ドラゴンヘッド

無事にノースハワイに戻り、今ここからブログのアップをしています。↑

「ドラゴンヘッド」と呼ばれる竜の頭が見えますか？
朝陽の時が少し波が大きかったようです。↓



長いライト。
セット波は、ブレイクの音が２秒くらい遅れて「ドッパーン」と聞こえる。
距離があるんだろうな。

今日は西北西のうねりだからイナリーズなんだけど、歴史的なこの波を見たくて引き寄せられてきた。

アメリカ・リゾートバブルとかで土地の高騰が始まり、眺望の良かったここにハイグレードなリゾートを建設した。
反対側からこのリゾートを見ると巨大な要塞のよう。
支配者たちの集う場所なのか。

要は場所のブランドなんだろう。
場所に貴賓なしって言いたいよ。
だって、ここには白人貴族ばかりで、このハワイの貴重な美しい場所がお金で買われちゃった気がしてならない。
でも波は誰にも占領されていなくって、のんびりゆったりとブレイクしていたからこれはこれでいいのかな？

これは屋久島の波を水の中、後ろから撮ったもの。
これにはブランドなどなく、「波は波らしく」崩れていた。↓



黄色とピンク、オレンジプルメリアと朝陽。
ブランドではない美しさの芸術。



ちょっと複雑なスムージーの味でした。

大雨だ

©Akihito Kashi Photo

「水中で息ができる」と喜びながら泳いでいた。

気が付くとそれは夢で、窓の外は夜半からどしゃどしゃとものすごい雨が降っている。

そういえば、ここから車で３０分のカパアに住むＩＳＯさんが「今日はものすごい雨ですよ」
と聞き、えっ？雨なんか降っているの？
と驚いた昨日の自分を思い出した。

どうやらこっちにその雨雲が移動してきたようだ。

ニュースをチェックするとこの辺り一帯に洪水注意報。
これじゃアラート出るよね、というくらいの量。

雨の音で思い出すのは屋久島。
ここは雨が降って、川となり、海に注いで、蒸発して、雨雲となる。
という自然のサイクルを間近で感じられる場所。
これは滝の下から撮った水面。
気泡が星で、なんか宇宙みたい。↓



昨日ブログをアップしたあと、ハワイアン航空の空席状況を見ると、席は空いている。
ということで、突然ですが、これからオアフ島に行ってきます。
都会怖いー。（笑）



純（城）が空港に迎えにきてくれるというので、おみやげを、と探しているが何もないな。
おーＭＬＢの公式球がある。
これにしようっと。
野球ファンにはうれしいおみやげだと思う。

あっくん寝てるかな？
トム君？

みんなに空港から電話しよう。

これで公平さんに会える。

静かなハロウイーン

気が付いたらもう１１月だ。

日本と違ってハワイは１日遅れなので、今日はハロウイーン。
と思いきや誰もキャンディを取りにこない。
ハロウイーンは白人の行事なのだなあ、とこっちに越してきてわかった。

カリフォルニアにいる時は、大量の子供来襲訪問を避けて家の奥に隠れていたものだが、ここでは本当に静か。

ハワイバンザイ。

しかし、このハロウイーンは本当に意味がわからない。
お盆みたいなものだと理解しているが...。



そんなハロウイーンの朝、あいかわらず北東から大きなうねりが届いている。

誕生日のブログに登場した友人ウッドがカリ○ワイから「すごい波だ！底ぼれで１２フィートはある！！」って電話をくれた。
でもすごく混んでいるから来ない方がいいとも言っているので、俺は迷わずシークレットへ。



やっぱ無人が一番。
大波を追いかけていないのでこのサイズで十分楽しい。
ゆったりとレイルを傾け、のんびりサーフィン。

そうだ、さっき純城からの電話で「千葉公平さんがオアフに今夜着くよ」だって、俺の尊敬するサーファー。
竜ちゃんの師匠でもある。

スタイルも何もかもがかっこいい。
会いに行ってこようかな？

飛行機の予約状況を確かめてみよう。
ということで、明日もしかしたらオアフに行くかもです。

昨日はね

朝から釣りに行こうと、支度をしていると、



ノアが「今日スケートボードのコンテシュト（コンテスト）がある！」と言い出した。
慌てて、開場に行くと、子供が大人が蟻のようにいつものスケートパークに集まってわさわさ練習してた。
ぎりぎりでエントリーを済ませる。

