしみこんでいく。

極度の興奮からか、誰かにもこの無人波があることを教えようと、初心者だが波乗り熱が異様に高いココに声をかけ、次にワイメアに住む日本語と英語を完璧に話すクレイグに発作的に電話をかけた。

「ゴホンゴホン、フナキさん、ワタシ風邪よー、それでね、昨日センセーにー相談に行ったのですヨ。ゴホゴホッ、するとですね、コーセーブッシツをいただきまして、サーフィングはしないほうがいい、と言うのでキョウハそれにシタガイマスね〜」

かくして、闘牛好きのクレイグは病欠となった。

まだ血走った目をしたおれは次にマイクに電話をかけた。

すると、「ロングボードサイズだろ?ショーンと30分後に行くよ」と返ってきた。

おお、これで5人となった!

おれのやりたかった「わしら狂った波乗り隊」の結成がジツゲンしたのだ、と一人うなづきつつ海に向かった。



闘牛岬到着。

路肩がここのオフィシャルな駐車場なのだが、すでに車が3台停まっていた。
ということは最少で3名のサーファーがいる計算となった。

おれの後ろには黄色いSUP(通称タチアガリ)を積んだ車があって、その横には見たことのある男が海に行く支度をしていた。

おれはひっそりとささやかに笑みを彼に発したが、無視されてしまう。

「誰もいない海」を期待してきたおれたちにとって、出鼻をくじかれた格好となったが、「こんなことで負けるおれではないぞ」とつぶやきながら、わっしとロングを持って浜に向かった。

クネクネと闘牛避けの柵を通り抜けて浜に向かって進む。

川を越えると波が見えた。

全体に波影薄く、風強く、汐悪く、人が多く、そして曇っている。

そして「タチアガリ」が5台もいる。

他のサーファーは3人。

「まあ空いているほうだ、入ろう入ろう」

と自らをなぐさめるように「おーし、えい、えい」とニーパドルで沖へ向かうと、なんとタチアガリ部隊はおれの好きなインサイドに陣取っているのではないか。

たまにやってくるせいぜい膝の高さしかないほどの波に、これだけの大人がよってたかって群がる、ということは悲しいが事実である。

が、しかし本日の目的は「波に乗る」ということなので、ぶつくさ言わずに彼らの奥のピークに陣取る。

波が小さいからかブレイクは浅瀬に移動していて、波待ちをするとリーフに足がついてしまうほどだった。

「ひええー危ないぞ」と言いながら少し沖に移動すると、ちょうどセット波が来た。

よーし!とボードをわっせわっせと漕ぎ、おれは波に乗った。

インサイドの速いセクションの向こうでは、明らかに波の足りていない、つまり供給率の低いのを受けたタチアガリがおれの波に漕いでいるのではないか。。

まだ一本目の波ということもあって、平和的におれは波から降りる。

昨夜読んだ本に「大人はあせらない」ということが書いてあったので、早速ここに実践したのだ。

ややあってマイクとショーン到着。
(椎名さん流ならば「ドレイ2名到着」となるのだが、ここにはドレイなどいないのだ)

