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 9月13日、台風13号。

 奇妙な、下手をするとアンラッキーの日とされる数字だけど、深き、極わまれる日だった。

 男の価値は一筋の光を見いだすことだと信じているけれど、今日はまさにそんな日。むき出しに近い岩棚の上に13号のたくましいうねりが炸裂している。それをかいくぐるのには精緻で的確な技術が求められ、その次にはこの波に乗るぞ、という堅硬な意志。まるで奇跡のようなパーフェクトなリーフの上を薄く削ぐように海が動き、うねりは一瞬で波へと変化し、その魂とリーフは絶頂をむかえ、昇華していった。

 俺と竜ちゃんは、ダイナマイトレフトの潮位140cm前後という全ての波に対して、真摯に向き合った結果、わずか2時間強のセッションは生涯記憶に残るであろう時間となった。そしてこのニライカナイツアーの地元の人たちがみんな笑顔でやってきた。豊かな暖かき時間が圧縮するのを感じた。

 翌日、9月14日はさらにうねりは上がり、驚喜と狂気の両面波がやってきた。

 そして、デジタル写真をRAW現像すると、展望台からマルヤーズと朝焼けを写した写真が現れた。俺はこれに「傷のない完璧な日」と名付け、俺たちはその、ダイナマイトレフト波の鼓動を深く刻み込んだ。

追記:傷のない日だと思っていたら、恐ろしいこのヒャン(アカマタ)の至近距離顔から始まった朝だったのだ。
これを撮るために近づいたときの冷ややかな恐ろしさ。
よく見ると目に俺が映っている。

(*ヒャン=アカマタはあの猛毒ハブを丸ごと食べちゃうらしい)



↓マルヤーズ、ニライカナイの理想郷にて



↓これがヒャン。恐ろしい顔。その蛇博士エイジ君曰く、この方はコブラ科だという...



今回のニライカナイツアーでの愛する友人たち。

左からこころの師匠一平君、裕章君、文英二(かざりえいじ)君、一三君、
下の左から竜ちゃん、俺、ダイナマイトレフト・マスターの西さん、紅一点奄美生まれの小浜育ちの教子ちゃん、




ダイナマイトレフトの御姿。パドルしているのは竜ちゃん↓


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朝ビーチを見ながら、



小さくなったWHWもチェック↓
いい波だなあ。



と後ろ髪をひかれる想いで、LIH空港を飛び立ち



ホノルル国際空港を通過し、このUA機で↓



さきほど成田に着きました。

DCSK(大ちゃん)に迎えに来てもらい、環七で辛みそつけめんを食べて、第三京浜で(これから一緒に旅を始める)竜さんの家に。
ちょうど今日は竜ちゃんの誕生日だったので、彼の家でケーキを食べてから、鎌倉和楽家具&友人みんなで藤沢にオープンしたビックカメラに行き、そして食事。

鎌倉名物「らあ麺ちんや」に行きたかったのですが、ちょうど閉店後だったので、満席のヤキトリ屋を後にしながら、

アボカドとエビのピザ(竜ちゃん)
温野菜のサラダ(唯ちゃん)
いつまでたっても出てこなかったチキンソテー(豪ちゃん)
タコライス(ダイソン・ギフー)
和風スパゲッティ(一平君)
カリフォルニア丼(竜ちゃん&DCSK)
鶏肉そぼろクリームスパゲッティ(俺)
と、

マンゴスムージー(結ちゃん&俺)
パッションフルーツ・スムージー(竜ちゃん)
コロナビールx2(豪さん)
コロナビール(ダイソン・ギフー)
抹茶ラッテ(DCSK&一平君)
アップルパイ&バニラアイス(俺)
チーズケーキ(竜ちゃん)

をみんなで食べました。(笑)

一息付いたらもう朝の3時。
ここはエアマック(無線LAN)が飛んでいるので、日記をアップ。

もうすぐ羽田から奄美です。
奄美で接続はできるのか?



↑これはDCSK


今東京の勉強をしています。

1. 文化、文教の中心だから文京区なんだって。これはよくわかる。

2. 品川区の由来は下無川で、川の流れが砂になくなってしまうところからこの名前が付いた。なるほど川なんてないもんね。

3. 港区は東京港区だったのだが、長いため東港区と変更したが、東京都〜と続くと東が重なるので港区となった。

とハワイ大学院の歴史学者トムくんにメイルすると、彼の地元の国立について返事がきた。

4.  国立の由来は単純に国分寺と立川の間なので、国立となる。そして国分寺は聖武天皇とかそのころに仏教が大陸から渡来し、全国に国直営のお寺が建てられたことに由来。だから全国に国分寺ってありますね。

地名だけで不思議で深いのだなあ。

ちなみに今日は闘牛ポイントで1時間。
小さかったけどクリーンで楽しかった。
名前の由来は、海まで行くのに闘牛のいるところを通るから。
もし襲われたら横の川に逃げろと聞かされ....。

