忍者ブログ
nakisurf ナキサーフ
nakisurf.com
[8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

今日も小さく快晴。

4ft. 8sec.

4フィートとありますが、間隔が8秒と短いので、実際には弱い腰程度です。

ここまで北うねりがないということは、先週の日本が暖かかったに違いない、と推理しましたがいかがでしょうか?

まずはお知らせを。

北うねりの聖地ソフトサンドが先々週の大雨で州公園の施設を全て壊してしまい、現在閉鎖中です。

この「閉鎖」はよくあることなんだけど、今回のは大事件だそうで、少なくても1〜2年閉鎖するそうです。

ということはあの3kmにも及ぶビーチブレイク、そしてキラを彷彿させるというソフトサンドリーフでサーフできなくなってしまったのです。

それを聞いて俺は目眩がするほど驚きました。

現在はサーファーであって、知事候補のブルース・プリーが「郡民のレクリエーション」ということを焦点に郡との対話がはじまるようです。

これが決裂すると、ソフトサンド地区はその1〜2年間という長い休眠に入るようです。

ノースハワイのニュースでした。

さて、公立校は今日から冬休みなので、

「ノアを連れてビーチハウスに行こうぜ」

と長老フレちゃんから電話があった。

このビーチハウス、ノースハワイでは名門中の名門ブレイクで、今日も昨日も子供たちのセッションで明け暮れている。

いわゆるクセ波で、波に乗るのはかなりむずかしい。

沖にあるロックパイルというところからテイクオフし、最初はレフトに走り抜けるセクションが拡がります。

その次にカットバックに入りながら、波の段、コブを見つけながらトリムして進むと、突然ライトの長いリフォーム(再生)セクションが現れ、そこからリッピング、エアを決められるほどすばらしい斜面となって、最後は岩の前で終わる、という火星旅行みたいなブレイクです。

沖に出るにはこの岩場からエントリーしなくてはならず、波乗りを開始するためにはこの関所を通らねばならないのです。

今日はその長老流をノアに伝授するということで、カメラを持って後をついていきました。



「この三角の岩から波が来たときに斜めに飛びこむのだ」

とジェダイマスターの教えを親子で受けた。

ノアは潮だまりを見つけるとこうして長時間「かんさつ」しています。



とても海の生きものが好きなノアは

「しょうらい海の生き物のけんきゅうをする仕事につきたい」と考えているようです。

「好きな仕事をするのが一番」だと思い、自分が彼の年のときには何になりたかったのかを思い出していた。



波は昨日より弱く、小さく、風が強かった。

けれど、親子で海に浮かぶ幸せをかみしめ、そんな色々をフレちゃんと話しながらゆったりと波乗りしました。



その後、スケートボード場に行き、今度はランプにグラインドするノア。



フレちゃんも「すばらしいすばらしい」と彼が技を繰り出すごとに外人らしく拍手で讃えてくれた。



さんざん褒められてノアもにっこにこでした。

(お知らせ)
あとすこしで販売終了になってしまう「ドリームT」はおかげさまで大好評です。

よろしければこちらからぜひ!

紹介ブログはこちらです

ご注文ページはこちらよりぜひ!



↑↓少し前の写真ですが、シーズン前半はいい波だったのだなあ、としみじみ感じました。



感傷的になったが、いつかまた波は来る、と気を入れ直す。

そろそろ日本なので旅支度を始めました。

iDiskというアップル社のサービスにバックアップをアップロードしたり、写真を印画紙用にセッティングしたりしています。

なみある?の動画2本完成。

コラム2本脱稿。

一日はあっという間です。

本日も長々とした雑文を読んでいただき、ありがとうございました。

良い日をお過ごし下さい。



(おまけ)
どんべさん(このブログよりデールの水中ハウジング40D用を購入された元トップアマサーファー)から「これが第3弾の作品です」と画像が届きました。



おおすごい!(©パパンダ)

かなり上達しています。
このコンポジションとか、逆光露出、全てばっちりで初心者とは思えず驚きました。

どんべさん、また送ってきて下さいね。

(おまけ2)
世界一周旅行中の亮太くんがオーストラリア縦断の自転車旅を終え、



↑これはエアーズロック

ニアスに着いたそうです。



波は大きすぎず、小さすぎずちょうどよかったということ。

BLUE誌のニアス特集にはめちゃくちゃ混んでいて、最悪ということが書いてありましたが、シーズンを外すと空いているようで、「最高でした!」というコメントが印象的でした。

これからの予定は未定だそうです。

亮太君、また旅日記をお待ちしております。

佳い旅を!
PR
今日はさらにサイズが下がったのですが、またもや晴れ、しかも快晴です!

