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こちらは夏花の季節で、まぶしいくらいの満開赤に包まれた、



サーフ1最新号には純城に引き続きBESELLに乗る勇人くんが掲載されていた。

なんとこちらは見開きショットで、に場所を聞くとサウスイーストの沖だそうで、すごいリーフがあるのだなあ、とびっくり。



ボードも本当に調子良さそう。
ハンティントンビーチで乗ったマイクロチップ5'10"の乗り味をしばし思い出した。



さて、昨日届いたGLIDE誌をパラパラやっていると、なんと先日入稿した「ネオ・クアッドの乗り方」というくくりの7ページが掲載されていた。



扉ページはこれで、5月にUSKEさんに取っていただいた松風バレル。
あの日を思い出し、さらにはこの後に食べた湯麵の味までさらりとフラッシュバック。
記憶とは不思議ですね。

内容はクアッド三本の詳しい乗り較べです。
まずはフォーカラット Z-rider



次にバットフィッシュ



最後にAVISO FF




ロックンロールな文章を付けました。
ぜひ読んでみてください。

澪さん、USKEさん、栗さんありがとう!

打ち上げで行った夢庵、肉豆腐のしょうが味までずばりと思い出した。

俺の記憶回路というのは、どうやら味覚に直結しているようだ。
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今年で第十三回を迎えたクロスボーディング競技のメジャーイベント『Xゲーム』。

国営放送であるabc、ESPNでロスアンジェルスのステープルセンターから生中継されていた。

昨日は最終日、トリのバーティカルスケートで、天才ショーン・ホワイトがまさかの逆転優勝を飾り、その後のレジェンドスケートセッションでは、トニー・ホーク、スティーブ・キャバレロ、クリスチャン・ホソイが特設巨大バートランプでセッション中継をするというファンには垂涎の一幕もあった。

ショーンのパーフェクトな最終セッションはこのページに飛び、ページ右側上段の

「X Games 13: Mens Skate Vert Gold」をクリックしてください。

他にはビッグランプで15mで落下し、ランプにたたきつけられたジェイク・ブラウンのクリップ。
生放送で見ていたけど、その時は凍り付いた。
即死かと思ったほど、ものすごいものだった。
心臓が弱い人はクリックしないように。
上と同じページの左、右側にあります。


Jake Brown Recalls Harrowing Fall

サーフィング戦ではメキシカンパイプラインで知られるプエルト・エスコンディードで、USチームのシェーンベッシェン8.0、クリスワードの大会史上初という10.0(満点)をたたき出し、USが軽ーく優勝してアメリカ人を大満足させた。

それにしてもこのクリスの満点ライドはすごかった。
オバケセットのピークの後ろから入り込み、そのままエアスピットと一緒に吐き出されたクリス。
どこにそんな波があったの?
というほど奇跡的な波で、やはりこの人、ただ者ではありません。

このページの、

X Games 13 Surfing: Team USA Best Waves

↑をクリックしてください。
第2ピリオドの最終波がそうです。
軽く10フィートはあります。

そのチーム内容は、

USAが
クリス・ワード
シェーン・ベッシェン
ロブ・マチャド
クレイ・マーゾ
補欠にピーター・メンディア

対するWORLDチームは

リザール・タンジュン
ミック・キャンベル
ジョリアン・ウイルソン
ギルモア・ステフ
補欠に大野マー

監督はマーチン・ポッター

という布陣でした。

来年はチョープー(タヒチ)で開催するという計画もあり、そうするとこの島のアイアンズ兄弟が超有利になりそう。

観戦中に純から電話がかかってきて、どこにいるの?
と聞くと、そのXゲームのステープルセンターにいるという。

うわあー、すごいね、盛り上がっているでしょ?
と聞くと、

「スゴイヨ、こんなにみんなを熱狂させるんだから業界はこれから楽しみだね」

なんでもモンスタードリンクが彼のスポンサーで、そのサイン会で駆り出されたんだそうで、純はここに来られてラッキーダヨ、と感動していた。

日本にもXゲームが上陸すればいいのに。

その純だが、先日届いたサーフ1をめくると、彼の写真が掲載されていた。
クリーンなエアで、彼の超お気に入りのフォーカラット純城モデルに乗っている。



世界最速のボードをこのNAKISURFで販売できるのは、誇らしいことだと感じる。

全て余計なものを省いたレーシングスタイルのサーフボード。
フォーフィンでもチャンネルボトムではなく、ミニマルな名匠デザインです。

そこで、これを閲覧しているお客さまに純城モデル体重別推奨ボードサイズをここに掲載してみます。

まずは初心者(目安としてはパドルをしていて、ぐらぐらする、狙ったところにボードを持ち上げられない、という人がここに属します)