クラスはふたつしかなく、１４才以下と、それ以上。
ノアはまだ８才なのでお兄ちゃん相手じゃかわいそうだけど、まあこれも経験だと、本人が望むように出場させ、彼のヒートを見ていたら、決める決める、「普段より高いのを」、「いつもできなかった技を」。



「ふむふむー」と親としてはかなりうれしくも誇らしく彼の演技を見届け、終了後「よくやった！」と誉めてあげた。

で、ビラボンＴＶがホノルルからチームで撮影に来ていて、全員に商品がもらえるというので閉会式まで残っていると、優勝はなんとノアだとアナウンス。

！！！
ノアすごいや。



見た目にはあまり見せないけど（この読者はご存じですが）、実は親ばかの俺にはかなりうれしく、彼のスポンサー、友人に次々と結果報告し、そのまま次は

HULA H'Oikeというフラダンスのイベントがあり、こちらは娘たち（ブログ初登場）が出場するというのでカレッジ内にある公演場に向かった。

このイベントは今回が１０周年記念らしく、長々としたあいさつと、自分たち家族への感謝に辟易とし、そんなの観客にはどうでもいいことだから楽屋でこっそりとやっててね。と言いそうになった。（笑）
伝統的な行事はどの国でも大変なんですね。

でも有名無名のたくさんのミュージシャンがそれぞれハワイアンを奏で、ステージでダンサーが踊り、それはやさしく暖い時間だった。

みんなで踊るフラ↓



ソロフラ↓



モーションブルワー・フラ（動作ぼけ）↓



長女のカイラ↓



次女のアニー↓



今日のブログは波乗りも出てこないし、またこのように極めて私的なのだが、パパの日曜日なのでどうかお許しください。

で、これは俺の影。
なんでもうれしいので、逆上して地面を撮ったようです。



おまけ：
吉野屋のさよなら豚丼ムービーがここでアップされています。
開いたら左側のアニメのアイコンをクリックしてください。
全４話です。
ぶ〜ちゃんかわいいー。
ほのぼのした気持ちになること必至です。

スイミングプールの炸裂

波情報によると185-200度の南南西うねりが小さくなっているというので、スイミングプールはどうかな？
と見に行くと、ものすごい波がパンピングしていた。
先週に引き続き誤情報だ。
とうれしい風景。



ハイタイドなので、完璧にホールドして、リーフのところでダブルアップしてブレイクしている。



たまにオバケが入り、沖から大きいのがブレイクしてしまう。
これなどは最初の波に乗れなければ喰らってしまうのでMUST GOのパターンだ。
喰らうと岩場に直行するので、１００％乗らなくてはならないという危機的行動が求められる。
かのニーチェは、「男が熱中できるのは遊びと危機のふたつだけだ」と言ったが、熱中度は１２０％を越えたのだろう。



いやあ、季節はずれのうねりはこんな土曜日の朝となり、アドレナリンなのかなんなのかわからないけど、興奮しているのは間違いない。

帰りに違う裏の岬にノアと行くと、東からのトレードうねりでこのレフトがブレイクしていた。
もちろん無人。
見ている人すらない空虚で熱い真のブレイク。↓

永遠の海よ 幾度でも ごきげんよう

「海（タラッタ）よ　海（タラッタ）よ」
ごきげんよう　永遠の海よ
いくどでも　ごきげんよう　と
わきたつ心から　あいさつしよう

↑（ハイネ詩集より）



こんな詩から始まった朝だった。
黄色とピンクのプルメリアが朝陽に咲いている。



今日は南南西が大きくなり、そして東からのトレードうねりのミックス。
潮がたっぷりある早朝ではなく、少し干き始める８時頃からホワイトハウスに駈けた。

３フィート、オーバーヘッド+くらい。
時折４フィート（ダブル程度）がやってくる。
トレードウインドが強く、最大で２０ノットぐらいだろうか。
テイクオフでボードを浮かせちゃうとそのままあおられる。
ここではトレードウインドはサイドオフなので、波のバンプ（こぶ）がひどい。
加えて両方からのうねりなので、ピークする時はウエッジ（ジャックアップ）という突然の切り立ちを起こす。
こういう時にリップにいるとそのまま真下まで飛ばされる。
恐怖というか、「死んだな...」と思う瞬間。

