| ||||
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
(昨日からの続き)
ネバダはミンデン空港に着き、
滑走路で対面したBD3を抱えて、
AVISO本社工場訪問後、
ジョンの友人であるケニー宅に夕食に招かれた。
まだ普通に雪が残るシエラ山脈斜面にここはある。
冷えたデッキにうっとりとするニック。
ケニーのお父さんのテッドは美食家で知られていて、それはおいしいステーキを焼くという。
レモンハーブを塊の肉に擦りこみ、強い炭火で15分、そして175度のオーブンで20分、一度オーブンから出して30分。
最後に80度のオーブンで10分暖めたという肉をカットして出てきたのがこれ。
アメリカに来て、色々なステーキを食べたけど、このテッド印のお味は
おいしいおいしいおいしいおいしいおいしい の5つ星!
ケニーの友だちが作ったという赤ワインとのマリアージュ(相性)も完璧。
シーザーサラダ、そしてチキンスープで湯がいて、黒砂糖で味を整えたアスパラガスも絶品でした。
ゴーメィ(グルメ)調理人のテッド。
人口500人だったネバダ州首都カーソン市に住み81年を見てきたそうです。
(現在は58000人)
「若い人とお話して、勉強させてください」
という謙虚な語り口が印象的でした。
こちらがケニー家族。
2月にジョンたちを日本で案内したというだけで、ここまで招いていただき光栄です。
他に日本でお世話をした土井さん、高林さん、早川さん、マーボーさんも来てください、とのことです。
義理堅いアメリカ人です。
俺とニックが通されたのが、ゲストハウスと呼ばれる家で、これが広い広い。
このゲーム室、
巨大スクリーンのTV&DVD、(このソファの向かい)
ワインセラー、サウナ室、ジュースや水ボトルに満たされた冷蔵庫があり、アメリカってすごい豊かな国なのだなあ、と実感しました。
↓これは俺の泊まった部屋で、硬さを調節できるベッドに寝たのは初めてで、ここで睡眠不足を解消させていただきました。
朝起きると、きれいなお花と、
朝陽の差すダイニングに
テッドが淹れてくれたグルメコーヒーと、フルーツ各種がお皿に盛られていました。
それがおいしく、写真を撮ったのでここに公開します。
まずはこの季節の旬であるストロベリーに
ブラッドグレープフルーツ、バナナ、オレンジ、
ネバダ新聞に感動するニック。(ネバダなんだからあたりまえだけどね)
AVISO社を訪問する時刻が迫ってきたので、荷をまとめお借りしたトラックでカーソン市を後にする。
スティック(マニュアルギア)は苦手だとニックが言うので俺が運転する。
凍っていそうな路面。
そして制限速度が時速105kmというスピードの一般道がやたら速く、スリリングなドライブであった。
大好きなトレーダージョーズを発見!
マニアなほど好きなので「行きたいなあ」という気持ちをぐっとこらえ、さらにミンデン市に進む。
こうして雪山を見ながらの高速ドライブは生まれて初めてで、少し前まで未開で熱帯のエルサルバドルにいたことを考えると不思議な気持ちである。
空港脇のAVISO本社に到着すると、
昨日完成したばかりのBD3のシリアルナンバー#002シルバーが出迎えてくれた。
浸水テスト用の水槽。
このホースをリーシュプラグにつなぎ、全てのAVISOボードに空圧をかけて検品している。
商品管理のマット。
工場マネジャーのロン。
これからカリフォルニアまで戻るためのフライトがあるのだが、天気予報が「この後、強風」というのを受けて、急遽予定を繰り上げるためにかけつけたブルースと、このカーボン加工工場の創始者のトム・オモハンドロ。
昨日であんなに揺れたのだから、強風となったら命がけのフライトになるのだろうな。(怖)
トムの作っている部品と、トムのお父さんが作った自動車。
工場に入ると、昨日に引き続き大人数のクルーによるAVISOボード製作中であった。
8本目、つまり#008のBD3がクック(調理)されている。
ロングボード制作部。
今日はスタンドアップパドルボードと、CJモデルが製作されていました。
エポキシ樹脂シートとPVCシート、そして航空機に使用される特級クラスのカーボンファイバーを重ねて製作するAVISOボード。
実際に製作工程を見るのは圧巻である。
昨日のnaminori kozoさんのコメントにもあったが、次元が違います。
こちらは新作コールのBD3ファイヤーバットのデッキ部。
グラブコンケイブが見事。
バリを取り除く、サンディングルーム。
サンディング待ちのボード群。
フィンプラグを取り付け中。
これはFCSクアッドですね。
リーシュプラグはこの通り。
黒光りがじつに美しい。
ここで「風が吹いてくるから早く」というブルースの声を合図に工場を後にする。
ここから徒歩30秒で機に到着すると、すでに来ていたジョンがBD3#001と#002を積み込んでいた。
BD3は小さいので荷物室にもこの通り。(奥なのですが、見えますか?)