「ありがたい、ありがたい」

と海に行く。

好きなブレイクは全て汚染と虎鮫がうようよしているということなので、南のホテル前に行く。

ここはいつも混んでいて、波もあまり良くなく、普段は気にもしないブレイクなのですが、こんな時だからこういうブレイクがありがたいです。

こちらは日本より19時間遅い時差なのでまだ日曜日なのです。

しかも10日間天気が悪かった後の快晴日。

なので、海は、ビーチは異常なる混雑でした。

Newtypeを持って、颯爽とビーチを歩く。

視線がボードに集まり、それが気になるほど注目されていて、やはりオーラのあるデザインなんだろうな。

ここの波質は湘南七里ヶ浜みたいな波質で、いつもは手を焼くのですが、このNewtypeの速い性能によって、違うブレイクに感じるほど楽しめたのです。

ボトムターンからの加速は駿馬のように速く、



切り返しの確かさは「ジェダイ・スターファイター」のようだった。
これで日本の波もばっちりだと太鼓判をどしりと押せます。



「..........」

でも、あまりこう景気良く書くと曲解する人がいて、

「そんなに良いボードばかりあるわけないだろ!」

とお叱りのメールが来ることになるが、逆に言うと名匠コールだったり、伝説の千葉公平さんによる「満を持した新コンセプトボード」なので、調子が悪いわけがない、とも思うのです。

少し前だったが、「アクアノイド貼って速くなりました!」と書いたら

「あなたがそんなことを言う人とは思えなかったのでかなりがっかりしました」

というメールが来ました。

でも、本当に速くなったからそう書いただけなので、逆にその日はその文がずっと頭から離れず、「悪いように理解されること」について考えていると、こころの調子が悪くなりました。

私はここで自分の名前を使って商売もしていますが、プロショップ本来の姿である「テストして、より良いものを販売する」と日夜、様々なものを試用しています。

逆に調子の悪かったものもあります。

ただ、それを書くのも失礼なので、ここには現れないわけなのです。

いつだったか「買ってはいけないボード」と書いたら、「レジェンドブランドをそんなことを言うなんて許さない。自分のところが扱えないからですよね」とお叱りメールが来ました。

この時も自分が乗って調子の悪いボードをそう書いただけで、目安にして欲しいと思っていたのですが、そうは思えない「怒りの人」が読むとこう読めちゃうんだなあ、と感じました。

ちなみにこのボードは弊社の扱いメーカーの品なのです。

マーケティング会議から全てに参加しています。

ただ、斜めに見ながら読むと、「その調子の悪かったボード」は扱えないボードと勘違いされるようです。

話は長くなりましたが、このように『評価する』ということは世間の矢面に立たされるのだなあ、と理解しました。

インターネットも盛んになると、なぜかねたみ等も出現するようで、先日は「Avisoに乗っていると、硬すぎて膝を悪くする」という噂も聞きました。

これは事実無根で、Avisoをお持ちの方ならご存じでしょうが、中空製、しかも弾力のあるカーボンファイバー製なので、普通のポリエスターよりも柔らかいのです。

それをカーボン製→硬いと判断し、蹴落とそうとこんな噂を立てているのでしょうね。(笑)

これを流した人は「どーだ、Avisoの売り上げを減らしたぜ」と考えるのでしょうが、実際はこの噂により、Avisoを知らなかった人までに興味を与えてしまうわけで、逆効果なのであります。

けなす、悪口を言うというのは実に簡単で、実際に大雨の日に仕事場に閉じこもっていますと、なかなか褒める、または明るいことを考えるというのはなかななむずかしいです。

けれど、これを進めまして、前向きにするということを日常化しますと、海に行き、「どんなコンディションでも楽しくできるようになる、という魔法の言葉となる」ということを知りました。

