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イナリーズ炸裂中↑
ありえないほどの数と大きさのバレルに包まれた。
おかげで今見えている風景は、『まるで新世界さ』、『夢の中なのだ!』とエバリたいのだが、「自戒が必要だぞ」と誰かに耳元で囁かれ、ようやく足が地に着いた。

すると、感覚が戻ってきて両膝がやたら痛く、加えて体中が重いので波乗りは軽く切り上げ、家に帰ると、スパーキがちょうど遊びに来た。

彼も波乗りはもういいや、と言うのでワイメアビール工場まで一緒に向かった。
(スパーキはこう見えても元USAメンクラスのサーフィンチャンピオンで、マット・ホイそっくりの波乗りをする。俺より体重は少し重いが、おかげでオーバーフロートのタタキ2のインプレッションは彼のおかげでもある)



西に30分、ハイウエイ沿いの工場に到着!



看板を読むと、アメリカで最も西に位置している麦酒工場らしい。
この島の豊富でおいしい水を有効利用。

ここではサンプルがあるので、早速一杯いただく。

グビグビ、うまい!
いきなり膝が治った↓



次に黒生をグビー、うまい!
「黒生で 一本勝ちだぞ 背負い投げ」
などという訳のわからない句も浮かんだ。↓



酔っぱらってきて今度は体が重い。
このライトビールの味見をすると、↓



今度は

コールドの ビールに負けて 花黄色

という泥酔句となった。



スパーキに連れられ、彼の家に行くと生まれたばかりの子犬が4匹。
これはその内の一匹で、白いから「ミルキーさん(Milky)オス」
不二家ミルキーみたいだ。
と、外人のそのネーミングセンスの良さに驚かされる。
俺なら「シロ」がいいところだろう。

他には
豆乳
雪蔵
カオブチ
ジョンレノン
鶴田浩二
豆腐
バニラ
ロージン(野球の粉ね)
北海道
ホワイトン
白天

というのが浮かんだが、黙っていた。



彼の奥さんライラも現れ、アボカドの苗を2本いただき解散。
ビールは酔いますね。


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毎日イナリーズに通いつめている。

昨日から北西が小さくなり、新しい西うねりが入ってきた。
南側も南東だったが、南のはっきりしたのにいつのまにか変わっている。
ということは4方角からうねりが連続で入ってきたというわけか。

で、今朝起きた時、よく考えると、南うねりは季節的にもう終わりなのだということに気が付いた。
なんだか名残惜しい。
「冬はここでサーフしたくてもできないのだ」

そこで向かったのがやはりというか、おなじみホワイトハウス・ウエスト(WHW)。
このブレイクのまん前にある磯を利用したスイミングプールの縁に座って撮ったのがこの写真。




ものすごい波。
ホワイトハウス・ウエスト、WHWだと長くて、なんだか発音しづらいので、ここの名前を変えます。
名は体を表すで「スイミングプール」としました。

バレルは大きく、リップの厚みも半端じゃない。
間違いなく世界でも特Aスポットに属するでしょう。



それと、水中ショットをここでアップしたら現在の使用機材について多数のお問い合わせをいただいた。
ありがとうございます。

今まではキャノンのEOS-3、EOS-5を専用水中ハウジングに入れて使用していました。
ですが、水中業界にもデジタル化の波が来ていて、EOS-1 MarkIIは持っているんだけど、今回デジタル用ニコンD200ボディと、10.5mmフィッシュアイレンズを軽さにつられて中野のフジヤカメラで購入。

そのD200とフィッシュアイを入れる(俺が始めた頃からお世話になっている)専用ハウジングをデール・クベティッチさんに作ってもらいました。

軽くて、連写も秒五枚かな?バシバシ撮れて最高。
大波でいきなりテストしても水漏れしなかったし...。
あんな波の下にカメラを入れても壊れないってすごいな、って改めて感動。
今はこれで波を撮っています!

これがそのセット一式↓







MLBワールドシリーズ?
何でしょうかそれ?
と思うほど吹っ切れています。
希望はデトロイト(タイガース)に優勝してもらいたいです。

さて、自称「映画大好き」の俺が愛するフィルム・フェスティバルの季節がやってきた。
今回はなんと佐藤傳次郎さんの「MANA」を上映するという。



このMANAのナレーションと主役は、ジェリー(・ロペス板倉)さん。
上映館はジェリーさんの故郷ワイメア板倉シアター。
時間がわからないので、夜明けから2Rこなしたイナリーズの帰りに調べに行くと、そこで偶然にジェリーさんやレアード・ハミルトン、ジャック・ジョンソンの記事や翻訳を手がける岡崎友子さんとプロウインドサーファーの下平さんにお会いしました。

実は彼女たちとは「今日9時頃にここで」って約束していたのですが、土曜日なのと、映画だからてっきり夜の9時と勘違いしていて、危ないところだった...。

さらには傳次郎さんと、今回のMANAに生演奏を付けたミュージシャンのKAZZさんともタイミング良くお会いできました。



傳次郎さんに「おめでとうございます!」
とお伝えし、慌てて一度家に帰り、ぎりぎり上映時間前に戻ると、KAZZさんの生演奏が始まり、そして本編のMANAが上映。

画面を見ながら音を付けていくKAZZさん、傳次郎さんの映像と相まって神々しい。
明日までやっているので近隣の人はMUST GOです。



ぜひ〜!!

