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朝起きると大雨だった。
メール返信、そして動画用の下地デザインをしているとあっというまに出発の時間が来た。
外はまだ雨で真っ暗。
今日から南西うねりが入るというので、ホワイトハウスに向かう。
サビタ号が海岸線に出た途端に雨が止んだ。
暗い海を見ると頭半程度のセットがブレイクしている。
AVISO DOC 6'1"Proにワックスを塗っているときにリーシュを忘れたことに気づく。
体の調子も良いし、流してもなんとかなるか、とそのまま沖に出る。
ずいぶん干いた岩場からジャンプすると、海水が温かく感じた。
流れで起伏の激しくなった海面を漕ぎながら、「こんな細いボードはひさしぶりだなぁ」と胸が高鳴る。
沖に出ると、セットが来るのはいつものことだが、少し暗くてボトムが見えづらかったのでスルー。
一本乗って、無事にキックアウト。
沖に出ると、クレイグがやってきた。
「いい波デス、早起きしてヨカッタナア」
次にやってきたのはナナミさんで、彼はクレイグのサンディエゴ時代の友人で、先週遊びに来ていた洋平さんをよく知るという。
「風も弱いし波もあって最高だね」と沖を見ていると大きなヒレが出た。
「鮫か?」と身構えるが、鮫のヒレはあんなに丸くない。
なんだろ?
と、その波紋があった場所を凝視していると、姿を現したのはモンクシール(ハワイアン・モンクアザラシ)だった。
なんだぁ。
でもかわいいなあ。
と見ていると横にアオウミガメが泳いでいた。
この海は大自然そのものだなあ、と感動していると沖にイルカの群れがあり、これにもうっとりとする。
セット波が全員に三巡程度した頃マイクがやってきた。
彼は1970年からここで波乗りしているという自称レジェンドなんだけど、あまり大きな波は得意ではないらしく、小さめのセットにチャージする特徴の気の良いサーファーだ。
マイクが混ざり、みんなで波を分け合ってサーフしていると、きれいな虹が出た。
クレイグは「ナナミさんはラッキーだよね、サンディエゴから来て、スグにきれいな虹を見られるのはサイコーデスネ」と言い、それを聞いたナナミくんはうれしそうである。
少しすると、その虹が薄く消え、また大雨が降ってきた。
「雨は寒いよー」と俺が震えると、クレイグは「フナキさんはもっとファット(脂肪)を付けてクダサイ」と返された。
なるほど彼は全く寒くなさそうだ。
雨が止み、風がぴたりと止まり、シートグラス(いわゆる面ツル)・コンディション。
島であるノースハワイではこんな無風は珍しく、そのやさしさと波のなめらかさと優しさに時間を忘れ、先ほどの震えも忘れ、その立ち上がる歓びに満たされる。
波乗りには波の大小強弱だけではなく、こんな要素もあったのだと再確認させられた。
その時、西の空が色とりどりになっていた。
完璧なダブルレインボウだ...。
クレイグにその方向を指さすと、「WOW!」と彼は英語になった。
マイクにも教え、もう一度虹を見ると、今度はトリプルになっていた!
むむ!目の錯覚か?
と思い直し、さらに凝視し、クレイグにこれトリプルだよね、と聞くと「Absolutely(もちろん)」とうっとり顔。
主虹の上部に副虹がかかるダブルレインボウ。
その主虹の上に、角度と太さが違う主虹と同じ色彩位置の虹のアーチでトリプルレインボウ。
いままでは主虹の下に薄い3本目が付いているのは何度か見たが、このダブルに加えて、もう一本別の虹というトリプルは生まれてはじめてた。
「Diffrent angle triple-rainbowデスネ」とはクレイグ。
マイクも「俺は38年間ここでサーフしてきたが、こんな虹は生まれてはじめて見た」と渋い声で静かに興奮している。
ナナミさんは「この世のものとは思えません...」と言いながら見とれている。
俺は「写真を撮れないから頭の中にスケッチしておこう」と色の配列を確かめながら記憶し、家に帰ってきてから描いたのがこれです。↓
背景が青い海と雨雲、そして青空でカメラがあったらブログではなく、ガッカイに報告できる「大物三重虹」でした。
波乗りしすぎて、お腹が空き、後ろ髪引かれながら上がり、今日の波乗り終了。
そういえばノーリーシュだったけど、一度も泳ぐことはなかった。
クレイグに「ヨークやったね、スゴイスゴイ」と評価され笑顔となった。
幸運を呼び込んだAVISO DOCのホワイトプロをパシャリ。
これを撮って車に入った瞬間に、このボードシェイパーであるDOCCYから電話が鳴った。
「変な日だなあ、もしかしたら俺は死んでしまっているのかも?」とうれしく疑いながら彼と会話をする。
DOCCYは「波はどう?」と聞くので、フラットだけどたまにオーバーヘッドのセットが来るよ。
というと、「さすがハワイだなあ、フラットからオーバーヘッドの高さの幅はすごい」と喜んでいる。
彼の広告について少し話し、コロアタウンを抜けながら
「もし俺が死んでいるのだったら虹色の花に囲まれながら波に乗りたい」と無理難題を思いついた。
そのくらい今日の虹は特殊で、そしてきれいでした。
オフィスに戻り、松坂さんの登板なのでMLBコムの生中継を見ながらUSサーファー誌の広告仕事をする。
日焼けで目が痛い。
メール返信、そして動画用の下地デザインをしているとあっというまに出発の時間が来た。
外はまだ雨で真っ暗。
今日から南西うねりが入るというので、ホワイトハウスに向かう。
サビタ号が海岸線に出た途端に雨が止んだ。
暗い海を見ると頭半程度のセットがブレイクしている。
AVISO DOC 6'1"Proにワックスを塗っているときにリーシュを忘れたことに気づく。
体の調子も良いし、流してもなんとかなるか、とそのまま沖に出る。
ずいぶん干いた岩場からジャンプすると、海水が温かく感じた。
流れで起伏の激しくなった海面を漕ぎながら、「こんな細いボードはひさしぶりだなぁ」と胸が高鳴る。
沖に出ると、セットが来るのはいつものことだが、少し暗くてボトムが見えづらかったのでスルー。
一本乗って、無事にキックアウト。
沖に出ると、クレイグがやってきた。
「いい波デス、早起きしてヨカッタナア」
次にやってきたのはナナミさんで、彼はクレイグのサンディエゴ時代の友人で、先週遊びに来ていた洋平さんをよく知るという。
「風も弱いし波もあって最高だね」と沖を見ていると大きなヒレが出た。
「鮫か?」と身構えるが、鮫のヒレはあんなに丸くない。
なんだろ?
と、その波紋があった場所を凝視していると、姿を現したのはモンクシール(ハワイアン・モンクアザラシ)だった。
なんだぁ。
でもかわいいなあ。
と見ていると横にアオウミガメが泳いでいた。
この海は大自然そのものだなあ、と感動していると沖にイルカの群れがあり、これにもうっとりとする。
セット波が全員に三巡程度した頃マイクがやってきた。
彼は1970年からここで波乗りしているという自称レジェンドなんだけど、あまり大きな波は得意ではないらしく、小さめのセットにチャージする特徴の気の良いサーファーだ。
マイクが混ざり、みんなで波を分け合ってサーフしていると、きれいな虹が出た。
クレイグは「ナナミさんはラッキーだよね、サンディエゴから来て、スグにきれいな虹を見られるのはサイコーデスネ」と言い、それを聞いたナナミくんはうれしそうである。
少しすると、その虹が薄く消え、また大雨が降ってきた。
「雨は寒いよー」と俺が震えると、クレイグは「フナキさんはもっとファット(脂肪)を付けてクダサイ」と返された。
なるほど彼は全く寒くなさそうだ。
雨が止み、風がぴたりと止まり、シートグラス(いわゆる面ツル)・コンディション。
島であるノースハワイではこんな無風は珍しく、そのやさしさと波のなめらかさと優しさに時間を忘れ、先ほどの震えも忘れ、その立ち上がる歓びに満たされる。
波乗りには波の大小強弱だけではなく、こんな要素もあったのだと再確認させられた。
その時、西の空が色とりどりになっていた。
完璧なダブルレインボウだ...。
クレイグにその方向を指さすと、「WOW!」と彼は英語になった。
マイクにも教え、もう一度虹を見ると、今度はトリプルになっていた!