よって現在これを修行中であります。

達人になると、「すばらしいオンショアだ!沖に出られないぞ、でも最高!」とやっていると、泡だらけの海で悟りを開いたりできるのかな、とも思います。

またもや話が長くなりましたが、ここでまとめますと、

「感想は自由に言わせてください」ということになるのです。

なので、後ろからとか、裏を考えずに「そーか、そーか」とにっこりと読んでやってください。

逆に考えると、まんまるの誰が読んでも意味のない感想を読んでもつまらないと思うのですが。。

例えばアイドルタレントの料理番組で、何を食べても「ちょーおいしー」とか「なんか最高!」というより、もっと味を表現して欲しい、と思ったりしますよね。

それと同様です。(なのか?)

今後ともよろしくお願いします。

と考えながら海から戻り、深夜から続いているなみある?90秒動画の編集の続きをする。

ようやく4本完成し、納品しました。

さらに旅に出てしまう分の4本をファイナルカット・プロにて制作中です。

このファイナルカット・プロのすごいのが、ペンツールで、フェイドインフェイドアウトが自在に、しかも簡単にできてしまうところだ。

マシンの性能も上がっているので、HDノンリニア編集作業を自分がしている、ということに驚きます。

とそのレンダリングの間にメールを開くと、

サーフライン・コムの「60秒動画」で、ものすごいドロップをパイプラインでしているのがいるぞ、とウッドから届いた。

見にいってみると、なんとAviso J.Johnston 6'2" Proに乗ったブレノーの映像だった。

http://www.surfline.com/surflinetv/sixty-seconds/brennos-air-drop-at-pipe_21241
(↑クリックしてから広告ページが15秒くらい現れますので、少しお待ちになっていますと映像が流れます)

このエアドロップ、一度ノーズが突き刺さってからリカバーしているけど、こんなことってあるのですね。

Never give up!

と、忘れていた精神をこれで思い出させてくれました。



(追記です)
昨夜48時間だけの発売を開始した「ドリームT」の販売で、質問をたくさんいただきました。
ご興味を持っていただきまして、本当にありがとうございます。



この「ドリームTシャツ」は受注販売なのです。

これはご注文(決済もです)いただいてからクリスマス時期に制作し、1月上旬に出荷する受注販売です。

○販売期間は、
12月21日(金)午後10時より
12月23日(金)午後10時までです。

○販売方法は、

受注販売です。
出荷時期:1月上旬予定
※受注生産のため、売り切れはございません。

どうぞよろしくお願いします。

詳しくはこちらです



本日別ブログ「第一弾ペリカンT本日発送しました!」はこちらです。

今日もありがとうございました!
48時間だけ販売した『ペリカンTシャツ』の発送が全て終わりました。
(発送作業時に一部不備(キズや汚れ)が見つかり、それらは予備と交換のため明日23日の発送となります)

お待たせしていたお客さま、ありがとうございました!



本来なら先週に全ての発送が終わっているはずだったのですが、折しも米国は一年の郵便がこの月に殺到するというクリスマス時期で、USAの郵便が異常なる混雑をしていたのです。

それと同様に通関検査に時間がかかり、日数が少しかさんで、京都オフィスまでの到着が遅れてしまったのです。

が、しかし先週末より社員、アルバイト総出で、パッキング作業を終わらせ、本日便で全てのお客さまに「ゆうメール便」にて発送致しました。

遅くなったお詫びに「Feel the Glide」のオリジナルプリントを同梱いたしましたので、お受け取り下さい。



ということで、本州の方には水曜日、遅くても木曜日にはお手元に到着いたしますので、もう少々お待ち下さい。
(北海道、四国、九州の方は1〜2日、離島の方はもう少しお待ち下さい)


この「ペリカンT」ですが、たった48時間の販売ではありましたが、大変多くの方からのご注文をいただきました。

改めまして、ありがとうございました。

これを着てお互いに高く羽ばたきましょうね!




