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戻ってきた途端に6フィート、無風のパーフェクト。
これは日本に大風、大雨の被害をもたらした台風17号からのうねり。

ノースの友人からばんばん電話がかかってくるし、怪我をしてサーフできないってなんか複雑。
でもあいかわらず波には追いかけられています。
運が良いというか、なんともはや。



読書とMLBのチャンピオンシリーズ観戦。
アメリカンリーグの解説者は元マリナーズ監督のルー・ピネラさん。
これがおもしろいのなんのって、たまりません。
野球を隅々までよく知っている人がこういう大事なゲームでこれだけ話してくれると、自分までも詳しくなります。
それにしてもすごいのが昨日の試合。
6回にデトロイトの先発ヴァーランダーが2球投げただけで、ルーさんは「これはもうだめだな、次のバッターで変えるでしょう」と言ったら、ブルペンに救援投手が現れ、急いでウオームアップ、そしてキャッチャーがタイムをかけている間に本当に投手交代となった。
現役監督(デビルレイズ)の凄さを思い知った。
そういえばヤンキースのジョー・トーリ監督の後釜がルーさんでした。
波乗りもこんな監督がいたらおもしろいかも!?

ということですっかり監督になりすました俺は、息子ノアとその友人アッシャーを連れて南は波の小さなポイプビーチに行きました。

ノアターン↓



左がアッシャー、右がノア↓



少年時代の風を感じた夕陽。


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先日の満月の写真が仕上がってきた。
これは朝陽を待つ満月。



今日からサイズダウン。
しかし、危険な波は変わらず。↓



満月の潮が多すぎるのか、多くの波はこんな風にダンスしてしまう。
テイクオフで目つぶしをくらい、そのままボトムに落とされたらフィンでモモ肉を削いでしまった。
傷は浅いが打ち身で傷廻りは内出血。
でも深く切らなくてよかった。

実は明日から旅に出るので、怪我は絶対に困るから、と思ってサーフしていたらやってしまった。
悪いイメージをすると、その通りになると言うけど、これはその典型ですね。

守って、後手に入ってしまったようだ。
攻めないとね。



南うねりがあのまま大きくなり、重たい波と揺れる海面。
ロングボードに乗ったドノバンとシングルフィンの俺で岸から彼方沖で割れるレフトまで行き、途中でボードを流し、強いオンショアにあおられて、海流に負け、長時間泳ぐはめとなった。

遠い岸、揺らぐ精神と気力。
チョッピーなので、海面はでこぼこで、鮫の恐怖もあり、とんでもない時間をさまよった。
何も考えないようにして、止まらないようにゆっくりと泳ぎ続けた。
砂浜に戻り、水が来ないところまで行き、座り込む。

ここにいる自分を何回も確認し、そして命に感謝した。
いつでも自由に吸える大気に満足して横に倒れ込んだ。

目を開けるとドノバンがいて、ずっと俺を捜してくれていたそうで、俺の無事を知りかなり喜んでいる。
「チョッピーの恐怖だよな」と彼は何度も言い、俺は彼の青い瞳を見ながら呆然としていた。
海の大きさを知り、怖くなった。

ドノバンが持ってきてくれた俺のシングルフィンは岩場に打ち上げられていたそうで、ぐしゃぐしゃになってしまっていた。
俺の代わりに犠牲になってくれたのだ。
時間をかけてきれいに直してあげよう。

↓これは昨日のWHW。
芸術ですが、今見ると怖いです。




朝が一番コンディションがいいのに、干きすぎでうねりが届かず。
正午に潮は上げ一杯になるんだけど、そうするとうねりがやってくる。

ドノちゃんと俺はロングで誰もいないリーフ波を滑ってきた。
これは俺が撮っているか確認している証拠写真。(笑)



夕焼け前に疲れたから寝るよ、という彼を置いて俺が向かったのはWHW。
なんとものすごいうねりがやってきている。



明日が楽しみ。

こんな日はさっさと寝ようっと。
今日から南うねりが入り始めてきたようだ。

朝焼けのホワイトハウス。↓



そしてWHWにも行った。↓



波乗りの後、急に曇ってきた釣りはさんざんで、大間の本マグロどころか、なんとハワイの州魚のフムフムヌクヌクアプアーHumuhumu-nukunuku-a-pua'aが釣れてしまった。



これは英語名Picasso Triggerfishという魚で、なんともピカソ...、いや熱帯魚ぽい。
悪く言えばグロ。
ドノバンは「イエィ!サシミー!!」と感動していたけど、俺にはちょっと....。(笑)

明日の波はもっと大きくなりそうです。
ドノバンが来ていることは昨日ここでお伝えしました。
彼家族と一緒にシークレットビーチに。



ここはトレードウインドを除ける小さな湾で、白い砂浜、青い海が拡がっている。
俺とドノバンは海底の石を海中で持ち、どこまで運べるか競争したりしていた。

最初は5mも歩くと息切れしていたのだが、お互いの競争心からどんどん距離は伸び、最後には20mは運べるようになってしまった。
真剣勝負の賜。

でも沖に向かって20mも運ぶと、深さが5m位になるので海面までが苦しい。

これでジャック・マイヨール竜ちゃんに少し近づけたかな。(笑)

海からの帰り道、彼の新築の工事現場を見に行った。



(後ろの家がそう)

来年の1月には越してくるそうで、楽しみな新年となる。

俺は最近ベン・ハーパーにはまっているので、ドノバンから見た彼像を聞いたりして、興味深い話もぎっしり。

明日は一緒に釣りに行くのだ。

ドノちゃんは、「おう、それじゃ大きい鮪を釣るぜ!」って言っているけど、無知だなあ、と言いそうになるのをぐっとこらえて「釣ろう釣ろう」と餌のエビを買う俺。(笑)
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プロフィール
名前:Naki 2009 または船木三秀
HP:NAKISURF
性別:男性
職業:専門職
趣味:海
自己紹介:
 11年暮らしたカリフォルニアからノースハワイ島に住みかえ、毎日クオリティの高い波で波乗りをしています。

 私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。

 風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
 その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。

 波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。

 そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。

 同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。

 ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。

 また、カリフォルニア州、サンクレメンテ発のサーフショップ『NAKISURF.COM』も運営しております。

 こちらは長年培ったサーフ業界のコネクションを活かし、世界で一番誇れるWEB STOREを目指しておりますので、どうぞご覧になってください!

ぜひ!

 どうぞよろしくお願いします。
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