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nakisurf ナキサーフ
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今朝、いきなりサーフボードが届いた。
カリフォルニアから届いたもので、発送先は弊社。
日付のスタンプを見ると、10/24となっていたから実に24日間もかかった計算となる。
ロングビーチ港からホノルル港、そしてナウィリウィリ港まで船で旅してきたボード群。
今回は全てロストが中に入っていて、

クアッドRNF
AVISOプロフィニッシュ白5'5"
ワサビ

が入っていた。
他にワックスとアストロデッキも3枚。

波乗りに行こうとしていたところだったから慌てて荷をほどくのだが、梱包がすごくて大変。
結局フィンをつけて、アストロデッキを張り、ワックスを塗るまで90分かかった。
正しい梱包のおかげで箱の外はかなりボロボロだけど、板は無傷。



そのまま闘牛ポイントでいい波に乗り、大満足。

乗った感想はボードインプレッションに書くけど、これで欠けていたワサビとクアッドRNFのインプレッションが揃います。
お待たせしました。
なるはやで書きますね。

ランチ後、純(城)からの電話。
「今お前のホームタウンにいるんだぞ」
と言う。


聞くとさっきサンクレメンテに着いたんだそうで、オンショア膝のTストリートでやってきたそう。
純は小波から大波に乗れる典型的なサーファー。

少しあって、公平さんから電話。
純の広告用ウエット写真を探しているという。
先々週あれだけ一緒にいたのに写真はほとんど撮っていないので、来週純が帰ってきたらオアフに行って撮ってきます!
と電話を置いた。

すると郵便で公平さん表紙のサーフィンライフが届いた。
すごい偶然だし、つながっている。
すごくいい写真で、ジェフ(・フリント)が四国で公平さんをイオキ波で撮ったものだ。
すぐにジェフに電話すると彼も今手にしたところだった。

「おめでとう。すごくきれいな色で驚いた」

と伝えると彼もこの印刷色には驚いたんだそう。
「特に表紙のショットは暗くてどうなることかと思っていたけど、日本の技術はすごい、びっくりした」だって。

そこでサーフィンライフ誌の写真家、グリズリー熊殺しケンユウくんに電話をかけると、オゴセさんが詳しいですよ、と教えてくれた。

編集部にかけると、ここでもおなじみのオンザボード編集長澪さんが出て、少しのよもやま話。
彼は先週までトニー・ホークと日本を旅してきたので、色々聞きたかったが、おごせさんに替わってもらい、写真の入稿方法とか色々聞く。

「なるほどー、すごいやニッポン」とうなりながら大満足して受話器を置き、ノアを連れ海に行くと、ものすごい夕陽が拡がっていた。

今日はそんな日。





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180度の南うねりが入っていて、夜明けからホワイトハウスに。
ひさしぶりに乗るガンボード。
パドルを始めると、えっ?こんな細いノーズで乗れるの?
と驚くほどだったけど、このデザインだからこそのレイトドロップやら大きなリーンターンに大満足。

乗るだけ乗って、お腹ぺこぺこで上がってくると、友人のジョーシュがやってきた。
彼に撮ってもらったのがこれ。
右後ろに見えている波がホワイトハウス。
ハイウエイから丸見えだけど、空いているんだなあ。
フィジーのラトゥと松部をミックスしたような波質です。



帰りに雨が降り、虹が出現。
車内からパチリ。

俺の大好きなシェイパーのひとり、コールと話してきたのをテープ起こししてまとめました。
この時食べたベジタリアン・クレープおいしかった。
そういえばさっきコールと話したAVISO移植の話、そして2007年HPS4フィンという話題もあるので、これはtaro(スタッフブログ)のページでもお伝えしていきます。

台風10号はどうでしたか?

****************************
コールインタビュー2006 Summer



船木:コール、もっとボードの仕上がり状況がライダー(お客さま)たちにわかるようなことをしようよ。最初は6週間くらいでボードが仕上がっていたのに、最近遅いでしょ。遅れている理由は何?もしその理由がわかって、それをアナウンスできれば、お客さんも納得できると思うよ。



COLE:
いやあ、今回のバッチ(ボード群)が遅いのは、NAKISURFからのオーダー数にEPSブランクスの在庫が無くなっちゃったんだよ。で、俺のはシェイプって特殊でしょ、それをプレカットするのに時間がかかったという訳。でブランクスが届いた頃には、オーダーカードこんなになっちゃった。(笑いながら人差し指と親指で7cmくらいの厚みを示した。もちろん冗談であるが、たまってしまったのは本当だろう)



船木:でもその理由がわかれば、オーダーの時にこれは8週間、これは9週とかってわかるでしょう。それを掲示板みたいなところで、「8月1日現在HPS8週間、ZEN11週、FF10週」とかできないのかなあ?



COLE:
そうしたいんだけど、俺って一人でやっているでしょ。とにかくサーフボードシェイプに集中していたいんだ。そういうオペレーションもビジネスには大事なのがわかるんだけど、俺にはこっちもあっちもできないんだよ。誰かマネジャーがいればいいんだけど…。




船木:どうしてそうしてボードによって製造が早かったり、遅かったりしているの?

