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昨日ズドンとサイズアップした北西うねりは少しサイズを落とした。
ブイを見ると、うねりは強まっているのだが、「進入角度がが北北西へと、たった5度程度変わっただけでブレイクにこれほど影響するのだなあ」って波の不思議さを科学させられた。
明日が最大日なのだが、角度がずれればさらに小さくなってしまうのだろうか?
サイズは下がっても大歓迎なのだが、北になればなるほど流れが強くなるので、波乗りにはむずかしくなる。
風も北東風でサイドオンショア、西に行けばこれがオフショアになるのだが、「逆もまた真なり」の逆真流にあやかり、風が落ち着くまではノーサーフと決意したところです。
動画を簡単ながら編集しアップしました。
吸い込まれるショアブレイクと、カイルのBD2&バットフィッシュのリミックス版サーフボードが映っています。
上にYOUTUBE画面が現れない方はこちらをクリックしてください。
(おまけ)
南側のセットで膝、という波を乗るノア↓
逆真少年部です。
「夕陽を見て楽しく波乗り」という修行でした。
ブイを見ると、うねりは強まっているのだが、「進入角度がが北北西へと、たった5度程度変わっただけでブレイクにこれほど影響するのだなあ」って波の不思議さを科学させられた。
明日が最大日なのだが、角度がずれればさらに小さくなってしまうのだろうか?
サイズは下がっても大歓迎なのだが、北になればなるほど流れが強くなるので、波乗りにはむずかしくなる。
風も北東風でサイドオンショア、西に行けばこれがオフショアになるのだが、「逆もまた真なり」の逆真流にあやかり、風が落ち着くまではノーサーフと決意したところです。
動画を簡単ながら編集しアップしました。
吸い込まれるショアブレイクと、カイルのBD2&バットフィッシュのリミックス版サーフボードが映っています。
上にYOUTUBE画面が現れない方はこちらをクリックしてください。
(おまけ)
南側のセットで膝、という波を乗るノア↓
逆真少年部です。
「夕陽を見て楽しく波乗り」という修行でした。
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カヒリ山というのが島の南側にあって、ここは何かと奇跡が起きる場所だという。
この島自体が奇跡的であって、海も奇跡のかたまりと感じる。
今日は予報通りサイズアップ。
北西から6〜8フィートが入っていて、北系の貿易風なので、メジャーブレイクは全滅。
とすると風が合う西が良く、トモチャンズで頭程度、イナリーズはドン深のためショアブレイクで頭ちょいの危険系。
ソフトサンドは流れが1分間で300mという危険なもので、こうなってくるとメジャーリーグベイを狙う。
メジャーリーグベイはトラッセルズや七里ヶ浜、御前崎のようなもので広いフィールドだ。
この中にプアケニケニ、2パームス、サテライトリーフ、サテライトインサイド、マリグロリーフが存在している。
今日はメインのサテライトリーフに行き、ダブル程度のライト波を巡航してきた。
長い斜面には俺とカイルだけ。
セットが来ると喰らわないように本気で逃げるのだが、カイルはわざとタイミングを遅らせてインパクトの衝撃を喜んでいた。
ハワイアン恐るべしである。
俺はそこまでの度胸も体力もない。
広く速い2セクションを抜けるとインサイドに入るのだが、ここは地形の関係で現在急浅となっているので、「吸い込み」が激しい。
絶対にここでキックアウトしなくてはならないのだが、いきなり掘れるので頃合いがむずかしい。
俺も例に漏れず一本思いきり吸い込まれ、そのまま上がってこないのかも?と怖くなるほど巻かれてしまった。
波の魅力と威力の両面を味わい、さらには自身の無力さを知った日である。
波乗りとはすばらしいのだなあ、と沖にいる間ずっと考えていたら細身のイルカが何頭も海面から空に舞っていた。
明日から3連休の週末ですね。
海で波乗り、または海岸散歩、夕陽ウオッチング、磯遊びできるといいですね。
どうぞ楽しんでください。
ソフトサンドでダブル、メジャーリーグベイで頭半の北西うねりが届いている。
これは少し前、日本を冷え込ませた低気圧のうねりで、とうとう冬のシーズン到来となったようだ。
明日はさらにサイズアップというので、いよいよイナリーズかと身構えている。
カイル・マリグロ社所有のステッカーマシンが壊れてしまい、その部品が来週火曜日に届くというので「逆真会」「波乗道」納品が少し遅れています。
オーダーしていただいた方、少々お待ちください。
きんちゃんが「イチローさんと落合さんの対談」をYOUTUBEリンクで送ってきてくれました。
なのですが、その派生バージョンで、「落合がカメラを壊した」というTVエピソードを見て、こういうの人間的にどうなのかなあ、とガッカリしてしまいました。
野球やスポーツに記録を残している人は、人間的にもすばらしいと思われがちだけど、この打撃の神様は練習中のカメラにいらつき「わざとカメラにボールをぶつけて壊してしまう」という暴挙に出ていたのだなあ、と悲しい思いをしました。
ここで学ぶのは技術では、「人格を高められない」ということです。
少年の頃、武道をやっていたんだけど、これも同じで武達者な人が人格もすばらしいのかというと、それは人それぞれで、いい人もいれば、悪人もいたので、技術修行と精神形成は違うラインにあるということを子供心に知った。
波乗りもそうでないことを祈りたいが、実際には上手な人ですばらしい人もいれば、そうでない人もいる。
海で遊ぶものだから、野球とか空手とは違うのでしょうが、基本的には似ていると思う。
昨日、昔の友人がこちらに来ていて、突然電話があった、
彼はコンピュータを接続するケーブルを探しているようで、それを売っているお店の場所を電話で聞かれたから丁寧に説明していたら、いきなりその興味を失ったようで、説明途中で
「その辺りで聞いてみますよ」
と返された。
「ああ、あと少しなのに」と丁寧に説明した自分を恥じた。
その行き方は簡単で、つまり曲がるところは1箇所で「その信号にバーガーキングがあるのですよ」と言うと、相手はそれ以上聞きたくなくなったようだ。