45-55kg

5'10"x18-3/4"-2-1/4"
5'11"x18-1/2"-2-1/4"
6'0"x18-1/2"-2-3/16"
6'1"x18-7/16"-2-3/16"
6'2"x18-3/8"-2-3/16"

55-65kg

5'11"x18-5/8"-2-3/8"
6'0"x18-1/2"-2-3/8"
6'1"x18-1/2"-2-3/8"
6'2"x18-7/16"-2-1/4"
6'3"x18-7/16"-2-3/16"

65-75kg

6'0"x18-3/4"-2-1/2"
6'1"x18-3/4"-2-7/16"
6'2"x18-1/2"-2-3/8"
6'3"x18-7/16"-2-3/8"
6'4"x18-3/8"-2-3/8"

75-85kg

6'1"x19"-2-5/8"
6'2"x18-7/8"-2-1/2"
6'3"x18-7/8"-2-7/16"
6'4"x18-3/4"-2-3/8"
6'5"x18-1/2"-2-3/8"

中級者(目安としてはパドルがぐらつかない、狙ったところにだいたいボードを持ち上げられる、長くやわらかくレイルを使って波の左右に意図的にターンができる、という人がここに属します)

45-55kg

5'8"x18-3/4"-2-3/16"
5'9"x18-5/8"-2-3/16"
5'10"x18-1/2"-2-1/8"
5'11"x18-7/16"-2-1/8"
6'0"x18-3/8"-2-1/8"

55-65kg

5'9"x18-3/4"-2-1/4"
5'10"x18-5/8"-2-1/4"
5'11"x18-7/16"-2-3/16"
6'0"x18-3/8"-2-3/16"
6'1"x18-3/8"-2-3/16"

65-75kg

5'10"x18-3/4"-2-3/8"
5'11"x18-5/8"-2-5/16"
6'0"x18-1/2"-2-5/16"
6'1"x18-7/16"-2-1/4"
6'2"x18-3/8"-2-1/4"

75-85kg

5'11"x18-3/4"-2-3/8"
6'0"x18-9/16"-2-3/8"
6'1"x18-1/2"-2-5/16"
6'2"x18-7/16"-2-5/16"
6'3"x18-7/16"-2-1/4"

上級者は、私と純で考えますので、掲示板かメイルでお問い合わせ下さい。
プロフェッショナルやチームライダークラスの方にもお奨めです。

特に専属ファクトリーを持たないプライベートプロの方に『特A級マシン』として活躍することでしょう。

それと、今月(8月)フォーカラットサーフボードを成約いただいたお客さま全員に特製Tシャツをプレゼントいたします。

まだどこにも販売していない稀少なものです。



サイズはS,M、Lです。
オーダーの際に明記くださいませ。

こちらもぜひご利用下さい。



ただのTシャツではなく、デザイナーブランドTシャツでおなじみの柔らかいアメリカンアパレルの『50/25/25のトライブレンド・トラックT』という最上級品を使っています。

カラーはグレーのみです。





↑これはバレル内、波の中からその状態を撮ってみました。
こんな風になっているのですね。

今日のブログはさっぱりと書いてみます。

カリフォルニアでたくさんの取引先とミーティングしました。

その焦点は納期です。

アメリカ人、特にサーフボード製造業の人たちって、やはりキックバック(のんびり)しているので、納期にはなかなか仕上がってこない。

その約束が守れない遅延サーフボードに対しても「自分たちが悪い」とは思ってなく、考え方が決定的に違う俺のような相手と、各々工場長との話し合いはいつも難航し、平行線となる。

