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Photo by Wood

モンクシール(あざらし)です。
日本では発見されるとゴマちゃんと言われて大騒ぎしていますが、こちらではこうして普通に砂浜で昼寝しているのが見られます。

最近疲れているので、こんな昼寝もいいなあ、って思っています。

今日は大きな北西うねりが入ってきているというので新ブレイクのプアケニケニに行ってきました。

メジャーリーグベイのひとつ北のブレイク。

「あそこのリーフは危険だぞ」と言われていたが、大量の砂が危険なリーフを覆い、準ビーチブレイク状態。

1980年代の鎌倉の峰ヶ原とサンセットポイントを足して2で割った、という波でした。

テイクオフは掘れ、ボトムターンをしてファーストセクションを超えると、ショルダーが突然切り立ち、ホローなセクションを形成し、そのまま岸まで続くパーフェクトライト。



ボードを持っているのはここで25年前にサーフしたというマイク・ベッシェン。

ニュースを見ると、カリフォルニアで過去最悪な事態になろうとしている広大な山火事が起きていて、空は晴れているのに灰と煙で真っ黒だという。

これはサンタアナ風という乾いたオフショアが原因で、乾いた木々から自然発火し、燃え広がるという毎年恒例のものだが、今年はやたらと規模が大きい。

異常気象か。

火事はやはり山間部で起きていて、山に近いロスアンジェルスのマリブ地区、サンディエゴのチュラビスタがひどいと聞く。

このまま収まってほしいのだが、この気候は後何日か続くのだそう。

ヘリコプターが消火を続けているが、鎮火する様子はないとニュースでは言っています。

自然の猛威ですね。

このサンタアナ風はオフショアなので、ここにやってきている北西波がカリフォルニアに入っていたらものすごい波だろう、と思っていたらデヴ・グレゴリーから波写真のメールが届いた。



ホレホレライト



パダンパダンも真っ青のレフト↓



いやあ、ハワイより波が良さそうです。

郵便で『パタゴニア・アンバサダーブック』が届く。



いつもこのブログにコメントをいただいている「mauitomo」さんで知られる友子ちゃんこと岡崎友子さんがしっかりと紹介されていて、



さらに進むと、葉山BEACHさんのインストラクターである石川弘樹さんも同様に掲載されていました。



日本ではたった4名のパタゴニア・アンバサダー。
すばらしい活動を心より応援させていただき、尊敬させていただいています。

裏表紙はこれです。
じつは私の作品なのです。

ぜひぜひ。



きれいだなあ。

また八重山に行きたいなあ。
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今日はノアと闘牛ポイントに行く。

ノースショアがダブルくらいあるので、このサウスウエストは空いているだろうな、とニラんだ通り、無人であった。

土曜日の朝に無人とは、この島のサーファー人口の少なさを物語ります。



ふたりで「にっこにこ」の波をたくさん捕まえ、着替えるときはサーフサプリのポンチョ。
これはノアが大好きで、お風呂上がりもこれ。

オバQみたい。



その後、ジェイソン・ケンウオージーの結婚式にキラウエアまで急ぐ。

ジェイソンは、サーファーマガジンのフォトグラファー仲間で、フィジー未踏島旅もコスタリカも一緒に行ったのです。

彼のお父さんからダジャースタジアムの席とエンジェルス・スタジアムの席をいただいたりしていて、野球関係でもお世話になっています。



時間ちょうどに到着すると、カメラ小僧のジョージ・サラスが待ちかまえていた。



彼はアート・ブルーワー直系のフォトグラファーで、世界で10本の指に入るポートレイトの達人だ。

カメラの数もすごいね。

バックパックの中にさらに4台入っているという。



その後、ケーシー・カーティス、リーフ・マッキントッシュ、アンディ・アイアンズも来場し、サーフィン業界の集まりとなってきました。

ジェイソンとノア。



その後、フラフェスティバルもあり、特急で移動し、今日は大忙しだなあ。

カイルからの電話だと、ジョーカーズがダブルのパーフェクションだったそうで、明日は日曜日なので未明よりウッドと行ってきます!