まあいいような悪いようなコンディションだが、季節も終わるホワイトハウスを満喫できた。
そうだ、セッション中盤で１本だけ５フィートのすごいのが入ってきて、沖のショルダーにいた俺を除いて全員喰らって、インサイドまでクリーンナップされた。
誰も乗れないというか、「あの波はどこから来たのだ？」という種類の猛烈な波だった。
それからその一発を狙い、沖で待ったのだが、結局その波は２度と現れなかった。

岸に上がり、この波の写真を撮ればいいのだが、太陽は上にあるし、横風にあおられる波は美しくないからな、とカメラは持たなかった。

その後昨日同様スケートパークへ。



これはノア↓



ブログを私物化してすいません。
こういうのを英語ではFather likes son.（似たもの親子）というのです。
これもノア。（笑）



お詫びに昨日の虹のクローズアップをドーゾ。



良い週末をお過ごし下さい！！

今日はどんな日、どんな波？

蒸留後は透明で、木製の樽の中で熟成することで琥珀色となる。
これはウイスキーの話。

俺は今何色なのだろう。
熟成されているのか。
まだ若すぎるのか？
と自問した深夜。

と、誕生日の夜が明けた。
今日は好きなことをしようと、暗い内から友人ウッドとホワイトハウスへ。
しかし2.17フィートというハイタイドで、新しい南南西のうねりは見る影もなくだらっとしていた。

それならハイタイドに強い西の「闘牛ポイント」に行こう。
このうねりなら向こうも入っているはずだと車を走らせると、朝焼けが始まった。
すると、朝焼けに照らされた虹が現れ、それはダブルとなり、一瞬だけだったけどトリプルとなる。
！！！
慌てて車から撮った写真がこれ。



南と西をつなぐハイウエイでも太いのがくっきりと表れ、ウッドもこんな鮮やかなのは初めて見た...。とため息。



こんな時にコンパクトカメラしかないもどかしさ。
ＥＯＳ-１Ｄに１７mm付けてガシャリと撮りたいのに...。



闘牛に着くと、車が２台だけ。
ここは結構混む場所なので、しめしめとブレイクに行くとなぜか８人くらい入っている。
少しショック。
沖に出ると岸に３人、２、２人と合計７人がさらに現れ、ウッドと俺はいきなり大消沈し、イナリーズはどうかな？あっちに行かないか？
とすぐに決め、イナリーズに。

イナリーズはなぜか西と、南南西うねりを捉えていて、最高の頭サイズが右に左にブッシュー（©ユースキー）とエアスピットを吹き出していた。



「最高！」
「バグース」
「マハロ」
「ムチョグラシアス」
と、感謝しながら３時間入り、南に戻ると、今度はホワイトハウスがロータイドとなって無風でブレイクしていた。

「これは入らないともったいないよね」
と空腹のまま入ると、セットで頭半くらいのパーフェクション。

すごい日だ、と日焼けして痛い目を丸くさせ、一度家に帰りＭＬＢワールドシリーズの留守録予約を済ませ、ウッドとランチを食べた後、学校から戻ったノアを連れてスケートボードパークへ行き、スケーティングをしていると、陽は傾き、朝陽に負けず劣らず美しく、しっとりと暮れました。

これから焼酎代わりのウオッカを飲み、録画済ＭＬＢ第４戦デトロイト・タイガース対セントルイス・カーディナルスを見るのです。
きんちゃんからのメイルによると、セントルイスは「巨人の星」で登場したオズマを秘密兵器として出場させるというので、慌ててリンク先　

http://www.whv.jp/title/kyojin/chara/010.html

を見ると、オズマは確かにカーディナルスだ。



本当にオズマは今日試合に出るのか？
昭和４４年、星飛雄馬が大リーグボール1号で中日のオズマと対決した場面が蘇る...。
（野球ネタですいません）
早く見たい。

長い日だ。

明日はどんな日、どんな波？