でもいくつか収穫もあったので、それはいいニュースだと思っていますが、何か決定的なものが必要だとも感じている。

今のところの根本的な解決は、NAKISURF専用工場を設立すること。

これができたらどんなにすてきなのだろう。

(おまけ)
テラピアばかりのドドゲ池にノアとアニーと釣りに行く。

実は去年までものすごく大きい(ビッグマウス)ブラックバスが釣れる貯水池が近所に2つあったんだけど、記録的な大雨で、洪水を恐れた所有者が水を抜いてしまい、60cmオーバーのモンスターサイズも全て海に流れてしまった。

シーバスとなって生きていてくれるといいんだけど。

で、釣りの話に戻る。

子供にはクラッピーとティラピアを狙わせ、俺はフリーフォールするソフトベイトでビッグマウスを狙い、深場を探っていた。

いつもならアタリくらいすぐにあるんだけど、ーー最近ドドゲの三浦さんとも行ったときと同様に全くの沈黙。

手を代え、品を代え、動かす速度も変えて、とやるんだけど全くだめ。

終了5分前。

何気なく投げた一投。

着水後糸フケを巻き取るのだけど、糸が水面に持ち上がった気がした。

巻き取るとバイトも何も感じられず、「何かの重さだけ」が竿先から感じられた。



と思い、もう少し糸を張ると、その物体は動いている。

「おお!」

と合わせ一撃。

すると魚がゆっくりと走り始めた。

のされそうになる竿を両手で野球のバントのように持つと、6LBテストラインが風切り音を立てる。

そして「ジリジリー」とドラグが悲鳴を上げた。

何度も何度も竿先が池の中に引きこまれる。

ウルトラライトのスピニングタックルなので、糸が切れそうで怖い。

このファイトをみせる、賞賛すべき獲物がようやく岸まで近づいてくるが、敵はここから死にもの狂いで暴れ、深場に潜ろうとする。

なんどか手前まで近づけ、「ガオーッ!とキャッチしました。

やったやった。

最近ずっと、ドドゲの三浦さん時代からボウズ(NO FISHのこと)だったので、それは逃れられました。

よかったよかった。

良い週末をお過ごし下さい。

ノースハワイに戻り、夜明けからホワイトハウスに行くと、軽くオーバーヘッドの波がブレイクしていた。

南南西うねりのようで、6'8"ピストルで沖に漕ぎ出ると4'10"しかなかったOちゃんとのギャップにびっくり。

ノースハワイは流れが強く、このホワイトハウスのチャンネルは渦巻いているので、やはりこんなタイプの長く、細いボードが安定している。

カリフォルニアでは目の前で波が崩れていたけど、ここは沖のリーフでブレイクしているので、ブレイクまでやたら遠い。
パドリングだけで疲れてしまった。

沖に出ると、ノースハワイのアロマ、つまり海の香りに包まれ、たった9日間の旅だったのになぜかなつかしいような気持ちとなる。

やがて朝陽が昇り、この世界を黄金に輝かせる。



カラヘオの丘から太い虹が架かり、それにもうっとり。



大満足で上がってきて、携帯の着信を見るとメッセージがいくつか入っていた。

AVISOニックと、コールのロボからで、両者共に「ブラックダイヤモンド2を持って帰ってないのなら貸して欲しい」とのこと。

Tストリートで乗ってからBD2中毒になっているのだろう。(笑)