本日はお日柄も良く、これをお読みになられた皆様に心より感謝を申し上げます。



この新郎となります「Keep the Dream Alive」君とは、聞き慣れない言葉ですが、さかのぼること14年前、私がドノバン君とリビエラ(王子邸前)で会い、サインを求めた時に彼が書いてくれた言葉なのです。

私のつたない英語力ですが、意訳しますと、

「夢を持ち続けよう」

という日本語になりました。

本当に日英共にすばらしき言葉で、当時日本から移住したばかりの私にはとてもはげみになったことを昨日のことのように覚えております。

ドノバン君は覚えているかわかりませんが、今でも、そしてこれからも座右の銘とさせていただいております。

そのことをロッキーショアで会ったときドノバン君に伝えますと、彼はまっすぐ私の目を見てこう言いました。

We could let this love be the fading sky
We could drift all night untill the new sun rise
Pass me a drink or maybe two
One for me and one for you
And we'll be free
Free

このセリフには驚かされました。

すごく詩的な表現で、まっすぐこちらの目を見て球を投げてくれたのです。

この男は単なるスター性の人間なだけでなく、肝もすわっているし、感性も豊かで面白い、と感じました。

後で知ったのですが、これは彼の曲にある『Free』という歌詞のイントロだったので、ずっこけました。

(一同笑)

それから9年。今や「Keep the Dream Alive」君という言葉は世界でも前向きな、中心的な役割となり、将来を担う言葉となっておりますが、あの時の私の印象のとおり、夢を見続けることと、豊かな感性を持つことは重要なのだと確信しました。

新婦のアメリカンアパレルTシャツさんとは、数年前からアパレル業界の友人に紹介されて初めてお目にかかりましたが、さすがに彼が選んだTシャツ、アメリカ生まれのアメリカ育ち、そして耐久性も強く、まさにアメリカの生んだお似合いのカップルでございます。

この二人ならきっと幸せなすばらしい毎日を育んでいかれるものと確信いたしました。

こうしてこの席にお招きを賜りまして、あのリビエラの時以来の言葉、そしてTシャツとのご縁というものをしみじみ思っておる次第でございます。

私と「Keep the Dream Alive」君のおつき合いはこれからも続きますが、今後はアメリカンアパレルTシャツさんも含めてぜひ長いおつき合いをお願いしたいと感じております。

「Keep the Dream Alive」君、アメリカンアパレルTシャツさん、本日は本当におめでとうございます!

お二人の末永いお幸せをお祈りいたしまして、私からのお祝いの言葉とさせて頂きます。



というスピーチの「夢のあるサーフウオッシュTシャツ第2弾」のご紹介です。

本日午後10時よりトップページで48時間だけ販売を開始します。

上にも触れましたが、モチーフとなっているのは、ドノバンの発した「Keep the Dream Alive」で、この言葉が私を今も支えてくれております。

そんな夢のある言葉に感謝の意味、そしてみなさんにもそのすばらしい前向きな言葉をまとってもらおうと、この新しい年を控えたクリスマスに制作します。

そんなドリームワードをスクリーン印刷して、こちらもNAKISURFコムに訪れてくれている人だけに着てもらえるように48時間限定としました。

いつもの「超耐久性」を売りとする100%アメリカ製のアメリカンアパレルTです。

身長165cmのフレディはレギュラーフィットが好みなのでMサイズ、



170cmの私はスリムフィットが好みなのでSサイズを選択しました



↓タグプリントにもペリカンT同様、今度はフェラーリレッドで「LIMITED SERIES」と刷られます。



12月23日の22時00分には販売を締め切ってしまいます。

そしてこの『ドリームTシャツ』はペリカンT同様にもう2度と販売をしません。

NAKISURFコムが考え出したスペシャル限定です。

現在サンプルが2枚完成しています。



23日にオーダーを締め切り後、カイルと私がクリスマスの音楽と共にシルクスクリーンでしっかりとプリントしまして(カウアイ・プリント)、翌日弊社京都オフィスに送り、そこからみなさまの郵便ポストまでお送りします。

ぜひぜひご利用下さい!

ご案内、ご注文ページはこちらです

そしてご注文は12月21日午後10時より12月23日の午後10時までと設定させていただきました。

なお、前回の「ペリカンT」に続いて購入のお客さまに「NAKIPHOTOスペシャルプリント」を同封し、*プレゼントさせていただきます。
(*コンピューターで検索するため、同姓同名、同住所でオーダーされた方が対象となります)

Keep the Dream Alive!

(追記)
サーフウオッシュ中のドリームTです。



黒は暖かい、と海で思いました。
太陽をたっぷりと浴びてください!



この機会にぜひ!



