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今ロスアンジェルス国際空港内のブルーバー(ビールバー)です。

飛行機遅延で、かなり待たされそうなので飲んでしまおうということになりました。
でも小ビール一杯、税チップ入れて10ドルとは高いよな。
場所代か。

これからノースハワイに戻るのですが、はたして何時に機は動くのか?

ずっと待たされている乗客はかなりご機嫌斜めですが、「飛行機は遅れるもの」と信じる俺にとっては、何も感じません。

しょうがない、と酔っています。(笑)



tomomiのブログにもあったが、アラビアータを作った。
確か週末前の木曜日の夜であったように思う。

オリーブオイルを熱し、刻んだガーリックを炒め、トマトを入れ、黒こしょう、レモンペッパー、そしてすし酢にて味を調えた。

パスタを茹で、少ししたらソースパンに移して味を麺にしみこませながら加熱していく。

麺道3段なので、このあたりはぬかりがない。

アルデンテ以前に引き上げ、熱したお皿に盛って終了。



渾身の「アラビアータ・ドゥブロヴニク風」となりました。

料理は楽しい。

とこの翌日は朝、いや夜中の3時に起きて、トレッスルズに行ってきた。

「トレッスルズは混むのでソウル(魂)サーフィンとはほど遠い」と6年前よりボイコットを決め込んでいましたが、この時はプロキャム3Dスキャンから戻ってきたファイヤーブレードを走らせようと向かったのです。

真っ暗なフリーウエイを走らせ、やはり真っ暗な駐車場に到着。

けれど、サーファーたちはもうすでにやってきていて、カリフォルニアにおける波乗り熱の高さを物語り、胸が熱くなりました。

真っ暗な道路を歩いていると、サーフボードを積んだ自転車ががんがん俺たちを追い抜きます。

けれど、夜明けまでまだ1時間もあるこんな時間に行って何をするんだろう?と疑問が沸きますが、柳瀬との手塚治虫、リッチー・コリンズ談議に花が咲き、そんなことは気にならなかった。

ブレイク前の浜に到着。

やはりまだ真っ暗で、曇天のようでさらに暗い。

こんな時間から浜にやってくる俺たちは異常なのかな?と少し思うが、よく見ると沖にはすでにサーファーたちの影があった。

「この人たちは真っ暗なのにもう波乗りしているとは、かなりのマニアだね」

と柳瀬と驚き、それに感動していると、さらにサーファーはやってくる。

トレッスルズ人気はすごい!

と日本シリーズの際の東京ドームを思い出す。



フラッシュをたいてこの明るさ。



夜明けを待つのもソウルサーフィングだ、と言い聞かせて明るくなるのを待つ。

柳瀬を撮ったのだが、ほとんど影法師である。



少し明るくなってきた。



ここは北部、アッパーといわれている場所で、さすがにいい波だ。

でもピークにはもう数十人が蠢いているという笑うに笑えない状況。

柳瀬に南側のインサイド「ベイ」というピークで待つように指示を出し、彼が先にパドリングアウト。

暗く、焦点が合わぬが、ここはプロの意地でマニュアルフォーカスで撮った。



この人はここで夜を明かしたようで、さっき目を覚まして、人の多さに悪い言葉を叫んでまた寝てしまった。



だんだん夜が明けてきた。



ブンペイが登場。
後ろの人はまだ寝ている。

彼とは10年以上前からの友人で、フィジー、マトゥク島にも一緒に行っている。



あいかわらずのすばらしいカービング。



柳瀬が上がってきて、カメラ交代。



ラウン



ドハウ



スカ



ット















そのインサイド。



ペリカンの群れ。



この日は、まだコンテストサイトが撤収されずに残っていました。



長い



ボトムターンからの



ホワイトウオーター



バウンシング。



後ろ足でコントロールし、



前足で



引きつけ、最後は



前足加重で降りてきます。



おっ、俺の名前が呼ばれています。

そろそろフライトのようです。

では行ってきます!