セットがまた入る。

さっきの波を見たいつもいるタチアガリ族のデレックが、いつのまにかおれたちより奥に陣取っていて、奴がその波に乗っていく。

凶状鮫眼でそいつをギラリと睨むおれたち。

2本目も入り、ショーンが一番良い位置にいたので、「GO〜」と叫ぶが、パドル力の足りない彼にはその波に乗るには小さすぎた。

で、横にいたマイクがパドルを開始して、上手に波に乗っていった。

さすがシェーン&ギャビンの父であるな、と頷いていると、生粋のボストンレッドソックス・ファンのショーンが野球の話題を振ってきたので、しばしの四方山話。

オカジマのコントロールが戻ってきた、ダイスケーの今年はすばらしい、などと場違いなかんじの話題で盛り上がる。

我々は風で少し流されたので、オリジナル場所に戻るが、まったく波の気配がない。

おれはボードの上にすっくとタチアガリのように立ち上がり、水平線を見やったが、うねりの線はどこにもなかった。

風に乗り始めて、徐々にだが風下に進んでいく。

みすぼらしくも前進して、彼方前方のニイハウ島に一直線に向かっていくタチアガリスタイルのおれ。

どーだー!
とマイクを見ると、おれはすでにかなり沖に来ていて、鮫の恐怖を感じて全力の正しいパドリングを早回ししながら戻る。

長老フレちゃんがここで登場。

「くふふふふふ」

と含んだ笑いの長老は、「やっぱり昨日は昨日で今日は今日だな」と諸行無常なことを言う。

やはり世の存在と現実は、形も本質も同一性を保持することができないのだなあ、と難しくもありがたき教訓を受ける。

さすが長老ヨーダ、じゃなかったフレちゃんは涅槃寂静なのである。

おれのような煩悩の炎を燃やしまくっている男には、ここはわからないところだが、キリリとわかったふりの顔をする。

涅槃とは反対側にいるであろうおれは、敬うように長老を見ると、なんとギラリと後光がさしていた。

「ハハー、ご神体さま」

と言いそうになり、よく見るとその後光は、曇り空から覗く朝の太陽そのものだったのだ。

とまあ、こんなバカヤロ話を続け、ここに綴っていきたいのだが、正しく清廉な読者がそれを許してくれるわけはないので、椎名誠さん風はこれにておしまいとする。

がしかし、オロかなことにまたいつかこの続きを書くかもしれないので注意していただきたい。

二〇〇八年九月

秋となり もうすぐイナリーズ やってくる

シーナフナキ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(おまけ)
味平カレー続編です。



インド屋の切り札「ブラックカレー」に味平はどう立ち向かうのか?
という切り口で、後半がページ数が足りず、書ききれていないほど濃い内容となっている。

ノアが「ミルクカレーが食べたい」と言ってきたので、彼もこれを読んだことを知る。

これが料理漫画の元祖であり、長老です。
えー、波乗りはぁ、そのですね、意識のホットな斜面ともうしますかぁ、そのオートマティズム(自己噴出)を滑走させることで、ビーバップ革命が起きるわけでして、それを複数の層で重ねることによって、スピリチュアルな熱量が伝わるのです。

その民族性を基としまして、各々のサーフボードを沖に浮かべ、波に滑りながらレイルを波に傾けることで加速するわけです。

普遍的で保守的だった今までの趣味はこの愉しさによってぇ、えー粉々に打ち砕かれるのですぅ。

これを歴史で紐を解きますとぉ、『ナポレオンのウォータールー(ワーテルロー)の戦い』まで遡ることとなりましてぇ、「波乗り意識の革命」と「満領域に達した余暇」というテーゼがひとつにまとまることを実現したのですぅ。

さらには、その波に乗るという行為は関ヶ原の戦いと、ローマ革命への関連性は全くないもののー、プラトンがソクラテスに感じた「フィロソフィア(愛と知)」とは遠からず、セットが押し寄せてくると、雨の前の雲のように胃を重く取り巻きます。

この感覚はぁ、リーダース・ダイジェスト社刊、ヘイエルダール著の『コンチキ号漂流記』の黄色い本の冒頭にある「得体のしれない恐ろしさ」まで記憶を遡ることになります。

サーファーの持つ自律的領域の深層を精神面で見ますとぉ、社会的、立法的、その他イデオロギー的観念によって媒介される諸行動は沖に出ることと、波に乗ることはとてもフィジカルで分離不可能な賞賛されるべき分子を発する要素をなすのでありますぅ。

と、今日は東大は、本郷の大講堂(安田講堂)での講演でした。

相手は東大生なので、肩を張り、背伸びをしつつ波乗りを説明するにあたり、俺の知っている言葉をフルに使い、オーガニック系の論文風味で一気に話し終えた。

しかし、今回お集まりいただいた受講者には難解過ぎたのか、講堂一番奥に座ったきんちゃんとリリーさん、一平君とあっちゃん、そして高林さん、そして早川さんたちがなぜか音をさせないように拍手のふりをしていた。