すばらしい日曜日をお過ごしください!
今日は第一次北西波が最大ということで、海軍基地内にあるメジャーリーグ・ベイというブレイクに行ってきました。

広いビーチはあいにく超満潮。

恐ろしいショアブレイクがズドドーズドンとブレイクしているだけ。

あれ?
肩すかし。

よーくチェックしてみるとブレイクは計4カ所。
見渡す限りサーファーはいません。

あれ?よく見ると、右奥に一人、その手前にもう一人入っていました。

とにかく右から2つめのブレイクに行き、2本の椰子の木前にラインナップしました。

浅く、腰程度の水深で、砂だけだと思っていたショアブレイクは、ワイプアウトしてから気づいたのですが、ところどころリーフが突きだしていました。

恐ろしいので転ぶときはヒラメ状態で平らに倒れます。



途中からここを愛するマイク・ベッシェンも現れ、2人だけのセッションとなりました。



名字で気づいた方もいらっしゃいますが、シェーンとギャベン・ベッシェンの実父です。

58才ですが、こうして毎日サーフしていて美しい人生だな。

今日は執筆時間がないので、乗ったSD4ー5'9"x19-1/4"x2"diamond tailについては書けませんが、切り返しがすばらしく、それはまるで疾風のようでした。



ではでは、みなさん、良い週末をお過ごしください!
『サーフラインを見ると、今日の9AMより北西うねりが10−13フィートで入る』

とあった。

おお!

とカイル・マリグロ(帰化名:海流鞠黒)にどこがいいかなな?と聞くと、

「このうねりならMLBというブレイクがいいぞ」

とカイルが言うので、ウッドと親方でそのMLBへ行こうと支度をしていると、

出発前に先発したカイルから電話があり、

「おお神よ、フラットだ」と大げさである。

「ああ、波が入っていないのか。またサーフラインの誤報だあ」とショックを受けるが、次に

「ソフトサンドならダブルくらいあるかもな」

と言葉を継いだ。

俺たちは迷わずソフトサンドに向かっていると、

ウッドが「ガス欠だ...」

とぼそり。

「え”っ!」と驚くがなんとそこはハナぺぺであり、ガソリンスタンドは目の前。

以前にもこれと同じガソリンカラカラというシチュエーションはあったが、ウッドはいつもガソリン不足である。

インパネ情報にも『後0マイルでエンプティ」
と表示されている。

ぎりぎりでスタンドにすべりこみ、ほっと一息。
田舎なんだからここがしまっていたら次のワイメアまで行けないぞ、と言いそうになるのをぐっとこらえた。

こういうのは精神的にブローが効きます。



そこから45分、ハイウエイ、そして泥道をひた走りソフトサンドに到着。



ここはソフトサンドの「ジョーカー」というブレイクです。↑

波情報が知れ渡っていて、車が3台ほどすでに来ている。
普段は無人なので大賑わいである。

それでも見渡す範囲は誰もいないので、俺たちもこの人のように着替えます。



サイズはオーバーヘッド、大きいので頭半くらいかな。

セット間隔が長いので、ゆったり波を待ち、好きな波に乗りました。

圧巻はショアブレイクで、浅い砂瀬に乗りあげて緩い波が突然変貌し、このようなバレルとなります。↓



これはBESSELLのマイクロクアッドガンで、速く、安定していてしかも小回りがきくという長所を持つので、沖が厚く、インサイドで掘れるというこの波にぴったりでした。

マイクロクアッドガンに乗っている写真がようやく撮れました。

ウッドは4本連続でインサイドバレルに入り、入った瞬間の音「シュジュワッ!」と再現してご満悦。

そんなこんなで3時間半にわたるセッションをにっこにこで閉じました。

ジョーカーはいい波だなあ。

道中、新聞を読んでいると「タコベルがメキシコに出店!」とありました。
俺たちは大笑い。

だって、タコベルって世界で最もまずいメキシカンで知られていて、味オンチ、ペパロニ好きのアメリカ人だけが食べるものと知られています。



やはりとても不評みたいで、普段おいしいタコスを食べているメキシコ人の記載コメントには

「こんなのタコスじゃない」

「醜い」

とさんざんです。
当然ですね。

実はこの島に偽物回転寿司があり、それは「ゲンキスシ」というのです。

これはかろうじてお寿司の形をしていますが、まずいを通り越して、違うものとなっています。
しかもめちゃくちゃ高いのです。

極小薄切マグロ2カンで約360円。
しかもこのマグロはティラピアだと睨んでいます。
マグロの味など何もなし。
回りすぎてドライフードのようですよ。

そこで「このゲンキスシを日本で展開」と考えたら、このタコベルメキシコ出店がいかにバッドアイディアなのかがわかりますね。

GOOD LUCK TACO BELL!