この続きは到着後に。

とノースハワイに戻ってきました。

こちらは波があるようで、搭乗中に受けた留守番メッセージは各地の波の良さを伝えてきた。

AVISOのジョンも一足先に到着していて、闘牛岬を堪能したそうだ。

カビカのあっちゃんも帰国中で、今日も無人のホワイトハウスをクルーズしてきたそうだ。

うらやましい。

さて、続きです。



このリーシュはテスト中のもので、現在最高に近いほど良好です。
もうすぐ生産を開始しますね。

今時珍しいUSA製で、NAKISURFでは最高品質にこだわったのです。

大好きなフルボトムターンをするチャンスに恵まれました。



これは重力を



強く感じるから



大好きな



波乗り技のひとつで、



こんなセクションとなると



いつも想像していた大好きなターンです。



混んでいる中、インサイドで波乗りしたので人も気にならず楽しくサーフできました。
そしてまだ7時。



柳瀬のカメラ技術もたいしたものだ、と、褒めつつカメラ談議をしながら帰りました。



この民族衣装風のポンチョは暖かく、さらには車中泊の際に毛布にもなったりしてとても便利です。



朝食はキャピストラノビーチにある名店「ラス・ゴロンドリナス」



ベジタブルブリトーを食べたんだけど、あまりの多さに半分以上を残してお持ち帰りとしました。

鍵と較べての大きさに注目です!



その足でサーファーマガジン社に行ってきました。

伝説のフォトグラファー、ロン・ストーナーのレンズが展示されています。
野球でいうところのベーブルースのバットであるので、拝み崇めながら写真を撮らせていただきました。



フォトエディターという役職の日本風に言うと「写真編集長」のグラント(左)、「副編集長」のJP。



編集長室。



編集部内には歴史的なボードが陳列されていて、そこに歴史があるサーファーマガジンとして、高いプロデュース力を感じました。



バックナンバー好きな俺は倉庫に行き、大量の歴史と一緒にJPに撮ってもらいました。



(書ききれていないので、明日に続きます)
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昨夜はマコトさん、佐野さんとはるかちゃんでカフェヒロに行き、ヒロさんの料理を堪能。

俺の大好きなワイナリー「コンチャイトロ」のカベルネが一本だけありました。



これに合わせてヒロさんが出してくれたのは

「フランクステーキ・サラダ」



「鴨肉のヒロさん風」



他にこれもあれも、と色々食べたのですが、おいしすぎて焦って食べてしまい、写真を撮り忘れてしまった。

デザートまで、本当に最高でした!

さすがカフェヒロ、いつも感じるのは味が進化していることです。
すごいすばらしい。

と、評価は おいしいおいしいおいしいおいしいおいしい の5つ星です。(5が最高)

のダブル!!

おいしいおいしいおいしいおいしいおいしい

ここはハンティントンの内陸の街サイプレスにあります。
ここはタイガー・ウッズの育った街でもあるんですよ。

みなさんもぜひです!
日本から来る価値ありです。

カフェヒロ(月休)
714−527−6090(日本語、英語OK)