COLE:
大きな理由はさっき言ったブランクスの供給でしょ。後はプレシェイプマシン、つまりKKLという会社が俺のシェイプデザインのほとんどを持っているんだけど、あそこは2本づつしか削れない。だから同サイズのオーダーが来るまで待っていたら、そのままになっちゃって、これじゃいけないと、今度はもったいないけどシングルでカットをする頃には、オーダーカードをもらってから5週間経っちゃったりしているんだ。はっきり言って「申し訳ない」って思っているよ。全ては俺の管理が悪いんだけど、実はいいニュースがあって、向かいのティミー(・パターソン)で新しいシェイプマシン導入したでしょ、あそこでこれからシングルで切ってくれる、と言うからこれからは変わるはずだ、早くなるからさ。




船木:了解。EPSついでにエポキシ樹脂について教えてください。

COLE:
樹脂が強いこと。どんな温度でも硬化する、軽い、色がきれいということかな。弱点は硬化に完全硬化まで2週間かかること。今まではみんなエポキシ樹脂の使い方がわからなかったからコスタメサのグレッグ・マンガルのところでしか巻けなかったんだ。あそこ納期がないんだ、だから誰も持っていきたくなくて、廃れちゃった。でもこのクラークショックでポリエスター専門でやっていたら閑古鳥でしょ、それでみんな始めたという感じかな。
俺はイナーシャというグラス工場を使っているけど、この辺りでは一番だよ。



船木:それではエポキシ樹脂を使用するEPSブランクスについて教えてください

COLE:
現時点ではアメリカンブランクスとマーコだけ。他のはTVの箱に入っている発泡スチロールみたいで安っぽいから使いたくない。ブランクスはいいのを使わないと。アメリカンブランクスでもストリンガーにプラスティックを使い始めたけど、削った時にプラスチックの粉が肺に入るかと思うと使えないよ。やはり木製がいいよ。でもそれって森林保護にならないのか…。



船木:カタログを見るとブラックレーベルってあるけど…?



COLE:
ブラックレーベルは最高級品ということさ。
要はNAKISURFのプロスペックと同じく、ブランクスから特級品を使い、クロスもSクロス、ハニカムコアのグラスオンフィン、またはFCSでもFUTUREでも市場で一番いいものをバンドルするんだ。だから「ファイアーフライをブラックレーベルに」って言うだけで考えられる最高品質のサーフボードになる。
これがコールブランドのプロスペックさ。



船木:なるほど、それではNAKISURFですごい人気になっているZENについて話そうよ。あれって中年という体力が劣ってきたサーファーをターゲットにした今までなぜかなかったデザインだよね。それについてはどう思う?



COLE:
ZENのマーケティングターゲットは盲点だったよな。思いつきもしなかったよ。俺もそうだけど、多くのベテランサーファーはいまだに若い奴らと対等に勝負できる道具が必要だったんだ。考え出したのはイッセキだっけ?彼に言ってくれよ、俺のビジネスマネジャーになってくれってね。(笑)



船木:そのZENのデザインについて解析しようよ。原型モデルって何?



COLE:
あれはHPSのテンプレットを使って、アウトラインをワイドにしたんだ。だからHPS系に属するんだ。でもそれだけでは生ぬるいからワイデストポイント(最大幅位置)をテイル寄りに下げるティアドロップというデザインにした。さらにより速いテイクオフ速度のためにロッカーを極限まで抑えた。ノーズだけは刺さらないように他のボードと同じだけフリップしているけど、残りは平らになるようにしたんだ。これからが大変。そのエントリーロッカーの入り口からシングルコンケイブを後ろ足までつけて、最後はVというテイルに流れるデザイン。そのシングル内側にストリンガーを挟んで2本さらに薄くドーム状のコンケイブをつけてレスポンスを高めていった。コンケイブを入れすぎると乗った感覚が硬くなるし、アウトラインをワイドにするとボードはルースになる、でもルース過ぎるとボードはよく曲がるけど走らない。こんな反発する要素があちこちにある。そこで俺はZENボードはまずルース気味にシェイプし、フィンの位置を硬くなるようにセッティングしたのさ。それがZENの秘密。簡単でしょ。
 実は全てのサーフボードシェイプが終わると、自分のシェイプサインを書く前にフィンの位置を鉛筆で決めているんだ。でもそれらはひとつとして同じ場所はないんだ。コンケイブが深いな、と感じたらフィンの位置をルースに柔らかく、レイルの浮力が少しありすぎるな、って思ったらバックフィンを1/8インチ(0.158cm)程度前にしたり。そうやって各々調整している。だから他メーカーみたいにシャドウシェイパーを雇ってシェイプさせていたらこんな作業はやらせられないよね。ボードシェイプは1本1本が生き物で、それぞれの性格も人間みたく違うから最後にはこうして俺の魔法を吹きかけるんだ。それが出来たシェイプのみにコールサーフボードのラミネートを入れて製作する。




船木:コールはレイルデザインに定評があるからそれだけに注目していたけど、そんな細かいことをやっていたんだね。

COLE:
そりゃそうさ。サーフボードってバランスだからレイルを攻めたらロッカー、コンケイブ、ボリューム、アウトラインと手を入れるところはものすごくある。これが簡単に見えて凄く大変なんだよ。それができるシェイパーのみが次のステップに上がれるんだ。しかも1本だけのサーフボードでなく、自分にやってきたオーダーのサーフボード全てに真剣に取り組んでいる。ボードデザインはクラフトの結晶なのさ。



船木:ZENは35才以上限定だったけど、NAKISURFではこのコンセプトでさらに新しいZENタイプのボードを発表したいんだ。例えば「波乗りに開眼できない」、または「もう一歩のステップが見えなかった中級者」、「年齢制限をつけない」人たちに新しい世界を見せられるようなデザインってないかな?

COLE:
俺も昨日ZENをシェイプしながらそんなことを考えていたところ。不思議だよな。そうだな、ではZENより全体的のフォルムを薄くして、テイクオフは犠牲にしてもいいからターン特性を上げたモデルを作ろうよ。The Vertical Masterを簡単だよ。うまくできるさ。



船木:それいいね。名前つけていい?『ZEN PRO-The Vertical Master -』ってどうかなぁ?

