| ||||
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
新月ですね。
コンテストのためにノアと会場のノースショアにやってきて、友人のリック・リーボウ家に泊めていただき、彼の即席ブルース曲と、なおみさんのおいしい料理を味わった。
彼の長男カイルくんも明日は出場するので、9時にはノアとふたりで床に入る。
夜中(1時頃)TVが突然けたたましく鳴り、「すわっ!何事か?」と飛び起きるが、ただTVがスポーツニュースを伝えている。
「これには意味があるのだろうか?」
と少しTVに見入るが、何もなさそうなのでリモコンを探し、スイッチを切って再び睡る。
暗いうちに起きると、すでに強い風が吹いていた。
早々と起きてきたカイル君は、ノアとニンテンドーDSをやりたくてうずうずしているようだ。
親としてはこの携帯ゲームに手を焼いている。
大人が面白いのだから子供が夢中になるのもわかるが、やらせると全ての思考がそれになるようで、会話の100%がゲーム内事項となる。
そしてかなり苛立つようで、いわゆる「キレる」少年の行儀となるようだ。
そんなことをリックと話しながら、トーストしたベーグルを食べて、コンテスト会場のパインツリーまで「いざ出発」する。
車に乗ると、ニッサン・サビタのオドメーターがもうすぐ15万5000マイルと表示していた。
15.5万マイルということは、キロにすると約25万キロ走行だ。
みなさんもご存じのようにこのサビタは毎日のようにイナリーズ、ソフトサンドとオフロードで刻んだ走行距離なので大変なものである。
「それにしても日本車はよく走るなあ」とこの愛車サビタを誇らしく思う。
Good Morning!
で始まったラジオの波情報の声が弾んでいる。
北東うねりが届き始めていて、ダブルオーバーヘッドは軽くあるようだ。
アンディ&ブルース・アイアンズ・ケイキコンテスト会場に着く。
波は沖でオーバーヘッド波が崩れ、左から横へすごいカレントが流れていた。
子供にはかわいそうなコンディションだなあ。
ヒート表を見るとノアの名前がない。
先日ビラボンUSA本社に行ったときにイーニックが「問題ない、朝のチェックイン(エントリー確認)に来ればノアを出られるようにしてあげるよ」と言っていたので、「大丈夫だよ」とノアに言いながらイーニックを探した。
やっと見つけたイーニックに「ノアの名前がないんだけど、出られるようにしてくれる?」とはっきり言うと、
「ビラボンはスポンサーしているだけで、そんな権限はないんだよ」
と堂々と言う。
「?」
「オフィスではあんなに自信たっぷりに大丈夫だと言い放っていたのに、嘘はいけないぜ!」という言葉をぐっと呑み、ビラボンのテントを後にすると、シバッツことジェイソン・シバタと会う。
「全く外人はいいかげんなことを言うよな」とハワイアンであるシバッツにいつもの愚痴をこぼし、今度はカイポ(・ハキアス)とも再会し、彼は娘が出場するというのではりきっていた。
「今日は流れが強いから救助にも大忙しだ」とライフガードのテントに腰かけている。
彼はカパア地区のライフガードなのである。
なんとかノアをエントリーさせたいので、このコンテストのジャッジをするスパーキーを探し、今度は主催者に「補欠でもいいから」とかけあってもらうと、
「9〜10才ディビジョンの補欠枠は3人しかなく、もうそれもいっぱいなの、ごめんなさいね」
と返ってきた。
ということはノアは出場できないようで、「仕方がないよ、来年がある」となぐさめるが、この日のために彼なりに練習や準備をしてきたようで、そのショックが大きいようだった。
ひとりコンテスト会場の波を見つめるノア。
でも少し経って気持ちを切り替えたようで、楽しくコンテストを観戦し、無料でもらえるマラサダ(ハワイのドーナッツ)、ホットドッグ、シェーブアイス(かき氷)をもらってきて喜んでいた。
午後からはコンテスト会場から東の小さくきれいな波に乗ろうと移動する。
ここは風が合っていて、流れもほとんどなく、難点は「非常に混雑している」ということ。
コマーシャル(商業)のサーフスクールの生徒何十人かと一般の初心者、または上手なサーファーが入り交じって夏の江ノ島海岸みたいになっていた。
俺としてはあまりこのような混雑でサーフさせたくないのだが、件(くだん)のコンテストのこともあるし、本人はサーフしたいようだったのでGOすると、いきなり生徒にサンドウイッチされた。
この後、この婦人のボードに乗り移ったノアだが、結局リーシュが絡んでメイクできなかった。
(ビーチにいた人達からは大きな歓声が飛んでいたが...)
