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イナリーズは少し小さくなったものの、あいかわらずGOING OFF!
あっ、一句詠めた。
初春に すらり伸びゆく 虹の道
ハナレイで元WCTランカーのカイポ・ハキアスと偶然会った。
ハナレイビーチでライフガードをしていて、ワイルアじゃないの?
と聞くと、昨日からの巨大うねりでここの流れがすごく、救助件数が多いからヘルプしているとのこと。
こんな波でライフガードは命がけだろう。
まったくもってスゴイ島だ。
流されるのもあっという間だろう...。
さて、昨日のコールインタビューの続きです。
***************************************
(昨日からの続き)
船木:
次はボトムコントウァー(ボトム形状)ついて説明してください。
コール・シムラー:
今はシングルをセンターに据えてずばりと掘り、そこからダブルやトライに流している。
入る場所はエントリーロッカーの位置からバックフィンの手前までをコンケイブエリアとし、そこからテイルまでをVEEにして、ボードエンドで水を逃がしながらレイルワークを容易にさせている。
これには例外があって、ピストル(ガン)系のボードはロッカーが多めについているから、VEEは必要なく、そのままコンケイブで最後まで引っぱっている。
多くの人がコールデザインを誤解していて、ほとんどをダブルコンケイブだって言うけど、シングルが基本で、その上にダブルをあつらえている。
シングルコンケイブ重視ではないことは確かだけど、よく見るとダブル、トリプルとコンケイブをいかに複雑にして、なおかつ水量を均等に流しているのがよくわかるはずだ。
そのコンケイブについて説明すると、ダブルはボードを浮かせやすく、スケーティング(コントロール)がしやすい利点を持っている。
シングルはスピードを出せる。
小波用は深く、いい波用は浅くとね。
また、シングルだとこの波だと速いけど、今日はだめ、となるときがある。
それでその両方の利点を活かすように複雑にしているんだ。
船木:
エントリーロッカーの位置って決まっているの?
コール・シムラー:
およその範囲で決めている。
ボードの性格によって、少しづつ位置を前後しているが、基本はノーズから1’3”(約38.1cm )がその位置。
船木:
それではAVISO FFにも採用されたグラブコンケイブ(レイルチャンネル)について教えてください。
コール・シムラー:
あれはね、今流行のパラボリックストリンガーの原型なんだ。
レイル剛性を高めることによりターンの精度をアップさせられるのさ。
踏みこんだ時のしなりはそのまま、そしてそれにレイルが反発する。
反発すると、ボードのレスポンスが良くなるから波のポケットでより高度なサーフィングを可能とする。
考え出してからすでに6年くらい経っているけど、みんなようやく目を向けてきた分野だね。
最近出てきたFIREWIREもそれに準じているんだ。
そういえばFIREWIREボードって見た?
船木:
昨日メイヘムと一緒に製品版を見たところ。
サンプル版と較べて、安っぽいというのが印象だったなあ。
なんでも宣伝にみんな予算を使っちゃったみたい。(笑)
NAKISURFにいたダン・マンはサンディエゴ工場でこれを作っているけど、これから大変なのかも…。
まあある程度は売れると思うけど。
コール・シムラー:
売れるに決まっている。
なんでもタジ・バロウに10万ドル(約1200万円)もの契約金を出したそうだし、それで売れなかったらかわいそうだよ。
さて、そのグラブコンケイブだけど、そうやって木材を使用しなくても同様の伸縮と剛性が表現できるということをネイト(ネイザン・フレッチャー)と証明してきた。
環境にもやさしいしね。(笑)
これが入ると浮力が変わるのでは?とよく質問されるけど、同等の浮力だし、デッキ側にあるので何も問題ない。
パイプラインであれだけテストされてきたし、それには自信を持っている。
今までは性能を知られていなかったこと、そして金額的に少し高くなったからあまりみんなはオーダーしてこなかったけど、EPSパラボリックストリンガーやFIREWIREが話題になり出してから、オーダーが飛躍的に増えた。
みんな雑誌をよく読んでいるなあ、と。(笑)
(明日へ続きます)
↑これはコール自身のサーフィング。サーフィング誌の目次になっていた。サンクレメンテピアで巨体をうまくかがめてバレルイン。少年時代はディノやアーチと競っていた腕前は半端じゃない。
あっ、一句詠めた。
初春に すらり伸びゆく 虹の道
ハナレイで元WCTランカーのカイポ・ハキアスと偶然会った。
ハナレイビーチでライフガードをしていて、ワイルアじゃないの?
