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先日の(2008/01/29)の4者会談『メイヘム(ロスト主宰)、マイク(ロスト主宰)、西井さん(lost surfboardsの日本代理店)、私(NAKISURF, UPSIDE DOWN INC.)で、いくつかのことが決定されました。
まずは今年のlost surfboards価格が再改定となり、配送方法に関しても本日以降のご発注分より条件が変更となります。
本来でしたら「事前にアナウンスし、その後に施行する」という順序になると思うのですが、突然の決定のため、このようなお知らせとなりましたことをご了承ください。
1.2008年2月1日付け改定価格より各$40アップ。
2.そして現在のHRSピックアップを廃止(lost surfboardsのみ)とし、お客様への直接発送のみといたします。これは現在オーダー中のお客さまは変更がありません。
この理由は、lost surfboardsの日本におけるマーケティング上の問題になります。
そして、これらの理由は現在世界一とされるチャンネルアイランド・サーフボードにlost surfboardsが追いつくために、チーム強化、サーフボード革新、ブランディングやマーケティング強化に向けて基金を欲して、いやlost surfboardsはこれを必要としているのです。
そこで、現在売り上げ数で2位(1位はUSA国内)の日本からも相当額支援する形となりました。
政治的なことなのですが、戦争の際もこういう形で日本が他国を支援するので、世論に長けた方は理解していただけると思われます。
(戦争と書いて、字面が嫌だなあ、とモニターを眺めていました。しかしこれはビジネス戦争なのですね)
(でも波乗りは戦争じゃないしなあ)
という白と黒の意見が頭の中を行き交いましたが、「ビジネスは戦争」ときっぱり言い切れるメイヘムとマイクの横で、「しっかりとしたビジネス戦争をするのだ」という気にさせられました。
「夕陽を見てぜひぜひとやっているだけでは幸せにはなれないです。世の中そんなに甘くないです」
と言ってくれた沖縄県のKさんの意見を思い出しました。
話は逸れましたが、1回目の値上げが原材料費の値上げ。2回目の値上げはlost surfboardsのマーケティング上の理由での値上げとなりました。
ここで少し本題から外れ、これらの大筋をご理解いただけるために裏話を少しさせていただきます。
ご存じの方も多いのですが、各ブランドの多くは日本にランチングする際には『マーケティング費』、『チームライダー協力費』等のブランド保持代金をメーカーに支払います。
それは契約の際、一本当たりのボードに対して、またはプロライダーの給料の%、売り上げに応じて、と様々ですが、今回の取り決めで、NAKISURFはlost surfboardsの日本向けのマーケティング協力費用をボード代金から支払うこととなりました。
なので、長い目で見ると、サーフボード製作に必要とされる試作等の基金がここから捻出されるので、サーフボード製造、高精度なデザイン創造力が格段と向上されることとなります。
そのフィーは私たち、そして値段に反映される結果となりました。
lost surfboardsはより良い製品を作り、各種素材のインダストリー・リーダーとなるための過程だと理解しております。
この件は、お客さまの声を無視して決定してしまいましたが、このままだと安いボードを量産して、人気にうぬぼれ墜ちていくブランドのひとつとなる気がしたので、納得してそのようにしました。
事実私がアメリカでサーフボードビジネスを1994年に始めて、この14年間にいくつもの人気ブランドが朽ちていきました。
私はそんな使い捨てブランドをサポート、プロモートしたいとは思っていません。
しかし、「これには大反対だ!」、または「これからどうすればよいのか」、等々のご意見、ご質問がおありになると思います。
その時はどうぞ shop@nakisurf.com まで直接的なご意見やご質問をお寄せ下さい。
真摯にそのご意見を捉えさせていただき、私が可能な限りお応えいたします。
また、それはこれからやってくるであろう、こういった過渡期のサーフボードビジネスの参考とさせていただきます。
突然のアナウンスとなりましたが、どうぞ皆様方のご理解とご協力をお願いします。
他のコールサーフボード、AVISO、フレックスライト、ベセールに関しては弊社(NAKISURF、UPSIDE DOWN INC)が日本販売契約を持っていますので、今年はこのまま基金を拡大しない方向で運営いたします。
いつもNAKISURFを、そして波乗りを愛していただきありがとうございます。
今回の取り決めで、ビジネスの辛烈な側面を感じましたが、海はかわらずにやさしく迎えてくれるので、これからも「にっこにこでKEEP SURFING」していこうと思っております。
2008年2月1日
NAKISURF/UPSIDE DOWN INC主宰 船木三秀
まずは今年のlost surfboards価格が再改定となり、配送方法に関しても本日以降のご発注分より条件が変更となります。
本来でしたら「事前にアナウンスし、その後に施行する」という順序になると思うのですが、突然の決定のため、このようなお知らせとなりましたことをご了承ください。
1.2008年2月1日付け改定価格より各$40アップ。
2.そして現在のHRSピックアップを廃止(lost surfboardsのみ)とし、お客様への直接発送のみといたします。これは現在オーダー中のお客さまは変更がありません。
この理由は、lost surfboardsの日本におけるマーケティング上の問題になります。
そして、これらの理由は現在世界一とされるチャンネルアイランド・サーフボードにlost surfboardsが追いつくために、チーム強化、サーフボード革新、ブランディングやマーケティング強化に向けて基金を欲して、いやlost surfboardsはこれを必要としているのです。
そこで、現在売り上げ数で2位(1位はUSA国内)の日本からも相当額支援する形となりました。
