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波があるので興奮しているのか、またもや4時に目を覚ました。
星がすごく、天気が良さそうなので水中用カメラの支度をし、ボードと足ひれを車に詰み、暖くんと俺はイナリーズに出発した。
トムクンズを通りながら見ると、うねりはまだ残っている。
オフロードに入り、そのまま進むとショアブレイクだけど、バックドアみたいな波があちらこちらでブレイクしているのが見えた。
「ぐおー!」
と叫びながらぐいぐい進み、昨日波乗りしたところに車を停め、オフショアにあおられるリップ、吹き出すスピット、そしてパーフェクトなピークが見えた。
あわてて(かなり寒いので)ウエットに着替え、カメラを持って泳ぎ出る。
美しい波。
サイズはオーバーヘッドちょいくらいで、大きすぎず、小さすぎず、最高のセットアップ。
バレルは芸術的に丸くなっていた。
暖くんがテイクオフをすると、きれいにそのまま波のカーテンの中に吸い込まれていった。
通り過ぎ、後ろから見ると、スピットのスプレーが吹き出している。
その中から暖くんがキックアウト!
「イエーぜひぃ〜!」
とヨロコビ叫んだ。
「いやあ、ノースハワイに来て初めてチューブを抜けました。最高です!音が違います。バキバキバキって聞こえます」
と暖くん。
その後も何度も何度もバレルに入り、上から突き刺さる猛烈なパーリングも経験し、
「砂を飲んでしまいました。砂を飲まされたのは生まれて初めてです。イナリーズ半端じゃないです」
「こんな波はありえないね」と俺が言うと、
「今までの人生で一番いい波かもしれません」
とまで言う。
今まで多くのサーファーを見てきたけど、この本気イナリーズにがんがん滑り降りられるのはトッププロだけ。
なので暖くんはトッププロレベル、ということでしょう。
ダン・ラスタビッチとニックネームを付けようかと思いました。
さすがです。(本気)
やはりイナリーズはすごいです。
今年はなかなか地形が決まらず、心配したけど今日はものすごくイナリーズらしい。
カメラとボードを取り替え、ラインナップに戻り、つるつるなブレイクのピークから降り、そのままバレルに入り込んだ。
その中の波がいまだに焼き付いている。
それはセットの2本目だった。
一本目が少しワイドだったので、パドルオーバー(越えること)すると、極上の波斜面が見えた!
そこのピークの少し奥寄りになるように移動し、波をよーく見ながらボードの向きを岸側に回し、そこから全力でパドルして、ノーズを真下に落とすようにした。
そしてそれはほぼボードが接水していないエアドロップ気味のテイクオフとなった。
なんとかそれをメイクすると、視界はどこまでも伸びた壁だった。
そこに張り付くようにし、そして反り返るようにソウルアーチの仁王立ちとなり、そのまま壁は丸く、大きく弧を描くように飛んでいった。
俺はその美しい波の内部にいた。
一瞬だが、永遠の秒が過ぎ、後ろから
「ブオッ"!」とエアに押し出されてバレルの外に押し出された。
おお!
おおー!!
っとキックアウトし、冷静を装いながらパドルバックしていく。
沖にいる暖くんを見ると、彼はにっこにこ顔でこちらを見ていて「今の、スピットがすごかったです!」と評価してくれた。
波乗りの凝縮したエッセンスが詰まった朝でした。
そして潮が干いてきたのか、波は手が付けられないほど掘れ上がりはじめた。
それから乗る波全てがひどいパーリングとなって、あまりのワイプアウトに自信喪失して帰ってきた。
そのパーリングは高速道路で車に轢かれたようになる。
最初に海面に当たる初期衝撃があり、次に巻き上げられる感覚、そして持ち上げられ海底に叩きつけられる。
ぐふぁ...っと、その衝撃を受け、次にボードがひっぱられてリーシュをつけた足首が痛く、海底を軽く蹴って海面に上がる。
次の波がインパクトの「ドッゴーン!!!」という轟音を発しながらすぐに来るので、ボードを捨ててまた飛び込む。
セットが終わるまでそれの繰り返しです。
人〜生、楽ありゃ、苦もあるさ♪(水戸黄門のテーマで)
おしまい。
(おまけ)
スケートボードパークに行ってきました。
「いやあ自分はスケートはあまりうまくありません」という自己申告の20倍は上手だった暖くん↓
ノアの「ブルーシュ・アイアンズエア(ボヨヨン)」シークエンス↓
スケート後、みんなでにっこにこ♪
良い週末をお過ごし下さい!
