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小さくなるにつれ、シェイプが完璧になっていくソフトサンド。
澄んだ海に光が反射し、差し込み、まるで液状エメラルド内でサーフしているようである。

大好きなAVISOで宝石を滑る愉しみは贅沢以上、昇天以下で、うれしくて気絶寸前のボトムターン。



ぜひっ!

と切り返しをして大満足。



またもやサーフウオッシュした。



(おまけ)
ジェイソンが「シンコデマヨ風」のナチョスを作ってくれた。



(おまけ2)
ワイメアタウンのイシハラマーケットに就職したカビカのあっちゃんと銀ダラを食べる。



(おまけ3)
月曜日にビキニの話をしたが、この子もブラジリアンカットだった。

すばらしきことである。



ポキ。

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波がまだ続いている。



ちょうど遊びに来てくれていた古矢英果(ふるやひでみ)さん。



実写版ターザンに見えるが、俺よりも大先輩で、湘南は鎌倉逗子方面の沖に良く出現していたので17年前にベルジーランドでお会いするまでは、面識がなかったのです。

現在は『永遠の冒険者』とされるお人で、ウインド、カイト、サッカーのプロで、サーフィンもプロ以上の波に乗っている。

現在マウイ在住で、ハワイ島の煙い噴煙から逃れてきたと言う。

ソフトサンドに行き、古矢さんがDVSロケットツイン、俺がバットフィッシュ、BD3でかっ飛んだ。

古矢さんが言うには「このAVISOって信じられない、飛べないけど飛べちゃう気になってきた」とうっとりしている。

それもそのはず、抜けられないフラットセクションを抜け、古矢さんにとっては中空カーボンファイバー製の底力を知った日なのだ。



にっこにこの古矢さん。

永遠の冒険者は作家でもあり、俺の好きな文体でしん(真、心、芯、神)に迫ってくる。
ソウルサーフィングに浸かりたいのなら彼の紀行文に触れるといい。

全てにおいてインスタントな昨今、波乗道魂の神髄が彼の作品にはあるのだ。

このNAKISURFでも彼の作品を読むことができるように銀ダラ味噌漬けカマ焼きBBQでせったいしておいたので、いつかそれはやってくるでしょう。

「せったい」を見学するノア。



古矢さんコラム開設に乞うご期待を!



(おまけ)
エルサルバドルで会った亮太くんがメキシコに行ったことは書いた。

今日メールが来て、今度はペルーのリマに到着したという。

添付にあったのは、俺のヒッチハイク風景で、顔がこわばっているのはカミカゼ運転の後ろでめちゃくちゃ怖かったからだ。

時速100kmで振り落とされたら、と思うと。。。



これはその到着地「ピルズナー岬」の波風に揺られている俺だ。



少し前のことなのに、10年前くらいの感覚になっているのはなぜだ?

年を取ると年月は加速していくのだろうか。


北西波がまだあって、冬のうねりが初夏の5月下旬に長い期間(今日で4日目)入ってくるのだ、と気づく。

少し前まで鯨がいたことを考えると、異常気象そのもので、水も初夏にしては冷たい気がするので調べてみたら海水温が去年より1度低いことに気づいた。

異常気象でもなんでも波に乗るのは愉快そのものだ。

自由なこころで波に包まれていると、異常気象、ガソリン高騰、不景気、戦争、きっと操り人形を増やすであろう大統領選挙(識者のあいだでは茶番とされている)やすべての忌まわしいことがさっと蒸発するように消し飛んでしまう。

閑話。
事務所の前でマダガスカル・ゲコというトカゲを見つけた。



この冷ややかでやさしく美しい目に見とれ、シャッターを押す。

結構大きな個体で、マダガスカル産は大きいのだなあ、と遠くを見た。

誰もいない青い海で、好きなショルダーを見つけてサーフ。

波壁が円くなり、その中を走り抜けていくというチューブライディングはサーフィンのテクニックの花形だと信じるが、実際に抜けてみると「マインドセット」で、これには「宗教的な刷り込みがある」と感じてしまった。



これを続けていくと、海から離れられなくなるように洗脳され、とするとー昔ジェリー・ロペスのバレルライドがもてはやされたが、これら全ては業界が仕込んだプロパガンダだったことを知り、愕然とした。



とすると俺もあなたもサーフ業界の狂信、または殉教者で、なるほど今までサーフィンに費やした時間と金額は膨大な数字になっていると気がつく。

しかしその結果、かなり幸せな年月を過ごしてきた。

飽きっぽい俺の性格は空手、モーターサイクルと何をやっても長続きせず、それを考えると25年以上も毎日、海を波を考える波乗道に誘導してくれた「洗脳」と「プロパガンダ」にありがとう、と感謝する。