と新聞につぶやき、今日は終了。
今日はノアとウッドとで自宅から最も遠いところにあるブレイク、ソフトサンドに行ってきました。




この右側に見える山の先がソフトサンド海岸です。
ちなみにこの左側がイナリーズ。



途中から舌を噛む系のオフロードとなり、こんな泥路をがたぼこ走り、

この山のそばまで来たところを左に入ると、



到着!
北うねりでしょうか、胸から頭サイズの波がありました。



この辺境ブレイクには、波情報がないので昔風の「行ってみないと波はわからない」というギャンブル系です。

俺たちは「やったぁ!」と喜び海に飛び込みました。



2時間ほどサーフしたところでウッドの愛犬ガスがいないことに気づいて捜索開始。

付近にはいなく、ウッドが車で探し回って30分。
結局、キャンプ場でエサをもらっていたところを発見し、ボードに戻って記念撮影。

よかったよかった。



ショアブレイクで口を打ち、唇流血のノア。



「今日のはすごいショアブレイクだったから、それだけの怪我で済んでラッキーだぞ」
とあやし、陣地を撤退。



平和で美しいビーチを後にして、いつものアンティアグネスのスープを飲みに行こうとすると、今日は週末(定休日ですね)だったということに気づき、カラヘオカフェに。



唇を腫らしたノアはパイナップル・フレンチトーストを↓



俺は朝昼兼用なので、量のある『今日のスペシャル』を注文。

野菜スクランブルエッグのトルティーヤ巻き、スプリットピー・スープ、ハッシュブラウン、ブラウントースト↓



大食いウッドはオムレツを注文し、たくさん出てきた俺の皿を見て「ああ、スペシャルにすればよかったなあ...」と後悔しきり。(笑)



その後は原稿仕事にインディアンス対レッドソックス戦をTV観戦。
でもエリック・ガニエが試合をまたぶちこわしました。

これで対戦成績は1−1のタイ。

明後日の松坂さんが登板する第3戦が待ち遠しい。

(おまけ)

以前ここにドドゲの三浦さん「もう一度言ってくれぃ!」の話を書いたのですが、その舞台となった鎌倉市腰越の焼鳥屋さんがいまだに営業していると、片瀬に戻ったカビカ・サワダさんからの報告で知りました。



あれから20年。



写真で見る限りは何もかわらない。

値段が上がっているなあ、昔は確か一串80円だった気がする。

ああ、また三浦さんと行きたいなあ。


(写真は全て©KAWIKA SAWADA)

(おまけ2)

週末おなじみの「ゆったりワイン紹介」です。

先月、松風王国の客人になっていたときに、王国御用達のイタリアレストランに招待してもらいました。



すばらしい味の数々にうっとりとしながらこのワインをいただきました。



メリーニ・オルビエート・クラシコ!

この葡萄はトレビアーノかな?
さっぱりと、花の香りがほのかについてさすがイタリア王室、じゃなかった松風王国のディナーにふさわしいワインでした。

おいしいおいしいおいしいの3つ星です!

で、雰囲気も国王のお話もすばらしく、なんだか水の都ヴェニスにいる気がした夜でした。

場所は平塚駅南口にあります。

国王と、お后さまはお元気ですか?
Z1スーツもうすぐ届きますので、少しお待ちください。

王子さまは今フィリピンのクラウド9で取材中でしたね。
3日前に戻ってきた勇人さん情報によると、「ユウさんのご機嫌よろしい」ということですので、ご安心を。

きっとすばらしい場所なのでしょうね。

ではではよい日曜日をお過ごしください!

(おまけ3)

umicafeに持ち込んだクレマン・デ・ブルゴーニュ(読み方はこれでいいのかな?)



さわやかなシャルドネの風味と、きめ細かい泡が最高でした。

これがumicafeのかっこいいシャンパングラスに注がれて感動しちゃいました。

おいしいおいしいおいしいおいしいの4つ星です。

ぜひぜひ〜!