で、その後「もっと飲もう!」
ということになり、1時まで営業しているトーランスのボーズという店に行く。

0時30分にラストオーダーとなり、1時の閉店タイムに酒のグラスが下げられ、1時15分には音楽は消され、電気は煌々とマックスで明るくされた。

いきなり酔いが醒める。

これは従業員が早く帰りたいからに他ならず、1時閉店で1時半に帰りたいとはエゴである。

とほぼ満員の客全員でそとに出て、駐車場で俺たちが遭遇したニッポンの極悪ローカリズム問題を話し、散会し、俺はそのままレンちゃんのバックシートで睡り、朝6時起床。

背中が痛いが、酒酔い運転をこうして回避した。

オフィスに戻るとともみが起きていて「今帰ってきたのですか!」
と驚かれる。

俺は少し不良の顔になり、CDをかけると松山千春さんの「長い夜」が流れてきた。

それからみんなで波乗りに行ったんだけど、これは明日に書きますね。

さて、木工作業の達人ペイジ・イングハムに待望の第一子が誕生した。

そして「サーフボード型のミニボートを造ったよ」というので、行ってきました。



ペイジとイングリッド夫妻、そして生後51日のカーラちゃん。



天使みたいでしたよ。



ペイジ家でバナナ、プラム、そしてサンドウイッチをごちそうになり、それからエルカミノ沿いにあるロストのお店に行きました。



この裏にサーフボード工場があり、その工場長は旧くからの友人ジョー・ウッド。
ちょうど休憩中でした。



サーフィン業界のよもやま話をゆっくりとして、それからお店に行くとチャッキーがいました。



彼はグッドサーファーで、ニューポート、ハンティントンによく出没しているから、見かけたら声をかけてあげてください。



とすると、これらは彼らをモチーフにしたキャラクターなのかと感じてきた。



パンダの耳は黒だったけど、外側が白、内側が黒くなっているのを俺は見逃さなかった。

ややあって、税金計算をしていたニコールが現れた。

このお店の看板娘である。



またねー、とサンクレメンテを後にし、



一度オフィスに戻り、歯医者に行く。

定期的なチェックアップ&クリーニングだったのだが、ものすごく丁寧で終了まで2時間弱かかった。

フロス大好きなので、それが効を奏したようで虫歯ゼロで、歯医者嫌いの俺はそれに喜ぶ。

カビカのあっちゃんがノースハワイに到着し、

「ピストル4を無人のホワイトハウスで滑らせて大満足しました」とメールがきた。

一瞬ホワイトハウスの青い波が目に浮かび、郷愁感に胸を詰まらせる。

ドッキーと4時30分に待ち合わせていたが、その時間はとっくに過ぎており、電話をすると、「いいよいいよカモーン、いつでもおいで」と言ってくれたので、405FWYを南下して彼の自宅に向かった。

到着したが、ドアは開放され、豪邸内は無人のようであった。

電話をすると、リングトーンは鳴らずにそのまま留守番メッセージとなる。



そのまま玄関脇のデンで雑誌類を読んでいると、イギリスのサーフ雑誌の表紙がAVISOであった。



クレジットを見ると、先週のASRで会ったチャーリーが言っていたイギリス#1のサーファーだった。

彼が手渡したボードであることを確信し、そしてここにこの表紙があるとは、とその縁に少し不思議な気分となった。

リック・グリフィンのアート本を見ていたら美しいハートを発見したので一枚撮らせてもらう。



携帯が鳴り、それはドッキーであった。

「ヘイ、ドッキー!どこにいるんだ?」

「オー、来ていたのか?ごめんごめん、庭のジャグジーにいるからオイデ」



と、煮込みドッキーを発見。

ここで少しボードデザインの話をするが、手振りだけでは伝わらないディテイルにダイニングに行き、紙に描き表現することになった。



ドッキーが7年前に誕生させたUSOというフィンレスボードの新型アイディアを思いついたのです。

それの試乗版製作をお願いしてきました。



話は完全に伝わり、ドッキーがそれを試作し、俺とドノバンで乗りこみ、「完全版をAVISOだけで製作する」
ということになった。

この完成は3〜6ヶ月後、それからテストが始まるので、試算するAVISO完成は2010年春と、先の長いエピソードのはじまりです。

経緯はここに書いていきますので、お楽しみに。

さて、ドッキーの裏庭でゴルフができるというのでやってきました。

シャンパン好きなドッキー夫妻は「飲みながらやりましょうよ」ということになり、グリーン上で開栓しちゃいました。



アルコールはもちろん、ジーンズ、サンダル、エリがないシャツはゴルフのマナーに反するのでNGと言うが、でも私たちのコースだからOKのローカルルールにしたのよ、とはゴルフに詳しいアンバー。

「イヤーおひとつおひとつ、私が注ぎますワタシガワタシガ」

と日本風に注ぐドッキー。



パットの天才ドッキーは10mパットを連続で沈め、俺たちはびっくり。



ドリャ!



ほぼ満月をバックに記念撮影。
明日は中秋の名月ですね。



アンバーのティーショット。↓



池ポチャしたドッキーのフォロースイング。



アンバーに「タローは隠れてレッスンを受けているわよ」と言わしめた柳瀬の194ヤードのワンオン。



日が暮れ、庭に戻りトライティップのステーキを焼いてくれるドッキー。



ダンスから戻ってきたスカーレット。



上手に焼けました。
アメリカ人はこうして脂肪のない赤身肉を好むようで、そのおいしい食べ方を知っています。



トマトとモッツラレラチーズを和えたサラダ、ガーリックバターソテーをしたマッシュルーム、そしてタイ米のクアッドプレート。

タイ米以外はどれも絶品で、それはこれらを味付けしたドッキーのセンスがいいことを物語っていた。

さすがだなあ、と彼の顔を見ると酔っぱらって真っ赤になっていた。



デザートは苺とキャラメル味のアイスクリーム。



スバラシイデス。

俺の舌はドッキー風にもつれ、彼の新作洋服や皮革財布等を見せてもらうと、それらはイタリア風だった。

フェラーリもそうだけど、美しいデザイン感覚はみんなイタリア風になる気がする。

みんなに「イタリア製大好きデス」と白状する。

イタリア風のパーカがあり、カリフォルニア州旗をミックスしたデザイン。

酔っぱらって寒かったので、パーカをいただきました。
それを着た俺と酔っぱらったドッキー。




昨日の酒が残っているようで、今日のお酒との相乗効果で突然眠くなり、ゲストルームで休んでいるところを誰かに撮られ、ここに入っていた。



ありがとう、おかげで休めました。

「さよなら〜マタネ」と玄関先のドッキー夫妻をパシャリ。

台風13号が来ていて、天気図を見ると南島とヤマネコ島の上に大きなそれがのっかっている。

風速45m、移動速度6km、みんな平気かなあ?