こういうのって悲しいもので、寝る前もずっとそのことを考えていた。
でも世の中には話を聞こうとする人と、聞かない人の2種類がいて、それは生き方に通じるものがあるのだと思う。
人生を深くするかしないかはこんな電話の受け答えにも現れているようで、それで考えると生き方も道なのだなあ、と感じる。
波乗りも道であり、それをどう進むのかで結果が変わると思う。
しっかりと考えながら波乗りすれば人格形成もできるだろし、そこに目を向けなければ何も変わらない。
波斜面を読むように人生を進んで行きたいなあ、と考えています。
これは少し前、日本を冷え込ませた低気圧のうねりで、とうとう冬のシーズン到来となったようだ。
明日はさらにサイズアップというので、いよいよイナリーズかと身構えている。
カイル・マリグロ社所有のステッカーマシンが壊れてしまい、その部品が来週火曜日に届くというので「逆真会」「波乗道」納品が少し遅れています。
オーダーしていただいた方、少々お待ちください。
きんちゃんが「イチローさんと落合さんの対談」をYOUTUBEリンクで送ってきてくれました。
なのですが、その派生バージョンで、「落合がカメラを壊した」というTVエピソードを見て、こういうの人間的にどうなのかなあ、とガッカリしてしまいました。
野球やスポーツに記録を残している人は、人間的にもすばらしいと思われがちだけど、この打撃の神様は練習中のカメラにいらつき「わざとカメラにボールをぶつけて壊してしまう」という暴挙に出ていたのだなあ、と悲しい思いをしました。
ここで学ぶのは技術では、「人格を高められない」ということです。
少年の頃、武道をやっていたんだけど、これも同じで武達者な人が人格もすばらしいのかというと、それは人それぞれで、いい人もいれば、悪人もいたので、技術修行と精神形成は違うラインにあるということを子供心に知った。
波乗りもそうでないことを祈りたいが、実際には上手な人ですばらしい人もいれば、そうでない人もいる。
海で遊ぶものだから、野球とか空手とは違うのでしょうが、基本的には似ていると思う。
昨日、昔の友人がこちらに来ていて、突然電話があった、
彼はコンピュータを接続するケーブルを探しているようで、それを売っているお店の場所を電話で聞かれたから丁寧に説明していたら、いきなりその興味を失ったようで、説明途中で
「その辺りで聞いてみますよ」
と返された。
「ああ、あと少しなのに」と丁寧に説明した自分を恥じた。
その行き方は簡単で、つまり曲がるところは1箇所で「その信号にバーガーキングがあるのですよ」と言うと、相手はそれ以上聞きたくなくなったようだ。
こういうのって悲しいもので、寝る前もずっとそのことを考えていた。
でも世の中には話を聞こうとする人と、聞かない人の2種類がいて、それは生き方に通じるものがあるのだと思う。
人生を深くするかしないかはこんな電話の受け答えにも現れているようで、それで考えると生き方も道なのだなあ、と感じる。
波乗りも道であり、それをどう進むのかで結果が変わると思う。
しっかりと考えながら波乗りすれば人格形成もできるだろし、そこに目を向けなければ何も変わらない。
波斜面を読むように人生を進んで行きたいなあ、と考えています。
Toru Saho
21:05
バレル波の乗り方ですが、チューブに入る為に、まずテイクオフのコツってありますか?
Mitsuhide Funaki
21:06
雨雲のおほへる月も胸の霧も、はらたにけりな秋の夕風
Toru Saho
21:06
すばらしい!!!
Mitsuhide Funaki
21:07
これは北条氏辞世の句です。
さて、本題です。
テイクオフはド・ピークから入るとだいたい降るので、ピークの少し30cmくらい後ろ、つまりほんのちょっと奥から入ります
Toru Saho
21:09
奥からですか?
Mitsuhide Funaki
21:09
そうでないと、浅すぎたりして、チューブに入れないことが多いのです
Toru Saho
21:11
テイクオフをして、バレルに入ろうとするとき、視線の先はどこを見ていますか?
Mitsuhide Funaki
21:11
バレル曲線の上側です。
そうでないとラインが下に行ってしまい、リップにつぶされてしまうのです。
Toru Saho
21:13
上側を見ることで身体を導くのですね。
それではバレル内でポジショニングをコントロールするコツを教えてください。
Mitsuhide Funaki
21:14
それもやはり上に上にです。
下には簡単に下がれるので上に上がるようにしています。
Toru Saho
21:15
バレル内にとどまりながら、速度のコントロールはどのようにしますか?
Mitsuhide Funaki
21:16
速く速くで、留まりたいときは、ひじでとか手のひらで壁を触り減速します。
Toru Saho
21:18
ボードの上を移動することではどうでしょうか?主に腕でのコントロールですか?
Mitsuhide Funaki
21:18
弱いチューブならノーズに行ったりもできるのですが、バレルなので強烈一瞬なので、スタンスを決めたらもうほとんど動けません。
Toru Saho
21:20
お客様のリアクションがすごいBD2ですが、トランクボードって実はどうなんですか?
あのボードサイズで、本当に波に乗れるんですか?
Mitsuhide Funaki
21:21
実は俺も乗って驚いたのですが、速く軽く鋭くかわいく、持ち運びも楽だし、未来のサーフボードは間違いなくこの形だろうと思っています。
Toru Saho
21:22
じっさい手に取って乗ってみるまでは、疑問視されている人も多いと思います。
Mitsuhide Funaki
21:23
膝サイズでボトムターンしてオフザリップができるボードってあれくらいです。
でも、疑問視はある意味しょうがないと思っています。
そういう人はメインストリームになったら乗ってくれるのだろうし、そんなに万人に受けるデザインだとは思っていないのです。
それにあまり流行ると今持っている人がヤキモチ焼いちゃうかも。
その位奇天烈なボードなのです。
Toru Saho
21:23
うんうん、そうですね.