COLE:
かっこいい、響きもいいし俺も好きだ。『ZEN PRO- The Vertical Master -』決定。(メモ用紙に特徴を書き始めた。ラウンドスクアッシュ、スワロウテイルをメインに考えているらしい)



船木:じゃあNAKISURFはすごいことになるよ、コールだけの独占デザインにZEN、ZEN2,ZEN-PRO、retroというラインアップだ。



COLE:
いやあお前の情熱の結果さ。(笑)
そうだ、俺もうひとつアイディアがあるんだ。
ボンザー2007復刻版。名付けて『ネオ・ボンザー!』ものすごく走るボードになるよ。リーフとかで最高だからNAKIがまず乗ってみたら。



船木:!信じられない。俺の友人でキンチャンズのキンちゃんという人がいるんだけど、彼がボンザーのリクエストをブログでされたばっかりだよ。さてはふたりの談合か根回しじゃないの?(笑)

COLE:
ボンザー作ろう作ろう。何がいい?フィンは?(と言ってまたメモに書き始めた)3フィンと4フィンの2バージョンにしよう。ここにチャンネルみたいなドームが入るんだ。速いんだぜ。乗ったことないの?俺ボンザー大好き。3フィンにしてみたらスケルトンフィッシュとかと比較できるでしょ。それがいい。(と言いながらオーダーカードに記入していく)





船木:ありがとうコール。最後に納期をもっともっと速くしたいんだけど、プレシェイプをオーダーしておくというのはどうかな?

COLE:
どういうこと?オーダーが入っていないのにプレシェイプをなぜ作るの?



船木:要はスケルトンフィッシュだったら2インチ刻みでNAKISURFがプレシェイプを持っておくんだ。
それでお客さまからオーダーが入ったら、ここから多少はサイズを変えられるでしょ?

COLE:
変えられるよ。長さで1/2インチ、幅1/8インチ、厚み1/8インチを前後させることは可能だ。そしてボリューム、テイル形状、レイルに、さっき言ったフィン位置も変えられるな。そうか、わかったぞ。ある程度の調整が可能だから一歩進んだストックボードなんだな。オーダーが来てからブランクスを探さなくてもいいし、そうだな、これなら注文を受けてから4週間あれば完成するよ。



船木:いいアイディアでしょ?で、プレシェイプはどういうカテゴライズにすればいいの?

COLE:
ファイアーフライ、スケルトンフィッシュ、フライトデッキはAシェイプだ。HPS、ダイアモンドバックが B、ZENシリーズはそれのみのC、ピストルはD、ブレットフィッシュ、バットフィッシュはEとしよう。



船木:プレシェイプ最高!今タロー(柳瀬)とオーダーを決めたんだけど、どうかな?最初だから3種類に絞ってみた。
A.ファイアーフライ、スケルトンフィッシュ、フライトデッキ用
5'8" 19 1/8" 2 3/8"
5'10" 19 1/4" 2 7/16"
6'0" 19 1/4" 2 1/2"
6'2" 19 3/8" 2 9/16"

B.HPS、ダイアモンドバック用
6'0" 18 3/8" 2 1/4"
6'1" 18 1/2" 2 3/8"

C.ZEN用
5'11" 19 1/4" 2 1/4"
6'0" 19 1/2" 2 3/8"
6'1" 19 1/2" 2 1/2"
6'2" 19 3/4" 2 5/8"

COLE:
すごいな、NAKISURFはまた進化したな!
よし波乗りに行こうぜ、リビエラは?
(了、サンクレメンテ、アントワンズ於、8/3/06)


先週お伝えしたメイヘムインタビュー全文、英語&翻訳版を掲載します。
後に他のページに移植しますが、まずはブログでお楽しみください。
メイヘムの持つ、サーフボード観、そして新しい取り組みがわかると思います。
かなり長いのでゆっくりと読んでください。



1.Quad
naki: コリーがサーファー・マガジン2006年9月号の表紙になったクアッドRNFのスペックを教えて、それとコリーの体重って今いくつなの?



MAYHEM:コリーは155ポンド(70kg)程度。あのボードは5’5”x 19.38”x 2.06”で、前サイド2本にフューチャー・ツインを装着し、後ろはフューチャー・センターフィン・トレイラー(センターフォイル)にしたんだ。



2.EPS
naki: 先週、マット(メイヘム)の家で聞いたマーコのレイルストリンガーだけど、あのデザインにはどのようなコンセプトが隠されているの?

MAYHEM:それは『パラボリック・ストリンガー』といって、ボードのアウトラインに沿ってストリンガーが入っているんだ。スノーボードに見られる鉄製のレイルやタイ製の「ファイアーワイヤー」というボードに付いてるバルサレイルと同じようなもの。このアイデアはずいぶん昔からあったんだけど、トップシェイパーでこのアイデアを採用する人がいなかった。(グレッグ・ローアが長いことこの利点を主張してきたが、彼以外のシェイパーに広まることはなかった)サーフィン中にボードは横にも縦にもねじれるが、センターストリンガーではまた元の状態に戻すのに時間がかかる。要するにボードのねじれが、瞬時に元の位置に戻れないんだ。ストリンガーがレイル部分に移動することによって、もっと速く元の状態に戻るようになり、それと同時に最初っからあまりねじれなくなるという利点もある。



その他の利点は…
1.厚さが薄いノーズとテイル部分にストリンガーが増すので、強度が飛躍的にアップし、その部分からボードが折れる確率が減った。それにテイル部分が硬くなったことにより、強いロッカーをつけることが可能となり、以前にも増してタイトなターンがポケット内でできるようになった。しかも従来よりも高速で。

2.ボードの中心部分よりもレイルの方がだいぶ薄いので、追加される木材の量はたいしたことないんだ。(約50%増で、倍ではない)1.5インチの高さがあるストリンガーが2本あるということで、センターストリンガーの2.25インチに比べるとやや細め。結果的に強度は増し、なのに重くなることもなく、動きが硬くなるようなこともない。2枚の薄いストリンガーの方が太いのが1本あるだけよりも柔軟性があるという物理の法則に基づいているので、実際にはもっとしなるボードになったんだ。