---------------------------------------------

本日通常ブログ「2本立て」はこちらです↓

宇宙世紀0001年"Newtype"ノースハワイに到着_晴れだ〜とヨロコブ長老_フレックスライトFFを入手したドドゲ節のヴォアン総督_300円ランチの内訳


題目:サーフボード『ニュータイプ』あけぼの概念の肯定と、その歴史


こちらもよろしくお願いします。

ふなき
本日の通常ブログはこちらです



要約: 
ニュータイプとは名匠コール・シムラーの思想「コールニズム」によって出現が予言されていた短く、ネオラウンドノーズデザインのサーフボードである。

これより絶頂期となるニュータイプの他(亜流!?)デザインにBD(ブラックダイヤモンド)、ファイヤーブレードが存在しているが、この公平氏の直線的なリ・デザインが新世紀の幕を開けたと認定されたので、宇宙世紀0001年と認定。

余談だが、これは明治維新ならぬ「宇宙維新」なので、サーファーたちの会話には「維新さん」と、これらの新作をひっくるめて呼ばれるようになったという背景がある。

その「コールニズム」による予言は、2008年12月にパイプラインで催された「マスターズ」で現実となった。

世界チャンピオンX9回を誇る「歴史上の帝王ケリー・スレーター」が同コンセプトのボード『ディープシックス』を使用し、優勝し、これが実際に的中したのです。

このXデイが『*20081212』です。

(*この数字の符号を数秘術のピタゴラス式にて、その「命」を占ってもらっているので、読者のみなさんは少しお待ち下さい)

さて、ニュータイプだが、これは新時代の波や動きに適応進化した概念であります。

それは机上のものだった理論だったのだが、『パイプライン・マスターズ2008年」開催前に日本が世界に誇る名匠、千葉公平氏の手によって現実のものとなったのです。

これによって、さらに優れたサーフボード曲線の構築を可能にし、同時にそれを要求し、より優れた自然支配の手段の出現の結果、伝統的なデザイン基調が自ら解体する、というプロセスがこのサーフボードによって登場しました。

古構造の破壊という、「古来デザイン解体」という悲願がこのニュータイプによって現実となったのです。

「カメハメハ大王1世が1788年頃に使用していた」とされるサーフボード(コアウッド板=Koa wood)が伝承され、古来より現代まで、ずっと優勢であったサーフボードデザインの反復の進化がここに現実となったのでした。

古来デザイン解体から新しい構築「ニュータイプ」への移行は、資本主義における純粋な流れだが、政治的、または革新を良しとしない旧派による圧制が解き放たれた記念すべき瞬間なのです。

ここで、緑茶の飲み過ぎで頭が高回転しすぎなところをエヘン、とまとめますと、このサーフボードにおける『ニュータイプ』とは、一般的なサーフボードより直線を多く使い、ワイデストポイント(最も幅が広い箇所)をノーズ側に持ってくること(ケリーのディープシックスと同じコンセプト)により、直進力と高度な回転能力を達成したことになりました。

これによって湘南の小波からイナリーズ等の掘れ上がる大波において圧倒的な力を発揮するデザインとなり、古来のデザインを解体して新宇宙世紀に舞い降りてきたのが「Newtype」なのであります。

(この項、続きます)
晴れた!

車の中で湿ったタオルやらボードケースなどを乾かしていると、宅急便のバンが来た。

DHLは珍しい、と思っていたら家に来るではないか。

もしやもしや!?

と期待すると、そのもしかしたらのサーフボードだった!



FROM日本からで、サーフボードは色々なところから届くけど、日本から来たのは初めてで、そのことに深く感動する。

いざいざ、と開封すると亨仕事であるきっちりとしたパッキング。

日本人の極みだ、美しい仕事だと写真をパシャリ。



これはまさしく公平さんが宇宙世紀0001年に創ったサンプルボード、『NEWTYPE』一号機のシルエットです。

(宇宙世紀については、このブログのスピンオフ「ニュータイプ概念の肯定」を参照のこと)



ここから開封するに当たり、ノアを呼び写真を撮ってもらうことにした。

カッターナイフを使って、外側の緩衝材を剥がしていく。



なんと2重になったパッキングで、「日本人はすごい」とまた感動する。

出てきたNEWTYPEを持ってパシャリ。



ノアは寝ころんで、篠山紀信さんばりのアングルでNEWTYPEを狙い、彼の興奮も伝わる。



連射連射でこんなに撮ってもらい、NEWTYPEばか、親ばかも手伝って掲載しちゃいました。



専用クアッドフィンもこの通り。

すごいなあ。
宇宙維新を現実にしたデザインは伊達じゃありません。



フィンを取り付けて、



クアッドNEWTYPEの完成です!