星がすごく、天気が良さそうなので水中用カメラの支度をし、ボードと足ひれを車に詰み、暖くんと俺はイナリーズに出発した。
トムクンズを通りながら見ると、うねりはまだ残っている。
オフロードに入り、そのまま進むとショアブレイクだけど、バックドアみたいな波があちらこちらでブレイクしているのが見えた。
「ぐおー!」
と叫びながらぐいぐい進み、昨日波乗りしたところに車を停め、オフショアにあおられるリップ、吹き出すスピット、そしてパーフェクトなピークが見えた。
あわてて(かなり寒いので)ウエットに着替え、カメラを持って泳ぎ出る。
美しい波。
サイズはオーバーヘッドちょいくらいで、大きすぎず、小さすぎず、最高のセットアップ。
バレルは芸術的に丸くなっていた。
暖くんがテイクオフをすると、きれいにそのまま波のカーテンの中に吸い込まれていった。
通り過ぎ、後ろから見ると、スピットのスプレーが吹き出している。
その中から暖くんがキックアウト!
「イエーぜひぃ〜!」
とヨロコビ叫んだ。
「いやあ、ノースハワイに来て初めてチューブを抜けました。最高です!音が違います。バキバキバキって聞こえます」
と暖くん。
その後も何度も何度もバレルに入り、上から突き刺さる猛烈なパーリングも経験し、
「砂を飲んでしまいました。砂を飲まされたのは生まれて初めてです。イナリーズ半端じゃないです」
「こんな波はありえないね」と俺が言うと、
「今までの人生で一番いい波かもしれません」
とまで言う。
今まで多くのサーファーを見てきたけど、この本気イナリーズにがんがん滑り降りられるのはトッププロだけ。
なので暖くんはトッププロレベル、ということでしょう。
ダン・ラスタビッチとニックネームを付けようかと思いました。
さすがです。(本気)
やはりイナリーズはすごいです。
今年はなかなか地形が決まらず、心配したけど今日はものすごくイナリーズらしい。
カメラとボードを取り替え、ラインナップに戻り、つるつるなブレイクのピークから降り、そのままバレルに入り込んだ。
その中の波がいまだに焼き付いている。
それはセットの2本目だった。
一本目が少しワイドだったので、パドルオーバー(越えること)すると、極上の波斜面が見えた!
そこのピークの少し奥寄りになるように移動し、波をよーく見ながらボードの向きを岸側に回し、そこから全力でパドルして、ノーズを真下に落とすようにした。
そしてそれはほぼボードが接水していないエアドロップ気味のテイクオフとなった。
なんとかそれをメイクすると、視界はどこまでも伸びた壁だった。
そこに張り付くようにし、そして反り返るようにソウルアーチの仁王立ちとなり、そのまま壁は丸く、大きく弧を描くように飛んでいった。
俺はその美しい波の内部にいた。
一瞬だが、永遠の秒が過ぎ、後ろから
「ブオッ"!」とエアに押し出されてバレルの外に押し出された。
おお!
おおー!!