と、とても心配になった。

台風は時に美しい波をもたらせてくれる。

が、なぜ波が起きるのかを考えると、強い風が吹くからに他ならず、それがもし自分の周りにやってきたときに自然の猛威を知るのです。

みなさん、無事でいてください。

こんな時、何もできないのがじれったくなります。



さて、コースト(沿岸)は朝から南風、そして霧雨コンディションなので、ちょうどLAにやってきたリリーさんたちと、ロスアンジェルスのフリーマーケットに行きました。



中古品の靴、ブーツの洪水。



スニーカーマニアの一平君とDCSKがいたら喜んだだろうなぁ。
掘り出し物ばかりでした。

見たこともないエアジョーダン2の黄色があったんだけど、あいにくサイズが大きく断念。



ノアが探していたジャック・スパロウの「ブラックパール号」が大量に販売されていたので、持てるだけ購入する。

これは映画公開(パイレーツオブカリビアン)時に販売され、この船だけがどの店も完売してしまっていて、店頭ではほとんど見つけられなかったのです。

これぞ真のデッドストックだ、フリーマーケット最高!とうれしくなる。



釣りリールも売っていた。
ミッチェルのインスプールもあり、しばらく見とれてしまった。



その人の売っていたタックルボックス。



こんな感じの野外版で、大きすぎず、小さすぎず、規模としては最高でした。



この人は薬を大量に売っているのだが、ここで買うのは怖いなあ。。



時計屋さん。



欲しいのがあったんだけど、どれも高くて断念。



また靴。
俺も靴好きだから魅入ってしまう。



お腹が空いてきたので、食品にも目が行く。



移動メキシカンレストラン。



戦利品と俺。



シリアルは「フロステッド・フレークス」。
俺の永遠の大好物で、そのキャラクターである「トニー・ザ・タイガー」の販促用ぬいぐるみ(体長12cm)を発見し、



うれしくてありったけ大人買いしちゃいました。



さらにこれを「ブログ883回記念」に12人の方にプレゼントします。
当選者への発送はここカリフォルニアから郵送でご自宅までお送りします。

ご希望の方は「トニーください」と、このコメント覧、またはshop@nakisurf.comに書いていただく、またはメールください。

応募者が12名を越える場合は、弊社柳瀬による厳選なる抽選にて選出いたします。

応募期限は2008年9月19日までです。
どうぞふるってご応募ください!

さて、フリーマーケットを出て、日本のパン屋さんに行き、トーストとメロンパン、そしてバターロールを購入。

駐車場でこんな払い下げのパトカーを見つけました。

これを購入したのはスキーヤー&サーファーでしょうね。
こんなデコレートもいいなあ。



405fwyを南下し、オフィスに急ぐ。

到着するとAVISOのRS(アーエス)が納品に来ていたので、一緒にヨーグルトワッフルを食べました。

彼が行った1991年の四国話で盛り上がるが、彼の話はいつも長いので、それは1時間以上にも及び、聞いているのが辛くなるほどでした。(笑)



まだ天気が悪いです。

南の人は台風にお気を付けください!

良い週末をお過ごし下さい!


暗い内に起きてフリーウエイに乗ると、もう大渋滞だった。

まだ7時前。
以前はこの時間は空いていたのに車の氾濫で、一山いくらで売れるほど車が走っている。
夕方などは両側で14車線が渋滞で満杯となったときはヘリコプターを飛ばして写真を撮りたくなったほど。