3.多くのボードは、バックル(折れる手前のボードの片面から割れてしまい、一本の線が入った状態)するとき、レイルから内側にシワがはいる。これはチームライダーのボードを見ていればわかることで、バックルしたウルトラライト(超軽量)ボードのすべてがレイルから内側のストリンガーの方に向って折り目がついてしまっている。この放物線状に伸びる新しいレイルがこの問題を大幅に減らすことになるだろうな。

4.放物線状に伸びるストリンガーがサイドフィンのボックスと結合するので、そこから性能アップが期待できるはずさ。フィンとボードのアウトラインが(ポジティブに)繋がって、まるでスノーボードのバインディングのように能力的になった。



3.SD2
naki: SD2は爆発的な人気だけどなぜだと思う?そして今後のSD2はどうなるの?

MAYHEM :SD2がこんなに人気があるのは、ロッカーが控え目なのにテールの曲線がほどよくあって、ターンがしやすいのと、フラットに近いデッキが安定性を生み、そしてバランスのとれたアウトラインと厚みを達成できたことだ。これら要素のコンビネーションの結果だと思っている。平均的なサ—ファーにとって、ものすごく乗りやすいボードになっており、これならハイパフォーマンス・ターンがいとも簡単にできる。とっても操いやすくそして許容範囲の広い仕上がりになったデザインとなったわけだ。

 SD2の次は、ワサビ(日本のみ)と、SD3という形になって進化していくことだろう。これらのボードはデザイン的にはほとんど変わらず、ただ、マーケティングのためにテイルの形を変えてあるだけだったんだけど、デッキに加えた“V”が、このデザインをさらにパフォーマンス仕様に発展させたんだ。この方が、水の上をコルクが浮いたようにターンするのではなく、レイルを沈めてする本物のターンが可能となる。SD2はプロにあまり人気がなかったようだが、SD3のほうは小波用に使っているプロたちの評判がいいことからわかる。さらにエンドユーザーにとってプラスなのが、普通の厚さでオーダーすることができるようになったことで、自分のボードを持った感触が厚過ぎるということがなくなった。SD3やワサビの場合、自分の望むデザインのためにスペックを薄くする必要はなくなったんだ。
 これらのボードは「Vデッキ」で、SD2のようなフラットではない。よって、SD2の代替品として開発されたのではなく、全く新しいコンセプトのボード。
 つまりSD2と共に持つボードコレクションに加えたいもう一つのデザインということさ。



4.RNF
naki: RNFがまた復活してきたみたいだけど、前世代のRNFとの相違点は?

MAYHEM :クラシックRNFの新型バージョンとクアッド・バージョンを現在リリースしている。クアッドにはもっと過激なレイルロッカーを採用し、テイル部分のコンケイブは4フィンから生まれる余分なドライブをコントロールする。それと、テイルに幅があり、後ろ半分のアウトラインは直線気味に仕上げてみた。
 これまでどおり、ツイン+トレーラー(小型)フィンというコンビネーションのRNFが主流だけど、実は10年前の古い型のRNFにも注目していて、あの当時のデザインはかなりラデイカルだったな。 
 で、そこから発展させた『RNF2007』というデザインを試作中なんだ。これは10年前コリーに作ったボードに似た仕上がりになっていて、その後はすっかり忘れられていたデザイン。テイルがワイドで、後ろ足部分のロッカーがショートボードのロッカーに近い数値になっている。フィッシュというよりも、短いショートボードっていう乗り心地だぞ。けっこうイケてるぜ。

まとめると、現在ではRNFは下記のバリエーションがあるんだ。
1.RNFクラシック(現行モデル)
2.RNF‘07(温故知新モデル)
3.RNFクアッド(4フィンRNフィッシュ)



↑GQに掲載されたAVISO-RNF。
かっこいいのかどうかわからないけど...。(笑)

5.フィンの位置
naki: シェイプが終わってからフィンの位置を変えることってある?それは各々ボードによって変わったりするの?もしそうであれば、どのような要素がフィンのポジションを変えることにつながるの?

MAYHEM :ワイドなテイルの場合、フィンは後ろに持っていき、大きめのフィンを付ける。ワイドな方がフィンの数が増えても対応できる。(例:クアッド)細いテール(ラウンド、ピンテイル、ウィップラッシュ、etc)は、フィン群を少し前に持ってくる必要があり、これらデザインには大�きなフィンは必要ない。さらに、後ろのフィンは小さめでもかまわないんだ。
 フィンの位置についてはあまり公には話したくないんだ。これでかんべんしてくれ。



6.長さ
naki: マットがサーフィング・マガジンのインタビューで言っていたように、毎年サーフボードは短くなってきているが、それはアウトラインが丸くなってきているからということなの?

MAYHEM: 小さい波用のボードは、すでに短くなっているんだ。しかし良い波用のボードは、もっと平行なアウトラインになっていくだろう。平行というのは、要するにノーズとテイルの幅が同じようになっていき、もっと直線的なアウトラインになるということ。ロッカーを抑え、長さは短く、コンケイブ面積を増加させる。軽量のボードのほうがよく浮くので、これからも軽いボードの開発を進めていき、短めのボードで波が捉えられるようになるだろう。(これはプロみたいな運動能力のハイレベルなサーファーのあいだではと注釈したい)

 出来ることなら5’10”x 18”x 2-1/4”のボードでバラ(先月のWCTメキシコの舞台となったブレイク。http://www.aspworldtour.com/ripcurlpro/ )をサーフしたいよ。でも、そのボードでは俺は波を捉えられないんだ。トウボーディング(ジェットスキー等で牽引)や、そうだスノーボーディングが良い例さ。スノーボードだったら長さ5フィート、幅15インチのボードでもパウダーに乗れるでしょ。軽いパウダースノー上で十分「浮く」んだよ。サーフィンだって小さな操縦性の高いボードにしたっていいじゃないか。余分な部分を省けば省くほど良くなるんだぜ。前にラスタ(ビッチ)が言ってたように「邪魔くさいボードは捨ててしまえ!」ってね。


↑これはそのWCTバラでのロイ・パワーズ。

naki: それには幅を出して補うの?