では、今すごい反響の逆真会ですが、これは以前からあたためていたものなんですか?
Mitsuhide Funaki
21:25
まず私の会社名を見てもらうとわかるのですが、これはUPSIDE DOWN=逆さまという名前なんです。
そこから逆真会のルーツが見てとれます。
創立は1994年なので創立14年ですね。
とすると逆真会を14年間温めてきたとも思えます。
Toru Saho
21:26
会則を読んだ時に、船長の生き方を文字にしたらこうなった、というわかりやすさで、それがすばらしいと思っていました。
Mitsuhide Funaki
21:27
混雑や、HOW TOに痛んでいる魂のサーファーたちに「自由にやりましょう」これもまた正しい波乗り道なのですよ、と知らせたかったのです。
Toru Saho
21:28
なるほど。
これほどの反響は予想していましたか?
かかっていたもやが晴れたような反応だったと感じます。
Mitsuhide Funaki
21:29
いえ、ここまでみなさんが共感してくれるとは全く思っていなかったです。
Toru Saho
21:31
支部長に立候補された人はみなさん楽しんでますね。
Mitsuhide Funaki
21:31
そこなんですよ。
もう会則で「模範となる行動、言動」とあるので、それが満たせる人は支部長になってご自身のために波乗道を全うされる、という姿がこちらからもよく見えます。
夕陽を見ながら、情熱を再確認しているのが。
Toru Saho
21:33
そうですね。
すばらしいサーファー像ですね。
では、これから寒い冬ですが、
寒い海の中での波乗りを、船長はどのようにして過ごされてました?
Mitsuhide Funaki
21:35
入る前に体を温め、暗くなってきて人が空いた時に一気に入り、限定5本乗って終了とか、
Toru Saho
21:35
短!
Mitsuhide Funaki
21:35
アンダーウエットを着込んで長時間やったりとか、
お湯を石油タンクで持っていき、それを毛布でくるんでおいて、上がってから体を溶かしていました。
Toru Saho
21:37
冬の波乗りは好きでしたか?
Mitsuhide Funaki
21:38
本当に波乗りが好きだったので、温度にこだわらず「かけ」も「冷やし」も大好きでしたよ。
Toru Saho
21:43
Z1サーフスーツのリーシュスリットやカーゴポケットのアイデアは以前からあったんですか?
Mitsuhide Funaki
21:44
リーシュスリットの案は以前からありました。
Toru Saho
21:45
キッカケなどは?着脱を容易にすることからですか?
Mitsuhide Funaki
21:45
リーシュをウエットの裾から出したかったのです。
それでベルクロを思いついたら着脱や水進入に対してとても良いと気づいたのです。
Toru Saho
21:47
サンプル1号から進化して、で僕も2号テストしてみてこれはすばらしいと思いました。
最後に取材や仕事を一切抜きにして、今いちばん旅をしてみたいと思う場所はどこですか?海や山、月やアンタレスも含めて。
Mitsuhide Funaki
21:53
アンタレスいいなあ。
俺はそうしたらどこに行くだろう?
屋久島かなあ
Toru Saho
21:54
屋久島!
Mitsuhide Funaki
21:54
そうです。
やはり屋久島に行き、 温泉にこもるのかもなあ。
Toru Saho
21:54
海辺の温泉ですか?いろいろな?
Mitsuhide Funaki
21:57
そうだ、口永良部島の温泉もいいなあ。
行ったことないから実際にはわからないけど、「とても行きたい」そんな気がしています。
Toru Saho
21:57
それはなぜ?
Mitsuhide Funaki
21:58
そこの寝待温泉に行きたいです。
直感的に出てきました。
前世は口永良部島で釣りをしていた気がします。
Toru Saho
21:50
ありがとうございました
Mitsuhide Funaki
22:00
こちらこそ、ありがとうございました。
おやすみなさい、にっこにこ!
21:05
バレル波の乗り方ですが、チューブに入る為に、まずテイクオフのコツってありますか?
Mitsuhide Funaki
21:06
雨雲のおほへる月も胸の霧も、はらたにけりな秋の夕風
Toru Saho
21:06
すばらしい!!!
Mitsuhide Funaki
21:07
これは北条氏辞世の句です。
さて、本題です。
テイクオフはド・ピークから入るとだいたい降るので、ピークの少し30cmくらい後ろ、つまりほんのちょっと奥から入ります
Toru Saho
21:09
奥からですか?
Mitsuhide Funaki
21:09
そうでないと、浅すぎたりして、チューブに入れないことが多いのです
Toru Saho
21:11
テイクオフをして、バレルに入ろうとするとき、視線の先はどこを見ていますか?
Mitsuhide Funaki
21:11
バレル曲線の上側です。
そうでないとラインが下に行ってしまい、リップにつぶされてしまうのです。
Toru Saho
21:13
上側を見ることで身体を導くのですね。
それではバレル内でポジショニングをコントロールするコツを教えてください。
Mitsuhide Funaki
21:14
それもやはり上に上にです。
下には簡単に下がれるので上に上がるようにしています。
Toru Saho
21:15
バレル内にとどまりながら、速度のコントロールはどのようにしますか?
Mitsuhide Funaki
21:16
速く速くで、留まりたいときは、ひじでとか手のひらで壁を触り減速します。
Toru Saho
21:18
ボードの上を移動することではどうでしょうか?主に腕でのコントロールですか?
Mitsuhide Funaki
21:18
弱いチューブならノーズに行ったりもできるのですが、バレルなので強烈一瞬なので、スタンスを決めたらもうほとんど動けません。
Toru Saho
21:20
お客様のリアクションがすごいBD2ですが、トランクボードって実はどうなんですか?
あのボードサイズで、本当に波に乗れるんですか?