新月でしたね。
星がきれい。

南南西うねりも今日で終わりのようです。

潮の関係で夜明け後のホワイトハウスに行きました。



北にも波が入っている関係で、朝7時くらいまで誰も来なかったので、ハイウエイでの愛車写真を撮りました。

1995年の日産パスファインダー(テラノ)です。
4駆なので、砂浜イナリーズもすいすい走ります。



あまり波が多くなかったのですが、3時間のあいだホワイトハウスの美しい波に乗りました。

そうだ、トリプルレインボウを見たのですよ。

沖に、そうだなククイウラ港の手前に大きな大きな虹がかかり、こんなにきれいなのになんでダブルじゃないんだろう?
と思いながらその鮮明な虹に見とれていました。

一本波に乗り、沖に戻るときにそれはすばらしいダブルレインボウとなりました。
それは、先ほどよりさらに自分に近づいていました。

手を伸ばせば、虹の根元に触れられそうなほど間近な虹はひさしぶりです。

よく見るとメインポールが太く、色とりどりなので確かめるといつもの7色ではなく、倍の14色数えられました。

おお、トリプルレインボウだぁ!
と感激し、横にいたウッドに確認すると、

「WHAT A HECK! IT'S TRIPLE RAINBOW!!」

こんなのオラ生まれて初めて見たゾ!
とジョージア訛りで感動しきりです。

ああ、いい日だなあ。

帰ってくると眠り猫のポキ(ミャア)がこのように寝てました。

お腹を出して寝る姿にいつも笑ってしまいます。



さらに玄関にはコスタリカに注文したコーヒー豆がどっさりと届いていました。



以前コスタリカに行ったときに「おいしいおいしいおいしいおいしいおいしい」の5つ星コーヒー豆を注文してみようと思い、なんとか探して注文してみました。

2週間かかったけど、無事に届いてすっきりさっぱり。

心に残るおいしさのオーガニック系を中心にいろいろ頼んでみました。
味見が楽しみです。

今月からご注文を受け始めましたZ1サーフスーツは、おかげさまで順調に受注をいただいています。

今年は気温が例年より低くなるのが早いようで、ウエットスーツ工場が繁忙期に入っております。
納期は現在4週間ちょうどです。
これからさら長くなるようです。

ただ、これはお約束できる納期です。
寒くなる前にどうぞご注文くだされば、と思っております。

ご質問で多いのが「モキハナジップ」についてでして、前かぶり方式のジップレスにベルクロを補うように短いジッパーがこのように付いています。



着用するとこのようになります。↓



寒冷地での保温性を考えるのであれば、背中ジッパー部からの水進入がないこのタイプをお奨めします。

コストで選択するのであれば背ジッパーですね。

モキハナの地はここにあります。↓



さて、ノアを連れてスケートボードに行ってきました。

最近のノアを見ていると、あまりスケートをやる気がないようです。
そんなこともあって自然に足が遠のいていました。



昨日のスイミングプールに今日も行くと、このようなクリーンブレイクとなっていました。
風が弱く、ストレイトオフショアだからこんなに美しいのですね。



昨日より潮が多くのっているので、そんなことも関係しているのかもしれません。



パーフェクトライトなんだけど、形容しがたい掘れ方をする波で、ショルダーからはテイクオフ不可なのです。

なぜなら全てがバレルとなるからで、沖にある2mほどのテイクオフスポットだけはダブルアップするのでそこから波内に入れます。



パワーがすごく、地響き系です。

もう週末ですね。
早いなあ。

どうぞみなさん「にっこにこ」で佳い週末をお過ごしください!
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プロフィール
名前:Naki 2009 または船木三秀
HP:NAKISURF
性別:男性
職業:専門職
趣味:海
自己紹介:
 11年暮らしたカリフォルニアからノースハワイ島に住みかえ、毎日クオリティの高い波で波乗りをしています。

 私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。

 風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
 その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。

 波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。

 そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。

 同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。

 ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。

 また、カリフォルニア州、サンクレメンテ発のサーフショップ『NAKISURF.COM』も運営しております。

 こちらは長年培ったサーフ業界のコネクションを活かし、世界で一番誇れるWEB STOREを目指しておりますので、どうぞご覧になってください!

ぜひ!

 どうぞよろしくお願いします。
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