むむ!目の錯覚か?
と思い直し、さらに凝視し、クレイグにこれトリプルだよね、と聞くと「Absolutely(もちろん)」とうっとり顔。
主虹の上部に副虹がかかるダブルレインボウ。
その主虹の上に、角度と太さが違う主虹と同じ色彩位置の虹のアーチでトリプルレインボウ。
いままでは主虹の下に薄い3本目が付いているのは何度か見たが、このダブルに加えて、もう一本別の虹というトリプルは生まれてはじめてた。
「Diffrent angle triple-rainbowデスネ」とはクレイグ。
マイクも「俺は38年間ここでサーフしてきたが、こんな虹は生まれてはじめて見た」と渋い声で静かに興奮している。
ナナミさんは「この世のものとは思えません...」と言いながら見とれている。
俺は「写真を撮れないから頭の中にスケッチしておこう」と色の配列を確かめながら記憶し、家に帰ってきてから描いたのがこれです。↓
背景が青い海と雨雲、そして青空でカメラがあったらブログではなく、ガッカイに報告できる「大物三重虹」でした。
波乗りしすぎて、お腹が空き、後ろ髪引かれながら上がり、今日の波乗り終了。
そういえばノーリーシュだったけど、一度も泳ぐことはなかった。
クレイグに「ヨークやったね、スゴイスゴイ」と評価され笑顔となった。
幸運を呼び込んだAVISO DOCのホワイトプロをパシャリ。
これを撮って車に入った瞬間に、このボードシェイパーであるDOCCYから電話が鳴った。
「変な日だなあ、もしかしたら俺は死んでしまっているのかも?」とうれしく疑いながら彼と会話をする。
DOCCYは「波はどう?」と聞くので、フラットだけどたまにオーバーヘッドのセットが来るよ。
というと、「さすがハワイだなあ、フラットからオーバーヘッドの高さの幅はすごい」と喜んでいる。
彼の広告について少し話し、コロアタウンを抜けながら
「もし俺が死んでいるのだったら虹色の花に囲まれながら波に乗りたい」と無理難題を思いついた。
そのくらい今日の虹は特殊で、そしてきれいでした。
オフィスに戻り、松坂さんの登板なのでMLBコムの生中継を見ながらUSサーファー誌の広告仕事をする。
日焼けで目が痛い。
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昨日はブログを書いてからカイル鞠黒の事務所に行き、新しいステッカーデザインについて話しました。
現在NAKISURFではプロモーション用のデザインを考えています。
さて、今日も波が小さいというブイ情報のノースハワイ。
釣り竿とサーフボードを1996年の名車アコードに積み込み、闘牛岬に向かう。
このアコードは折からのガソリン高騰に耐えられず、あっちゃんのサビタ2号と交換トレードしたのだが、この燃費が良いセダンは人気があって、差額が1750ドルもかかってしまった。
しかし、ひさしぶりのエアコン、CDプレーヤー完備とあってドライブ気分はゴージャス。
エコまでいかないけど、低燃費でお財布にもやさしいのです。
4駆のサビタ1号がまだ残っているので、4駆が必須のイナリーズはサビタ号で行き、闘牛、リリコイ、ホワイトハウス、空港街へはアコードで、と運転計画をたてる。
ブラックダイヤモンドならこうして後部座席に入るから、俺にはばっちりなのです。
アコードにもしゃれた名前を付けないとなあ。
錆びていないから3号にはならないし、車高が低いから「フェラーリ」はどうだろうか?
と勝手にフェラーリと名付けた。
さて、闘牛に着くとクレイグがすでに来ていて、竿2本の二刀流で堤防から釣っていた。
波は小さく、たった一人だけがロングボードでサーフしていて、たまにやってくるセット波が膝サイズというすばらしき釣り日和である。
クレイグはもうパピオ(カスミアジ)を1匹釣りあげたそうで、「デモね小さかったからニガシタヨ」と言う。
サイズを聞くと、30cmほどの手の幅を示し、「それは十分なサイズだよー」と言うと、「ソウナノ?もっと大きいのを狙っています」と自信満々だ。
いいねえー、と一昨日ナヴァーナで付けたままのソフトベイトを投げると、真下でシルバーの魚がギラリ!そして竿にずっしり、ドラグがギーー、と鳴った。
「おー!」
と言いながらドラグを締めると、クレイグが「モー釣れたのですか?ナキさんは、さずがジョーズだねえ」という声を聞きながらウルトラライト竿、4LBテストラインだから引きに翻弄され、クレイグさん側に持っていかれる。
頭の良い魚で、岩の向こうに行ったりしてラインを切ろうとしているが、俺も堤防をあっちこっちに行き、なんとかランディング。
開始5秒で釣れるとは思わず、思わず顔がにやける。
クレイグさんが用意していたロープに口からエラを通し、このようにしてから針を外した。
でないと石を積み重ねた堤防の上では魚が下に落ちてしまいます。
クレイグさんが「写真を写しましょう」と撮ってくれたのがこれ。
小さいけどグッドファイターでした。
パチパチー!
で、このパピオをニジマスのようにつないで堤防の下に流しておこうと、海面に入れたら何かがパピオの体を咬みちぎった。
一瞬である。
「あれー!」
とかわいそうな勇敢パピオの哀れな姿。
ごめんなさい、と合掌(涙)
鮫だろうか?
このパピオを軽く一口でかじるとは相当な魚のサイズである。
これじゃ俺の足もひとかじりだろうなあ、と今までここでサーフィンをしていたことが怖くなった。(本当)
そういえばこの濁った水の色はまるでアマゾンのようなので、ピラニア風の鮫なのかもしれない。
そんなこともあり、堤防だと道具が落ちそうになるのと、足場が悪く自分が動きづらいのでビーチに降りて、浜から釣ることにする。
胸までつかり、波に揺られながらサーフキャスト。
こっちの方が俺のスタイルだなあ。
で、こっちは入れ食いに近く2投目でこの魚がかかった。
名前はなんというのだろう?