Mitsuhide Funaki
21:21
実は俺も乗って驚いたのですが、速く軽く鋭くかわいく、持ち運びも楽だし、未来のサーフボードは間違いなくこの形だろうと思っています。
Toru Saho
21:22
じっさい手に取って乗ってみるまでは、疑問視されている人も多いと思います。
Mitsuhide Funaki
21:23
膝サイズでボトムターンしてオフザリップができるボードってあれくらいです。
でも、疑問視はある意味しょうがないと思っています。
そういう人はメインストリームになったら乗ってくれるのだろうし、そんなに万人に受けるデザインだとは思っていないのです。
それにあまり流行ると今持っている人がヤキモチ焼いちゃうかも。
その位奇天烈なボードなのです。
Toru Saho
21:23
うんうん、そうですね.
では、今すごい反響の逆真会ですが、これは以前からあたためていたものなんですか?
Mitsuhide Funaki
21:25
まず私の会社名を見てもらうとわかるのですが、これはUPSIDE DOWN=逆さまという名前なんです。
そこから逆真会のルーツが見てとれます。
創立は1994年なので創立14年ですね。
とすると逆真会を14年間温めてきたとも思えます。
Toru Saho
21:26
会則を読んだ時に、船長の生き方を文字にしたらこうなった、というわかりやすさで、それがすばらしいと思っていました。
Mitsuhide Funaki
21:27
混雑や、HOW TOに痛んでいる魂のサーファーたちに「自由にやりましょう」これもまた正しい波乗り道なのですよ、と知らせたかったのです。
Toru Saho
21:28
なるほど。
これほどの反響は予想していましたか?
かかっていたもやが晴れたような反応だったと感じます。
Mitsuhide Funaki
21:29
いえ、ここまでみなさんが共感してくれるとは全く思っていなかったです。
Toru Saho
21:31
支部長に立候補された人はみなさん楽しんでますね。
Mitsuhide Funaki
21:31
そこなんですよ。
もう会則で「模範となる行動、言動」とあるので、それが満たせる人は支部長になってご自身のために波乗道を全うされる、という姿がこちらからもよく見えます。
夕陽を見ながら、情熱を再確認しているのが。
Toru Saho
21:33
そうですね。
すばらしいサーファー像ですね。
では、これから寒い冬ですが、
寒い海の中での波乗りを、船長はどのようにして過ごされてました?
Mitsuhide Funaki
21:35
入る前に体を温め、暗くなってきて人が空いた時に一気に入り、限定5本乗って終了とか、
Toru Saho
21:35
短!
Mitsuhide Funaki
21:35
アンダーウエットを着込んで長時間やったりとか、
お湯を石油タンクで持っていき、それを毛布でくるんでおいて、上がってから体を溶かしていました。
Toru Saho
21:37
冬の波乗りは好きでしたか?
Mitsuhide Funaki
21:38
本当に波乗りが好きだったので、温度にこだわらず「かけ」も「冷やし」も大好きでしたよ。
Toru Saho
21:43
Z1サーフスーツのリーシュスリットやカーゴポケットのアイデアは以前からあったんですか?
Mitsuhide Funaki
21:44
リーシュスリットの案は以前からありました。
Toru Saho
21:45
キッカケなどは?着脱を容易にすることからですか?
Mitsuhide Funaki
21:45
リーシュをウエットの裾から出したかったのです。
それでベルクロを思いついたら着脱や水進入に対してとても良いと気づいたのです。
Toru Saho
21:47
サンプル1号から進化して、で僕も2号テストしてみてこれはすばらしいと思いました。
最後に取材や仕事を一切抜きにして、今いちばん旅をしてみたいと思う場所はどこですか?海や山、月やアンタレスも含めて。
Mitsuhide Funaki
21:53
アンタレスいいなあ。
俺はそうしたらどこに行くだろう?
屋久島かなあ
Toru Saho
21:54
屋久島!
Mitsuhide Funaki
21:54
そうです。
やはり屋久島に行き、 温泉にこもるのかもなあ。
Toru Saho
21:54
海辺の温泉ですか?いろいろな?
Mitsuhide Funaki
21:57
そうだ、口永良部島の温泉もいいなあ。
行ったことないから実際にはわからないけど、「とても行きたい」そんな気がしています。
Toru Saho
21:57
それはなぜ?
Mitsuhide Funaki
21:58
そこの寝待温泉に行きたいです。
直感的に出てきました。
前世は口永良部島で釣りをしていた気がします。
Toru Saho
21:50
ありがとうございました
Mitsuhide Funaki
22:00
こちらこそ、ありがとうございました。
おやすみなさい、にっこにこ!
少し前にここで「ブラックダイヤモンドの亜流デザイン募集」としたら合計32デザイン届きました。
奇しくも32=サーフとは不思議だなあ、とほんのりしています。
ありがとうございます。
デザイン数では現在グンゼさんがトップです。
そしてS県A市の佐藤さんのコンセプトがすばらしく良くて驚きました。
今日届いた同じく静岡県はF市、さらに同じ名字佐藤さんのアイディアに瞠目してしまった。
これには目が覚めたというか、動悸が激しくなった。
あまりにもすごいのでここに掲載します。
もしかしたら駅前でもらえてしまう。。のですね。
もう一度見てうなり、さらに考えると深い螺旋の溝に落ちていった。
今、俺は携帯サイト「なみある?」でサーフボード講義をしているのだが、これを見た途端、やる気がなくなってしまった。(笑)
さてさて、波乗道逆真会人気は衰えることなく、メールがたっぷりと週末に届き、開会最初の週を終えた。
みなさんはステッカー希望をされているようで、そこで各地師範用「支部長セット」を作ってみました。
これには
1.逆真会ステッカー2枚(黒1、白1)
2.波乗道ステッカー3枚(黒2、白1)
3.ぜひステッカー1枚
4.ありがとうステッカー1枚
5.にっこにこステッカー1枚
6.すてきステッカー1枚
の9枚セットです。
これに加え、逆真会15箇条の支部長証をお付けして、
こちらは印刷代と送料のみの32ドルでお分けしいたします。
(これもサーフ=32です。偶然が重なる日ですね)
なお、全てのステッカーはボードに貼ることができる「カットアウトステッカー」です。
師範、または支部長希望者は、下記のメールアドレスまで
(shop@nakisurf.com)
お名前、ご住所、郵便番号を送ってください。
地区もお願いします。
さらにこのNAKISURFからこれからの各支部長さんへのサービスとして、
「新イーグルNAKISURFステッカー」の太陽と平和セット2枚(黒1、白1)をお付けします。
この機会に初販売するNAKISURFステッカーセットをぜひ!