「にっこにこの毎日はサーフィングにあり」

と今日もしっかり生きています。



(おまけ)
俺が最近Tシャツを着てサーフするのは理由があって、元々はエルサルバドルで洗濯を兼ねていたものだったのが、潮(塩分)でTシャツがストーンウオッシュならぬ「サーフウオッシュ」され、絶妙の風合いになることを知った。

その昔、小学生だった(お小遣いではリーバイスが買えない)俺はビッグジョン・ジーンズを購入して風呂場で履き、漂白剤を薄くつけた亀の子タワシでずっとこすっていたことを思い出した。

それよりは労力がいらずに、簡単にやさしく色落ちするのでぜひお試しください。
(ウエットの上からでもぜひ)

今書いていて気づいたんだけど、この方法だとビデオや写真を撮ってもらうときにわかりやすくハナマルですね。

(おまけ2)
アメリカ人のビキニが変わり、ブラジリアンカットになったとは以前にも書いた。
波の写真を撮っていると、sweetieが前を横切り、そのかわいいおしりをパシャリ。



女の子はこうしておしりを出した方がセクシーで健康的で、逆に少し前の標準だった「おしりを全部隠す」カットだと、某宗教の服みたいで怖い。

特にスタイルに劣等感を持っている子が面積の大きいビキニを着ているが、それは逆効果な気がすると思う2008年初夏であります。






目玉焼きを作って、フライパンに水を入れたらぶくぶくと沸騰して、残った水がニコちゃんマークになった。

「めでたいなあ」とパシャリ。

こんな日のスタートはゆっくりで、昨日も出てきたジェイソンからいただいたチョコレートを食べた。



おいしいおいしいと頬張りながらdancyuという料理雑誌を拡げていると、おいしそうな鶏料理が載っていた。

材料も揃いそうだし、今夜作ってみよう。

ジャック・ジョンソンがバナナパンケーキなら日本男児の俺は鶏の煮物だ、となぜかギラギラする。



風が全くなく、したがって暑い。

ハワイ島の噴煙(キラウエア火山)がここまで届き、その煙が空に充満している。

ESPNマガジンが創刊10周年ということで、その表紙がなんとイチローさん。



かっこいいなあ、特集見開きもイチローさんだった。



波はサイズを下げたものの十分なサイズが残っている。



ノアは波が大きいので、今日はボディボードでやっていた。

「ダダァ、回るやちゅ(まわるやつ)できるようになったよぉ」

と言って、波に乗るとこうしてぐるぐる回っていた。





これは3回転だが、彼の目は回らないのだろうか?

写真を撮った俺の目が回ってしまった。



ノースハワイに戻ると、子供の頃に田舎に行った気分になった。

青く白く砕ける波。



さらに錆びた「サビタ号」はもうすぐ26万キロ走行だけどまだまだ現役。



後ろの木はマンゴーで、そろそろ熟してくるぞ。



マンゴーの香りに包まれるジェイソン。



と感じていたら、突然頭の中に「青葉城恋唄」のフレーズがやってきた。
それを口ずさんでいると、俺は故郷に還っていくように安らいでいく。



↑に画面が現れない人はここをクリックしてください。

♪時は巡り、また夏が来て〜♪

でも、俺にとっての田舎ははとうもろこしにスイカなので、なぜマンゴが実るここに郷愁感を見いだしているのかはわからぬが、確かに故郷を感じるのだ。

そんなことを考えていても考えていなくても陽は落ちてくる。

黄昏がやんわりと景色に溶け、母の作る「ライスカレー」が待つ場所に帰りたくなったが、もう母はいないことに気づいた。

さらに自分の中の年月がさかのぼっていくようで、さらにはいつのまにか夜にひきづりこまれた。



円い月が浮くようにのぼり、それを見ていると温玉子うどんが食べたくなり、家に帰ってきた。

虫が多く、風が全くない夜である。


春波にゆるりと立てるレイルかな

と風流に波に乗り、オフィスに舞い戻り原稿仕事。



楽しく書きまくり、ついに1万2千字となったエルサルバドル原稿を推敲中です。

ターゲット字数が4000字程度なので、ここから1/3の量にする。

これは俺がやる文章のテクニックで、これをやると駄文が次の日のおでんのように味(文)がしみ、なんとか形になるのです。

これは5月発売のBLUE誌に掲載されます。

未発表A級写真を掲載しますのでお楽しみに!