原油高だが、他の交通手段がないロスアンジェルスの毎日はこんな渋滞地獄のようです。

それに較べて日本は電車があるから便利ですね。

今日はWCTローワーズ決勝日。

USサーファーマガジンの副編集長(写真部)のJPから電話がかかってきて、

「ここにいるのなら水中から撮れる特別パスを出すから撮って欲しい」と言われたが、「今年はパスします」と断ってしまった。



写真を撮ってばかりの頃は一生懸命にコンテストの温度、緊張感を写そうと朝は暗い内から陽が沈むまで会場で撮っていたが、その気がなくなってしましった。

かっこよく「燃え尽きた」と言えばよいのだろうが、そんなものではなく、サーファー同士の勝負に興味がなくなってしまったのです。

もちろんケリー・スレーターは見たいし、世界のサーフィングの今はどうなっているのかは知りたい。

しかし、それ以上に「勝負としての波乗り」に興味がなくなってしまったのです。

メールが2通届き、それには

「世界のサーフィングがそこにあるのになぜ見に行かないのですか?」

とやさしく諭してくれる人、または

「行きたいのに行けない人がいるのに、観戦を放棄するとは何事か、自己批判せよ!」

と厳しい人もいる。

そこで、腹をくくって自己批判してみようと、

「俺的には今まで『すごいサーファー、サーフィングの熱いファン』で、それぞれのサーファーたちも分類し、特徴を知っているつもりでいたから、コンテスト観戦に行かないことによって、明確な自分の立場を自分自身に見せたい」という思いなのです。



ということで、ベーカリーでチョコレートクロッサン(クロワッサン)、柳瀬がアーモンドクロッサンを買い求め、Tストリートで波を見ながら食べていると



なかなか良いセットが入ってきていた。



よし、ここでサーフしよう!
と入ると、インサイドはこんなドカボレコンディション。



ノーズのレイルまで全てを使い、なんとかテイクオフしました。
こうして見ると、サーフボードを余すところなく使っているのにびっくりしました。

今日はHPS-4に先に乗り、その後柳瀬のMPツインに乗りました。



トップターン。
このセクションも掘れていますね。



クリス・ワードが入ってきて、いきなりエアをぶちかましました。
あいかわらず良いサーファーです。

「ひさしぶりだね。マリアは元気?」

とひさしぶりに言葉を交わしました。

クリスの娘、マリア・ワードはサンクレメンテ小学校のノアの元同級生なので、親同士のつきあいなのです。

俺が海から上がり、カメラとサーフボードを柳瀬と交換すると、フルレイバックスナップをバリバリ。



すごい!

次の波はセクションが大きく開いて、切り立っていたので「エアになる!」と瞬間的に判断し、縦位置でシャッターを切るとやはりこのようにお高いエアをされました。



あまりにもすごいので敬語になってしまいます。

Tストリートは混んでいるので、ジプシーサーフボードのシェイパー、スティーブ・ケスラーでさえもアツガリ・ゴンザレスにこのような前乗りをくらわされていました。



どうやらソウルサーフィンはピアのあっち側に行ってしまったようです。

クリスはショートセッションで、というか波数が少ないのでさっきの波で上がり、柳瀬はどこかな?

と探すともう上がって歩いてきていた。

ごめんなさい、クリスに夢中で撮れませんでした。



聞くと、ボディボードにはさまれて乗れなかったのだそうで、柳瀬にとってもなかなか厳しい朝だったようだ。

そのままフリーウエイに乗り、大好きなIN N OUTバーガーに行き、最近凝っているハンバーガーのレタス巻きを3つ注文する。

1個1.65ドルなので、3個食べても550円と安く、大満足するメニューです。

順番待ちのレシート#が32なので「サーフ!」と柳瀬と顔を合わせてにっこりとする。


完成作品。



このようにミートパテとトマト、炒めたタマネギとソースがレタスにくるまっているのです。



おいしい!



とWCTコンテストに向かった柳瀬と別れ、ハンティントンビーチにある「プロキャム」へ行きました。

ここはカリフォルニアでは随一の高精度サーフボードの3Dスキャン、そしてそのデュープリケイト(プレシェイプ)が可能な工場で、コールのマジックボードの多くはここでスキャンされています。

俺のエルサルバドル、カリフォルニアでのマジックボードであったファイヤーブレード(旧名エリア51)のスキャニングが終わったというので、工場見学を兼ねて取りに来たのです。



プレシェイプ済みのボード群。



内側から工場外側。



プロキャム主宰のブライアン。
14フィートの長さのボードまでスキャン&削れるんだそうで、これは12フィートの長さだそうです。



その在庫群。



ブラーブランクという新素材。



おなじみジャストフォーム。



今月からやってきたさらなる新素材。



もうついていけません。

今まではこのシェア全てをクラークフォームが握っていたと思うと、怪物みたいな業界だったのだな、と再認識。



これからミーティングするジーボーから電話があり、

「タジがケリーを9.00と9.63でコンボ(10点満点では追いつけないほど離すこと)したんだ。
で、後半ケリーが9.70を出して近づき、そして最後の波で9.27を出して逆転優勝したんだぞ!!」

と言う。

うー、それなら写真を撮りに行けば良かったかな?(笑)