命を預けるコロンビア400号機。
それにしてもかっこいいなあ。
強風になるというので、祈るように副操縦席に座るジョン。
リラックスしなさい、と肩を揉んであげました。
ミンデン空港はほとんどというか全く飛行プランがないので、管制塔からの離陸許可も10秒で下り、すぐに離陸する。
さっきまでいたAVISO社はもうマッチ箱の大きさとなった。
今日は追い風が50ノットというコンディションなので、高度21000フィート(7000m)を目指すという。
俺たちはシリアスな酸素ボンベを装着した。
凍結した湖を上から見ると、さまざまな水色なのだなあ、と感じた。
ブルースの予想通り、強風の乱気流を受けて機は紙飛行機のようにふわふわとなる。
そんな中、ブルース機の最高速285ノット(写真は間に合わず283ノット)、つまり時速約524kmを達成。
速いから乱気流での落ち方も半端ではなく、大げさではなく墜落か!?という落下をする。
その中でなんとかアメリカ本土の最高峰であるホイットニー山14,505 feet (4,421 meters)の山頂を撮影する。
雪がすごい。
ウイキペディアで調べると、麓からの風景はこう見えるのですね。
実に広い山頂であった。
このシエラネバダ山脈を越えると平地カリフォルニア。
スモッグが立ちこめ、住宅が密集している。
うーん。
目的地オレンジカウンティが近づくと、フリーウエイが広く入り組んできた。
空港入路を確かめながら、
到着。
往路は向かい風であったので2時間半かかったのだが、追い風だとさすがに速く、なんと最短だという1時間15分の超飛行だった。
飛行機酔いでげっそりしているニックと#002
「紅の豚」マニアの俺はやはりにっこり。
この後、ロボと俺とニック、そしてジョン&ケニーでBD3の試乗に行くことになった。
(明日に続きます)
ネバダはミンデン空港に着き、
滑走路で対面したBD3を抱えて、
AVISO本社工場訪問後、
ジョンの友人であるケニー宅に夕食に招かれた。
まだ普通に雪が残るシエラ山脈斜面にここはある。
冷えたデッキにうっとりとするニック。
ケニーのお父さんのテッドは美食家で知られていて、それはおいしいステーキを焼くという。
レモンハーブを塊の肉に擦りこみ、強い炭火で15分、そして175度のオーブンで20分、一度オーブンから出して30分。
最後に80度のオーブンで10分暖めたという肉をカットして出てきたのがこれ。
アメリカに来て、色々なステーキを食べたけど、このテッド印のお味は
おいしいおいしいおいしいおいしいおいしい の5つ星!