これは以前もここでお伝えしましたが、この映画館のあるワイメア(オアフのワイメアとは同名別所)の地ビール『ワイメアベイ』。
うまいぞー






イナリーズと名付けたのは俺です。

冬は毎朝ここに通う。
毎朝5時半に開く『メネフネマート』という商店の開店を待って、一個70セントのいなり寿司を3個購入。
それを頬張りながら波チェック、そして波乗り後は残しておいた二個を食べることで「イナリ」という単語が焼き付いたようだ。
余談だが、「ここのいなり寿司の温度が暖かければ暖かいほど波が良い」という相対性理論がガッカイで発表されている。
「なんだいなり寿司!?」とあなどるなかれ、イナリはアカデミックなのだ。
だから俺はいなり寿司の入った紙袋を手にすると、まずその温度を確かめる。

イナリーズは全長およそ3kmのビーチブレイク。

ここを好きなアンディ・アイアンズがノースからやって来ると、一緒に10人くらいの取り巻きが来るので、少しにぎやかになるけど普段は無人。
もし100人が来ても、そこらじゅうにーー無数にあるピークーーー散らばれるから気にならないと思う。

そのアンディと沖で会った時、
「ここはバックドアとキラのミックスで、世界一のビーチブレイクさ。誰にも言っちゃダメだよ、ここはトップシークレットなんだ」
と、俺に教えてくれたのは昨年のパイプラインマスターズの翌日。

彼はパイプで優勝し、そのままビラボン飛行機でここに来たそうだ。
パイプがパンピングしている間、ずっとここが気になっていたんだと言った。

その後、アンディは北西うねりの大きな日にやってきて、夢より長いバレルをメイクした。
俺がいた場所の遙か右側からテイクオフした彼はボトムに降りると、トップからボトムまで真ん丸になったバレルに吸い込まれた。

中をパンプし、ものすごいスピードで目の前を走り抜け、左側、朝陽の逆光に消えながら大量のエアと一緒に吹き出されてきた。
その距離軽く500m。
目を疑ったが、それは紛れもない真実だ。

ここの特徴は、誰もいないこと。

着替えはいつもすっ裸。
四駆で砂浜を走り、好きなピークの前に停めて目印にする。
鍵も車に付けっぱなし、ドアも開けっ放し、雨はめったに降らないので着替えも砂浜に置きっぱなし。
全てオープンなのでR。

イナリーズ、今日もすごい波でした!

海に戻ると、色々なことが変わった。
昨日の夕方に新しく届いたニコンD200用の水中ハウジングをテストしようと、普段行かない場所に。
テストを終え、夕陽を撮ろうと、岩場に出ると沖にこの凄まじいパーフェクト波を見つけた。



ご覧の通り、どこまでも無人。
レフト、ライト同時にエアスピットを吹き出した波は生まれて初めて見た。
ククイの木があるので「ククイグローブ」と命名。
このノースハワイは云われている通り、すごいスケールの波が各地にある。
本当にすごいところだ。
波乗り人にとっては聖なる場所なのだろうな。

さて、昨日もお伝えしたようにサウスからダブルオーバー、北西から10フィートが届いていて、快晴、無風。
ありえない夢のようなコンディションが続いている。

昨日海に戻った俺は4時に起き、冬のブレイク、イナリーズに突撃。
今年初のイナリーズ。
ここは俺が選んだ世界トップ3に入る大好きな波。

薄明かりの中、「ドッフーン!!」と轟音を発し、6フィートのバレルが大爆発していた。
武者震いなのか、怖いのかわからなけいど、足が震える。

まずは新しいデジタルハウジングを持って、沖に泳ぎ出る。
パワーがすごい、流れがすごい。
けれど、南と北西ミックスのおかげで、カレントは右に行ったり左に戻ったりと全く流されない。
普段(真冬)はたった30分で1000mは流されるからありがたいことだ。

大きなバレルに包み込まれ、シャッターを切る。
興奮を通り越し、完全陶酔してしまった。

.......。

ここで一句。
(イナリーズは冬の季語です)

夢に見た バレルを越える イナリーズ



↑↓はそのデジタルで撮った作品。
今までは水中はフィルムのみだったが、デジタルなので現像しなくてもこうして即見られる。
画期的だなあ。

2GB/CF(コンパクトフラッシュ)撮り終えた俺は、カメラをボードに持ち替え、再突撃。
選びに選んで真ん丸バレルの中をテイクオフし、レイルを斜面にセット。
閉じない出口まで突き進み、その上をキックアウトし、叫声を発しながらプルアウトしたのが一本目。