ロボは体重180パウンドあり、これをKGに直すと82kg!
俺との体重差が20kg以上あり、それでこの波乗りだから彼用のBD2を作ったら無敵だろうな。

彗星のような尾を引くスプレイと、強烈なスピード感が持ち味なのだ。

AVISO移植も打診済みで、コードネームは『黒い彗星』とする予定です。



車がコロアにさしかかるところで、携帯が鳴る。
ティム(Bessell)からで、このあいだ1次シェイプを終わらせたサーフボードのシェイプが終わった、と言う。



HBピアで乗ったマイクロチップ5'10"の感触が蘇る。

このボードを日本に送ったので、読者のみなさんに試乗できるような機会を作りたい。
何かいい案を練らねば。



勇人さんでもおなじみだが、すばらしいAVISOのラインアップも持っているBESSELL。



老舗シェイパーにありがちな変なプライドもないので、プロデュースしやすいブランドであると思う。
これはバルサのレトロフィッシュ。



その「新コンセプト」はロングボードからショートボードに移行することができる明確なトランジットボードである。



今まではファンボードとかがあったけど、そんな曖昧なものではなく、ロングとショートの中間モデル。

アウトライン、ロッカー、レイルボリュームを話しあい、テイルを高性能にかっこよくというテーマを出してみた。



最初はスワロウテイルを描いてみる。
スクアッシュのスワロウの中間タイプが描きあがった。



「うーん、いいんだけどスピード感がないかも」

と俺が言うと、「それならブランクスを持って、シェイプルームでインスピレーションを受けようよ」とティムが言う。

ハンドシェイプを見るのはひさしぶりなので胸が高鳴る。

これからその1次シェイプをここで完全に再現してみる。
業界初だと思う。



ブランクスを出す。
最近クラークの元社員たちが作ったUS BLANKSだ。



ティムのシェイプルーム。
彼が自作したツールの数々が見えるだろうか。

長さを6'10"と決めてあったので、それに合わせてブランクスをカット。



幅も事前に21.5”と決定なので、テイルとノーズ幅もバランスを考えて同様に15”に設定した。



テイル↓



ガンのテンプレットを使い外側のアウトラインを引き、



ノーズのアウトラインはオリジナルデザインで、



テイル側から見るとこんな感じです。



最近大流行のバットテイルの原型であるダイヤモンドテイルを提案すると「完璧だよ、俺もそれを考えていたのさ」とシンクロした思想にふたりしてニヤリ。



複雑なカーブを組み合わせて作るダイヤモンドテイル。
角張ったデザインだけど、全てはカーブの混合なんです。



これがシェイプ前の設計図。
近くから、遠くから見てラインを確認します。



確認後、アウトラインを電動のこぎりでカット。↓↓





ここで一度アウトラインのバランスを確認。↓



レイルのクリーンナップが始まった。



クリーンナップを終えたアウトライン。
美しい。



ティムもうっとりしている。
シェイパーはやはりサーフボードが大好きなんですね。



フィン位置にはこのBESSELLオリジナルテンプレートを用いて、位置と角度を設定していく。



クアッドセットアップです。
4フィンの持つ魅力をこのモデルに導入するのです。



テイルから見る将来のビューティちゃん。



スキンオフ、つまり皮むきがはじまりました。



レイルの形状を決める、これも自作のレイルライナーを駆使してレイルラインを描き出す。



皮むきしながらレイルも丸めていくティム。



ボトム形状はシングル、ダブル、VEEなんだけど、このボードに最適な独立チャンネルを施すという。
ボトムのくぼみを全てチェック。





企業秘密だというチャンネルボトムのシェイプを口をあんぐり開けながら目撃する。

どんどん形になっていくボトム。
まるで魔法のようだ。

そして、これが独立クアッド・スピーダーチャンネルです。



4本の各フィンに付けられたチャンネル=溝がそれぞれ機能し、揚力加速、方向確定、レイルターンを容易にする逃げる外側、テイルを押し出す中央スロットとなっている。



アウトラインの美しさに機能性を飛躍させたクアトロ・スピーダー。
1次シェイプが終わりました。

大満足のティム。
これでロングボーダーたちは短いボードも愛することになるだろう。

「このクアトロ・スピーダーは速度に驚き、操作性に感動してもらえるはず」

とにっこにこのティム。



長々としたブログになりましたが、サーフボードシェイプの愉しさを知っていただけるチャンスだと思い掲載しました。

いかがでしたか?



オーバーヒート気味のレンちゃん。
弊社池谷に応急処置を聞くと、「走るときにヒーターを付けてください」
ということで、真夏のカリフォルニアのフリーウエィ上を摂氏40度以上で走っている。

サウナと同じ。

ホットヨガというのがあるけど、これはホットドライブだぞ。

横には「SKY」という名前のスポーツカー。
はじめて見た。
かっこいいなあ。

さてさて、竜ちゃんと行ったニライカナイ旅

トランクや車の後ろの席に収まるという超短いコンセプトのボード、

Black Diamond 4'7"x20-1/8"x2-1/2"

というのをテストしたけど、

その試作機第2弾が完成した。

4'10"x20-1/2"x2-3/8"