ノアのマジックボードAVISO/BD3。
今日はカイラもめずらしくソフトボードで波乗りをした。
横でばしゃぼしゃ落ちる大人を尻目にフラ乗りをするカイラ。↓
今日はいとこの日向(ひなた)と莉子(りこ)も来ていたので、みんなでアロハ!
コンテストもいいけど、こんな楽しい!?サーフィングもたまにはいいですね。
■
コンテストのためにノアと会場のノースショアにやってきて、友人のリック・リーボウ家に泊めていただき、彼の即席ブルース曲と、なおみさんのおいしい料理を味わった。
彼の長男カイルくんも明日は出場するので、9時にはノアとふたりで床に入る。
夜中(1時頃)TVが突然けたたましく鳴り、「すわっ!何事か?」と飛び起きるが、ただTVがスポーツニュースを伝えている。
「これには意味があるのだろうか?」
と少しTVに見入るが、何もなさそうなのでリモコンを探し、スイッチを切って再び睡る。
暗いうちに起きると、すでに強い風が吹いていた。
早々と起きてきたカイル君は、ノアとニンテンドーDSをやりたくてうずうずしているようだ。
親としてはこの携帯ゲームに手を焼いている。
大人が面白いのだから子供が夢中になるのもわかるが、やらせると全ての思考がそれになるようで、会話の100%がゲーム内事項となる。
そしてかなり苛立つようで、いわゆる「キレる」少年の行儀となるようだ。
そんなことをリックと話しながら、トーストしたベーグルを食べて、コンテスト会場のパインツリーまで「いざ出発」する。
車に乗ると、ニッサン・サビタのオドメーターがもうすぐ15万5000マイルと表示していた。
15.5万マイルということは、キロにすると約25万キロ走行だ。
みなさんもご存じのようにこのサビタは毎日のようにイナリーズ、ソフトサンドとオフロードで刻んだ走行距離なので大変なものである。
「それにしても日本車はよく走るなあ」とこの愛車サビタを誇らしく思う。
Good Morning!
で始まったラジオの波情報の声が弾んでいる。
北東うねりが届き始めていて、ダブルオーバーヘッドは軽くあるようだ。
アンディ&ブルース・アイアンズ・ケイキコンテスト会場に着く。
波は沖でオーバーヘッド波が崩れ、左から横へすごいカレントが流れていた。
子供にはかわいそうなコンディションだなあ。
ヒート表を見るとノアの名前がない。
先日ビラボンUSA本社に行ったときにイーニックが「問題ない、朝のチェックイン(エントリー確認)に来ればノアを出られるようにしてあげるよ」と言っていたので、「大丈夫だよ」とノアに言いながらイーニックを探した。
やっと見つけたイーニックに「ノアの名前がないんだけど、出られるようにしてくれる?」とはっきり言うと、
「ビラボンはスポンサーしているだけで、そんな権限はないんだよ」
と堂々と言う。
「?」
「オフィスではあんなに自信たっぷりに大丈夫だと言い放っていたのに、嘘はいけないぜ!」という言葉をぐっと呑み、ビラボンのテントを後にすると、シバッツことジェイソン・シバタと会う。
「全く外人はいいかげんなことを言うよな」とハワイアンであるシバッツにいつもの愚痴をこぼし、今度はカイポ(・ハキアス)とも再会し、彼は娘が出場するというのではりきっていた。
「今日は流れが強いから救助にも大忙しだ」とライフガードのテントに腰かけている。
彼はカパア地区のライフガードなのである。
なんとかノアをエントリーさせたいので、このコンテストのジャッジをするスパーキーを探し、今度は主催者に「補欠でもいいから」とかけあってもらうと、
「9〜10才ディビジョンの補欠枠は3人しかなく、もうそれもいっぱいなの、ごめんなさいね」
と返ってきた。
ということはノアは出場できないようで、「仕方がないよ、来年がある」となぐさめるが、この日のために彼なりに練習や準備をしてきたようで、そのショックが大きいようだった。
ひとりコンテスト会場の波を見つめるノア。
でも少し経って気持ちを切り替えたようで、楽しくコンテストを観戦し、無料でもらえるマラサダ(ハワイのドーナッツ)、ホットドッグ、シェーブアイス(かき氷)をもらってきて喜んでいた。
午後からはコンテスト会場から東の小さくきれいな波に乗ろうと移動する。
ここは風が合っていて、流れもほとんどなく、難点は「非常に混雑している」ということ。
コマーシャル(商業)のサーフスクールの生徒何十人かと一般の初心者、または上手なサーファーが入り交じって夏の江ノ島海岸みたいになっていた。