と電話を置き、今度はコントロールルームに行くと、ちょうどアウトラインをカットしていました。



操作計器はPCですね。



画面を見ると、やたら細かい。
それにしても新時代ですね。



このSUPのアウトラインを切っているそうです。



おー、俺のファイヤーブレード!
工場の人間がこのボードを愛しているそうで、俺も同じですよ。
と言うと笑っていた。

ブライアンに持ってもらってパシャリ。



デッキ側。



昔なつかしいX-A51のコードネームが書いてありました。

これがボトム側です。



これでファイヤーブレードは3Dスキャンによって永遠のデザインとなりました。

どこまで精確か、新素材で全く同様なのをオーダーしました。

「X」のマークの意味は半分だけスキャンし、それをコンピュータで左右対称とするのだそうで、それでもプレシェイプから本シェイプに移行すると、ボードって非対称になるからおもしろい。

これを指摘すると、シェイパーたちは「人間の体が非対称なのだから左右対称である必要はない」と同意見。

俺もそう思います。

たかがサーフボード、されどサーフボード。

ジーボーの待ち合わせの時間までこの漫画を読む。

カレーが食べたくなりました。



ベスパのチャオを発見!



浅井さんも現れ、ミーティング開始です。



ジーボー・テンバーグ。
デザインの天才で、現在ピジン・オレンジをあのジェフ・ヨコヤマと主宰し、ハーレイ社のメインデザイナーです。



弊社に戻ると、発送日のようで竜次くんがパッキング中でした。



結局夕食はカレーとしました。
名付けて味平印カレースパゲッティ。(笑)




コールの工場に行くと、マネジャーのロボ(ジョン・ロバートソン)がWCTライブ中継を見ていた。

コールのシェイプルームは真空の磁気を帯びているようで、入りづらい雰囲気がある。



道具も同様で、本物の光を帯びている。
これはプレーナー。



ストリンガーや細かい場所を削る鉋(かんな)。



そしてサンダー。



厚みを測るキャリパーという道具。



「波よりもシェイプ優先」と手書きサイン。




昨日の動画にも登場した夢のフリップを会得したライアン・カールソン
のボード。



ファイヤーフライのラミネート。



アンディ・アイアンズがオーダーしてきた6'2"。



ロボが黙々とラミネートを切っている。



こちらはAVISOブラックダイヤモンド3(BD3)の3Dスキャン。



当初BD3は全て5'0"で作ろうとしていたのだが、テストライドの末、長さと幅、厚みのバランスが悪いのではないか?

ということになり、サイズを見直したら5'2"になりました。

このサイズが最高なようで、これで体重90kg前後の方まで乗れるようになりました。
(BD3現行サイズは75kgまででした)