シッピングボックスの上においてその宇宙的なラインを味わいました。



逆側から撮り、愛車フェラーリとの対比を楽しみました。



早速長老フレディに「波乗りに行こう!」と電話すると、すぐ来てくれることになりました。

彼を待てずにワックスを塗り始めます。



早速やってきたフレディは、

「おお!これブログで見てすごい、乗りたい、と思っていたんだよ。もう来たのか?日本からか?シェイプは誰がしたんだ?」

と質問攻めにあった。



にんまりするフレディをパシャリ。

ホワイトハウスに波があるということなので、夏のブレイク、なつかしのホワイトハウスに。

美しきサウスショアでこの記念すべきニュータイプの撮影をする。



フィンが見えたほうがいい、と長老はボード位置を変更してくれた。



これが公式ショットです。



小さいが、たまに胸程度のがやってくる波に「晴れだ〜」と目を細める長老。



フレディは昨日のノースショアに行っていないので、太陽を見るのはひさしぶりなのです。

沖に出るとパドリングが速い速い、これは直線的なレイルラインと、レイルボリュームの合わせ技で、実際にその速度を味わうと波のコブとコブの感覚が狂い、驚くほどでした。

沖にふたりサーファーがいて、そのひとりはDMV総督のヴォアンがニュータイプならぬニューボードを持っていた。

「ドーダ!」と見せるボードはフレックスライトのFFそのもので、こちらが驚いてしまった。

「ベストボードだぜ!」と自慢する彼にニュータイプを見せると、

「WHAT!?」と驚いている。

「このレイルすごいなあ、乗っているのを見せてくれ〜」となぜかドドゲ節なのです。

一本目の波はかなり掘れ上がったのだが、そのパドリング速度を利用して波速度より早くテイクオフし、通り過ぎるヴォアンに向かってガッツポーズをしながらボトムターン。

まるでパイプラインマスターズのようであります。

何本も乗りその性能と速さ、ターン力に大満足する。

宇宙的に速いのであります。
宇宙世紀0001年としようと、革命、いや維新がおきました!
詳しくは後で書きますね。

満潮いっぱいとなったので、フレちゃんとお隣の「ナンバー8」に移り、そこでも幸せなグライド(滑走)を繰り替えし、さらにお隣の「ビーチハウス」に行き、レフトから始まり、最後はリフォームしてライト波を堪能しにっこにこで上がってきたのでした。

上がってくると、宇宙的な感覚からこの西暦2008年に戻ってきた気がして、見慣れた景色を再確認する。

ヴォアンがハイウエイから見ていて、「お前のそれ、ここから見るとめちゃくちゃ早かったぞ!これはメジャーリーグベイにばっちりだな!」

と賞賛をいただき、「いやいや〜」となぜか照れてしまう。

ヴォアンは「俺のマジックボードも見てくれ〜」と言うので、



カメラを持ってきてパシャリしたのがこれです。

FFフレックスライト6'2"専用カラーと、ハワイ諸島のステッカーがかっこいい。



「晴れだ〜」

とまだ喜んでいるフレちゃん。
ギリギリで注文に間に合ったNAKISURFタオルの愛用者です。
(ありがとうございます)



異常にお腹が空いたので、フレちゃんとフィッシュマーケットに行き、



$2.65のマグロポケと、白いご飯($65セント)の合計300円ランチを購入し、本日の宇宙的な波乗り終了!



今日も読んでいただき、ありがとうございます!