宇宙戦艦ヤマトのドメル(小マゼラン方面軍作戦司令長官)の「ドメラーズ」みたいだからドメラーと名付け、
写真を撮って海に戻し、3投目にはこれ。
これはカサゴに似ているから「カサゴン」。
で、少し喰いが止まり、一度ルアーをリーフに引っかけてしまい、BD3を出動させて回収したりしていたら、波に乗りたくなった。
「よーし後5分だけ」と投げるとこれが釣れた。
虹色できれいだなあ、とこれには「ニジイロサカナ」と名付け、竿をサーフボードに持ちかえて沖に出て行く。
パドリングしていると様々な魚の気配があり、この豊かな自然に感動した。
沖に出るやいなや、いきなり特大セットが来た。
胸くらいだろうか。
堤防にいるクレイグに聞こえるように口笛を吹きながらそれに乗る。
あまりにもいい波だから記憶保持のためにもう上がろうと思ったが、まだ始業開始まで時間があったので、「もう少しだけ」と沖に戻るが、今度は波がまったく来なくなってしまう。
膝以下のをなんとか2本乗り、最後にもう一本、と願うとまた良いサイズの波が来た。
沖から崩れてくる飛沫が虹色になり、「この波は美しい」と感じながら岸まで乗って、時間いっぱい。
魚に波と大満足で岸に上がって、今日の道具をパシャリと撮った。
必要なものは竿とリール、ルアーにサーフボード。
こんなシンプルな遊びを楽しんだ朝でした。
帰り道に気がついたことがある。
それは今日の釣果、波は魚4匹に波4本。
どちらも最初に大きく、最後は虹の締めくくり。
不思議な符号だなあ、とこの偶然にハワイのマナ(エネルギー)を感じました。
(おしまい)
オフィスでは「なみある?」用動画3編製作終了、
ドノバンから電話があって、俺と彼のコラボレーションがUSサーファー誌の表紙になったと聞かされるが、まだ見ていないのでうれしさ半分。
そこでサーファー誌の副写真編集長のJPに電話すると、「おめでとう」ということ。
「むむむ早く見たい」と思うが、ここは田舎島なので届くのは半月遅れだろう。
すぐにドッキーから電話で「次号の広告に写真を使いたい」とのこと、
そしてフランスのトリップサーフの編集長から、
ドノバン関係の広告代理店、
ビラボン・オーストラリアからのメールがあった。
なんだか急に人気が出た気がするが、「人気は一瞬」という言葉をかたくなに信じているので、にやりともせずにメール作業にいそしむ。
最近ずっと開けていなかったMIXIにログインし、こちらのメッセージとコメントの返信をする。
MIXIブームも去ったようで、多くの友人の「最終ログインは3日以上です」というのが印象的だった。
YOUTUBEもMYSPACEもいいけど、日本ユーザーに対してチューンナップされていないし、そろそろ誰か他のソーシャル・ネットワーキング・ サービス (SNS) を作ったらヒットするのではないかな、とチラリと思ったのです。
先月、10年前の俺が乗っている動画が出てきた。
早速編集して「なみある?「と「YOUTUBE」にアップロードしたまま忘れていた。
世界に入り込んでしまっているチャカッとした動きと、少し上がり気味の両手が恥ずかしく、そして好きではないが、10年前ならこんなものだろう。
今はもっとゆったりと大きく、円弧を描くようにパフォームしようとしています。
http://jp.youtube.com/watch?v=EeeKaPoQ3vg
閑話休題。
情熱を帯びた波乗りと、深く高く積み重ねた経験を今も千葉の波に刻んでいる星さんというサーファーがいます。
伝説を重ね、今では歴史的な太東ビーチの顔となっています。
そんな彼と昔から親交があり、時には写真術を教わり、または人生論を教示されてきました。
星さんの文才は直木賞クラスと以前からひそやかに評していまして、以前私が自費出版しました雑誌NMP(ニュー・ミレニアム・プレス)にも迷わず寄稿していただきました。
で、この星さんに千葉で再会し、興味を持たれていたAVISO CJノーズライダー10'0"を試乗していただく運びになりました。
星さんはご自身でもAVISOロングを所有していて、その性能のイロハは彼のブログにて報告されております。
そんな彼がこの夏CJ10'0"に乗られて、届いたのがこの文体。
最初と最後のワックスで永い26年間を結ばれて、俺の視界は熱くなりました。
一歩一歩の26年間ですね。
俺も精進しよう、と決意したメールであります。
以下、全文掲載してみます。
=======================
C.Jネルソンとツインフィン
文:星静男
記憶をたどってみると、26年振りという事になる。
その時は6フィートのツインフィンだった。
なんていう処理だったか思い出せないが、ボトムからレールにかけてがサンディング止めでデッキがホットコートをスキージィでしごいた状態で硬化させた、プロトタイプ然としたいかにもやる気にさせてくれるサーフボードだった。
さんざん迷ったディメンションだったが、その時は最終的にシェイパーに任せた。
2ヶ月後の千葉のファクトリーで出来上がった「俺のイタ」を見た時、それはあまりにも感動的で、挑発を感じる程であった。
持ち帰ったビーチハウスで一通り見とれたあと「我慢できずにワックスを塗り始めた」。
このCJの10フットが届いた夜、俺は26年振りに夜中のワックス塗りを体験した。
「ガーコォーガーコォ」と、深夜のビーチハウスにはサーフボードにワックスを塗る伝統的な音が、耳や手をとおして聞こえてくる。
あの時より音が官能的に感じるのは、この10フットがAvisoという、26年後の未来のサーフボードだからだ。
4半世紀の進化は、サーフボードをダイアモンドに変えてしまったようだ。
このAvisoに使われているカーボンファイバーのカーボンとはご存知の通り炭素である、そしてダイアモンドは代表的な炭素物質。
理論上、炭素繊維はグラスファイバーをレジンでラミネートするより固く軽くなる。
しかし、この固いカーボンファイバー製のサーフボードはなぜか良いしなりがある。
中空のAvisoのデッキとボトムを繋いでいるのはレールだけだ。
このレールになにかしなりの秘密があるように感じる。
いずれにしてもこの「ほど良いしなり」を追い込んでいく苦労は感じられない程、完成度は高い。
C.J.ネルソンをもってして、「世界一調子良い10フィート」と言わしめた事はある。
サーファーにとってこの「夜中のワックス塗り」は、一番最初に得る事が出来る感動的な儀式ではないだろうか。
そしてあの26年前のツインフィンも、この劇的な進化を遂げたカーボンファイバーの10フットも、ワックスはSEXWAXを使っている。
(8/27/08)
===========================
と、星さんのこれは夜中の文体であることに気づく。
「夜に想うサーフィン」を考えると、様々なことがたちあがってくる。
それらについて、ひとつひとつ自分なりにふくらませて消化するとある結論に達した。
それはこうだ。
「この軽薄短小消費膨大の時代にこそ、波乗りこそが老若男女の魂を蘇らせるのだ」というズバリなものです。
なぜとなら(パパンダ©宮崎駿)、繰り返し繰り返しという永遠にも感じられるほど波に意志を持って乗ってきた人は、海の摩擦係数がその精神を磨き、魂にそれが刷り込まれていると私は断言する。(空手バカ一代©梶原一騎)
そんな精神道場になるのが海であり、波乗りなのだ、と星さんの文体が俺に語りかけてくれました。
みなさんはどう思われましたか?