MAYHEM :小さな波用のボードではね。俺が言ってるのは、新しく異なるボードのことなんだ。



7.ボトムの形状
naki:  最近「シングル・トゥー・ダブル」コンケイブが主流になっているけど、何か新しいデザインを手がけてたりしていないの?

MAYHEM :俺は意識してシングル・トゥー・ダブルだけにしたことなんか一度もないよ。フィッシュ以外のほとんどのパフォーマンス系のデザインは、シングルコンケーブからフラットっていうコンケイブを採用している。うちのボードでダブルコンケイブがあったとしたら、それは意識的にやったものではないんだ。俺はシングルが好きなんだ。例外は、「Vボトム」にダブルコンケイブを入れて、押し出す水量を増やし水流を速めるために使用するくらいかな。



8.サーファーとボード
naki: 最近コリーとクリス以外にマットのボードに乗っている人って誰がいるの?例えば、オッキーはメイヘムシェイプのボードを持っているよね。プロで乗っているのは他に誰?そして彼らのボードのスペックは?

MAYHEM :5年前ほどではないにしろ、あいかわらず大勢いるよ。色んなサーファーに年に1本とか2本だけボードを提供して気に入ってくれれば良しという方式ではなく、今のように決まった連中相手にやるのがいい。WQSの選手たちとここ数年一緒にやってきていて、いい結果を残せた。デイビー・ウェアーとロイ・パワーズの二人は、去年メイヘムに乗りながらクオリファイしたようなもの。ロイのほうは、今年もひき続き多くのイベントでメイヘムに乗っている。去年の10月、トラヴィス・ロギーがブラジルのWCTでスレーターを破ったとき、彼が乗っていたのは俺の板だった。それ以来気に入ってしょっちゅう乗るようになったよ。アッシャー・ノランなんて俺の板に乗って、アメリカのプロイベントで去年だけで12回ほどファイナル進出を果たしたんだ。ベン・ブルジョワとマズ・クインは、メイヘムデザインで今年のUSオープンでいい結果を残している。他にはジェイク・パターソン、ショーン・キャンズデル、トロイ・ブルックス達からオーダーが入ったばかり。イアン・ウォルシュが最近よくメイヘムに乗っていて、この夏タヒチで行われたオニールのWQSイベントで優勝した。最近ジョン・ジョン・フローレンスがロストに乗っていて、今年の夏カリフォルニア、ハワイ、ジェフリーズベイで開かれたJRイベントでいくつか優勝した。コロヘ・アンディーノ(デイノの長男)はいまだに俺のチームライダーで、史上最強の12歳のサーファーといっても過言ではあるまい。リッキー・バスネットは南アフリカ出身のロストのチームライダー。今年WCTにクオリファイしそうな気配だな。WCT選手のジャラッド・ハウスの元にメイヘムが届いたようで、たいへん気に入ってもらえた。ブレット・シンプソンにも何本か削ったんだ。メイソン・ホー(マイケル・ホーの長男)もロストのチームメンバーとして活躍中で、今度発売されるニュービデオが発売されたらメイソンは一躍スターになるだろうな。(了、8-6-2006)



↑タヒチ、オニールのWQSイベントで優勝した時のイアン・ウォルシュ



↑シエィ・ロペス

1. QUAD
naki: Cory's surfer magazine cover of quad rnf.
What were the dimensions and do you know how much Cory weighs?

MAYHEM: CORY IS ABOUT 155LBS. BOARD WAS 5"5 19.38 2.06" BOARD HAD FUTURE TWINS ON FRONT AND FUTURE CENTER FIN TRAILORS ON BACK (CENTER FOILD)


2. EPS
naki: marko's rail stringer. what's the concept behind the innovative design?

MAYHEM: THIS IS CALLED "PARABOLIC STRINGERS" THEY FOPLLOW THE OUTLINE OF THE BOARD, MUCH LIKE THE METTAL RAILS ON SNOW BOARDS AND NOW THE BALSA RAILS ON "FIREWIRE" BOARDS MADE IN THAILAND . THE IDEA BEEN AROUND A WHILE (GREG LOHRE HS PUSH IT FOR YEARS, BUT IT NEVER CAUGHT ON) IT WASNT WORKED ON MUCH BY ANY TOP SHAPERS.. THE CONCEPT IS THAT ALL BOARDS, WHEN SURFED, TWIST TORSIONALLY AS WELL AS LONGITUDALLY. THE CENTER STRINGER IS SLOW TO TWIST BACK SO THE BOARD WHEN TWISTED DOESNT POP BACK QUICKLY. WITH THE WOOD MOVED
THE THE RAILS, THE BOARD POPS BACK MUCH QUICKER AND ACTUALLY IS SUPPOSED TO NOT TWIST AS MUCH AS WELL.

ITS BENIFITS ARE THAT...

1. IN THE NOSE AND TAIL WHERE BOARDS ARE THIN , THERE IS MUCH MORE WOOD TO KEEP THEM FROM SNAPPING, IT ALSO MAKES THE TAILS A BIT STIFFER WHICH MEANS YOU CAN USE MORE ROCKER AND SUPPOSEDLY DO TIGHTER TURNS IN THE POCKET WITH MORE SPEED.