みなさまも良い日曜日をお過ごし下さい。



(お知らせ)
「ニュータイプについての続編」はこちらです。


今日はやっと雨が止み曇天となりました。

「波乗りしたいですね〜、もう1週間イジョウモ、波乗りシテイナインダカラネ〜」

とクレイグの電話を切った後、ノースショアの重鎮ローカルのリック・レイボウから電話があった。



「ヘイ、波あるぞ、シークレットのサザエで頭くらいあって、オフショア、しかも誰もいないぜ」

行きます行きます、と電話を切り、クレイグに「イキマスカ?」と聞くと、

「イキマスイキマス」と俺と同じように答えた。

クレイグ号で一路北海岸に向かう。

工事があったりして、75分で到着すると、波がある!



しかも無風に近いコンディションで、海が青いぞ。

YES!やっとサーフできるぞ!とうれしい驚きで満たされながら慌てて着替えた。



ここは500m位沖にあるブレイクで、リーフの周辺が深く、シャークアタックが多いことでも知られているシークレット。

ボトムのリーフがサザエ(栄螺)の殻みたいに突き出ているから俺は「サザエさん」と呼んでいる。

沖に出るためにはこの深いところをずっとパドルしなくてはならず、その間はずっとサメの恐怖におびえながら漕いでいく。

「本当に怖いですね〜」とクレイグに言うと、

「ココは間違いなくイマスヨネ〜」

と口にしてはいけないことをふたりでしゃべりながら進んでいった。

ブレイクには先発したリックがひとりでサーフしていて、クレイグが

「リックさんは、ハードコアですね。これを一人でずっとサーフィンしているのはスゴイデスネ〜」

と言うので、本当にそう思います、と答えた。

セットで頭は軽くあり、無風、晴れ、無人のコンディション。

嵐、雨の毎日にこの太陽のきらめきの美しさ、豊かさを忘れていた。

空が芸術的ですらある。

2時間ちょいみっちり乗り、干潮すぎて危ないというリックの言葉の1時間後に上がった。



雨が多かったからか、緑がきれいです。

と先ほどオフィスに戻ってきて作業を始めました。

マウイの友子ちゃんが翻訳したジェリーさん本が贈られてきました。



ジェリーさんは昔ここに住んでいたので、闘牛岬の水はきれいだったとか、色々なことが書いてあり、すごく興味深かった。

亨よりも後に得て、先に読み始めてしまったようである。

翻訳者の直筆サインも入って、愛蔵版です。
友子ちゃん、ありがとうね!



ケンを「せったい」した時に作ったテッド印ステーキ

かれこれ5回目になるので、プロの域に達していると自負できるほどの味付けと焼き加減。

今回はビッグセーブ広告の品キロあたり700円(100g70円!)の牛肉を使いましたが、これでもじゅうぶんおいしくできました。



先月のソフトサンド。

いい波だなぁ。
水も温かそうです。
(ちなみに水温は少し下がりました。本日ショートジョンです)



良い週末をお過ごしください!

波はいかがですか?


お問合わせ・ご注文
カレンダー
11 2024/12 01
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
プロフィール
名前:Naki 2009 または船木三秀
HP:NAKISURF
性別:男性
職業:専門職
趣味:海
自己紹介:
 11年暮らしたカリフォルニアからノースハワイ島に住みかえ、毎日クオリティの高い波で波乗りをしています。

 私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。

 風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
 その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。

 波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。

 そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。

 同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。

 ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。

 また、カリフォルニア州、サンクレメンテ発のサーフショップ『NAKISURF.COM』も運営しております。

 こちらは長年培ったサーフ業界のコネクションを活かし、世界で一番誇れるWEB STOREを目指しておりますので、どうぞご覧になってください!

ぜひ!

 どうぞよろしくお願いします。
最新の記事
(04/28)
(03/08)
(03/07)
(03/06)
(03/05)
(03/05)
(03/04)
(03/03)
(03/02)
(03/01)
(02/28)
(02/27)
(02/26)
(02/25)
(02/24)
(02/23)
(02/22)
(02/21)
(02/20)
(02/19)
(02/18)
(02/17)
(02/16)
(02/15)
(02/14)
ブログ内検索
CURRENT MOON
忍者ブログ [PR]

お問合わせ | プライバシーについて | サイトマップ
Copyright(c) 2008 Naki's Surfboards California. All rights reserved.
ホーム About Us Naki'sフレンズ コラム 壁紙ダウンロード リンク お問合わせ Sweet Blog naki's blog Staff Blog Tide Blog Hayato's Blog インプレッション nakisurf ナキサーフ