この喜びは「桃源の」という言葉通りで、頭の中が桃色に沸騰した。
いや、これは桃色に輝いた朝陽の名残かもしれぬ。

宇宙から飛んできたようなリップ、
一瞬で1mはぶれるフェイス、
巻き上げるのではなく、波から吹き出す砂。
高速道路でダンプトラックに轢かれたようなワイプアウト。

3ナンバーの車も走り抜けられるほどのバレルの大きさ。



どの波も記憶にあったイナリーズを越えている。

「大気圏突入」と名付けたいほどのテイクオフ、バレル内での超空間に衝撃を受けた。

サーフィングとは、ここまでスリリングで、真空感覚とは知らなかった...。

いや、これはいつもの夢なのかもしれない。

夢でないのであれば、新しいドアを開けた2006年10月。

手よすぐに治れ。
俺はもっと攻めたいのだ。





秋晴れ、無風。
うねりは南から頭+、そして北西からダブルオーバーが届いている、
島全体にうねりはあり、こんなコンディションは珍しいので、手のリハビリ中だが「波を近くで見るだけ、チャンネルまで」と決め、痛い手でパドリングし、ホワイトハウスへ。



美しく丸いバレルの波は、もうドパーフェクト。
「海は最高!ホワイトハウス最高!!」
とにやけていたのだが、やがてだんだん波に乗りたくなってきた。

今度は「スタンドアップせずに寝て滑り降りるだけ」とテイクオフしたら、なんと条件反射で立っていた。
おおー、いきなり波乗り復活したぞ。



そのまま何本か乗り、なんとかリーフを越えて岸に上がるとじわっと感動してしまった。
たった2週間離れていただけだが、波あっての俺だということに気が付いた。

波乗りに復活できたら飲もうと決めていた地ビールを出し、栓をガコッと開け、ゴクグビグビーーッと一気に飲んでしまった。
うまい、最高、波乗りバンザイ!



手はまだ痛いのでこのままアイシングとギブス、そしてリハビリを続けます。
高橋先生、お世話になりました。
おかげさまでここまで来ました。
全快までもうすぐです!


いやあ昨日はブログを書いた後、地震に見舞われた。

実は何人かの友人にメイルをしていたのだけど、その地震の予兆みたいなのが2〜3日前からあって、そんなフィーリング、さらにはイメージをしていたので、揺れた瞬間にノアを抱いて外に飛び出した。

その後すぐに「どこが震源地か?」とか、「津波はないのか?」とTVを廻し、ニュースを見るのだが、さっぱり普通通りの放映。

???
日本ならすぐにテロップが出るのに〜、と、
しょうがないので事情通の友人に電話をすると不通。

車で彼の家に訪ねていくと、勇んで調べた彼は鼻をふくらませながら「ハワイ島が震源で、津波の心配はない」と言うので、安心してそのまま波を見に行きながらハイキングし、地震から7時間後にMLBナショナルリーグ・チャンピオンシリーズ第4戦のTV観戦。

ここまで打率10割2HRの田口には悪いけど、個性豊かなメッツの応援です。
わがメッツは1勝2敗(4勝でワールドシリーズへ)で、今日負けるわけにはいかない、と気合いを入れている。

カーディナルスは常勝なのと、石橋を叩ききる野球のトニー・ラ・ルーサ監督がつまらない。
田口を控えに追いやっているのも彼のせい。
名手ジム(・エドモンズ)はわかるけど、元々の内野手スコット(・スピージオ)がレフト?
彼を3塁に廻し、不調ローレンを控えにし、田口をレフトで先発はないのか!
野球はもっと自由だぞ。
と声を出さずにTVに指摘するのだが、野球ネタですいません。
わからない人にはチンプンカンプンでしょうね。

俺の応援のおかげも0.000%あってメッツが大勝。
やはり応援は大事です。

この放映の間にようやくチャンネル2の女キャスターは、地震についての説明をはじめたけど本当に遅いぞ。
地震から7時間後だぜ。

そこでオアフが「停電で大混乱」とあったので、オアフのみんなに電話するけど不通。

信号が全て止まって、ガソリンも買えず、食事も出来ず、空港は着陸のみで、ホテルのエレベータも止まり、トイレは壊れ、ATMももちろんだめで、ワイキキの夜は真っ暗だったそう。
なるほど大混乱だ。

カリフォルニアにいた時はもっと復旧が速かった気がする。
こちらもアイランドスタイルなんですかね。

今朝みんなに連絡を取り、安否を確認しました。
ということで、みんな無事です。

波が水曜日からまた上がるそう。

手を早く治さなくては。


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プロフィール
名前:Naki 2009 または船木三秀
HP:NAKISURF
性別:男性
職業:専門職
趣味:海
自己紹介:
 11年暮らしたカリフォルニアからノースハワイ島に住みかえ、毎日クオリティの高い波で波乗りをしています。

 私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。

 風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
 その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。

 波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。

 そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。

 同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。

 ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。

 また、カリフォルニア州、サンクレメンテ発のサーフショップ『NAKISURF.COM』も運営しております。

 こちらは長年培ったサーフ業界のコネクションを活かし、世界で一番誇れるWEB STOREを目指しておりますので、どうぞご覧になってください!

ぜひ!

 どうぞよろしくお願いします。
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