2. THE OVER ALL ADDED AMOUNT OF WOOD ISNT MUCH (ABOUT 50%, BUT NOT DOUBLE) BECAUSE THE RAILS ARE MUCH THINNER THAN THE CENTER OF THE BOARD (AT LEASTIN THE MIDDLE AREA). THIS MEANS THE BOARD IN THE CENTER HAS TWO STINGERS ABOUT 1.5" THICK RATHER THAN 1 AT 2.25" THICK. ITS A BIT STRONGER, YET NOT TOO HEAVEY OR STIFF. IT ACTUALLY IS MORE FLEXY IN THIS ARE BECAUSE THE PHYSICS OF THE TWO THIN STRINGERS BEING MORE FLEXY THAN ONE THICK ONE.

3. MOST BOARDS , WHEN BREAKING, "BUCKLE " IN FROM THE RAILS...THIS IS APPARANT ON ALL THE TEAM AND UL BOARDS THAT HAVE THE CREASES FROM THE RAIL IN TOWRDS THE STRINGER. THIS PARABOLIC RAILS SHOULD ALLEVIATE THIS DRAMATICALLY.

4. THERE IS PROBABLY SOME TYPE OF POSITIVE IN THE FACT THAT THE PARABOLI STRINGERS WILL NOW TIE DIRECTLY INTO THE SIDE FIN BOXS GIVING A VERY POSITIVE CONECTION BETWEEN THE FINS AND THE OUTLINE OF THE BOARD...KINDA LIKE BINDINGS ON A SNOWBOARD.


3. SD2
naki: why do you think SD2s are so popular? what's next for sd2?

MAYHEM: THE SD2S ARE SO POPULAR BECAUSE THE COMBINATION OF CONSERVATIVE ROCKER THAT STILL HAS ENOUGH TAIL CURVE TO TURN EASILY, THE FLATTISH DECK FOR STABILITY AND THE BALANCED OUTLINE AND THICKNESS FLOW. ITS A VERY EASY BOARD FOR AN AVERAGE SURFER TO RIDE AND DO HIGH PERFORMANCE STYLE TURNS. ITS FORGIVING.
WHATS NEXT IS THE ADVENT OF THE WASABI (LAS OLAS ONLY) AND THE SD3. THEY ARE VERY CLOSE IN DESIGN , BUT WITH DIFFERNT TAIL SHAPES FOR MARKETING PURPOSES MAINLY. THE ADDED VEE TO THE DECK MAKES THE BOARD EVEN MORE PERFROMANCE BASED BECAUSE IT IS NOW EASIER TO DO RAIL BURYING TURNS RATHER THAN CORKY ON TOP OF THE WATER TURNS.
THE SD2 WAS KINDA WALKED AWAY FROM BY THE PROS, BUT NOW THE SD3 IS BEING USED BY THEM IN SMALL WAVES. ITS ALSO GOOD FOR CUSTOMERS , BECAUSE THEY CAN ORDER IN NORMALL THICKNESS WITH OUT THE RAILS FEELING TOO FULL. YOU DON'T NEED TO GO THINNER ON AN SD3 OR A WASABI.
THESE BOARDS HAVE A VEE DECK, NOT FLAT LIKE THE SD2 AND DO NOT REPLACE THE SD2, BUT COMPLIMENT IT.


4.RNF
naki: looks like rnf is back. is there any changes from previous generations of rnf?

MAYHEM: WE ARE WORKING AN A NEWVERSION OF THE CLASSIC rnf AS WELL AS THE QUAD VERSION NOW. THE QUAD HAS A MORE AGGRESSIVE RAIL ROCKER AND CONCAVE IN TAIL AREA TO CONTROL THE EXTRA DRIVE OF THE FOUR FINS. ITS ALSO A WIDER TAIL WITH STRATER OUTLINE IN REAR HALF. WE STILL MAKE MOST THE RNF TWIN+TRAILORS THE SAME AS ALLWAYS, BUT NOW HAVE BEEN LOOKING AT SOME OF THE OLD FISH WE MADE TEN YEARS AGO AND FIND THAT SOME WERE REALLY RADICALL. WE ARE WORKING ON A "RNF '07" WHICH IS LIKE A BOARD I MADE CORY 10 YEARS AGO THAT WE KINDA FORGOT ABOUT. ITS A WIDER TAIL, AND MORE OF A SHORTBOARD ROCKER IN THE TAI, IT SURFS LIKE A LITTLE SHORTBOARD RATHER THAN A FISH...ITS PRETTY RAD.
WE WILL BE ABLE TO MAKE THE FOLLOWING..

1. RNF CLASSIC.
2. RNF '07 (MORE HIGH PERFROMANCE)
3. RNF QUAD (4 FIN FISH)

5. Fin Placement
naki: Do you ever change the placement of the fins? Depending on the board? If so, tell me what are the factors that changes the position of the fins.

MAYHEM: WIDER TAILS NEED THE FINS FURTHER BACK, AND TEND TO WANT LARGER FINS, OR CAN HANDAL MORE FINS (QUADS).
NARROWER TAILS (ROUNDS, OR PINS, WHIPLASHES, ETC) NEED THE FINS A BIT FURTHER FORWARD, AND DONT NEED AS LARGE OF FINS, OR CAN USE SMALLER TRAILING FINS.
I DONT LIKE TO DISCUSS FIN PLACEMENT TOO MUCH IN OPEN.


6. Length
naki: As you said in surfing magazine article. surfboards are getting shorter.
Does this means outlines becoming rounder?