俺としてはあまりこのような混雑でサーフさせたくないのだが、件(くだん)のコンテストのこともあるし、本人はサーフしたいようだったのでGOすると、いきなり生徒にサンドウイッチされた。
この後、この婦人のボードに乗り移ったノアだが、結局リーシュが絡んでメイクできなかった。
(ビーチにいた人達からは大きな歓声が飛んでいたが...)
ノアのマジックボードAVISO/BD3。
今日はカイラもめずらしくソフトボードで波乗りをした。
横でばしゃぼしゃ落ちる大人を尻目にフラ乗りをするカイラ。↓
今日はいとこの日向(ひなた)と莉子(りこ)も来ていたので、みんなでアロハ!
コンテストもいいけど、こんな楽しい!?サーフィングもたまにはいいですね。
■
PR
カレンダー
プロフィール
名前:Naki 2009 または船木三秀
HP:NAKISURF
性別:男性
職業:専門職
趣味:海
自己紹介:
11年暮らしたカリフォルニアからノースハワイ島に住みかえ、毎日クオリティの高い波で波乗りをしています。
私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。
風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。
波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。
そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。
同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。
ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。
また、カリフォルニア州、サンクレメンテ発のサーフショップ『NAKISURF.COM』も運営しております。
こちらは長年培ったサーフ業界のコネクションを活かし、世界で一番誇れるWEB STOREを目指しておりますので、どうぞご覧になってください!
ぜひ!
どうぞよろしくお願いします。
私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。
風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。
波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。
そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。
同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。
ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。
また、カリフォルニア州、サンクレメンテ発のサーフショップ『NAKISURF.COM』も運営しております。
こちらは長年培ったサーフ業界のコネクションを活かし、世界で一番誇れるWEB STOREを目指しておりますので、どうぞご覧になってください!
ぜひ!
どうぞよろしくお願いします。
最新の記事
(04/28)
(03/08)
(03/07)
(03/06)
(03/05)
(03/05)
(03/04)
(03/03)
(03/02)
(03/01)
(02/28)
(02/27)
(02/26)
(02/25)
13ft 16sec @314(NW)_リアルイナリーズ崇拝者より_間隔は16分?_ピンボケ愛の日_長くなったリーシュ_サメ君でサーフ_D大先生のSF_2灯フラッシュ_津村隊長ありがとうございました!
(02/24)
(02/23)
(02/22)
(02/21)
(02/20)
(02/19)
(02/18)
(02/17)
(02/16)
(02/15)
(02/14)
カテゴリー
ブログ内検索
最新コメント
(06/20)
(04/28)
(03/05)
(03/03)
(03/03)
(09/03)
(09/02)
(07/04)
(06/01)
(03/07)
(03/07)
(03/07)
(03/07)
(03/07)
(03/07)
(03/07)
(03/07)
(03/07)
(03/07)
(03/06)
過去の記事
CURRENT
MOON