昨日のDictionary121号内にNAKISURFの広告が出ている。



↑これはドノバンのエルサルバドルですね。

じつはこれ、実験的に施行中の「AVISO社の新作『NEW TOY』に乗ったドノバンによるサブリミナル広告」でもあります。

これを見た人は、どうしてもこのAVISO『NEW TOY』に乗りたくなる、というコマンドが潜んでいます。(笑)

冗談はさておき、Dictionaryは一般誌なので、これを見た人がサーフィンを始めて、波乗道に目覚めてくれたらいいな、と願いを込めてデザインしました。

いかがでしょうか?

話は変わって、ここでNAKISURFのフレンドストアのお知らせです。

明日より鎌倉「umi cafe」さん鎌倉「umi cafe」さんBEAMSxNAKISURFコラボTシャツの販売が始まりました。



少量ですが、現在全てのサイズとカラーを揃えてあります。

お値段はBEAMSさんと同様に各4500円です。

お近くの方はぜひ!

と、話は波乗りに戻ります。

俺とウッドが一緒に海に行くときは、このマーケットでサンドウイッチを購入する。



島の南側にあるイナリ寿司のメネフネマートに負けない西の鉄人シェフがここに存在している。



タマゴ、ハムチーズ、ツナ、パストラミポーク、ローストビーフサンドイッチを取りそろえています。

値段は1ドル50セントから3ドル程度で「安くうまく早い」と三拍子揃っています。

お弁当はハワイアン的で、悪く言うとコレステロール過多系なので、俺はみなさんにサンドウイッチをお奨めします。



釣り道具もこのように品数豊富なので、釣りに行くときも重宝しています。

もうすぐやってくるカビカのあっちゃんのそっくりな女性がいたので、彼の生家と噂されていましたが、本人に聞くと違うということです。




大好きな本の雑誌3月号が届いた。

ちょっと届くのが遅いけど、書評誌なのでリアルタイムで読む必要もなく、俺はこれで好きな本を探しています。



さて、原稿仕事に戻ります。

すばらしい火曜日をお過ごし下さい!
昨日ブログの私物Tチャリティセールは問い合わせが相次ぎ、完売してしまいました。

現在いただいた全てのメールに対してプロセスを行っておりますので、返送メールがまだの方は今しばらくお待ち下さい。

この売上金で、中米の子供たちに文房具を持って行くことにしました。

お問い合わせいただいた方、ご購入いただいた方、そして賛同していただいた方、
こころよりお礼申し上げます。

ありがとうございました。

さて、北西うねりと南うねりのミックスが届いている。

ウッドと写真家ココとソフトサンドに行くとこんな波が届いていた。



緩そうで、いい波に見えるが、実際にはバックウオッシュがすごく、沖から来るうねりと同サイズの危険なバックウオッシュが戻ってくる。

沖に鯨の親子が跳ねていた。



冬にいる鯨が4月なのにまだいるのは珍しく、暦を読めない鯨はまだ冬だと思っているのだろう。

こんなことからも異常気象だということがわかる。

晴れたり曇ったりで、晴れるとこのように楽園のような色となる。



このように調子よく乗っていたのだが、頭サイズの波とバックウオッシュがぶつかると、このようにドシャーンと切り立つ。



切り立って落ちるときにボードは俺から離れていってしまった。

そんなときはボディサーフで岸まで戻る。



ショアブレイク付近で浮いているBD3を追いかける俺。

泳げ泳げー。



波はピーキーでこんな感じとなる。



一瞬だけすごく掘れるピークだ。

AVISOの特徴を活かして、長いボトムターンから解き放つようにオフザトップしてみた。






次は少しアグレッシブにパワースナップを決めようと、トップから斬り込ませると、バックウオッシュが入って、「あれ!?」とボードが抜けました。



こんな日は楽しく、ボードが浜に流されてもにっこにこです。



ウッドとも一緒に波に乗り、



楽しく、愉快な波乗りでした。



良い週末を!
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プロフィール
名前:Naki 2009 または船木三秀
HP:NAKISURF
性別:男性
職業:専門職
趣味:海
自己紹介:
 11年暮らしたカリフォルニアからノースハワイ島に住みかえ、毎日クオリティの高い波で波乗りをしています。

 私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。

 風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
 その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。

 波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。

 そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。

 同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。

 ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。

 また、カリフォルニア州、サンクレメンテ発のサーフショップ『NAKISURF.COM』も運営しております。

 こちらは長年培ったサーフ業界のコネクションを活かし、世界で一番誇れるWEB STOREを目指しておりますので、どうぞご覧になってください!

ぜひ!

 どうぞよろしくお願いします。
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