ホワイトハウスはその名の通り、ブレイクの前の家が真っ白。



それならこれには「朝焼け海」とありきたりの名前を付けてしまおう。
フィジーの壮烈な朝です。
Be there「そこに」



なんかこの写真を見ていたら、そう思ってしまった。
夏はいつもここに行っていたが、今年は行けなかった。
場所は中米、コスタリカの太平洋側。
プライベートビーチなので、ボートをチャーターする以外アクセスがないからいつも無人。

朝フルーツを食べ、足跡のない浜を歩き、波に乗る。
掘れ上がる世界屈指のレフト。
長い斜面のライト。
波乗りのエッセンスが詰まったブレイク。
水温28度、気温33度。
重い波、深く沈められるワイプアウト。

潮が干き、海から上がると、暖まった潮だまりに体を横たえて海水と自分を同化させる。
少し潮が上げてきたらまた波に乗る。

このリーフの上の家に戻り、濡れたトランクスのまま壊れたボードにワックスを詰め、応急処置をする。
リーフで切った足にライムを塗る。
好きな本を読み、音楽を聴きながら天井扇風機のカタカタという音に微睡む。

そんなシンプルな毎日が恋しい。

インターネットはもちろん、電話も何もない世界。
社会の全てから取り残されても幸せな純粋な空間。

波乗りの楽しみを凝縮させ、今俺はこれを書いている。
サーファーで良かった、
と思った瞬間涙があふれた。

誰かの亡霊なのかもしれない。
今さっき中継地点のホノルルに到着。
この空港は変な形をしていて、本国便、国際便、離島便とそれぞれのターミナルが遠い。
移動には本当に大変。
なんとかならないのかな?
サンディエゴからの飛行機は満席で、夏休みってやっぱりすごいな、と実感。
機内ビール一本5ドルだって!実際には70セントの缶なので、7倍だあ!
俺は禁酒中だから飲まないけど、横の人が文句たらたら、俺もそう思う。
たった5時間のフライトで片道400ドルも取るんだからただにすべき。



カウアイ若頭ダフイの攻撃隊長のカラがヴォーグの表紙になっているのを発見。
写真ブルース・ウエバーとあったので、彼の友人であるハービーに電話をする。
そうしたら、ブルース・アイアンズをカバーにするためにハワイに行って撮ったんだけど、脇役だったカラの写真を編集長がいたく気に入ってこうなったのだ、という裏話。
なかなかかっこいい。



それならと、俺はアストロデッキの若頭ザッキィーの後ろ姿で対抗する。
俺もこのように全身入れたいな。
かっこいい。
日本だとプールとか温泉に入れなくなるんでしたっけ?
アーチも入れているし、ミッドエイジ・クライシスしようかな?(笑)



出発前の買い物はいつもここ、トレーダージョーズ。
柳瀬と買いまくりました。
俺の好きなのはBanana nuts crunchというシリアル。
ソイミルク(豆乳)と相性が良く、本当においしい。




今からカフルイまで出発します。

1週間くらいは掲示板やこちらのブログに書き込みづらくなると思うのですが、接続があったときに読みたいので、ぜひコメントを残しておいてください。

掲示板BBSの方は、スタッフ柳瀬が私と電話連絡で回答できますので、こちらもご利用ください。
レスがいつもより遅れると思いますが、ご了承ください。

それでは行ってきます!






バリで撮ったデジタル写真を見ている。
ウルワツ。



ウルワツで波乗りするときにみ○くん&ホセさんコンビに撮影をお願いして、あまりの浅さに苦しみながらなんとか乗って、「やったぞ!」
と岸に上がると、
「いやあ、女の子を見ていたらミスしちゃいました」

で、チェックするとやはりその波に乗っている時間にビキニ女の子が記録されていた。
これがその証拠で、今でも少し悔しい....。



悔しいのが今回の日本であまりケーキを食べなかったこと。
一度だけ竜ちゃんと東京見物をした時に「甘いものツアー」をしました。
その時食べたのは、生シュークリームにチーズケーキ...。
ああ今食べたいっ!
ということで神戸のケーキ屋さんのショーウインドウをパシャリ。


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プロフィール
名前:Naki 2009 または船木三秀
HP:NAKISURF
性別:男性
職業:専門職
趣味:海
自己紹介:
 11年暮らしたカリフォルニアからノースハワイ島に住みかえ、毎日クオリティの高い波で波乗りをしています。

 私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。

 風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
 その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。

 波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。

 そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。

 同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。

 ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。

 また、カリフォルニア州、サンクレメンテ発のサーフショップ『NAKISURF.COM』も運営しております。

 こちらは長年培ったサーフ業界のコネクションを活かし、世界で一番誇れるWEB STOREを目指しておりますので、どうぞご覧になってください!

ぜひ!

 どうぞよろしくお願いします。
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