MAYHEM: FOR SMALL WAVES, YES, THEY ALLREADY HAVE, BUT FOR GOOD WAVES, I SEE IT MORE LIKE THEY WILL GET MORE PARALEL. MEANING THE BOARDS NOSE AND TAIL WILL BE ABOUT THE SAME, BUT WITH A STRATER OUTLINE...THEY WILL HAVE LESS ROCKER BUT BE SHORTER, AND HAVE MORE CONCAVE (LIKE TWO BOARDS). THE LIGHTER A BOARD IS, THE MORE IT WILL FLOAT, SO AS WE CONTINUE TO PERFECT AND DEVELOP LIGHTER BOARDS, WE CAN PADDLE AND CATCH WAVES ON SMALLER BOARDS (AT LEAST AT THE HIGH LEVER OF ATHLETICISM IN THE PROS) I WOULD LOVE TO SURF BARRA ON A 5'10" 18" 2.25 BOARD, BUT CANT CATCH THE WAVE!
ITS LIKE IN TOW BOARDING..OR SNOW BOARDING. I CAN SNOW BOARD POWDER ON A 5' TALL 15" BOARD, IT "FLOATS " ME FINE ON LIGHT POWDER SNOW. WHY NOT TAKE SURFING TO SMALL MANUVERABLE BOARDS...THE LASS BOARD THE BETTER...LIKE WHAT RASTA SAID... GET RID OF THE CUMBERSOME BOARDS!

Naki: Do you compensate with greater width?

MAYHEM: ON SMALL WAVE BOARDS..ITS TWO DIFFERNT THINGS I AM TALKING ABOUT.

7. Bottom Contour
naki: Single-to-double is so popular now days. Is there any new design you're working on?

MAYHEM: I DONT EVEN CONCIOUSLY DO SINGLE TO DOUBLE. NEARLY ALL MY PERFORMANCE DESIGNS BESIDES FISH ARE SINGLE CONCAVES TO FLATS IN NOSE AND TAIL. ANY DOUBLE IS CREATE BY DEFAULT. I PREFER ALL SINGLE REALLY.
EXEPT WHEN THERE IS VEEE, THEN I LIKE TO HAVE DOUBLE CC IN THE VEE TO MKE IT PUSH BACK MORE AND WATER FLOW THROUGH QUICKER.


8. Surfer and Boards.
naki: Besides Cory and Chris, who else rides your boards? For instance, I know Occy has your board. Who are the other pros who comes and orders boards from you? And, what are the dimensions they order?

MAYHEM: THERE ARE ALOT, NOT AS MUCH AS MAYBE 5 YEARS AGO, BUT I PREFER TO ACTUALLY WORK WITH GUYS NOW RATHER THAN JUST TOSS THEM A BOARD OR TWO ONCE PER YEAR AND HOPE THEY LIKE IT.
I HAVE BEEN WORKING WITH GUYS ON THE WQS A COUPLE YEARS AND HAD GOOD RESULTS. DAVEY WEARE AND ROY POWERS PRETTY MUCH QUALIFIED FOR THE WCT LAST YEAR ON MAYHEMS. ROY HAS BEEN RIDING THEM IN MANY EVENTS THIS YEAR AS WELL.
TRAVIS LOGIE BEAT SLATER IN BRASIL WCT LAST OCT ON ONE AND HAS BEEN RIDING THEM ALOT. ASHER NOLAN HAS MADE SOMTHING LIKE 12 FINALS ON MYHEMS IN VARIOUS USA PRO EVENTS OVER LAST YEAR OR SO. BEN BORGIOUS AND MAZ QUINN DID WELL AT THE US OPEN ON THEM THIS SUMMER.
JAKE PATTERSON, SEAN CANDSELL, AND TROY BROOKS ALL JUST ORDERED BOARDS. IAN WALSH HAS BEEN RIDING THEM ALOT LATELY AND WON A 25,000 ONIELL EVENT IN TAHITI THIS SUMMER ON ONE. JON JON FLORENCE HAS BEEN RIDING LOST ALOT LATELY AND WON A FEW GROM EVENTS THIS SUMMER IN CALIFORNIA, HAWAII AND J BAY ON
THEM. KALOHE ANDINO IS STILL RIDING MAYHEMS EXCLUSIVLY AND IS PROB THE BEST 12 YEAR OLD SURFER EVER. RICKY BASNETT IS A ...LOST TEAMRIDER FROM SOUTH AFRICA , AND IS LOOKING GOOD TO QUALIFY THIS YEAR FOR THE WCT. WCT SURFER JARRAD HOUSE JUST GOT SOME BOARDS AND LOVES THEM. BRETT SIMPSON HAS BEEN GETTING A FEW AS WELL.
MASON HO IS DOING WELL AS A LOST TEAMRIDER AND WILL BE A STAR OF OUR NEW VIDEOS WE ARE NOW WORKING ON.


なんだろ?
さっきまで書くことがあったはずなのに出てこない...。
で、波乗りしてからスターバックスに行き新作「タンジェリン・フラプチーノ(うまい!)」を飲んで閃いた。


これって日本にあるんですか?↑

思い出したのは、出発前にコールに注文した2007年試作品『バットフィッシュ』のことだった。



ベースモデルは名作「バレット・フィッシュBULLET FISH」。
これにクアッド4フィンを導入し、テイルを4フィンと相性の良いバットマンにして、エントリーロッカーはそのままにテイルキックと、コンケイブの入りを調整したという。

要はロストのクアッドRNFに対抗するコールの新兵器だ。
メイヘムとコールはお互い、道を一本挟んでシェイプ部屋があるためふたりの競合心は熱い。
特にコールは4フィンの開発者として、負けられない思いがあるのだ。

俺はそれを逆手に取って、すでにメイヘムにオーダーしてあるクアッドRNFと対決させる意味で同サイズ、さらに万全を期して同テイルのスワロウを注文した。

仕上がってきたら『クアッドRNF VS Batfish4』のフィールドテストを行います。
ある意味無情だけど、どちらの方が優れているのかこれではっきりさせられる。