政治的なことなのですが、戦争の際もこういう形で日本が他国を支援するので、世論に長けた方は理解していただけると思われます。
(戦争と書いて、字面が嫌だなあ、とモニターを眺めていました。しかしこれはビジネス戦争なのですね)
(でも波乗りは戦争じゃないしなあ)
という白と黒の意見が頭の中を行き交いましたが、「ビジネスは戦争」ときっぱり言い切れるメイヘムとマイクの横で、「しっかりとしたビジネス戦争をするのだ」という気にさせられました。
「夕陽を見てぜひぜひとやっているだけでは幸せにはなれないです。世の中そんなに甘くないです」
と言ってくれた沖縄県のKさんの意見を思い出しました。
話は逸れましたが、1回目の値上げが原材料費の値上げ。2回目の値上げはlost surfboardsのマーケティング上の理由での値上げとなりました。
ここで少し本題から外れ、これらの大筋をご理解いただけるために裏話を少しさせていただきます。
ご存じの方も多いのですが、各ブランドの多くは日本にランチングする際には『マーケティング費』、『チームライダー協力費』等のブランド保持代金をメーカーに支払います。
それは契約の際、一本当たりのボードに対して、またはプロライダーの給料の%、売り上げに応じて、と様々ですが、今回の取り決めで、NAKISURFはlost surfboardsの日本向けのマーケティング協力費用をボード代金から支払うこととなりました。
なので、長い目で見ると、サーフボード製作に必要とされる試作等の基金がここから捻出されるので、サーフボード製造、高精度なデザイン創造力が格段と向上されることとなります。
そのフィーは私たち、そして値段に反映される結果となりました。
lost surfboardsはより良い製品を作り、各種素材のインダストリー・リーダーとなるための過程だと理解しております。
この件は、お客さまの声を無視して決定してしまいましたが、このままだと安いボードを量産して、人気にうぬぼれ墜ちていくブランドのひとつとなる気がしたので、納得してそのようにしました。
事実私がアメリカでサーフボードビジネスを1994年に始めて、この14年間にいくつもの人気ブランドが朽ちていきました。
私はそんな使い捨てブランドをサポート、プロモートしたいとは思っていません。
しかし、「これには大反対だ!」、または「これからどうすればよいのか」、等々のご意見、ご質問がおありになると思います。
その時はどうぞ shop@nakisurf.com まで直接的なご意見やご質問をお寄せ下さい。
真摯にそのご意見を捉えさせていただき、私が可能な限りお応えいたします。
また、それはこれからやってくるであろう、こういった過渡期のサーフボードビジネスの参考とさせていただきます。
突然のアナウンスとなりましたが、どうぞ皆様方のご理解とご協力をお願いします。
他のコールサーフボード、AVISO、フレックスライト、ベセールに関しては弊社(NAKISURF、UPSIDE DOWN INC)が日本販売契約を持っていますので、今年はこのまま基金を拡大しない方向で運営いたします。
いつもNAKISURFを、そして波乗りを愛していただきありがとうございます。
今回の取り決めで、ビジネスの辛烈な側面を感じましたが、海はかわらずにやさしく迎えてくれるので、これからも「にっこにこでKEEP SURFING」していこうと思っております。
2008年2月1日
NAKISURF/UPSIDE DOWN INC主宰 船木三秀
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プロフィール
名前:Naki 2009 または船木三秀
HP:NAKISURF
性別:男性
職業:専門職
趣味:海
自己紹介:
11年暮らしたカリフォルニアからノースハワイ島に住みかえ、毎日クオリティの高い波で波乗りをしています。
私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。
風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。
波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。
そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。
同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。
ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。
また、カリフォルニア州、サンクレメンテ発のサーフショップ『NAKISURF.COM』も運営しております。
こちらは長年培ったサーフ業界のコネクションを活かし、世界で一番誇れるWEB STOREを目指しておりますので、どうぞご覧になってください!
ぜひ!
どうぞよろしくお願いします。
私は波乗り殉教者で、肩書きはプロサーファー、写真家、画家、ルポライター、デザイナーです。
風が創ったさざ波が合わさり、遠くの洋(うみ)から陽の下、夜の中を駈けてきたうねりに乗る、というような気持ちで波に接している。
その欲求と探求心は飽くことがないようで、小さい頃からの夢であった世界の海を旅し、自分なりのアウトプットを続けています。
波を知ることは海を知ること。その深遠無限のインスピレーションを感じ、ゆらゆらと絡まった日々をこのブログで綴れたらなあ、と。
そんな波乗りの奥深さ、その意識や感覚を文章、写真、絵で表現できたらと思っています。
同業の方、同じ夢の方、海が好きな方、波乗りを愛する方、この場でお話しましょう。
ありきたりの道具論に留まらないメッセージをみなさまと創ってみたいのです。
また、カリフォルニア州、サンクレメンテ発のサーフショップ『NAKISURF.COM』も運営しております。
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