奇しくも32=サーフとは不思議だなあ、とほんのりしています。
ありがとうございます。
デザイン数では現在グンゼさんがトップです。
そしてS県A市の佐藤さんのコンセプトがすばらしく良くて驚きました。
今日届いた同じく静岡県はF市、さらに同じ名字佐藤さんのアイディアに瞠目してしまった。
これには目が覚めたというか、動悸が激しくなった。
あまりにもすごいのでここに掲載します。
もしかしたら駅前でもらえてしまう。。のですね。
もう一度見てうなり、さらに考えると深い螺旋の溝に落ちていった。
今、俺は携帯サイト「なみある?」でサーフボード講義をしているのだが、これを見た途端、やる気がなくなってしまった。(笑)
さてさて、波乗道逆真会人気は衰えることなく、メールがたっぷりと週末に届き、開会最初の週を終えた。
みなさんはステッカー希望をされているようで、そこで各地師範用「支部長セット」を作ってみました。
これには
1.逆真会ステッカー2枚(黒1、白1)
2.波乗道ステッカー3枚(黒2、白1)
3.ぜひステッカー1枚
4.ありがとうステッカー1枚
5.にっこにこステッカー1枚
6.すてきステッカー1枚
の9枚セットです。
これに加え、逆真会15箇条の支部長証をお付けして、
こちらは印刷代と送料のみの32ドルでお分けしいたします。
(これもサーフ=32です。偶然が重なる日ですね)
なお、全てのステッカーはボードに貼ることができる「カットアウトステッカー」です。
師範、または支部長希望者は、下記のメールアドレスまで
(shop@nakisurf.com)
お名前、ご住所、郵便番号を送ってください。
地区もお願いします。
さらにこのNAKISURFからこれからの各支部長さんへのサービスとして、
「新イーグルNAKISURFステッカー」の太陽と平和セット2枚(黒1、白1)をお付けします。
この機会に初販売するNAKISURFステッカーセットをぜひ!
火が上に向かって燃えるように、自由というのもまた上に昇っているように感じる。
でもよく考えると、自由なのだから下るのも勝手で、横に行こうが、縦横無尽にどこに行こうといいのが自由。
私たちにとって、いったい何が自由なのかを考え、自由に関するキーワードを拾うことにしてみた。
「休息」「安らぎ」「時間」「奔放」「夜明け」「無人」「空」「好」「風」「ひろがり」「鳥」「美酒」「瞑想」「休」「極楽」「自在」。
こうして書きだしてみると、自由という言葉を連想させる言葉は思っていたより少なく、しかも実に色々な要素が絡み合わないと難しい、と気づいた。
自由とは青空に浮かぶ雲のように無限にあるものだと思っていたのだが、年齢を重ね、学校に行くようになり、仕事に就き、その責任と比例しながら自由が少なくなった。
そこで、たくさんの自由が欲しく、退職するとする。そして時間的な自由を得る。しかし、その後「好きな場所に行けない」とか、「欲しい物が買えない」、「好きなことができない」、「好きなものが食べられない」等と金銭的な不自由がやってきます。
それが自由?大きな自由を求めたのに、自由でなくなってしまった典型です。
海人(うみじん)の自由=フリーダムとはいったいなんだろう?
「すべからく美酒をもって生涯をおくるべし」
とは、詩人としての最高位の『詩聖』という呼称で知られる杜甫(とほ、712年-770年)の詩だが、それを想像してみると、浮世絵の中に浮かぶ夕陽のようにやさしくゆったりとした気持ちとなる。
「自分の望むフリーダムを手に入れよう」というスローガンでこのまま書き進めてみる。
(人々の項)
すばらしき人、不良なる男たち、ハードボイルド、稲妻なる生き方、夢実践型、それぞれの個性的な生活、成功者はそれをかぎつけるのがうまいのか、または才能なのか、それぞれの光り輝く「自由」を手に入れている。
ドノバン・フランケンレイターは『FREE=自由』なる曲のソングライターで、世界にその自由な気持ちを歌い伝えている。
で、「自由って何?」とドノバンに聞くと、「自由とは夢を容れるための器さ」と言った。
彼の書いた『FREE』という詩を読むと、ここにも「空」「夜明け」「風」「こころ」としたためられて、詩の最後には「自由は気持ちいいものですよ」と着地させている。
この詩は、広々としたラグナ峡谷に建てられた彼の自宅で書いたものだ。彼が詩を書いていた風景を思い浮かべてみると、こころがゆるやかになってきた。
自由は環境を作り、環境は自由を作る。
しかし、すばらしい環境の中、自由になれず、そこにはまりこんでいる人たちも知っている。
それぞれの空間に潜む自由の粒子をうまくコントロールし、それを表現しなくては自由はやってこないことがよくわかる。
「VIVA自由人!」
つまり、その方法を会得した人たちはいつも笑っている。
社会的なことなんて何もいらない。
自分のために自由を勝ち取るのだ。
(鳥の項)
「世の中は食うて かせいで 寝て 起きて さてその後は死ねるばかりぞ」
と詠んだのはトンチの一休さんで知られる一休宗純(いっきゅうそうじゅん、1394-1481)で、世の実をほれぼれと説いている。
話は変わるが、鳥が好きでたまらない。鳥の写真はもちろんのこと、鳥の絵を描くと、一瞬鳥の気持ちとなり、この世を俯瞰(ふかん)位置で捉えることができる。でもその浮遊感は想像にしか過ぎず、やはり鳥がうらやましいな、と思う。
鳥のようにしがらみもなく、いざとなると飛んでいってしまうのが、いさぎよくて自由の象徴なんだろうな。
でも鳥を追いかければ自由になれるのだろうか?