と聞くと、昨日からの巨大うねりでここの流れがすごく、救助件数が多いからヘルプしているとのこと。
こんな波でライフガードは命がけだろう。
まったくもってスゴイ島だ。
流されるのもあっという間だろう...。
さて、昨日のコールインタビューの続きです。
***************************************
(昨日からの続き)
船木:
次はボトムコントウァー(ボトム形状)ついて説明してください。
コール・シムラー:
今はシングルをセンターに据えてずばりと掘り、そこからダブルやトライに流している。
入る場所はエントリーロッカーの位置からバックフィンの手前までをコンケイブエリアとし、そこからテイルまでをVEEにして、ボードエンドで水を逃がしながらレイルワークを容易にさせている。
これには例外があって、ピストル(ガン)系のボードはロッカーが多めについているから、VEEは必要なく、そのままコンケイブで最後まで引っぱっている。
多くの人がコールデザインを誤解していて、ほとんどをダブルコンケイブだって言うけど、シングルが基本で、その上にダブルをあつらえている。
シングルコンケイブ重視ではないことは確かだけど、よく見るとダブル、トリプルとコンケイブをいかに複雑にして、なおかつ水量を均等に流しているのがよくわかるはずだ。
そのコンケイブについて説明すると、ダブルはボードを浮かせやすく、スケーティング(コントロール)がしやすい利点を持っている。
シングルはスピードを出せる。
小波用は深く、いい波用は浅くとね。
また、シングルだとこの波だと速いけど、今日はだめ、となるときがある。
それでその両方の利点を活かすように複雑にしているんだ。
船木:
エントリーロッカーの位置って決まっているの?
コール・シムラー:
およその範囲で決めている。
ボードの性格によって、少しづつ位置を前後しているが、基本はノーズから1’3”(約38.1cm )がその位置。
船木:
それではAVISO FFにも採用されたグラブコンケイブ(レイルチャンネル)について教えてください。
コール・シムラー:
あれはね、今流行のパラボリックストリンガーの原型なんだ。
レイル剛性を高めることによりターンの精度をアップさせられるのさ。
踏みこんだ時のしなりはそのまま、そしてそれにレイルが反発する。
反発すると、ボードのレスポンスが良くなるから波のポケットでより高度なサーフィングを可能とする。
考え出してからすでに6年くらい経っているけど、みんなようやく目を向けてきた分野だね。
最近出てきたFIREWIREもそれに準じているんだ。
そういえばFIREWIREボードって見た?
船木:
昨日メイヘムと一緒に製品版を見たところ。
サンプル版と較べて、安っぽいというのが印象だったなあ。
なんでも宣伝にみんな予算を使っちゃったみたい。(笑)
NAKISURFにいたダン・マンはサンディエゴ工場でこれを作っているけど、これから大変なのかも…。
まあある程度は売れると思うけど。
コール・シムラー:
売れるに決まっている。
なんでもタジ・バロウに10万ドル(約1200万円)もの契約金を出したそうだし、それで売れなかったらかわいそうだよ。
さて、そのグラブコンケイブだけど、そうやって木材を使用しなくても同様の伸縮と剛性が表現できるということをネイト(ネイザン・フレッチャー)と証明してきた。
環境にもやさしいしね。(笑)
これが入ると浮力が変わるのでは?とよく質問されるけど、同等の浮力だし、デッキ側にあるので何も問題ない。
パイプラインであれだけテストされてきたし、それには自信を持っている。
今までは性能を知られていなかったこと、そして金額的に少し高くなったからあまりみんなはオーダーしてこなかったけど、EPSパラボリックストリンガーやFIREWIREが話題になり出してから、オーダーが飛躍的に増えた。
みんな雑誌をよく読んでいるなあ、と。(笑)
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↑これはコール自身のサーフィング。サーフィング誌の目次になっていた。サンクレメンテピアで巨体をうまくかがめてバレルイン。少年時代はディノやアーチと競っていた腕前は半端じゃない。
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プロフィール
名前:Naki 2009 または船木三秀
HP:NAKISURF
性別:男性
職業:専門職
趣味:海
自己紹介:
11年暮らしたカリフォルニアからノースハワイ島に住みかえ、毎日クオリティの高い波で波乗りをしています。
私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。
風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。
波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。
そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。
同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。
ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。
また、カリフォルニア州、サンクレメンテ発のサーフショップ『NAKISURF.COM』も運営しております。
こちらは長年培ったサーフ業界のコネクションを活かし、世界で一番誇れるWEB STOREを目指しておりますので、どうぞご覧になってください!
ぜひ!
どうぞよろしくお願いします。
私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。
風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。
波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。
そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。
同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。
ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。
また、カリフォルニア州、サンクレメンテ発のサーフショップ『NAKISURF.COM』も運営しております。
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