早速編集して「なみある?「と「YOUTUBE」にアップロードしたまま忘れていた。
世界に入り込んでしまっているチャカッとした動きと、少し上がり気味の両手が恥ずかしく、そして好きではないが、10年前ならこんなものだろう。
今はもっとゆったりと大きく、円弧を描くようにパフォームしようとしています。
http://jp.youtube.com/watch?v=EeeKaPoQ3vg
閑話休題。
情熱を帯びた波乗りと、深く高く積み重ねた経験を今も千葉の波に刻んでいる星さんというサーファーがいます。
伝説を重ね、今では歴史的な太東ビーチの顔となっています。
そんな彼と昔から親交があり、時には写真術を教わり、または人生論を教示されてきました。
星さんの文才は直木賞クラスと以前からひそやかに評していまして、以前私が自費出版しました雑誌NMP(ニュー・ミレニアム・プレス)にも迷わず寄稿していただきました。
で、この星さんに千葉で再会し、興味を持たれていたAVISO CJノーズライダー10'0"を試乗していただく運びになりました。
星さんはご自身でもAVISOロングを所有していて、その性能のイロハは彼のブログにて報告されております。
そんな彼がこの夏CJ10'0"に乗られて、届いたのがこの文体。
最初と最後のワックスで永い26年間を結ばれて、俺の視界は熱くなりました。
一歩一歩の26年間ですね。
俺も精進しよう、と決意したメールであります。
以下、全文掲載してみます。
=======================
C.Jネルソンとツインフィン
文:星静男
記憶をたどってみると、26年振りという事になる。
その時は6フィートのツインフィンだった。
なんていう処理だったか思い出せないが、ボトムからレールにかけてがサンディング止めでデッキがホットコートをスキージィでしごいた状態で硬化させた、プロトタイプ然としたいかにもやる気にさせてくれるサーフボードだった。
さんざん迷ったディメンションだったが、その時は最終的にシェイパーに任せた。
2ヶ月後の千葉のファクトリーで出来上がった「俺のイタ」を見た時、それはあまりにも感動的で、挑発を感じる程であった。
持ち帰ったビーチハウスで一通り見とれたあと「我慢できずにワックスを塗り始めた」。
このCJの10フットが届いた夜、俺は26年振りに夜中のワックス塗りを体験した。
「ガーコォーガーコォ」と、深夜のビーチハウスにはサーフボードにワックスを塗る伝統的な音が、耳や手をとおして聞こえてくる。
あの時より音が官能的に感じるのは、この10フットがAvisoという、26年後の未来のサーフボードだからだ。
4半世紀の進化は、サーフボードをダイアモンドに変えてしまったようだ。
このAvisoに使われているカーボンファイバーのカーボンとはご存知の通り炭素である、そしてダイアモンドは代表的な炭素物質。
理論上、炭素繊維はグラスファイバーをレジンでラミネートするより固く軽くなる。
しかし、この固いカーボンファイバー製のサーフボードはなぜか良いしなりがある。
中空のAvisoのデッキとボトムを繋いでいるのはレールだけだ。
このレールになにかしなりの秘密があるように感じる。
いずれにしてもこの「ほど良いしなり」を追い込んでいく苦労は感じられない程、完成度は高い。
C.J.ネルソンをもってして、「世界一調子良い10フィート」と言わしめた事はある。
サーファーにとってこの「夜中のワックス塗り」は、一番最初に得る事が出来る感動的な儀式ではないだろうか。
そしてあの26年前のツインフィンも、この劇的な進化を遂げたカーボンファイバーの10フットも、ワックスはSEXWAXを使っている。
(8/27/08)
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と、星さんのこれは夜中の文体であることに気づく。
「夜に想うサーフィン」を考えると、様々なことがたちあがってくる。
それらについて、ひとつひとつ自分なりにふくらませて消化するとある結論に達した。
それはこうだ。
「この軽薄短小消費膨大の時代にこそ、波乗りこそが老若男女の魂を蘇らせるのだ」というズバリなものです。
なぜとなら(パパンダ©宮崎駿)、繰り返し繰り返しという永遠にも感じられるほど波に意志を持って乗ってきた人は、海の摩擦係数がその精神を磨き、魂にそれが刷り込まれていると私は断言する。(空手バカ一代©梶原一騎)
そんな精神道場になるのが海であり、波乗りなのだ、と星さんの文体が俺に語りかけてくれました。
みなさんはどう思われましたか?
闘牛に行ったココ情報によると、膝波にSUP8台、サーファー10人が入っていて乗る波はどこにもない、ということでカイル・マリグロ(鞠黒)と相談して、南東にあるシークレットまで行こうということになった。
途中南側にあるブレイクをチェックするが、どこも膝サイズでしかもサイド風がすでに入っていた。
「よーし、シークレットに行くか!」とカイル。
俺はよくわからないので、「もちろん」と答え、波があるのならどこでも行くぜ、と気合いを入れた。
南側の端に元砂糖工場があり、そこを過ぎて、いくつものゲートを越え、たどりついたのは地球の果てといった風合いの乾いた場所であった。
カイルはここに車を停め、「水はあるか、カメラも釣り竿も全て持って行くぞ」とラッシュガードに着替え、赤いクアッドボードを持ってすたすたと歩き始めた。
俺はバックパックを背負い、釣り竿にBD3を抱えて後をついていった。
↑この長い道を延々と歩く。
暑く、額から汗がしたたり落ちてくる。
途中でTシャツを脱ぎ、さらに進むと進入禁止のゲートがあった。
カイルはなんなくこのゲートを開けて、また簡易鍵をしてさらに進む。
丘の上をまたずっと歩く。
こんなに歩いたのはひさしぶりだ。
と思っていると、海が現れた!
崖下にはオンショアながら頭サイズがブレイクしている。
「おー!ここでやろうぜ」と俺が提案すると、カイルは
「まだまだだ、ここよりナヴァーナの方が数倍いいぞ」
と言い、さらに山の向こうまで歩いていく途中で俺の水が底をついた。
「くー、こんなんだったら500mlでなく、2リットルのを持ってくれば良かった」と後悔するが、それをぐっとこらえてさらに歩く。
やがて岬が現れ、その小さな湾の沖にはオーバーヘッド波がブレイクしている。
「ここだぜ、着いたぜベイビー!」
とカイルが叫声をあげている。
瞬間的に奄美大島の元ちとせさんの生まれた集落前(名前失念)の波質にそっくりだ、と思う。
よく見ると、波の中に砂が巻き上っているので、このブレイクはかなり浅いだろうなとわかる。
ここから崖を下るのがまた一難で、no pain, no gain(苦労なくては、得るものはない)と体で知りながら両手両足を駆使して降りていく。
ようやく浜に着き、荷物を日陰に置き、沖に出るルートを知るカイルの先導で、浅いリーフのショアブレイクを越えながらゲッティングアウトする。
リーフが削れていないのか、トゲトゲしているので足に触れるとかなり痛い。
なんとか腰くらいの深さまでジリジリと二人で歩き、そこからセット波の泡を越えてパドリングをスタート。
少しパドリングすると、いきなり沖に出るカレントに乗った。
速い速いカレントで、ものすごいスピードで進んでいく。
この流れにめくれ上がるように波が崩れてくる。
かなりパワフルそうな波だが、底が浅いかもしれないので、あまり深くダックダイブしなかったら、「ドッパーーン!!」と強波に持っていかれた。
ドワー!!とボードは斜めになり、なんとかしがみつくように掴まって後ろ向きに後退地獄。
さらにもう3発喰らい、なんとか沖に出る。
失敗したのがコンペ用の細いリーシュであったことで、「こんなにパワーがあったら一発で切れちゃうぞ」と思う。
カイルを見ると太いのが付いていた。
切れたら、俺はこの流れを逆らって岸に泳ぎ戻る自信はあまりない。
両脇は断崖絶壁なので、しがみついても岸には戻れないだろうなあ。
ここはすごいシチュエーションだ、と驚きながら恐怖する。
波も貿易風をもろに受けて出現したうねりのコブなので、俺が泳いでいてもカイルには見えないかもな、とわかるといきなり決心がついた。
もしリーシュが切れて岸に戻れなかったら、沖に流れ出て、さっき通ったビーチまで流れに乗って行けばいい。
たぶん2kmくらいだから気持ちさえ切れなければなんとかなる、それにまだ朝だし、ゆっくり泳げばいいや、そうなった時は鮫などは気にしないようにしよう。