コールが250パウンド(約115kg)なので、その体重のプロ浮力と考えてもらえればばっちりです。

これは前回のマスターBD3をスキャンして取り込み、コールが手を加えながら拡大したものです。



「リサイズなんか、コンピュータでやればわけないのに」とコールに言うと、

「ただ単にサイズを大きくするだけでは性能はよくならないんだ」と逆に教えられました。

気になるレイルは



コールが自身で乗るフィッシュと同様の『MEF』となるそうです。



これはブルース・アイアンズのBIレイル。



これにコールがどのように魔法を施すのかがとても楽しみです。



ボード全体のフォイルを示すコール。



高浮力版なので、いくつかの新要素が組み込まれるそうで、現在シェイプ中です。



明日にはグラス工場に行き、樹脂とクロスで巻き行程(グラッシング)に入ります。

テストモデルの変更等で遅れてしまったけど、11月始めには製品モデル1号が完成しそうです。

サイズも5'2"そして幅が21-1/4~4/3"、厚みが3-1/4"以下ということで決定です。
コールのシェイピング終了が楽しみです。

俺ならファンボード並のサイズなので、SUP波に乗れてしまうかも、と少し夢見がちです。

(お知らせ)
新しいサーファーズジャーナル誌



の巻頭広告で、私のドノバン作品が見開き掲載されております。



内に入ったドノバンスタンスがいいなあ。
すばらしい。

これはおなじみエルサルバドルですね。
今見ると本当にいい波だ。

コールBD3シェイプを待っているあいだ波乗りに行ってきます!
朝サーフして気づいたことは、カリフォルニア波のきめが細かいことだ。

ノースハワイとかだと、リーフの切れ変わり、またはバックウオッシュ、風波のコブなどによって波がウオブリング(動く、ぶれる)する。

でもカリフォルニアはスイーっと、自分のライディングラインが変わらずに滑っていけるので、実に快適だなあ、とうっとりすっきり。



今日もHPS-4でサーフし、その滑りに酔う。

この酔いは「サーファー酔」として注目され、研究されたら「体に良い」「新しい細胞を増加させる」等の色々な事実がわかってくるのかもしれません。

昨日、そして到着2日目のサーフ時に伝説、そして銘品とされるスキップ・フライ、そしてリッチ・パヴェル、そしてボブ・シモンズ風のボードを試す機会があった。

一般的に伝説と崇められるボード、その実際の乗り味はどんなものかを確かめてみたかった。

以前にumi cafe一平君の持っていたスキップフィッシュは乗らせてもらったが、この時は「波のサイズがあって、ほとんどコントロールできず、混んでいたら一発で誰かを轢いてしまうな」と感じた。(笑)

で、乗ってみるとやはりこれも同様で、ボードの上に立っていられる気がしなかった。

以前にBEAMS加藤さん所有のオールドシェイプボードは、テイクオフできたらバンザイしてしまったほどで、その時は「フィッシュブームはつらいよ」という映画を製作したくなるほど、パドルから乗るまでのドラマがあった。

今回はスキップ・フライのカレント(現行)モデルということで、どうかな?と思っていたが、やはり2本乗って所有者にお返しした。

ボブ・シモンズ風のはまったくだめで、これならボディボードに立ったほうが安定するぞ、とがっかりする。

洋平さん、シゲさん達もこれにトライしたが、彼らもなんとか乗っていた感であった。

やっぱり俺は本物のフィッシュには乗れないのかなあ?」と不安になるが、最後に残ったリッチ・パベルのはなんとかターンができて安心する。

でも不思議なのは、みんなフィッシュに乗っているが、あまり上手に乗っている人を見たことがなく、俺の知っている限りだとドノバンのみがサーフィンになっているようだ。

まあ、これは俺の技術的なこともあるが、フルターンできないボードはつまらない、と思う。

でもあのヒラヒラする浮遊感覚はとてもスリリングなので、これからこの真正フィッシュをブレイクダウンしてチューニングすれば佳いデザインになるかもですね。

とすると、2000年代の新作となっているハイパフォーマンスボード、そしてバットフィッシュに代表されるネオフィッシュ、さらには激短のBDシリーズなどは「時代が」というか、ニーズから生まれたデザインなのだなあ、と考えながらフリーウエイを走らせていたら5FWY横を戦車群が走っていた。