と全体的に浮力を見直し、スケールアップしてみたのがその答え。



バックパックと較べてもこの大きさ。



でも後部座席にはこのようにすっぽりと入ります。
このボード、コードネームはトランクボードだったのだから当然ですね。



Qちゃんと前にあったけど、もうO次郎そのまま。

見た瞬間に「Oちゃん」と名付けてしまった。



波はこんな感じでたまに胸くらいのが入ってくるが、膝腰というコンディション。

朝食用にアボカドとヨーグルトを持ってきて、一度食事をする。



アストロデッキを貼ってからワックスアップ。
ノーズエリアまでていねいに、が俺流。



4'10"サイズだと、このように肩の高さしかない。



6'8"のブランクスから平らな部分で削りだしたので、ロッカーは低く抑えられている。



ブラックダイヤモンド1号機よりもスケールアップしたので、テイクオフもすいすいで、65kgの柳瀬まで乗れるボリュームとなった。

セクションを越えていくためのフローターもこの通り。
ボードがリップの上にノーズからテイルまで浮揚している。
これはスピードがないと、こうはならない。
スプレイも引っかかりがないので、美しいラインが波に描かれている。



すごいスピードが付き、調子に乗って最終セクションにディノ・スラッシュ。
撮影が柳瀬の20D機なので、連射が遅く、見たかったこの次のショットがない。
だが、スピードと、切り返しのえぐれはこの写真から伝わるはずだ。

緩慢な斜面でありえないほど速く、膝程度の小さなポケットでもリップすることができる。



ブラックダイヤモンド2号機に目覚めた俺は、今まで以上に波乗りが楽しくなってしまった。
この翌日はローワーズと、構脚橋北部、Dストリート、リビエラで立て続けにサーフした。
不思議なもので、小さい波の時って、さらに小さい波に形良い波が潜んでいると思う。

その小波の中の小波を満喫し、浜に上がる。

マイクロチップ5'10"を横に置くとこんな感じです。

コメントにもあった5050の乗り味とは全く違い、カービング性能に焦点を合わせたデザインです。

シングルコンケイブで、浮かしてテイルのVEEでレイルの切り替えにこだわったコール自らの自信作。



詳細はインプレッションページへの掲載時に書きますが、ブラックダイヤモンドの率直な感想は、

1)普遍的なボード(だけ)を愛していた俺の心を開いてくれた

2)載せる車を選ばない極小サイズは

3)後ろのシートにすっぽり

4)形が目立つ

5)小波が楽しい

6)大波はテイクオフがむずかしくなる。(頭半〜ダブル程度から}

7)短いので、キックバックすることなく、スイートスポットが踏める

8)クイックで正確なターン

という性能の珠玉の1本である。

ブログやメイルが書けないほど、どっしりと疲れるまでしたサーフィングもひさしぶり。

海を自在に駈ける気分、そうだこれはまるで小舟の海賊ような気分だ。

小波が好きな方はもちろん、苦手だった、好きになりたい、毎日が小波ばかりだ、という人にブラックダイヤモンド、自信を持ってお奨めします!

O(オー)ちゃんと呼んでください。

ぜひ〜!@



このボードは現在ブログ閲覧者限定サーフボードとなっております。

値段はCOLEスペシャルモデル価格が710ドル。
ボードが短いので、クロス等の素材割引を工場から適用してもらいました。

よって、690ドルとなっております。

現在3本のストックボードオーダーをコールに入れてあります。

4'10"×20"×2-1/2" Polyester FCS $690.00 (45kg-60kg) (53kg-72kg中、上級者)

4'11"×20-1/8"×2-1/2" Polyester FCS $690.00 (50kg-68kg) (59kg-78kg中、上級者)

4'11"×20"×2-3/8" Polyester FCS $690.00 (48kg-66kg) (57kg-75kg中、上級者)

購入を希望される方は、「欲しいです」とメイルを以下に送って下さい。

もちろんカスタムオーダーも可能です。(20ドルアップ)

それぞれの方のサイズのご質問にもメイルや掲示版でお答えします。

小波があまりにも乗れるのでびっくりするほどのボードです!!
船木が自信を持ってオススメします。

実際に乗っている映像はこちらです

shop#@nakisurf.com  までお問い合わせください。

↑※迷惑メール防止のため、shopと@の間に#を1文字入れてあります。このままでは送信できませんので、メールを出す際にお手数ですが、#を削除してくださるようお願いします。

純城がフォーカラットに乗ってからというもの「調子がいい本当に速い」の繰り返しだった。

何が調子いいのか教えてよ、と言うと、彼はこんなインプレッションを書いて送ってきた。

純を知るものにとっては、こんな律儀なメイルをしてくることは驚異に値する。

それだけボードの良さを伝えたいのだろう。

さて、これが本文。

インラインで訳を挟んでみました。

jun jo model surfboard

what i found amazing about this model is how simple everything is.