ケニーの友だちが作ったという赤ワインとのマリアージュ(相性)も完璧。
シーザーサラダ、そしてチキンスープで湯がいて、黒砂糖で味を整えたアスパラガスも絶品でした。
ゴーメィ(グルメ)調理人のテッド。
人口500人だったネバダ州首都カーソン市に住み81年を見てきたそうです。
(現在は58000人)
「若い人とお話して、勉強させてください」
という謙虚な語り口が印象的でした。
こちらがケニー家族。
2月にジョンたちを日本で案内したというだけで、ここまで招いていただき光栄です。
他に日本でお世話をした土井さん、高林さん、早川さん、マーボーさんも来てください、とのことです。
義理堅いアメリカ人です。
俺とニックが通されたのが、ゲストハウスと呼ばれる家で、これが広い広い。
このゲーム室、
巨大スクリーンのTV&DVD、(このソファの向かい)
ワインセラー、サウナ室、ジュースや水ボトルに満たされた冷蔵庫があり、アメリカってすごい豊かな国なのだなあ、と実感しました。
↓これは俺の泊まった部屋で、硬さを調節できるベッドに寝たのは初めてで、ここで睡眠不足を解消させていただきました。
朝起きると、きれいなお花と、
朝陽の差すダイニングに
テッドが淹れてくれたグルメコーヒーと、フルーツ各種がお皿に盛られていました。
それがおいしく、写真を撮ったのでここに公開します。
まずはこの季節の旬であるストロベリーに
ブラッドグレープフルーツ、バナナ、オレンジ、
ネバダ新聞に感動するニック。(ネバダなんだからあたりまえだけどね)
AVISO社を訪問する時刻が迫ってきたので、荷をまとめお借りしたトラックでカーソン市を後にする。
スティック(マニュアルギア)は苦手だとニックが言うので俺が運転する。
凍っていそうな路面。
そして制限速度が時速105kmというスピードの一般道がやたら速く、スリリングなドライブであった。
大好きなトレーダージョーズを発見!
マニアなほど好きなので「行きたいなあ」という気持ちをぐっとこらえ、さらにミンデン市に進む。
こうして雪山を見ながらの高速ドライブは生まれて初めてで、少し前まで未開で熱帯のエルサルバドルにいたことを考えると不思議な気持ちである。
空港脇のAVISO本社に到着すると、
昨日完成したばかりのBD3のシリアルナンバー#002シルバーが出迎えてくれた。
浸水テスト用の水槽。
このホースをリーシュプラグにつなぎ、全てのAVISOボードに空圧をかけて検品している。
商品管理のマット。
工場マネジャーのロン。
これからカリフォルニアまで戻るためのフライトがあるのだが、天気予報が「この後、強風」というのを受けて、急遽予定を繰り上げるためにかけつけたブルースと、このカーボン加工工場の創始者のトム・オモハンドロ。
昨日であんなに揺れたのだから、強風となったら命がけのフライトになるのだろうな。(怖)
トムの作っている部品と、トムのお父さんが作った自動車。
工場に入ると、昨日に引き続き大人数のクルーによるAVISOボード製作中であった。
8本目、つまり#008のBD3がクック(調理)されている。
ロングボード制作部。
今日はスタンドアップパドルボードと、CJモデルが製作されていました。
エポキシ樹脂シートとPVCシート、そして航空機に使用される特級クラスのカーボンファイバーを重ねて製作するAVISOボード。
実際に製作工程を見るのは圧巻である。
昨日のnaminori kozoさんのコメントにもあったが、次元が違います。
こちらは新作コールのBD3ファイヤーバットのデッキ部。
グラブコンケイブが見事。
バリを取り除く、サンディングルーム。
サンディング待ちのボード群。
フィンプラグを取り付け中。
これはFCSクアッドですね。
リーシュプラグはこの通り。
黒光りがじつに美しい。
ここで「風が吹いてくるから早く」というブルースの声を合図に工場を後にする。
ここから徒歩30秒で機に到着すると、すでに来ていたジョンがBD3#001と#002を積み込んでいた。
BD3は小さいので荷物室にもこの通り。(奥なのですが、見えますか?)