とも自問してみる。
鳥に学ぶ自由だね。
(親子の項)
理想的な調和社会・階級闘争のないユートピアの実現を目指して、「新しき村」を建設した武者小路実篤(むしゃこうじさねあつ、1885-1976)は、「桃栗三年柿八年 だるまは九年 俺は一生」
という語録を残しているが、現代の自由人はそのくらいの気迫と根性がないと自由ではいられないはずだ。
子供は自由のかたまりだろう。
好きなことをし、会社も学校もなく、責任もない。
大人から見るとたまらなく子供はいいなあ、と思うのだが、子供の頃は早く大人になって、親に気兼ねせずに自由に遊びたかったことを覚えている。
閑話。
「隠棲」という言葉があるが、英語では脱落という意味と同じドロップアウトと訳される。
隠棲するのは自由という名の羽根だと感じるが、いざ自分がやろうとすると、かなりの体力と、企画力がいることに気づく。
なので、隠棲イコール「自由」とは言いがたい。
話は大きく飛躍するが、私たちを受け止めている宇宙は、誕生から四十六億年が経過しているという。
そこで、その広く深い宇宙は自由なのか?と問えば、「暗」「寒」「熱」「真空」という理由で、人類にとってはこの地球以外はとても不自由な場所となる。
その宇宙、つまり空を見上げ、両手を合わせ「神様、私を自由にしてください」とお願いしても、自由はやってこないことを俺はよく知っている。
時には大きな自由を求めて、自由という名の迷路に迷いこんでしまうこともある。
その迷路に入らないようにするためには両手両足を伸ばす、たっぷりの空気を吸い込む、好きなだけ寝る、好きなものを食べる、好きなことをする、好きな場所に行く、好きな波に乗る、というどこにでもいくらでも散らばる幸せを知ることだ。
それらをかき集め、企画し、実行して自分自身を自由人と名乗るのか、変な常識にとらわれて押し込められた毎日を牢屋生活とするのかは、自身で決定することだろう。
(波乗りの項)
体ひとつで沖に出ることは、世間からの逃避であることがわかる。
日常を断ち切り、携帯さえ届かないという環境で、海と遊ぶことが自由につながる身近なトンネルなんですね。
波乗りをすると、とても自由な気持ちになります。
どうしてそんな気持ちになれるのかを考えてみると、「空の拡がり」「海が広いから」「海のエネルギーに触れるから」「夕陽のやさしさ」と、自然からの印象を受けた理由が挙がってきます。
特に波乗りに身を投じた初期の段階では、その感じられる印象が跳躍しているようで、溢れる感動にその身を浸せることでしょう。
ですが、波乗りに長く関わってくると、廻りから、またはメディアからの「意見」や「哲学」、「レッスン」はたまた「トレーニング」、「生き方」、「考え方」、「技術」、「ファッション」という教育や押しつけがどこかからやってきて、その感動を奪い取ろうとします。そんな表面的なことを言う知人や、それのみを書いたHOW TO本なんて絶交、またはリサイクル箱に捨ててしまえ、と言ってみたいのだが、なかなかそんなことをできない自分を知っている。
(無人波の項)
自由と波乗りは宗教と似ている。
信じる者は救われる。
海を信じる俺たちは今日も海に出て、散らばった自由のかけらを吸い込み、それを熟成させ、スーベニア(souvenir=記念品)として持ち帰り、明日への糧とする。
それができない者はあの正体のない不安に全身を浸食されていくのだろう。
沸きあがる情熱は自由の化身であり、それを受け止める海というのは偉大な自由の権化である。
時にやさしく、時に厳しく、大きな器で全てを包み、受け止め、誕生させる。
燦爛なる夕陽を通過し、清浄なる夜が押し寄せて来ると、その自由の粒がコーラの泡のように無数に湧きたち消えていく。
消えて行くのだが、自身に深く刻み込まれた自由は、朝が来ればひょいと戻ってくるという確信がある。
海人としての誇りと艶を「楽しむ」という達観でコーティングすると、こんな化学反応を起こし、生きていく上での奇跡のエッセンスとなる。
ささやかなものだが、人生を彩る豊かな燃料となるのが自由なのです。
わが母は、「人生はあなたの心次第」と教えてくれました。
運や幸せ、そして今回のテーマである「自由」は、その字の通り自らを導き、また自らを導くものなのでしょう。■
(初出誌『海楽2007』)
でもよく考えると、自由なのだから下るのも勝手で、横に行こうが、縦横無尽にどこに行こうといいのが自由。
私たちにとって、いったい何が自由なのかを考え、自由に関するキーワードを拾うことにしてみた。
「休息」「安らぎ」「時間」「奔放」「夜明け」「無人」「空」「好」「風」「ひろがり」「鳥」「美酒」「瞑想」「休」「極楽」「自在」。
こうして書きだしてみると、自由という言葉を連想させる言葉は思っていたより少なく、しかも実に色々な要素が絡み合わないと難しい、と気づいた。
自由とは青空に浮かぶ雲のように無限にあるものだと思っていたのだが、年齢を重ね、学校に行くようになり、仕事に就き、その責任と比例しながら自由が少なくなった。
そこで、たくさんの自由が欲しく、退職するとする。そして時間的な自由を得る。しかし、その後「好きな場所に行けない」とか、「欲しい物が買えない」、「好きなことができない」、「好きなものが食べられない」等と金銭的な不自由がやってきます。
それが自由?大きな自由を求めたのに、自由でなくなってしまった典型です。
海人(うみじん)の自由=フリーダムとはいったいなんだろう?