「あれ?反応がないのはまずいな」と思い、

ではもっとスペクタクル化された波乗りストーリーを話そう、と思った瞬間に割れんばかりの拍手が起きた。

それはずっと続き、このまま舞台の裏に行こうと思っていたが、なかなか拍手が止まず、そして足が動かないでいたら

拍手は大雨の音だった、ことを理解しながら目を覚ました。

つまりそんな夢を見ていたのだった。

夢にしては難しいことを考えていたな、と思いながら波をチェックすると、「フラットから足首」というノースハワイにしては珍しいコンディションだった。

よーしそれなら「本日はノーサーフ」と決め込み、サーフィンライフに出稿するAVISO広告への原稿、

そして「なみある?」ムービー4本を一挙に編集していると、マイク・ベッシェンがショーンを連れて遊びに来た。



このマイクはシェーン&ギャビンで知られるベッシェン兄弟のお父さんである。

2年前に越してきて、家族づきあいをしている。

グッドサーファーで話が長いのが欠点と言えば欠点だが、それは長所でもあるのでナイスガイなのである。

ショーンはギャビンの妹のハズバンド(夫)で、シェーンたちにとっては義理の弟なのです。
生粋のボストン子で、レッドソックスを溺愛しているのも付け加えておきましょう。

先ほどレッドソックスがポストシーズン進出を決めたので、ショーンは手を叩いて帰っていきました。

さて、里帰りもつかのま、カビカのあっちゃんが長期の日本出張です。
リフエ空港まで送ってきました。

彼がCEOをしているイシハラマーケットのシャツがお似合いです。



大雨も上がってビューティフルな緑を発する山々。

この下に池があって、たくさん魚がいそうだなあ。



そういえば、カリフォルニアで乗ったコールのレトロフィッシュ5'2"の映像をYOUTUBEにアップしていてアナウンスするのを忘れていました。

いかにコールであろうと、懐古主義のアウトラインを扱うのはむずかしい、という典型です。

でも、レトロフィッシュを擁護するわけではないけど、このあいまいなほんわかした乗り味は懐古そのもので、時代に逆行するように後ろ向き、つまり逆真流をカメラ前で披露したのです。



旧い文化の全体性を着想させるスペクタクルなアウトライン。
それとはうらはらに乗ったとたんに醒めるのがこのデザイン。

ただ単に俺がテイルを踏んでいないだけなのかも、と反論を怖れてここで閑話休題。

この世に散らばるあらゆる事象へ、創作における欲求が増しはじめた。

〜の秋というわけなのであるが、「写真を撮る」という行為はそこから発生していて、しかし一度でも写真=作品を提供しようとすると、しばし支配的な業界における諸価値に参加させられる。

それをさせるべきか、それとも俺のリベラリズム(自由主義)を通すべきなのか、またはその融合には何を必要としているか、を考えていた。

終わることのない巡りめぐる疑問だが、近頃それがますます激しいものになってきた。

「まあ、俺はマーケットに感化されすぎだなあ」

と反省しながらランチタイムには、あっちゃんに買ってきていただいた椎名誠の「わしらは怪しい雑魚釣り隊」を読んで、そんなこんがらがってもつれた商業精神を初心に戻すべく、しばし読書で精神修行の旅に出た。



兄弟ドレイと長老P高橋の掛け合いがおもしろく、俺たちもこんな休日を過ごそうと計画しています。

日本に行ったときは第一弾として関東のどこかで主催したいです。

今日は祭日明けですね。

どうぞ良い日をお過ごし下さい!


カビカのあっちゃんとホワイトハウスに行きました。

波は小さく、なかなかこなかったけど、ふたりでのんびり波を待って、順番に乗りました。



あっちゃんのピストル4と、俺のピストル4と並べて「兄弟対決だあ」と言って気合いを入れるべく写真を撮りましたが、当のボードは陽に当たってのんびりしたものです。



風もなく、暖かな気候の中、あっちゃんが絶賛しているのはピストル4。



体重78kgのあっちゃんに合わせて、幅を出したのが功を奏したようで、ホワイトハウスはもちろん、闘牛岬、Jトロ、ソフトサンドまでの波をカバーした。



あっちゃんは低速系波の闘牛用にアクアノイドでチューニング。



もうどうやら新時代ですね。

サイズは

6'8"x19-1/4"x2-1/2"