驚異的なボードに出会ってしまい、これは全てシンプルそのものなのだ。

the rocker is smooth so there is no bumps in the rocker where it would
slow the surfboard down when you are riding the wave.

スムーズなロッカーには一切のでこぼこが排除されている。
このでこぼこがあると、サーフボードの速度は遅くなる。

also there is a light single concave in the middle going into a double concave in the tail of the board.

コンケイブは、弱めのシングルがボード中央に、テイルに行くに従いダブルコンケイブとなっている。

what happens is the combination of smooth rocker and light concaves water just goes right through the bottom of the board and makes it incredibly fast, the concave in the bottom of the surfboard also acts like a gas pedal when turning !

この適切なロッカーと、コンケイブ位置設定によって、このボードは信じられない速度を生み出し、
さらにボトムに入れられたコンケイブは、波にターンをしているときに、まさにアクセルペダルの役目をするんだ!

so the boards already smooth and fast then when turning the water flows even faster through the bottom and accelerates when turning.

すなわち、このボードはすでにスムーズで速いという特性を持ち、さらなるターンでの加速性能を兼ねそろえている。

water flowing through the surfboard makes everything better for surfing.

サーフボードにとってこれらの性質というのは、より良い波乗りが可能となる。

sprays is bigger, speed over flat sections are faster and turning is faster and smoother.

スプレイは大きくなり、緩慢なセクションでもより速く、スムーズにターンができる。





というなんともすばらしい感想文になっている。

ドラマはないが、実質的で、無駄が排除された文章に彼の実直な性格と人間性をかいま見、波乗りの頂上を達成したサーファーならではの的確な視点にうならされた。

純、ありがとう。



©麗翠先生

昨日の中編からの続き。

前編はこちら)



湘南に戻り、レンタカーを一日遅れで返却し、竜ちゃん家まで大阪より車で来てくれたとおると合流。



そのままグリーンルームフェスティバル横浜に搬入、参加し、



西湘は松風町、大磯、

©USKE Photo

千葉の和田浜

©USKE Photo

にZちゃんを連れていき、それぞれの場所で乗りまくりました。

それらのサイズは極小の膝、それから千葉の胸肩ちょいのいい波。



圧巻は松風町のオーバーヘッドで、こちらはバレルだった。

©USKE Photo

Zちゃんは自由なボードで、ニンジャのようにガキッ、ササッとターンしたかと思えば、バレルの奥深くから出口に向かってシュターっと一直線に走る。

この日は完全に無理だと思ったバレル、でも行くしかないと心に決め、入り込んで、あれあれ〜?と魔法のように狭く小さなチューブセクションを抜けたときは、そのうれしさに心を躍らせて、写真を撮っていたUSKEさんに「ぜひ〜!」と叫んでしまった。

©USKE Photo

そういえば、初めての松風町セッションは、噂通り腰胸のきれいな波だった。
今どき湘南にこんな空いていて、いい波があったんだ、とみんなで目を丸くし、ここをアジトとするUSKEさんに感謝したものだ。

1980年代の空いていて、砂がたっぷりあった頃の湘南を彷彿させる波。
沖に浮いていて懐かしくなってしまい、当時のいろいろを思い出し始めた。

過ぎ去った日々は、俺の中でとうに消え去った、または消化したと思っていた。
希望、悲しみ、影、夢、愛しい人、言葉、道、空、雲、波、海、旅という記憶はそのまましっかりと残っていて、 時間というダムが壊れたようで、さまざまなことを思い出し、その時間に戻れないことを知って胸に風が吹いた。