演習最中で、軍事軍事軍事とグンジ浸けのアメリカです。

俺の好きなリベラルと相反する光景にがっかりする。

今日はAVISO王子ニックとミーティングがあり、波乗り後、彼の自宅兼オフィスに行くと、ちょうどサンディエゴはソラナビーチのデイブがきていた。



デイブはニック、RSと同じくAVISOの国内、そしてインターナショナル担当の営業です。

「AVISO社員は高人格である」の例にもれず、いい男である。

騒々しいのでニックをスターバックスに連れだし、そこでミーティングをする。



ニックとはいくつかのニューモデルの打ち合わせ、カタログ注文、Tシャツの注文、そしてAVISOに乗った各プロたちのDVD注文する。

その後、ニックと別れてコールと一緒にランチ。

彼のアイディアと俺の考えをすり合わせ、ひとつのアイディア=ボードデザインとしていく。

これは終わりなき永遠なる作業で、サーフィングが続けられる限りボードデザインは進化し続けると思う。

上記した伝説のシェイパーたちによる伝統的な懐古デザインもすばらしいが、同シェイパー、同浮力だったとしたら乗り味は間違いなく新しいほうが優れていると感じている。



コールが考え出した新しいテイルデザインと、俺のチャンネルのアイディアを伝えあう。

それぞれすばらしい、と自賛他賛しながら外に出ると、コールが「これだ!」とこの車のサイドパネルを指さした。



この2つのベンチレーションシステムは、BD3のボンザーボトムに礎があり、それを流用進化させたものを店内で話していたところだ。

所有者が来る前に写真を撮らせてもらう。

よく見たら「アマゲ・ロクサン(AMG6.3)」だなぁ、とドドゲの三浦さんを思い出す。



ここからみなさんにも将来のチャンネル形状が想像つくと思います。

でも「似ているけど、少し違う。水の抵抗と空気の抵抗の形状抗力(proflie drag)は違うから当然といえば当然だな」

とコールは言う。

さらに「抵抗を求めるにはどこかに数式があったから工場でこの続きは話そう」ということになった。

「そうだコール、俺のHPS4を見てよ、これはマジックボードなんだぜ」



と彼に見せると、何も驚かずに「当然だよ、どのボードも完璧にシェイプしているからな」と言われ、その通りでしたと返す。

コールの工場に行くと、WCTローワーズがライブ中継されており、ここからたった5マイル(約8km)南でのできごとがモニターに映し出されていた。



ちょうどダミアン・ホブグッドとジョディ・スミスのヒートで、例によって着実に得点を重ねるダミアンに対して、大技で攻めるジョディ。

結果残り三十秒でセットを手にしたジョディが9.80のハイスコアを出し、ラウンド3に進出。

波を待って待って、待ちきったジョディ。
残り一分になったときには俺は半分あきらめていました。

「最後まであきらめてはいけない」とまだ勉強になりました。

そのヒート終了後、コールが出してきたのはこんな数式でした。
これを元にオフィスに戻り、調べたのでここに掲載します。

D=1/2CDρV2 S

* CD は抗力係数(抗力係数 CD は、抗力を動圧(1/2ρV2)と代表面積で無次元化したもので、物体の形状・流体の粘性・流れの速さ (レイノルズ数)、そして迎え角によって変化する。) (Drag coefficient)
* ρ は流体の密度(海面高度の大気中なら 1.2250 kg/m3)
* V は物体と流体の相対速度 (Velocity)
* S は物体の代表面積 (Surface)
* D は、発生する抗力 (Drag)

すごいなあ、こんな公式を用いて抵抗配分を算出していったら完璧なボードができるのだろうな、と驚く。

実際には数学家クラスの計算になるのでしょうね。

コール唯一のチームライダーであるライアン・カールソンのビデオを見ました。



彼はラディカル・マニューバーという賞を受け、5万ドル(約550万円)を手にした、いわゆる普通のコンテストには出ないパフォーマーサーファーです。
(ソウルサーファーとは異なる)

完全に未来のサーフィングで、俺にはどうなっているのかよくわかりませんが、乗っているボードはグラスホッパーの5'11"とコールに聞きました。

俺はこんな回転系の波乗りを完璧にする人は見たことはありません。

WCTでソリッドなターンを見てきましたが、これこそがソリッド中のソリッド、CG(コンピューター・グラフィック)と見間違うほどのサーフィングです。



ロデオフリップ540°というのが正式名称のようです。
世界初なので、日付入りでぜひ!

http://mainland8.freewavechallenge.net/video/212/Ryan-Carlson-540-Rodeo-in-Huntington-Beach

フリーウエイを走っています。

昔住んでいたサンクレメンテ。

サーフ産業が多い「ピコ通り」の上を走る。



観光で来たときに「デニーズだ!」とヨロコビ勇んで入り、そのアメリカ味に絶句し、深く教訓を受けたデニーズ・サンクレメンテ店がまだ営業していた。

ローワーズの横を通るとWCTコンテストが開催されているらしく、今年はこんなサイトと、波質でした。

波はかなり良さそうです。



さらに南下し、こんな街にやってきました。

ジャズフェスティバルが開催されているらしく、オールドアメリカの味があり、かっこいい風景です。



オバマ氏支持者の車が前に来て、よく見るとあちらにもこちらにもOBAMAと立て看板があった。

どうやらこの街は本気印のリベラルなんですね。
すてきです。



この車は!



かっこいいけど、車種不明です。
誰かおわかりになりますか?

最初JOTA改と思いましたが、いかがでしょうか?



とその美車を通り過ぎた。

夕暮れのサイドミラー。



半月ですね。



佳い波に乗りました。
水が温かいので、トランクスで大丈夫でしたよ。
でも、海上がりはかなり寒くなり、レンちゃん号のヒーターをつけて走っていました。



明日の波はどうなるんだろう?

(おまけ)
BP&BBQパーティの際に「真のパドリング講座」を開催しました。



福地さんへ手の軌跡と動きの確認。



勇海くんとバースデーガール朋民の2ショット。

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プロフィール
名前:Naki 2009 または船木三秀
HP:NAKISURF
性別:男性
職業:専門職
趣味:海
自己紹介:
 11年暮らしたカリフォルニアからノースハワイ島に住みかえ、毎日クオリティの高い波で波乗りをしています。

 私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。

 風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
 その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。

 波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。

 そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。

 同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。

 ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。

 また、カリフォルニア州、サンクレメンテ発のサーフショップ『NAKISURF.COM』も運営しております。

 こちらは長年培ったサーフ業界のコネクションを活かし、世界で一番誇れるWEB STOREを目指しておりますので、どうぞご覧になってください!

ぜひ!

 どうぞよろしくお願いします。
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