「すべからく美酒をもって生涯をおくるべし」
とは、詩人としての最高位の『詩聖』という呼称で知られる杜甫(とほ、712年-770年)の詩だが、それを想像してみると、浮世絵の中に浮かぶ夕陽のようにやさしくゆったりとした気持ちとなる。
「自分の望むフリーダムを手に入れよう」というスローガンでこのまま書き進めてみる。
(人々の項)
すばらしき人、不良なる男たち、ハードボイルド、稲妻なる生き方、夢実践型、それぞれの個性的な生活、成功者はそれをかぎつけるのがうまいのか、または才能なのか、それぞれの光り輝く「自由」を手に入れている。
ドノバン・フランケンレイターは『FREE=自由』なる曲のソングライターで、世界にその自由な気持ちを歌い伝えている。
で、「自由って何?」とドノバンに聞くと、「自由とは夢を容れるための器さ」と言った。
彼の書いた『FREE』という詩を読むと、ここにも「空」「夜明け」「風」「こころ」としたためられて、詩の最後には「自由は気持ちいいものですよ」と着地させている。
この詩は、広々としたラグナ峡谷に建てられた彼の自宅で書いたものだ。彼が詩を書いていた風景を思い浮かべてみると、こころがゆるやかになってきた。
自由は環境を作り、環境は自由を作る。
しかし、すばらしい環境の中、自由になれず、そこにはまりこんでいる人たちも知っている。
それぞれの空間に潜む自由の粒子をうまくコントロールし、それを表現しなくては自由はやってこないことがよくわかる。
「VIVA自由人!」
つまり、その方法を会得した人たちはいつも笑っている。
社会的なことなんて何もいらない。
自分のために自由を勝ち取るのだ。
(鳥の項)
「世の中は食うて かせいで 寝て 起きて さてその後は死ねるばかりぞ」
と詠んだのはトンチの一休さんで知られる一休宗純(いっきゅうそうじゅん、1394-1481)で、世の実をほれぼれと説いている。
話は変わるが、鳥が好きでたまらない。鳥の写真はもちろんのこと、鳥の絵を描くと、一瞬鳥の気持ちとなり、この世を俯瞰(ふかん)位置で捉えることができる。でもその浮遊感は想像にしか過ぎず、やはり鳥がうらやましいな、と思う。
鳥のようにしがらみもなく、いざとなると飛んでいってしまうのが、いさぎよくて自由の象徴なんだろうな。
でも鳥を追いかければ自由になれるのだろうか?
とも自問してみる。
鳥に学ぶ自由だね。
(親子の項)
理想的な調和社会・階級闘争のないユートピアの実現を目指して、「新しき村」を建設した武者小路実篤(むしゃこうじさねあつ、1885-1976)は、「桃栗三年柿八年 だるまは九年 俺は一生」
という語録を残しているが、現代の自由人はそのくらいの気迫と根性がないと自由ではいられないはずだ。
子供は自由のかたまりだろう。
好きなことをし、会社も学校もなく、責任もない。
大人から見るとたまらなく子供はいいなあ、と思うのだが、子供の頃は早く大人になって、親に気兼ねせずに自由に遊びたかったことを覚えている。
閑話。
「隠棲」という言葉があるが、英語では脱落という意味と同じドロップアウトと訳される。
隠棲するのは自由という名の羽根だと感じるが、いざ自分がやろうとすると、かなりの体力と、企画力がいることに気づく。
なので、隠棲イコール「自由」とは言いがたい。
話は大きく飛躍するが、私たちを受け止めている宇宙は、誕生から四十六億年が経過しているという。
そこで、その広く深い宇宙は自由なのか?と問えば、「暗」「寒」「熱」「真空」という理由で、人類にとってはこの地球以外はとても不自由な場所となる。
その宇宙、つまり空を見上げ、両手を合わせ「神様、私を自由にしてください」とお願いしても、自由はやってこないことを俺はよく知っている。
時には大きな自由を求めて、自由という名の迷路に迷いこんでしまうこともある。
その迷路に入らないようにするためには両手両足を伸ばす、たっぷりの空気を吸い込む、好きなだけ寝る、好きなものを食べる、好きなことをする、好きな場所に行く、好きな波に乗る、というどこにでもいくらでも散らばる幸せを知ることだ。
それらをかき集め、企画し、実行して自分自身を自由人と名乗るのか、変な常識にとらわれて押し込められた毎日を牢屋生活とするのかは、自身で決定することだろう。
(波乗りの項)
体ひとつで沖に出ることは、世間からの逃避であることがわかる。
日常を断ち切り、携帯さえ届かないという環境で、海と遊ぶことが自由につながる身近なトンネルなんですね。
波乗りをすると、とても自由な気持ちになります。
どうしてそんな気持ちになれるのかを考えてみると、「空の拡がり」「海が広いから」「海のエネルギーに触れるから」「夕陽のやさしさ」と、自然からの印象を受けた理由が挙がってきます。
特に波乗りに身を投じた初期の段階では、その感じられる印象が跳躍しているようで、溢れる感動にその身を浸せることでしょう。
ですが、波乗りに長く関わってくると、廻りから、またはメディアからの「意見」や「哲学」、「レッスン」はたまた「トレーニング」、「生き方」、「考え方」、「技術」、「ファッション」という教育や押しつけがどこかからやってきて、その感動を奪い取ろうとします。そんな表面的なことを言う知人や、それのみを書いたHOW TO本なんて絶交、またはリサイクル箱に捨ててしまえ、と言ってみたいのだが、なかなかそんなことをできない自分を知っている。
(無人波の項)
自由と波乗りは宗教と似ている。
信じる者は救われる。
海を信じる俺たちは今日も海に出て、散らばった自由のかけらを吸い込み、それを熟成させ、スーベニア(souvenir=記念品)として持ち帰り、明日への糧とする。
それができない者はあの正体のない不安に全身を浸食されていくのだろう。
沸きあがる情熱は自由の化身であり、それを受け止める海というのは偉大な自由の権化である。
時にやさしく、時に厳しく、大きな器で全てを包み、受け止め、誕生させる。
燦爛なる夕陽を通過し、清浄なる夜が押し寄せて来ると、その自由の粒がコーラの泡のように無数に湧きたち消えていく。
消えて行くのだが、自身に深く刻み込まれた自由は、朝が来ればひょいと戻ってくるという確信がある。
海人としての誇りと艶を「楽しむ」という達観でコーティングすると、こんな化学反応を起こし、生きていく上での奇跡のエッセンスとなる。
ささやかなものだが、人生を彩る豊かな燃料となるのが自由なのです。
わが母は、「人生はあなたの心次第」と教えてくれました。
運や幸せ、そして今回のテーマである「自由」は、その字の通り自らを導き、また自らを導くものなのでしょう。■
(初出誌『海楽2007』)
ひまわりって夏のものですよね。