命を預けるコロンビア400号機。
それにしてもかっこいいなあ。
強風になるというので、祈るように副操縦席に座るジョン。
リラックスしなさい、と肩を揉んであげました。
ミンデン空港はほとんどというか全く飛行プランがないので、管制塔からの離陸許可も10秒で下り、すぐに離陸する。
さっきまでいたAVISO社はもうマッチ箱の大きさとなった。
今日は追い風が50ノットというコンディションなので、高度21000フィート(7000m)を目指すという。
俺たちはシリアスな酸素ボンベを装着した。
凍結した湖を上から見ると、さまざまな水色なのだなあ、と感じた。
ブルースの予想通り、強風の乱気流を受けて機は紙飛行機のようにふわふわとなる。
そんな中、ブルース機の最高速285ノット(写真は間に合わず283ノット)、つまり時速約524kmを達成。
速いから乱気流での落ち方も半端ではなく、大げさではなく墜落か!?という落下をする。
その中でなんとかアメリカ本土の最高峰であるホイットニー山14,505 feet (4,421 meters)の山頂を撮影する。
雪がすごい。
ウイキペディアで調べると、麓からの風景はこう見えるのですね。
実に広い山頂であった。
このシエラネバダ山脈を越えると平地カリフォルニア。
スモッグが立ちこめ、住宅が密集している。
うーん。
目的地オレンジカウンティが近づくと、フリーウエイが広く入り組んできた。
空港入路を確かめながら、
到着。
往路は向かい風であったので2時間半かかったのだが、追い風だとさすがに速く、なんと最短だという1時間15分の超飛行だった。
飛行機酔いでげっそりしているニックと#002
「紅の豚」マニアの俺はやはりにっこり。
この後、ロボと俺とニック、そしてジョン&ケニーでBD3の試乗に行くことになった。
(明日に続きます)
PR
この記事にコメントする
山の上、雲の上
僕が人生で一度はしたいことが、このコロンビア400号のような空飛ぶ乗り物で
月の出ている夜の曇り空を抜けて、・゜その先はまだないのですが、
どこよりも行ってみたいです。
工場!夢のあるものが造られている工場は大好きです!
僕は昨日、管楽器の工場を見学してきました♪
月の出ている夜の曇り空を抜けて、・゜その先はまだないのですが、
どこよりも行ってみたいです。
工場!夢のあるものが造られている工場は大好きです!
僕は昨日、管楽器の工場を見学してきました♪
じつは
しゅうまぃさん、
飛行機最高ですよね。
宇宙に出られるかのような夢があります。
管楽器の工場も見てみたいところではあります♪
TAKASHIさん、
そうなのです。
AREA51という宇宙人が降り立ったという不思議な地区も近所なので、このミンデン地下工場では。。という疑惑もあります。
飛行機最高ですよね。
宇宙に出られるかのような夢があります。
管楽器の工場も見てみたいところではあります♪
TAKASHIさん、
そうなのです。
AREA51という宇宙人が降り立ったという不思議な地区も近所なので、このミンデン地下工場では。。という疑惑もあります。
カレンダー
プロフィール
名前:Naki 2009 または船木三秀
HP:NAKISURF
性別:男性
職業:専門職
趣味:海
自己紹介:
11年暮らしたカリフォルニアからノースハワイ島に住みかえ、毎日クオリティの高い波で波乗りをしています。
私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。
風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。
波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。
そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。
同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。
ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。
また、カリフォルニア州、サンクレメンテ発のサーフショップ『NAKISURF.COM』も運営しております。
こちらは長年培ったサーフ業界のコネクションを活かし、世界で一番誇れるWEB STOREを目指しておりますので、どうぞご覧になってください!
ぜひ!
どうぞよろしくお願いします。
私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。
風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。
波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。
そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。
同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。
ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。
また、カリフォルニア州、サンクレメンテ発のサーフショップ『NAKISURF.COM』も運営しております。
こちらは長年培ったサーフ業界のコネクションを活かし、世界で一番誇れるWEB STOREを目指しておりますので、どうぞご覧になってください!
ぜひ!
どうぞよろしくお願いします。
最新の記事
(04/28)
(03/08)
(03/07)
(03/06)
(03/05)
(03/05)
(03/04)
(03/03)
(03/02)
(03/01)
(02/28)
(02/27)
(02/26)
(02/25)
13ft 16sec @314(NW)_リアルイナリーズ崇拝者より_間隔は16分?_ピンボケ愛の日_長くなったリーシュ_サメ君でサーフ_D大先生のSF_2灯フラッシュ_津村隊長ありがとうございました!
(02/24)
(02/23)
(02/22)
(02/21)
(02/20)
(02/19)
(02/18)
(02/17)
(02/16)
(02/15)
(02/14)
カテゴリー
ブログ内検索
最新コメント
(06/20)
(04/28)
(03/05)
(03/03)
(03/03)
(09/03)
(09/02)
(07/04)
(06/01)
(03/07)
(03/07)
(03/07)
(03/07)
(03/07)
(03/07)
(03/07)
(03/07)
(03/07)
(03/07)
(03/06)
過去の記事
CURRENT
MOON