それは今も同様で、今日の波や友の笑顔も同じように記憶にしっかりと刻まれ、未来に持っていくのだろう。

波の順番を待ち、来た波で「今日という記憶」を刻む。

少しすると、ワイプアウトをこらえようと力を入れたら右のふとももの裏がつった。

次の波でも同じ場所がつるので、浜に上がって陽に温められた水を飲む。
きっと寒いこと、そして水分が足りてないこと、さらにはグリーンルームフェスティバルの翌日だったので、疲れと寝不足の三重パンチだと分析してゆっくりとみんなの波乗りを見学した。

少しすると、きんちゃんが「あれ?みっちゃん(俺のことです)もう帰るの?」と心配して上がって来た。

「まだ帰りませんよ」と言うと安心したようで、俺の横で波乗り話をしながら波を見ている。

カズヤさんはリッピングのすごいのを放っている。
USKEさんはシングルフィンでクルーズ。
寝不足のとおるは、あまり波に乗っていないようだ。

きんちゃんは横の砂に刺してあるZちゃんをしげしげと眺めているので、

「乗ってみます?」
と聞いてみると、「おー!」と言いながらうれしそうに抱えて海に向かっていった。

波に乗るきんちゃんは調子良さそう。
そしてセクション内のスピードがさっきまでのボードより速い。

俺の体重が62kg、きんちゃんは同じ身長で68kg、48才、週一サーファーなので、6キロの体重差とパドル力の差があるが、隠れ浮力のキャパシティのおかげで軽々と小波をテイクオフしている。

ささっと10本以上乗り、上がってきた彼は興奮していた。

「最初さ、俺ね、みっちゃんの5’9”なんて乗れないと思ったのよ。
でも、公平さんのボードって俺、人生で一度乗ってみたかったんだよ。
でね、パドルした時に思ったより浮くからこれは大丈夫、と安心しながらテイクオフしたら、なんというかこれほんと速いね。
ただ速いだけではなく、なんか加速しながら曲がっていく、松坂の高速スライダーみたいな動きというか、すごいね。
立ってからびしっと安定しているけど、そのみっちゃんの言う、なんだっけ?「隠し浮力」のせいなの?」

「多分違いますよ。
きっとサイズ設定と各ボリュームバランスがいいから安定しているんです」

「そっか、なんか調子がいいのを全てその隠し浮力のせいにしちゃうなあ。
でもネオ4フィンって初めて乗るけど、こんな俺でも全然乗れるね。
びっくりしちゃった。
腰くらいでごんごん加速していくんだよ。
見たでしょ?
ああ…、もう一本欲しいけど今例のコールをオーダー中だからさ。
まあ、我慢しろってことだ。
これを持って波乗り旅行に行きたいなあ」

「行きましょうよ」と俺が言うと、きんちゃんは海を向いたまま遠くを見ていた。

大手建設会社の営業部長(鈴建の佐々木さん/©釣りバカ日誌)のきんちゃんは忙しいのである。

いつかはイナリーズに来ていただき、人生最長のバレルをメイクしていただきたい。

まあ、とにかくZちゃんをお気に入りになったようだ。
よかったよかった。



まとめると、このZちゃんは、隠れ浮力のおかげでみんなが乗れるキャパシティのボードとなっている。

それだけではなく、初乗りの日、つまり5月の入田浜に台風のうねりを呼び込み、松風町にオーバーヘッドのうねりをもたらし、しかもこのうねりは誰も気がつかなかった、つまり低気圧でもなんでもなく、沖に風が吹き込んだだけで波になったと推察される。

さらには創刊直後のGLIDE誌も「このボードを使ってフォーフィンの乗り較べをして下さい」

と電話が来て、俺はすかさず写真家にUSKEさんを指名し、最初大磯でやったけど、波が小さすぎてNGとなり、取材費でアクアラインに乗って千葉まで行き、 それはすばらしく楽しい日帰り旅行となった。