ここノースハワイでは向日葵が満開です。
一句詠んでみました。
向日葵に空まだ青く波高し
ひまわりに触発されたのか南うねりがやってきた。
頭程度だが、11月中旬に届くのは異常気象のなせる業なのか。
もう一句。
友からの紅葉メールと夏うねり
最近いつも五七五で、こうなってくるとなんでもそのリズムで歩いてしまう。
バレル抜け海亀と見る高き空
潤ちゃんのブログにもあったが、私もなみある?携帯動画チャンネルを持つので、その編集に追われている。
使用しているのはiMacとファイナルカットプロ、そしてソニーHDR-HC7。
これだけである。
少し昔はノンリニア編集となると、300万円以上の機材をかけてもそれなりだったのだが、こんな手軽にできる時代になったのだなあ、と実感する。
iPodといい、携帯電話といい、どうなっちゃうんだろ?
10年先なら念じるだけで動画が完成したりするのだろうか?
閑話休題。
逆真会人気はいまだに高く、各地支部長が続々と決まっている。
不満点は武道と間違われることのようで、それを解消する「書」を麗翠先生に書いていただき、早速ステッカーを注文してきました。
縦17.77cmのしっかりとしたものです。
揃い次第、入門者にお分けいたしますね。
そうだ、先日サーフ1へ広告掲載することになり、白黒1/2ページのデザインをし、得さんに入校しました。
サーフ雑誌へ初広告となるので、晴れがましい気持ちになりました。
ぜひ!みなさんと乾杯したいです。
NAKISURFも開始よりもうすぐ2年です。
おかげさまで広告を出せるようになりました。
いつも本当にありがとうございます。
最初考えてたのは「NAKISURFの広告でなく、『ぜひ』とか『ありがとう』、はたまた『逆真会』の広告だったらひねってあっていいなあ」と思ったのですが、まだまだ内輪ネタなので、最初は直球を投げ込みました。
今月末の発売をお待ちください。
(おまけ)
最近読んで感動した本です。
根性というより、怨念的な冒険驒です。
ぜひぜひ〜!
冒険いいなあ。
ここノースハワイでは向日葵が満開です。
一句詠んでみました。
向日葵に空まだ青く波高し
ひまわりに触発されたのか南うねりがやってきた。
頭程度だが、11月中旬に届くのは異常気象のなせる業なのか。
もう一句。
友からの紅葉メールと夏うねり
最近いつも五七五で、こうなってくるとなんでもそのリズムで歩いてしまう。
バレル抜け海亀と見る高き空
潤ちゃんのブログにもあったが、私もなみある?携帯動画チャンネルを持つので、その編集に追われている。
使用しているのはiMacとファイナルカットプロ、そしてソニーHDR-HC7。
これだけである。
少し昔はノンリニア編集となると、300万円以上の機材をかけてもそれなりだったのだが、こんな手軽にできる時代になったのだなあ、と実感する。
iPodといい、携帯電話といい、どうなっちゃうんだろ?
10年先なら念じるだけで動画が完成したりするのだろうか?
閑話休題。
逆真会人気はいまだに高く、各地支部長が続々と決まっている。
不満点は武道と間違われることのようで、それを解消する「書」を麗翠先生に書いていただき、早速ステッカーを注文してきました。
縦17.77cmのしっかりとしたものです。
揃い次第、入門者にお分けいたしますね。
そうだ、先日サーフ1へ広告掲載することになり、白黒1/2ページのデザインをし、得さんに入校しました。
サーフ雑誌へ初広告となるので、晴れがましい気持ちになりました。
ぜひ!みなさんと乾杯したいです。
NAKISURFも開始よりもうすぐ2年です。
おかげさまで広告を出せるようになりました。
いつも本当にありがとうございます。
最初考えてたのは「NAKISURFの広告でなく、『ぜひ』とか『ありがとう』、はたまた『逆真会』の広告だったらひねってあっていいなあ」と思ったのですが、まだまだ内輪ネタなので、最初は直球を投げ込みました。
今月末の発売をお待ちください。
(おまけ)
最近読んで感動した本です。
根性というより、怨念的な冒険驒です。
ぜひぜひ〜!
冒険いいなあ。
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プロフィール
名前:Naki 2009 または船木三秀
HP:NAKISURF
性別:男性
職業:専門職
趣味:海
自己紹介:
11年暮らしたカリフォルニアからノースハワイ島に住みかえ、毎日クオリティの高い波で波乗りをしています。
私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。
風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。
波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。
そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。
同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。
ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。
また、カリフォルニア州、サンクレメンテ発のサーフショップ『NAKISURF.COM』も運営しております。
こちらは長年培ったサーフ業界のコネクションを活かし、世界で一番誇れるWEB STOREを目指しておりますので、どうぞご覧になってください!
ぜひ!
どうぞよろしくお願いします。
私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。
風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。
波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。
そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。
同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。
ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。
また、カリフォルニア州、サンクレメンテ発のサーフショップ『NAKISURF.COM』も運営しております。
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