っとキックアウトし、冷静を装いながらパドルバックしていく。
沖にいる暖くんを見ると、彼はにっこにこ顔でこちらを見ていて「今の、スピットがすごかったです!」と評価してくれた。
波乗りの凝縮したエッセンスが詰まった朝でした。
そして潮が干いてきたのか、波は手が付けられないほど掘れ上がりはじめた。
それから乗る波全てがひどいパーリングとなって、あまりのワイプアウトに自信喪失して帰ってきた。
そのパーリングは高速道路で車に轢かれたようになる。
最初に海面に当たる初期衝撃があり、次に巻き上げられる感覚、そして持ち上げられ海底に叩きつけられる。
ぐふぁ...っと、その衝撃を受け、次にボードがひっぱられてリーシュをつけた足首が痛く、海底を軽く蹴って海面に上がる。
次の波がインパクトの「ドッゴーン!!!」という轟音を発しながらすぐに来るので、ボードを捨ててまた飛び込む。
セットが終わるまでそれの繰り返しです。
人〜生、楽ありゃ、苦もあるさ♪(水戸黄門のテーマで)
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スケートボードパークに行ってきました。
「いやあ自分はスケートはあまりうまくありません」という自己申告の20倍は上手だった暖くん↓
ノアの「ブルーシュ・アイアンズエア(ボヨヨン)」シークエンス↓
スケート後、みんなでにっこにこ♪
良い週末をお過ごし下さい!
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ブ、ブルーシュ...
ヴィンス・デ ラペーニャがノースハワイ行きのチケットを手配しているという情報が入っています。
まんまこのシークエンスをEZEKIELの広告にできますね。
前半のイナリーズの話もすごかったけど、(おまけ)の
ブルーシュに全部持ってかれました。
2.3.4枚目あたりは特にカッコイイですね。
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前半のイナリーズの話もすごかったけど、(おまけ)の
ブルーシュに全部持ってかれました。
2.3.4枚目あたりは特にカッコイイですね。
本領発揮?!
こんばんは。
読んでいるだけで、興奮してきます・・・
私には手を付けられない波だと分かっていても
興奮します・・・行ってみたいです!!
砂浜体育座りでも、本部道場は受け入れてくれる
でしょうか?!(笑)
読んでいるだけで、興奮してきます・・・
私には手を付けられない波だと分かっていても
興奮します・・・行ってみたいです!!
砂浜体育座りでも、本部道場は受け入れてくれる
でしょうか?!(笑)
VDP稲荷昼寝
z34さん、
あれ?
ヴィンスってサンゴウさんですか?
発音はブルーシュ・アイアンジュなんですけど、あまりもかわいそうなので、片方のみ採用しました。(笑)
てつさん、
砂浜昼寝でも楽しいのでお越し下さい。
干いてきてからの時間は本領を発揮しすぎて乗れなかったです。
あれ?
ヴィンスってサンゴウさんですか?
発音はブルーシュ・アイアンジュなんですけど、あまりもかわいそうなので、片方のみ採用しました。(笑)
てつさん、
砂浜昼寝でも楽しいのでお越し下さい。
干いてきてからの時間は本領を発揮しすぎて乗れなかったです。
無題
久しぶりにブログ見ました。
イナリーズいい波ですね。バッドレイも調子よさそうだし、BD2のアビソバージョンも凄いっすね、あのボトムにあのテイルかっこ良すぎですね。
でわでわ今年もよろしくお願いします。
イナリーズいい波ですね。バッドレイも調子よさそうだし、BD2のアビソバージョンも凄いっすね、あのボトムにあのテイルかっこ良すぎですね。
でわでわ今年もよろしくお願いします。
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プロフィール
名前:Naki 2009 または船木三秀
HP:NAKISURF
性別:男性
職業:専門職
趣味:海
自己紹介:
11年暮らしたカリフォルニアからノースハワイ島に住みかえ、毎日クオリティの高い波で波乗りをしています。
私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。
風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。
波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。
そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。
同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。
ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。
また、カリフォルニア州、サンクレメンテ発のサーフショップ『NAKISURF.COM』も運営しております。
こちらは長年培ったサーフ業界のコネクションを活かし、世界で一番誇れるWEB STOREを目指しておりますので、どうぞご覧になってください!
ぜひ!
どうぞよろしくお願いします。
私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。
風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。
波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。
そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。
同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。
ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。
また、カリフォルニア州、サンクレメンテ発のサーフショップ『NAKISURF.COM』も運営しております。
こちらは長年培ったサーフ業界のコネクションを活かし、世界で一番誇れるWEB STOREを目指しておりますので、どうぞご覧になってください!
ぜひ!
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