と最悪の状況をイメージし、そして避難場所もシミュレーションできたので波乗りに集中する。
テイクオフすると、流れで2段、3段と波が掘れて吸い込まれるように斜面がへこむ。
小さいのはなんとかなるが、セットの大きいのが吸い込むようにブレイクすると、ものすごい形のバレルとなる。
「オー、シリアスなバレルだぜ!」と喜ぶカイル。
その次の波で彼は吸い込まれて、当分海面から浮かんでこなかった...。
「大丈夫か?」
と思って見ていたら一度彼の赤いボードが出てくるが、また深く沈んでいく。
「これはやばい」
と彼に向かってパドリングをはじめると、カイルは浮かんできて「ギャオー!!」と叫び喜んでいる。(笑)
さすがハワイアン、すごいなあ、と感心しながらも俺はああなった時に耐えないと、と気を入れ直す。
最近はホワイトハウスで鍛えていたつもりだったが、こんな流れが強く、そして小さな湾なので両脇から切り立って集まってくる波はやったことがなかった。
しかも人気が全くなく、そんなことも負の要素に結びつく。
真剣に波を選び抜き、危ない波がくるとカイルが叫ぶお得意の「NAKI YOU MUST GO! GO GO!」という誘いにも応えずに淡々と波乗りを真剣にした。
結果は一度も吸い込まれることなく、無事にセッションを終えた。
岸に上がり、記念に貝を一個拾い、俺たちはまた長い道のりを「喉が渇いたぁ〜」と戻っていった。
(終わり)
帰りの車にてカイルに「あそこをブログに載せてもいいのかな?」と聞くと、「オフコース!あそこは誰も行かないし、サーファーはテリトリーを拡げた方がいいのだから、どんどん宣伝してくれ」
と建設的なお答え。
俺はこういう前向きな考えが大好きです。
ローカリズム問題も全て、サーファーの視点に立って考えれば解決するようなカイルの言葉でした。
でもこんなハワイアンは珍しく、多くは閉鎖的で波の写真を撮っているだけで怒られてしまう。
雑誌には載せませんよ、と言ってもとりつく島もない。
特にこの島はへんぴな場所にあって、先日洋平さんが来た時の第一声は
「こんなところからいつも日本に来ていたんですか!」
ということだった。
近くて遠い島なのです。
さて、昨日お伝えしたジェフ・ジョンストンのボード比較です。
左から5'0"(新コンセプトの前後自在モデル)、5'4"ロケットフィッシュ3OR4、AVISO 5'4" Rocket Fish、AVISO 6'6" Rocket Fish。
左の新コンセプトのボードはAVISOのジョンが「ぜひ乗って欲しい」と5'4" Rocket Fishを送ってきた際に5'4"のポリエスターと同梱されていた。
これはノーズにもフィンが装着できて、ショービットの際にさらなるトリックができるとするが、SK8トリックは一切しない俺には不要なのですが、とジョンに言うと「カービングもすごいぞ、カムア(ハワイのチームライダー)が絶賛していたんだ」ということで、折りを見て闘牛岬で乗ってみます。
その横にある5'4" Rocket Fishポリエスターは上に書いた通り、試乗品で、AVISOモデルにはないクアッドが試せるので、これも楽しみ。
左から3本目のAVISO 5'4" Rocket Fishは俺の体重(62kg)にジャストフィットするモデルで、昨日闘牛で乗り、その完璧なシェイプバランスと疾走感覚にうっとりとした。
一番右側は名作第一号のAVISO 6'6" Rocket Fishで、ノースハワイではジョンが持ち込んだことからシーライオン(トド)モデルと認定され、その動きの良さからニックが愛し、そして俺も魅せられ、ジョンにお願いして借りています。
AVISOのロケットフィッシュモデルは全4作。
他に5'9"があって、これは某サーフ雑誌の天才編集者のZOEさんのこの夏一番のお気に入りで、彼がこれから向かうジェフリーズベイに唯一持って行くボードである、と昨日のコメントにもありました。
ボードを多く乗り込んでいる人の高評価はじつにありがたいです。
6'2"はシエィ・ロペスがハワイ、ノースショアで乗り込み、絶賛しました。
ということは全てのサイズがマジックボードということです。
さすが精密にボードを製造するAVISOが認め、後押しするシェイパーの自信作と感じました。
今日も長いブログになってしまい、(実は一度消えて書き直しています。涙)ここまで読まれた方、いつもありがとうございます。
感謝しています。
では、また明日ここでお会いしましょう。
良い波が来るといいですね。
途中南側にあるブレイクをチェックするが、どこも膝サイズでしかもサイド風がすでに入っていた。
「よーし、シークレットに行くか!」とカイル。
俺はよくわからないので、「もちろん」と答え、波があるのならどこでも行くぜ、と気合いを入れた。
南側の端に元砂糖工場があり、そこを過ぎて、いくつものゲートを越え、たどりついたのは地球の果てといった風合いの乾いた場所であった。
カイルはここに車を停め、「水はあるか、カメラも釣り竿も全て持って行くぞ」とラッシュガードに着替え、赤いクアッドボードを持ってすたすたと歩き始めた。
俺はバックパックを背負い、釣り竿にBD3を抱えて後をついていった。
↑この長い道を延々と歩く。
暑く、額から汗がしたたり落ちてくる。
途中でTシャツを脱ぎ、さらに進むと進入禁止のゲートがあった。
カイルはなんなくこのゲートを開けて、また簡易鍵をしてさらに進む。
丘の上をまたずっと歩く。
こんなに歩いたのはひさしぶりだ。
と思っていると、海が現れた!
崖下にはオンショアながら頭サイズがブレイクしている。
「おー!ここでやろうぜ」と俺が提案すると、カイルは
「まだまだだ、ここよりナヴァーナの方が数倍いいぞ」
と言い、さらに山の向こうまで歩いていく途中で俺の水が底をついた。
「くー、こんなんだったら500mlでなく、2リットルのを持ってくれば良かった」と後悔するが、それをぐっとこらえてさらに歩く。
やがて岬が現れ、その小さな湾の沖にはオーバーヘッド波がブレイクしている。
「ここだぜ、着いたぜベイビー!」
とカイルが叫声をあげている。
瞬間的に奄美大島の元ちとせさんの生まれた集落前(名前失念)の波質にそっくりだ、と思う。
よく見ると、波の中に砂が巻き上っているので、このブレイクはかなり浅いだろうなとわかる。
ここから崖を下るのがまた一難で、no pain, no gain(苦労なくては、得るものはない)と体で知りながら両手両足を駆使して降りていく。
ようやく浜に着き、荷物を日陰に置き、沖に出るルートを知るカイルの先導で、浅いリーフのショアブレイクを越えながらゲッティングアウトする。
リーフが削れていないのか、トゲトゲしているので足に触れるとかなり痛い。
なんとか腰くらいの深さまでジリジリと二人で歩き、そこからセット波の泡を越えてパドリングをスタート。
少しパドリングすると、いきなり沖に出るカレントに乗った。
速い速いカレントで、ものすごいスピードで進んでいく。
この流れにめくれ上がるように波が崩れてくる。
かなりパワフルそうな波だが、底が浅いかもしれないので、あまり深くダックダイブしなかったら、「ドッパーーン!!」と強波に持っていかれた。
ドワー!!とボードは斜めになり、なんとかしがみつくように掴まって後ろ向きに後退地獄。
さらにもう3発喰らい、なんとか沖に出る。
失敗したのがコンペ用の細いリーシュであったことで、「こんなにパワーがあったら一発で切れちゃうぞ」と思う。
カイルを見ると太いのが付いていた。
切れたら、俺はこの流れを逆らって岸に泳ぎ戻る自信はあまりない。
両脇は断崖絶壁なので、しがみついても岸には戻れないだろうなあ。
ここはすごいシチュエーションだ、と驚きながら恐怖する。
波も貿易風をもろに受けて出現したうねりのコブなので、俺が泳いでいてもカイルには見えないかもな、とわかるといきなり決心がついた。
もしリーシュが切れて岸に戻れなかったら、沖に流れ出て、さっき通ったビーチまで流れに乗って行けばいい。
たぶん2kmくらいだから気持ちさえ切れなければなんとかなる、それにまだ朝だし、ゆっくり泳げばいいや、そうなった時は鮫などは気にしないようにしよう。
と最悪の状況をイメージし、そして避難場所もシミュレーションできたので波乗りに集中する。
テイクオフすると、流れで2段、3段と波が掘れて吸い込まれるように斜面がへこむ。