というファイヤーフライ系のスペックですが、持つとなぜかミニガンのフォルム。

さすがコール、うまくまとめてストンと着地させましたね。



フレディが遊びに来て、JJのダブルエンダー(5'0")を見た途端、稲妻が走ったようで、お貸しすることになりました。

65才で、こんな革新的なサーフボードに乗るというオープンマインド。
頭が下がります。

アクアノイドも試したい、と言って2フィン用のあっちゃんと同様モデルを持って行きました。



そのフレディの車載冷蔵庫。



波乗り後に眠たくならないようにコーヒー2種。

がんがん波乗りするシニア、フレディはさすがにハードコアです。
ノースハワイは波が小さくなりました。



AVISOジョンのノースハワイ出張の最終日なので、恒例のホワイトハウスに行ってきました。



ジョン号(レンタカー)のトランクにはカビカのあっちゃんのピストル4の6'8"、ジョンのJJロケットフィッシュ6'6"、そして俺のBD3が入りました。


小さいながら楽しくサーフして、その後は恒例のかき氷屋に直行。



ダイエットに気合いを入れているジョンは、こうした低カロリーのものを異常に好むようだ。

それにしてもこのココナッツ味のかき氷はおいしい。

とカビカのあっちゃんもにっこにこ。

あっちゃんにしては故郷への里帰りだから喜びもひとしおですね。

空港に向かったジョンとお別れです。

さよなら〜!

それからノアとあっちゃんとで、ククイグローブ港に釣りに行きました。



ノアはこの「エショ(エソ)」を立て続けに10尾ほど釣り、俺はスローリトリーブのスプーンで釣ったヤガラが一匹だけ。

あっちゃんも苦戦していて、このヤガラのみが釣果。



今日の竿頭のノアにどうしてあんなに釣れたの?

と聞くと、

「竿を右、左と回して、何度か巻くのを止めたりしたんだよ」

と言うこと。

ノアはやはり小技を使っていましたね。

銘品マーク・ホワイトのルアーが泣いた日でした。

オフィスに戻り、なみある?動画の編集。

すると、ドノバンから電話があり、今オーストラリアにいるんだそう。
3日前までここにいたのに、動きが俊足だなあ。

と彼を想像していると、ギャベン・ベッシェンからも電話がかかってきて、しばらくのよもやま話。

今日のノースハワイは快晴、雨、また快晴といういつもの天気です。

そうだ、今日松坂さんの登板でMLB.COMで観戦していましたが、途中イチローさんの「日本記録」の話題を思い出し、語句検索すると、張本勲さんの「そんなの打っても参考記録だ」というコメントを発見しました。

俺も知らなかったのですが、張本さんはどうやらメジャー嫌いらしく、そのメジャー選手に自分の生涯安打記録(3085本)が破られることが憎たらしいそうです。

だからメジャーで打ったとしてもマスコミには「参考記録としろよな」と恫喝しているようです。

野球はリトルリーグはもちろん、草野球から、日本のプロ野球、そしてもちろんメジャーまで愛する俺にとっては、一番やっかいであるメジャーの投手から打った安打記録が認められないのはどうかな?

と感じるが、張本さんに代表される昔の人は、こういった技術格差を認めたくないのだから話は平行線になるのでしょうね。

当のイチローさんは「早く日本記録を打って張本さんに『喝』と言う」としており、これはなかなかおもしろいことになっています。

年功序列でこってこてのプロ野球しか知らない張本さんは今頃かっかしているでしょうね。

「記録は楽しく破られましょう。喝!」

と、最後は張本さんエピソードで今日は終了です。

松坂さんは快勝でした。

ブルージェイズを7回2安打で封じるってすごいな。

(おまけ)
先日、ここでお伝えしたINTソフトボードFISH初ライドの動画をアップしました。


昨日のブログはこちらです。




楽しい波乗り原点回帰をぜひ!
西日本を縦断した台風13号は、とうとう過ぎ去ったようですね。

最後は太平洋に出て、そこからは足早にという進路だったので、波はあんまりだったのかな?