客観的に公平な判断ができるような波がいいなあ。
きっと10月末には届くので、その際にはまたここでお知らせします。

他にマッチ企画のご要望等ありましたらお知らせください。










ロストサーフボード、創始者であり、デザイナー、シェイパーであるメイヘムこと、マット・バイオロスの家に行き、彼が長年温めてきたアイディア「放物線ストリンガー」のアウトラインを聞いてきた。

ご存じEPSブランクスの製作会社『MARKO』社でそのメイヘムの夢を実現しようと、プロトタイプ製作のプロセスが始まるというので、立ち会ってきた。



ここまで書いてから「これって企業秘密?」
ここに書いていいのかな、と思ったけど何か言われるまで掲載しておきます。(笑)
期間限定かもなので、忘れないようにしてください。

これはMARKOの技術者にテンプレットになる放物線をSD2のテンプレットを用いて、印しているところ。↓



以下は俺がメイヘムにしたインタビュー抜粋です。
今日本語に翻訳中で、来週HP内に一挙掲載します。

funaki:
marko's rail stringer. what's the concept behind the innovative design?

MAYHEM:
THIS IS CALLED "PARABOLIC STRINGERS" THEY FOPLLOW THE OUTLINE OF THE BOARD,
MUCH LIKE THE METTAL RAILS ON SNOW BOARDS AND NOW THE BALSA RAILS ON "FIREWIRE" BOARDS MADE IN THAILAND . THE IDEA BEEN AROUND A WHILE (GREG LOHRE HS PUSH IT FOR YEARS, BUT IT NEVER CAUGHT ON) iT WASNT WORKED ON MUCH
BY ANY TOP SHAPERS.. THE CONCEPT IS THAT ALL BOARDS, WHEN SURFED, TWIST
TORSIONALLY AS WELL AS LONGITUDALLY. THE CENTER STRINGER IS SLOW TO TWIST
BACK SO THE BOARD WHEN TWISTED DOESNT POP BACK QUICKLY. WITH THE WOOD MOVED
THE THE RAILS, THE BOARD POPS BACK MUCH QUICKER AND ACTUALLY IS SUPPOSED TO
NOT TWIST AS MUCH AS WELL. ITS BENIFITS ARE THAT ...

1. IN THE NOSE AND TAIL WHERE BOARDS ARE THIN , THERE IS MUCH MORE WOOD TO
KEEP THEM FROM SNAPPING, IT ALSO MAKES THE TAILS A BIT STIFFER WHICH MEANS
YOU CAN USE MORE ROCKER AND SUPPOSEDLY DO TIGHTER TURNS IN THE POCKET WITH
MORE SPEED.

2. THE OVER ALL ADDED AMOUNT OF WOOD ISNT MUCH (ABOUT 50%, BUT NOT DOUBLE)
BECAUSE THE RAILS ARE MUCH THINNER THAN THE CENTER OF THE BOARD (AT LEASTIN
THE MIDDLE AREA). THIS MEANS THE BOARD IN THE CENTER HAS TWO STINGERS ABOUT
1.5" THICK RATHER THAN 1 AT 2.25" THICK. iTS A BIT STRONGER, YET NOT TOO
HEAVEY OR STIFF. iT ACTUALLY IS MORE FLEXY IN THIS ARE BECAUSE THE PHYSICS
OF THE TWO THIN STRINGERS BEING MORE FLEXY THAN ONE THICK ONE.

3. MOST BOARDS , WHEN BREAKING, "BUCKLE " IN FROM THE RAILS...THIS IS
APPARANT ON ALL THE TEAM AND UL BOARDS THAT HAVE THE CREASES FROM THE RAIL
IN TOWRDS THE STRINGER. THIS PARABOLIC RAILS SHOULD ALLEVIATE THIS
DRAMATICALLY.


4. THERE IS PROBABLY SOME TYPE OF POSITIVE IN THE FACT THAT THE PARABOLIC
STRINGERS WILL NOW TIE DIRECTLY INTO THE SIDE FIN BOXS GIVING A VERY
POSITIVE CONECTION BETWEEN THE FINS AND THE OUTLINE OF THE BOARD...KINDA
LIKE BINDINGS ON A SNOWBOARD.




またまた当店だけのオリジナルボードをコールとラウンチングさせます。

オリジナルはノモノモ16さんのアイディアであるボンザー!
コールにこのことを話したら「大好きなボードのひとつで、すぐに作ろう!」となった。
これがコール直筆のボンザーの設計図。



なるほど、コンケイブのすごいのがこうして入り、水流を考えた作りとなっている。
4フィンタイプと3フィンが可能。
後はコールお得意のレイルとロッカー、ボードボリュームを出してもらえばマジックボンザーの完成だ。
俺は3フィンでオーダーしました。

まるで夢のようなデザイン。
コールありがとう!
もちろんノモノモ16さんにも感謝です。



そういえばSWELLというWEBがあるんだけど、そこがカラーカタログを年3回発行している。
それの表紙と裏表紙になりました。
波の写真もようやく認知されてきたようです。(笑)

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プロフィール
名前:Naki 2009 または船木三秀
HP:NAKISURF
性別:男性
職業:専門職
趣味:海
自己紹介:
 11年暮らしたカリフォルニアからノースハワイ島に住みかえ、毎日クオリティの高い波で波乗りをしています。

 私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。

 風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
 その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。

 波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。

 そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。

 同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。

 ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。

 また、カリフォルニア州、サンクレメンテ発のサーフショップ『NAKISURF.COM』も運営しております。

 こちらは長年培ったサーフ業界のコネクションを活かし、世界で一番誇れるWEB STOREを目指しておりますので、どうぞご覧になってください!

ぜひ!

 どうぞよろしくお願いします。
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