小さいのはなんとかなるが、セットの大きいのが吸い込むようにブレイクすると、ものすごい形のバレルとなる。
「オー、シリアスなバレルだぜ!」と喜ぶカイル。
その次の波で彼は吸い込まれて、当分海面から浮かんでこなかった...。
「大丈夫か?」
と思って見ていたら一度彼の赤いボードが出てくるが、また深く沈んでいく。
「これはやばい」
と彼に向かってパドリングをはじめると、カイルは浮かんできて「ギャオー!!」と叫び喜んでいる。(笑)
さすがハワイアン、すごいなあ、と感心しながらも俺はああなった時に耐えないと、と気を入れ直す。
最近はホワイトハウスで鍛えていたつもりだったが、こんな流れが強く、そして小さな湾なので両脇から切り立って集まってくる波はやったことがなかった。
しかも人気が全くなく、そんなことも負の要素に結びつく。
真剣に波を選び抜き、危ない波がくるとカイルが叫ぶお得意の「NAKI YOU MUST GO! GO GO!」という誘いにも応えずに淡々と波乗りを真剣にした。
結果は一度も吸い込まれることなく、無事にセッションを終えた。
岸に上がり、記念に貝を一個拾い、俺たちはまた長い道のりを「喉が渇いたぁ〜」と戻っていった。
(終わり)
帰りの車にてカイルに「あそこをブログに載せてもいいのかな?」と聞くと、「オフコース!あそこは誰も行かないし、サーファーはテリトリーを拡げた方がいいのだから、どんどん宣伝してくれ」
と建設的なお答え。
俺はこういう前向きな考えが大好きです。
ローカリズム問題も全て、サーファーの視点に立って考えれば解決するようなカイルの言葉でした。
でもこんなハワイアンは珍しく、多くは閉鎖的で波の写真を撮っているだけで怒られてしまう。
雑誌には載せませんよ、と言ってもとりつく島もない。
特にこの島はへんぴな場所にあって、先日洋平さんが来た時の第一声は
「こんなところからいつも日本に来ていたんですか!」
ということだった。
近くて遠い島なのです。
さて、昨日お伝えしたジェフ・ジョンストンのボード比較です。
左から5'0"(新コンセプトの前後自在モデル)、5'4"ロケットフィッシュ3OR4、AVISO 5'4" Rocket Fish、AVISO 6'6" Rocket Fish。
左の新コンセプトのボードはAVISOのジョンが「ぜひ乗って欲しい」と5'4" Rocket Fishを送ってきた際に5'4"のポリエスターと同梱されていた。
これはノーズにもフィンが装着できて、ショービットの際にさらなるトリックができるとするが、SK8トリックは一切しない俺には不要なのですが、とジョンに言うと「カービングもすごいぞ、カムア(ハワイのチームライダー)が絶賛していたんだ」ということで、折りを見て闘牛岬で乗ってみます。
その横にある5'4" Rocket Fishポリエスターは上に書いた通り、試乗品で、AVISOモデルにはないクアッドが試せるので、これも楽しみ。
左から3本目のAVISO 5'4" Rocket Fishは俺の体重(62kg)にジャストフィットするモデルで、昨日闘牛で乗り、その完璧なシェイプバランスと疾走感覚にうっとりとした。
一番右側は名作第一号のAVISO 6'6" Rocket Fishで、ノースハワイではジョンが持ち込んだことからシーライオン(トド)モデルと認定され、その動きの良さからニックが愛し、そして俺も魅せられ、ジョンにお願いして借りています。
AVISOのロケットフィッシュモデルは全4作。
他に5'9"があって、これは某サーフ雑誌の天才編集者のZOEさんのこの夏一番のお気に入りで、彼がこれから向かうジェフリーズベイに唯一持って行くボードである、と昨日のコメントにもありました。
ボードを多く乗り込んでいる人の高評価はじつにありがたいです。
6'2"はシエィ・ロペスがハワイ、ノースショアで乗り込み、絶賛しました。
ということは全てのサイズがマジックボードということです。
さすが精密にボードを製造するAVISOが認め、後押しするシェイパーの自信作と感じました。
今日も長いブログになってしまい、(実は一度消えて書き直しています。涙)ここまで読まれた方、いつもありがとうございます。
感謝しています。
では、また明日ここでお会いしましょう。
良い波が来るといいですね。
波が小さい。
フレディもクレイグも「今日はお休み」ということ。
それでも俺はココと一緒に闘牛岬に行きました。
到着するとサーファーはたったの2人。
「おー!」と喜んだのもつかの間、SUP(スタンドアップ・パドル・サーフィン)が2台登場して、いきなり消沈。(笑)
小波ながら、そうだAVISO JJ ROCKET FISH5'4"が届いたので、使いはじめました。
その理由はロケットフィッシュの6'6"がマジックボード、なおかつ俺の体重62kgにジャストフィットするモデルだったのでAVISOジョンに頼んで注文しちゃいました。
すると、テスト用のポリエスター2種(同サイズ、奇抜デザイン)も一緒に届いたので、明日にでも写真を撮って比較してみます。
新品のAVISOボードを使い始めることは、CAUTIONと書いてあるステッカーを剥がし、リーシュプラグを取り付け、フィンを装着し、中性洗剤でデッキパッド箇所を拭き、それからよーくから拭きしてデッキパッドを取り付けて、ワックスを塗る。
つまり表面をさすり、エポキシ樹脂の香りを味わい、という至福の時となる。
俺はボードコレクターではないのと、家に置いておく場所がないので、いつかこのボードはどこかに旅に出て行ってしまうのだろうが、それまではゆっくりしていってね、などと思いながらワックスをかける。
AVISOの醍醐味は、柔らかい乗り味もさることながら寸分違わぬサイズにあると思う。
一度でも自分の好きなサイズとデザインを見つけたら、どこに行ってもそのモデルを確保できればそれはマジックボードなのだ。
事実BD3は日本に一本、これはキンチャンズで活躍したボードであるが、今は泰介さんが乗っていて、そしてここノースハワイにあるBD3もそれと全く同様の挙動性能なのです。
千葉で勇人さんに「BD3貸してください」とお願いすれば、ボードを持っていかなくても、あの波乗りができると思うとじつに心強い。
前置きが長くなったけど、この5'4"の乗り味は抜群で、またしてもジェフ・ジョンストンというシェイパーの凄さを知るところとなりました。
セットの本日一番いい波(wave of the day)にも乗れたから運があるボードでもある、と断言します。
このシェイパーはハレイワに住んでいて、去年だったかな、一度お会いしたことがあるけど、職人という目と手をしていたなあ。
シエィ・ロペスが気に入って、「JJすごくいいぞ」と俺に教えてくれたのが今になってよくわかった。
コールとはまたひと味も違う乗り味で、これを何に例えたらいいのだろう?とずっと考えていたら、「車に例えるといいのだ!」と思いついた。
コールがランボルギーニならJJはロータス、いやランチャ、またはマセラッティだろうか。
とするとあのシェイパーはあの車か、などと書いていきたいのだが、それには字数が足りないのでこれは後日。
それからオフィスに戻り、
BLUE誌巻頭コラム脱稿
Dictionary特集LOVE FILMの作品と原稿入稿
なみある?動画編集
コールに電話し
AREA51の川高さんとも話し
AVISOジョンにもJJの感想を言い
ドノバンに電話するが、つながらず
確定申告について税理士ジャネットと話し
カイル・マリグロとも話し、
花を撮ろうとコロアの教会まで行く。
プルメリアが満開で、
つぼみに雨のしずくが桃色ににじんで美しかった。
俺はこの「しずく」が大好きで、こういうのであればいつまでも撮っていられるのだ。
これが今日一番のお気に入り↓
ノースハワイの最近は雨が多く、そろそろ季節は秋になろうとしているようです。
(おまけ)
INTER FMの「Up's Beat(Mon-Fri 18:00-)」でおなじみのMC、ふーみんこと岡村ふみのさん(Mon,Wed & Fri)から昨日高円寺で開催された阿波踊りの写真が届きました。
そういえばちょうど昨年の今日、桑原茂一さんとイシハラさんで食事した際に「阿波踊りの色気」について話題になったのを思い出した。
a coincidence(偶然の一致)に驚き、踊る阿呆に見る阿呆同じ阿呆なら踊らにゃ〜というフレーズが浮かんできた。
不思議な気持ちになった一枚の写真です。
ふみのさん、ありがとう!