キンチャンズのきんちゃんは地蔵裏で寝泊まりしたそうですが、大丈夫だったのかなあ?

と心配しているのはumi cafeの一平くんです。

さて、883回記念のトニー・ザタイガーの当選者発表です!

弊社柳瀬がご応募された方のお名前の書いた紙を伏せて置き、拾い上げて当選者を決めたようです。

そして、今回はこの14名がトニーをゲットしました。
元々は12名だったのですが、あまりの応募に個人用の中から2つを当選に回しました。

当選者さまで、お名前、ご住所、郵便番号がまだの方はどうぞ弊社のメールアドレス、shop@nakisuf.comまで送信ください。

その際は題名を「トニー当たりました!」としてください。

当選者は

☆竹内さん(メールから)

☆古川さん(メールから)

☆浅間さん(メールから)

☆寺中さん(メールから)

☆Kana Ohishiさん(メールから)

☆大神田さん(メールから)

☆ドニーさん (ブログコメントから)

☆ひげ〜〜〜81さん (ブログコメントから)

☆トメカレンさん (ブログコメントから)

☆kazuさん (ブログコメントから)

☆しんすけさん(なみある?コメントから)

☆ゆうさん(なみある?コメントから)

☆樋田さん(メールから)

☆山田さん (メールから)

です。

ありがとうございます!

こちらノースハワイでは、ずっと続いていた南うねりも収まり、昨日も乗ったINTフィッシュを使ってタンデムに挑戦してきました!



長さ5'10"



ソフトな憎い奴。
フィンもソフトで、センターに大きいのが一応ついているけど、ビヨーンって曲がっちゃうのであまり役には立っていないようです。(笑)



スポンジなので、柔らかで安心。
INTはこれにつきます。



他社との違いは剛性らしく、しっかりとしたターンができるのです。
そしてへこたれません。

フェイマス社のジェイミーもこっちでサーフスクールを経営していますが、このINTを100%使用しています。

1年毎日8時間使っても大筋には問題ないという耐久性。

さて、向かったのは闘牛岬。



同乗者はアニー(7才)。
彼女の体重が30kg。

俺の体重が62kgだから合わせて92kgだ!

で、いきなりピークからテイクオフ!

というか浮力が足りていないので、ここからしかテイクオフは不可能でした。



横にいた初心者であろう白いラッシュガードの人が驚いていました。(笑)

この切り立ったセクションはグラブレイルして耐えました。

きっとアニーの顔も引きつっていることでしょう。



カイラ(前)、ノアは後ろで逆真流ノーズライドをしています。



ノアの逆真流を見て、またあの白い人があんぐりしていますね。(笑)



タンデムのバランスに慣れてきたら普通に乗れるようになりました。
ノーズ寄りにアニーを置くのがコツです。

ふたりでにっこにこです。



お子さん、または友人、恋人、配偶者、ご両親、または親戚、他人とのコミュニケーションにいかがでしょうか?

ボードサイズを大きめにすれば、合計体重にもよりますが、大人ふたりが乗れるおもしろさです。

(おまけ)
新しいサーファーマガジンが届きました。

その中にはおまけとして、ドノバンのニューアルバムのサンプラーが入っていました!



あの日、ドノバンバンドのグルーヴががこの中に永遠に刻まれています。
最高!
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プロフィール
名前:Naki 2009 または船木三秀
HP:NAKISURF
性別:男性
職業:専門職
趣味:海
自己紹介:
 11年暮らしたカリフォルニアからノースハワイ島に住みかえ、毎日クオリティの高い波で波乗りをしています。

 私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。

 風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
 その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。

 波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。

 そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。

 同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。

 ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。

 また、カリフォルニア州、サンクレメンテ発のサーフショップ『NAKISURF.COM』も運営しております。

 こちらは長年培ったサーフ業界のコネクションを活かし、世界で一番誇れるWEB STOREを目指しておりますので、どうぞご覧になってください!

ぜひ!

 どうぞよろしくお願いします。
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