静岡では信じられないほどきれいな浜にZちゃんと行ったおかげで、安物のワインをロマネコンティに変え、宇宙旅行をした。

このZちゃん、つまりは運気の上がるボードだと断言できる。

大人の、いわゆる「上物」とされるものは高い。
時計、ワイン、おいしい食事、高級車。
全て値が張るものばかりだ。

逆に下等なものにも良い物がもちろんあるが、下等なものは運気が上がらない。

例えば偽物ロレックス、ワンカップ大関、立ち食いそばのかけそば、相部屋旅館、持ち主不明の軽自動車。

書いているだけで運気が下がってくるようだ。

このZちゃんは間違いなく上物にあたる。

金額的に考えると、このボードを買うお金で、カメラが買えたなあ、旅行に行けたなどと考えてしまう。

根が貧乏性なので、下手をすると旅先で旅行総額を波の本数で割り、波1本いくら、と言い出しかねないセンスを俺は持っている。

でも、その貧乏感覚がいいボードを見つける鍵らしく、できれば安くいいボードが欲しいといつも思っているのも事実だ。

俺当世きってのシェイパーに、3日間波乗りを見てもらいながら一緒に過ごし、特別にスペシャルボードを削ってもらってマジックボードを手に入れるような、成金の邪(よこしま)な考えは持っていない。

あくまでも自分に正当に廻ってくる、または通常のマーケットから、という冠のついたマジックボードを手に入れたい、つまりはサーフボードの(上)が欲しいと常日頃から願っている。

お金を使うのがもったいない、と考えるのも波乗りのうちで、逆に波乗りにお金を使うならすてきだとも思っている。

話が逸れはじめているが、何が言いたいかと言うと、真の紳士淑女の使うサーフボードは「格」が重要なのである。

台湾製の安物のボードを使い、波に乗ってもそれはもちろん波乗りだし、それに満足して上等なボードに乗ったときに、「ああ失敗した」と考えるようになったら、人生はつまらないはずだ。

ここには上等なボードで、美しい波に乗り、それを回想したときに美しい記憶がギラリと輝いたことを綴ってきた。

時計しかり、車しかり、上物を持つと、持っていて気持ちが豊かになるのです。

これは宣伝文句ではなく、俺の考える美学なのです。

白状すると、上物の車が今すぐに欲しいのだが、それらは本当に高く、とても手が届かない。
(余談だが、京商製の1/18スケールのミニカーでがまんしている)

時計もしかり、ワインもそう。
シャンパンもモエエ(ドンペリは成金だと考えている)を飲みたいのをぐっとこらえ、680円のカヴァを飲む。

しかし、俺はサーフィングに殉教していると公言しているように、サーフボードは上物にこだわっている。

上物は上にも書いたように格を上げ、運気を上昇させる。
波乗りを、人生を楽しくさせる創意工夫なのです。

俺はサーフボードをマーケットに流通させる立場となっている。

実はそんな上物をみなさんが普通の値で買えるようにしたのがこのフォーカラットなのです。

その願いに賛同してくれたのがチャンピオンであり、超がつくほどのフリーサーファー純城

さらにサーフィン界、そしてサーフボード製作界の悠々たる伝説の千葉公平さん

そして、自然派スーパーカリスマ変幻自在の中村竜さん

この百花繚乱(ひゃっかりょうらん)で優雅なメンバーは、世間へ上物を普及価格で流通したいと意志が一致し、フォーカラット販売をNAKISURF独占でこの6月からスタートさせました。

このNAKISURFはネット・セレクトストアなので、今すぐにお客さまのお手には取っていただけないが、私たちにはこのWEBがあり、さらにはご質問BBSがあります。
ご興味のある方はぜひ、ご質問等をお寄せください。

BBSでは中村竜が、柳瀬が、とおるが、そして私がぴったりのボードになるように最後までお手伝い致します。

フォーカラット、Zちゃんのインプレッションは、3日間という最長となりました。
8451字、400字詰め原稿用紙21枚強分です。

長くてスイマセン。

ここまで読んでくださったみなさまにお礼の一句を

Zちゃんと行く 春旅はるか 夢景色

ドドゲ的サーフィン世界へぜひぜひ!



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プロフィール
名前:Naki 2009 または船木三秀
HP:NAKISURF
性別:男性
職業:専門職
趣味:海
自己紹介:
 11年暮らしたカリフォルニアからノースハワイ島に住みかえ、毎日クオリティの高い波で波乗りをしています。

 私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。

 風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
 その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。

 波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。

 そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。

 同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。

 ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。

 また、カリフォルニア州、サンクレメンテ発のサーフショップ『NAKISURF.COM』も運営しております。

 こちらは長年培ったサーフ業界のコネクションを活かし、世界で一番誇れるWEB STOREを目指しておりますので、どうぞご覧になってください!

ぜひ!

 どうぞよろしくお願いします。
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