フレディもクレイグも「今日はお休み」ということ。
それでも俺はココと一緒に闘牛岬に行きました。
到着するとサーファーはたったの2人。
「おー!」と喜んだのもつかの間、SUP(スタンドアップ・パドル・サーフィン)が2台登場して、いきなり消沈。(笑)
小波ながら、そうだAVISO JJ ROCKET FISH5'4"が届いたので、使いはじめました。
その理由はロケットフィッシュの6'6"がマジックボード、なおかつ俺の体重62kgにジャストフィットするモデルだったのでAVISOジョンに頼んで注文しちゃいました。
すると、テスト用のポリエスター2種(同サイズ、奇抜デザイン)も一緒に届いたので、明日にでも写真を撮って比較してみます。
新品のAVISOボードを使い始めることは、CAUTIONと書いてあるステッカーを剥がし、リーシュプラグを取り付け、フィンを装着し、中性洗剤でデッキパッド箇所を拭き、それからよーくから拭きしてデッキパッドを取り付けて、ワックスを塗る。
つまり表面をさすり、エポキシ樹脂の香りを味わい、という至福の時となる。
俺はボードコレクターではないのと、家に置いておく場所がないので、いつかこのボードはどこかに旅に出て行ってしまうのだろうが、それまではゆっくりしていってね、などと思いながらワックスをかける。
AVISOの醍醐味は、柔らかい乗り味もさることながら寸分違わぬサイズにあると思う。
一度でも自分の好きなサイズとデザインを見つけたら、どこに行ってもそのモデルを確保できればそれはマジックボードなのだ。
事実BD3は日本に一本、これはキンチャンズで活躍したボードであるが、今は泰介さんが乗っていて、そしてここノースハワイにあるBD3もそれと全く同様の挙動性能なのです。
千葉で勇人さんに「BD3貸してください」とお願いすれば、ボードを持っていかなくても、あの波乗りができると思うとじつに心強い。
前置きが長くなったけど、この5'4"の乗り味は抜群で、またしてもジェフ・ジョンストンというシェイパーの凄さを知るところとなりました。
セットの本日一番いい波(wave of the day)にも乗れたから運があるボードでもある、と断言します。
このシェイパーはハレイワに住んでいて、去年だったかな、一度お会いしたことがあるけど、職人という目と手をしていたなあ。
シエィ・ロペスが気に入って、「JJすごくいいぞ」と俺に教えてくれたのが今になってよくわかった。
コールとはまたひと味も違う乗り味で、これを何に例えたらいいのだろう?とずっと考えていたら、「車に例えるといいのだ!」と思いついた。
コールがランボルギーニならJJはロータス、いやランチャ、またはマセラッティだろうか。
とするとあのシェイパーはあの車か、などと書いていきたいのだが、それには字数が足りないのでこれは後日。
それからオフィスに戻り、
BLUE誌巻頭コラム脱稿
Dictionary特集LOVE FILMの作品と原稿入稿
なみある?動画編集
コールに電話し
AREA51の川高さんとも話し
AVISOジョンにもJJの感想を言い
ドノバンに電話するが、つながらず
確定申告について税理士ジャネットと話し
カイル・マリグロとも話し、
花を撮ろうとコロアの教会まで行く。
プルメリアが満開で、
つぼみに雨のしずくが桃色ににじんで美しかった。
俺はこの「しずく」が大好きで、こういうのであればいつまでも撮っていられるのだ。
これが今日一番のお気に入り↓
ノースハワイの最近は雨が多く、そろそろ季節は秋になろうとしているようです。
(おまけ)
INTER FMの「Up's Beat(Mon-Fri 18:00-)」でおなじみのMC、ふーみんこと岡村ふみのさん(Mon,Wed & Fri)から昨日高円寺で開催された阿波踊りの写真が届きました。
そういえばちょうど昨年の今日、桑原茂一さんとイシハラさんで食事した際に「阿波踊りの色気」について話題になったのを思い出した。
a coincidence(偶然の一致)に驚き、踊る阿呆に見る阿呆同じ阿呆なら踊らにゃ〜というフレーズが浮かんできた。
不思議な気持ちになった一枚の写真です。
ふみのさん、ありがとう!
暑い日が続いています。
先日、スパーキ家に行った際に蚊かノミに足や体をやられ、「痒いー」と起き、リトルリーグの3位決定戦を見る。
優勝戦のハワイVSメキシコはビデオに撮ったので、後で見ます。
フレディから電話があって、ホワイトハウスは風が入っていてジャンクなコンディションというので家族で闘牛岬に行きました。
日曜日ということでかなり混んでいたので、俺は岸から釣りをしました。
マークホワイトルアーを付けて投げるとすぐにアタリがあり、しかし針にのらないので小型かな、と思っていたらゴン!と大きいのがきました。
ジーとドラグが鳴り、糸が出ていくのを耐えながら寄せてきたのですが、魚が針から外れてしまい、残念無念。
逃した魚は大きい、ということわざ通りで針が伸びてしまっていた。
もしかすると5kgはあったかな?
その後アタリはなくなり、場所を変え、角度を変え、巻き取るスピードを変え、とやっていたが全くの沈黙。
また先ほどの大魚を逃した場所に戻りキャストすると、ガンと竿を持って行かれ、またリールがギーーっと悲鳴を上げた。
今度こそあげるぞー、と思い、長々と時間をかけてランディングすると大きなパピオ(アジ)だった。
すごいファイトだった、と感動していると、ハワイアンのおじさんがこれは4パウンダーだな、と評した。
4パウンドというと2kg近くあるので、これは刺身にしようとビニール袋にしまいこんだ。
その後、さきほどより少し小さいがもう一匹がかかり、2匹もあれば大満足だと竿をしまい、AVISO JJ Rocket Fish 6'6"でパドルアウトした。
このままリーシュプラグに糸とルアーを付けて流せばトローリングになるな、と釣りのことばかりを考えていた。
家に戻って調べてみると、このパピオは「Blue-fin trevally」という名前で、なるほどヒレが真っ青でした。
GTの親戚かもですね。
お顔がそっくりでした。
写真を撮ればよかったんだけど、最近豪雨が多いのでカメラが濡れるのが嫌なのと、まさか岸からあんなのが釣れるとは思わなかったので持って行かなかった。
次は撮ってきますね。
とさきほどさばき、お刺身と干物風にしてみました。
今夜が楽しみ。
ビールをグビグビっといこうっと!
これはホワイトハウスです↑
YOUTUBEに動画を43本アップしていますが、最近はHOW TOのニーズが多く、少し作ってみました。
これはアンディ・アイアンズのパーフェクトターンの動画なのですが、ライディングの合間にキャプションを挟むというアイディアを取り入れてみました。
http://jp.youtube.com/watch?v=7r63xA0x1Bg
ターンのたびに止まってしまうので、少し見づらいかもですね。
先日、スパーキ家に行った際に蚊かノミに足や体をやられ、「痒いー」と起き、リトルリーグの3位決定戦を見る。
優勝戦のハワイVSメキシコはビデオに撮ったので、後で見ます。
フレディから電話があって、ホワイトハウスは風が入っていてジャンクなコンディションというので家族で闘牛岬に行きました。
日曜日ということでかなり混んでいたので、俺は岸から釣りをしました。
マークホワイトルアーを付けて投げるとすぐにアタリがあり、しかし針にのらないので小型かな、と思っていたらゴン!と大きいのがきました。
ジーとドラグが鳴り、糸が出ていくのを耐えながら寄せてきたのですが、魚が針から外れてしまい、残念無念。
逃した魚は大きい、ということわざ通りで針が伸びてしまっていた。
もしかすると5kgはあったかな?
その後アタリはなくなり、場所を変え、角度を変え、巻き取るスピードを変え、とやっていたが全くの沈黙。
また先ほどの大魚を逃した場所に戻りキャストすると、ガンと竿を持って行かれ、またリールがギーーっと悲鳴を上げた。
今度こそあげるぞー、と思い、長々と時間をかけてランディングすると大きなパピオ(アジ)だった。
すごいファイトだった、と感動していると、ハワイアンのおじさんがこれは4パウンダーだな、と評した。
4パウンドというと2kg近くあるので、これは刺身にしようとビニール袋にしまいこんだ。
その後、さきほどより少し小さいがもう一匹がかかり、2匹もあれば大満足だと竿をしまい、AVISO JJ Rocket Fish 6'6"でパドルアウトした。
このままリーシュプラグに糸とルアーを付けて流せばトローリングになるな、と釣りのことばかりを考えていた。
家に戻って調べてみると、このパピオは「Blue-fin trevally」という名前で、なるほどヒレが真っ青でした。
GTの親戚かもですね。
お顔がそっくりでした。
写真を撮ればよかったんだけど、最近豪雨が多いのでカメラが濡れるのが嫌なのと、まさか岸からあんなのが釣れるとは思わなかったので持って行かなかった。
次は撮ってきますね。
とさきほどさばき、お刺身と干物風にしてみました。
今夜が楽しみ。
ビールをグビグビっといこうっと!
これはホワイトハウスです↑
YOUTUBEに動画を43本アップしていますが、最近はHOW TOのニーズが多く、少し作ってみました。
これはアンディ・アイアンズのパーフェクトターンの動画なのですが、ライディングの合間にキャプションを挟むというアイディアを取り入れてみました。
http://jp.youtube.com/watch?v=7r63xA0x1Bg
ターンのたびに止まってしまうので、少し見づらいかもですね。
今朝は6時半からリトルリーグ・ワールドチャンピオンシップ戦のTVを見た。
日本(4戦全勝)対メキシコ(4戦全勝)
この日本チーム「江戸川南」を予選から連続でTV録画して見たら、それぞれの球児にあだ名がついた。
おっさん(24)180cm、70kg!
大仏くん(25)
チョロ(1)
カズオ(6)
ジャニーズ(8)
ガリ勉くん(11)
球三郎(7)
イガラシ(3)
飛雄馬(18)
(かっこ内は背番号)
このチーム『江戸川南』は松坂さんの出身チームであり、ここで30年間監督をやっているというシンゴ・アリヤスさんには「野村監督」とつけた。
とても良い試合だったが、「日本に勝つために誕生日も、休日も、もちろん正月、クリスマスも返上して毎日4時間練習してきた」というメキシコチームの死にものぐるい攻撃に、技術と体力で勝る日本が4−5と惜敗した。
これで日本チームはインターナショナル準優勝と決定し、明日のワールドシリーズにはハワイ対メキシコとなった。
日本の選手は移動距離もさることながら時差による体調不良もあっただろうし、ボランティアというアマチュア審判団の甘いプレートジャッジにもめげずよくやりました。
俺が個人的に好きなのはキャッチャーとピッチャーを務めた「大仏くん(25)」本名ユタカ・タケシタくんで、にっこにこの笑顔と、強肩強打が印象的でした。
江戸川南チームのみなさんには、毎日いい試合とプレイを見させてもらい、集中する美しさと勇気をもらいました。
大人になっても変わらずに、毎日を攻め続けてください。
ありがとう!
さて、ノースハワイは季節の変わり目なのか、天候不安定である。
晴れて暑いなぁ、と思っているとその2分後には「ザバアアアー」と豪雨となる。
波も薄くなるように消えてきたので、今朝は海に行かずに上記したリトルリーグの決勝戦を見て、それから原稿書きをしている。
夕方には海に行けるといいんだけど。
みなさんも良い日にしてくださいね。
日本(4戦全勝)対メキシコ(4戦全勝)
この日本チーム「江戸川南」を予選から連続でTV録画して見たら、それぞれの球児にあだ名がついた。
おっさん(24)180cm、70kg!
大仏くん(25)
チョロ(1)
カズオ(6)
ジャニーズ(8)
ガリ勉くん(11)
球三郎(7)
イガラシ(3)
飛雄馬(18)
(かっこ内は背番号)
このチーム『江戸川南』は松坂さんの出身チームであり、ここで30年間監督をやっているというシンゴ・アリヤスさんには「野村監督」とつけた。
とても良い試合だったが、「日本に勝つために誕生日も、休日も、もちろん正月、クリスマスも返上して毎日4時間練習してきた」というメキシコチームの死にものぐるい攻撃に、技術と体力で勝る日本が4−5と惜敗した。
これで日本チームはインターナショナル準優勝と決定し、明日のワールドシリーズにはハワイ対メキシコとなった。
日本の選手は移動距離もさることながら時差による体調不良もあっただろうし、ボランティアというアマチュア審判団の甘いプレートジャッジにもめげずよくやりました。
俺が個人的に好きなのはキャッチャーとピッチャーを務めた「大仏くん(25)」本名ユタカ・タケシタくんで、にっこにこの笑顔と、強肩強打が印象的でした。
江戸川南チームのみなさんには、毎日いい試合とプレイを見させてもらい、集中する美しさと勇気をもらいました。
大人になっても変わらずに、毎日を攻め続けてください。
ありがとう!
さて、ノースハワイは季節の変わり目なのか、天候不安定である。
晴れて暑いなぁ、と思っているとその2分後には「ザバアアアー」と豪雨となる。
波も薄くなるように消えてきたので、今朝は海に行かずに上記したリトルリーグの決勝戦を見て、それから原稿書きをしている。
夕方には海に行けるといいんだけど。
みなさんも良い日にしてくださいね。
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プロフィール
名前:Naki 2009 または船木三秀
HP:NAKISURF
性別:男性
職業:専門職
趣味:海
自己紹介:
11年暮らしたカリフォルニアからノースハワイ島に住みかえ、毎日クオリティの高い波で波乗りをしています。
私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。
風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。
波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。
そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。
同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。
ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。
また、カリフォルニア州、サンクレメンテ発のサーフショップ『NAKISURF.COM』も運営しております。
こちらは長年培ったサーフ業界のコネクションを活かし、世界で一番誇れるWEB STOREを目指しておりますので、どうぞご覧になってください!
ぜひ!
どうぞよろしくお願いします。
私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。
風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。
波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。
そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。
同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。
ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。
また、カリフォルニア州、サンクレメンテ発のサーフショップ『NAKISURF.COM』も運営しております。
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